オープンソースシステム科ブログ

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2009年06月19日

IT勉強会への熱き想い


先日この欄でIT勉強会への取り組みをお伝えしましたが、
特にチュータ塚田君は熱心で、
学内の勉強会の運営指導や
外部の勉強会への後輩の引率など
それはもう大活躍です。

所属する高度情報処理科では既に卒業応用実習が始まり、
多忙を極めているはずの塚田君ですが、
いったい何が彼をそこまで駆り立てるのか、
IT勉強会の魅力とはいったい何なのか、
今日は熱く語っていただきましょう。


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では塚田君、どうぞ。


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こんにちは、チュータの塚田です。
最近よくオープンソースシステム科のブログに
顔を出させてもらってます。
今年度の目標は
「オープンソースシステム科の学生よりも多く
学科ブログに登場すること」
にしようかな、なんてことを密かに目論みつつ・・・。


さてさて、今日は「IT勉強会」について、
僕のアツい想いをお伝えします!
学生という視点からIT勉強会の存在やその価値を
どう見ているのか。
そんなに学生が夢中になれるものなのか。

少しでもお伝えできれば嬉しいです。


◆IT勉強会ってそんなにアツくなるものなの?

以前のこの学科ブログ(IT勉強会! まずは学内から)でも
ちょこっと書いてありますが、
今、日本全国で非常に多くのIT勉強会が開催されています!
IT勉強会カレンダー」をご覧ください。
ほぼ毎日、多い日は10~20件の勉強会の予定があります。
今日も色々なところで、
様々な勉強会が開催されているわけですね。

なぜこんなに多くのIT勉強会が開かれているか、
不思議に思いませんか?

それほどの魅力やメリットが、IT勉強会にあるのでしょうか。

はい。

あるのです。


◆では、IT勉強会の魅力ってどんなところ?


1)楽しい!!

色々な魅力があるし、人によって違うと思うのですが、
僕の場合まずは「楽しい!!」ですね。
学内で勉強会を開いても、学外の勉強会に参加しても、
とにかく楽しいのは共通しています。

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え?勉強なんて学校で毎日してるはずなのに、
なんでさらに勉強会なんかやるのって?

違うんです。
学校でやっている勉強と、勉強会でやる勉強とは違うんです。
アカデミックな学会などとも、また違います。
(情報処理学会なども行ってみると面白いんですけどね)

学校の講義、授業というものは、学生である僕から見ると

「一般的な知識を習得できるように、
 カリキュラムに沿って進められ、
 学生は評価を受ける」

という性質のものです。
当然、原則として学生は授業に参加しなければなりませんし、
学校は学生を評価しなければなりません。
もちろん、それはそれでとっても大事なものだと思いますが、
それに対してIT勉強会って、

「経験のある人が、好きな技術やトピックを、好きなように語る」

という場だと思うんです。さらに、

「その技術やその人に興味がある人が、好きなように参加する」

のです。「好きなように参加」というのは、
参加や発表を行うのに、特別な資格や条件などは
ほぼ不要であるということです。
自由に、誰でも参加できるわけです。

しかも、参加の仕方もかなり自由です。
とりあえず発表を聴きに行ってみたり、
必ず質問をするようにしてみたり、
場合によっては自分が発表者として立候補してみたり、
スタッフとして運営を手伝ってみたり。
どの参加方法も、大歓迎されることでしょう。

また、IT勉強会のタイプにも
セミナー形式やライトニングトーク、または読書会など
色々な実施形態がありますが、
どの場合でも基本的には
「そういうのが好きな人が集まってやっている」
ということが言えると思います。
PCが好き、Linuxが好き、プログラミングが好き、
ハードウェアが好き、ネットワークが好き、データベースが好き…
勉強会には、実に色々な人が各自の意志で参加しています。

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つまり、好きでその場に集まった連中で、
好きなことについて語るんです。
自分が知っていることについての話はもちろんのこと、
全然知らない技術の話も、これがまたとっても面白いんです。
「勉強会」というより、「趣味と成果の報告会」といったほうが
近いのかも知れません(ただ、その「趣味」がLinuxの話だったり
プログラミングの話だったりするだけで)。
中には、「日本(または世界)を代表するようなその道の第一人者」
も一緒になって、立場も会社も関係なくはしゃいでいることも
よくあります。
そして勉強会後の懇親会では、さらに仲良く飲み食いする、と。
(そうそう、懇親会がまたみんなやたらと元気なんですよ。)

もう、これで楽しくないはずがないのです。

「楽しい!!」これ 大事!

IT勉強会とは、そんなオープンで楽しい場所※1なのです。


※1
この点、IT勉強会とオープンソースのコミュニティは
似ているなぁ、とよく思います。
オープンソースソフトウェアのメーリングリストなんかも、
誰でも好きな人が参加できて、
国境も年齢もまったく関係なく
コミュニケーションしているんですよね。
実際に、オープンソース関連のコミュニティが
勉強会を開催している場合も非常に多いです。:-)


2)技術的出会い系?

そんな風に、好きなことについて気が合って、
語り合っちゃうような人たちは、
学生だろうが社会人だろうが「仲間」になれるんですよね。
これは本当にすばらしいですね。
まさに技術的出会い系(サクラなし)!


10、20年前には、こんなにIT勉強会は盛んではなかったし、
「オープンソース」という言葉すらもありませんでした。
(そもそも「オープンソース」というのは、1998年にNetScapeが…
 おっと、それはまたちょっと別のお話ですね。)


前述のとおり、IT勉強会には様々な達人やハッカー※2が
参加しています。
自分もそこに行けば、その人たちと直接お話したり、
一緒に勉強会を作り上げたり、何かのプロジェクトに参加したりなど、
嬉しい刺激があります。
もしIT勉強会やオープンソースコミュニティがなければ、
そういった人たちと触れ合う機会というのは、
ほとんどなかったはずなのです。
実はこれは、学生にとってIT勉強会の
最大メリットと言ってもいいかも知れない。
「学生のうちからこんなにすごい人と知り合って、
 話し合えるなんて…!」
と思う瞬間の多いことといったらありませんからね。


つまり、

「IT勉強会では、色々な『その道の達人』に会うことができて、
 さらに自分もその道を進むことができる、いわば『入り口』が
 無数に提供されている」

ということです。
これはもう、IT勉強会に行かないわけにはいきません!


あ、ちなみに技術的出会い系の必須ツールはPoken※3です(笑)。


※2
「ハッカー」と聞くと「何だかすごいIT技術を悪用しちゃう人」
が思い浮かぶかもしれませんが、それは「ハッカー」ではなく
「クラッカー」と言います。
ここでは、「ハッカー」とは「非常に高度な技術を持った技術者」
という意味で、尊敬の念を込めて使っています。

※3
Pokenは、「電子名刺」とも言われる今流行りの
ちっちゃいUSB機器です。
Poken Japan
Pokenを使うと、ブログやtwitterなどの情報を
簡単に交換しあうことができます。
IT勉強会に行くと、Poken普及率の高さにびっくりします!
すごいハッカーでも、お互いPokenを持っていれば
「あっPokenですね!」と一瞬で仲良くなれます(笑)
Pokenすごい!


◆もっともっとたくさんの学生にIT勉強会を知ってもらいたい


さて、そんな素晴らしい「IT勉強会」が
たくさん開催されている現在ですが、
まだまだそういう場所では学生を
見かけることが少ないんですよね。
僕はいつも
「もったいないなぁ、みんな来ればいいのになぁ」
と思っているんです。

先日、勉強会カンファレンス2009に参加したときも、
途中で
「学生や学校を、IT勉強会にもっと巻き込むにはどうすればよいか」
という話題になりました(というか、僕がそう質問しました)。

すると、そのときスピーカーだったshinoさん

「学生は、そもそもIT勉強会の存在自体を知らないと思う」

と答えてくれました。

そうそう、そうなんですよ!
授業でIT勉強会について教えられるわけではないし、
学校に「勉強会開催のお知らせ」という案内が
あるわけでもないので、
学生はなかなか「IT勉強会」という
学校外部のコミュニティ活動に気づけないんです。

(え、僕はなんで勉強会に行き始めたのかって?なんでだっけ…。
 .NETやJavaのことをWebで色々調べているとき、
 「わんくま同盟」さんの質問掲示板を
 よく見ていたのが最初のきっかけだったかな。)

続けて、主催者であるよしおかひろたかさんからは、
こんなお言葉がありました。

「馬を水辺に連れて行くことはできるが、
 水を飲ませることはできないという話」
「だから、まず自分の半径5メートル以内の人たちに、
 勉強会の価値を伝えよう」
「まだまだ、我々が勉強会の価値やメリットを
 伝え切れていないだけなんですよ」

つまり、IT勉強会で学生を見ることが少ないのは、

・IT勉強会自体を知らないか、または、参加方法を知らない
・IT勉強会が開催されているのは知っていても、参加する動機がない

という二つの理由があると言えそうです。
現在、日本中に色々な勉強会があり、
主催者や参加者の皆さんが、その価値を広めようとしています。
その成果もあって、今日ではこんなにもたくさんのIT勉強会が、
毎日のように開催されるようになっているわけです。
しかし、そんな中、まだまだIT勉強会の存在や価値を
知らない学生が多いということですね。

うーん、じゃあ僕にできることってなんだろう。なんだろう。なんだろう…。

うん、それはやっぱりこれだろう!と考えたのが

・「自分の周りの学生」に、勉強会を知ってもらうこと、
 その価値を伝えること

ということなんです!
「これならできそうじゃないか。やってみるか!」と。

そして、それを実現するために、
あるプロジェクトが動き始めたのです。
それは…


◆今年は「電設部IT勉強会プロジェクト」元年!


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自分の周りの学生に勉強会を知ってもらう、
価値を分かってもらうために動き始めたプロジェクト、
それは

「電設部IT勉強会プロジェクト」

です!

今年度からスタートしたプロジェクトで、今は僕がリーダーとして
IT勉強会の主催・普及に取り組んでいます。


その活動内容は、
友人や後輩たちと一緒に学内でIT勉強会を主催したり、
彼らを学外の様々なIT勉強会に連れて行ったりして
「楽しみながら」勉強し、さらに勉強会の場で
色々な人と交流してしまおうというものです。


活動ペースとしては、学内勉強会は毎週開催しており、
学外の勉強会にも1~2週間に一回は
周りの学生を引き連れて出かけていきます。
そして、「Mozilla Party JP 10.0」の時のように、
懇親会にも積極的に参加しています。


このIT勉強会プロジェクトの活動を通じて、
友人や後輩にIT勉強会の良さ、素晴らしさを
しっかり伝えたいと強く思っています。

僕は来年の3月で卒業だけど、その後も後輩たちが
進んでIT勉強会に足を運ぶようになっているといいなぁ、
そしてそのときは先輩として、新しい後輩に
IT勉強会の良さを伝えていってほしいなぁ。

「塚田先輩に言われたから勉強会をやる」
のではまったく意味がなくて、
「楽しいから、やりたいから勉強会をやる」
という文化を作りたいんですね。

そこは日本電子専門学校の、
ましてやオープンソースシステム科の
「マニアックで技術好きで、しかし意外と人懐っこい学生たち」
(的確な表現だと思う)
なら大丈夫だと信じてます。
彼らが飛びつきたくなるようなテーマを扱うIT勉強会が、
既にたくさんあるんです。
そして、そこにいる色々なハッカーたちと
仲良く盛り上がれるはずなんです!
その楽しさや充実感を、
できるだけ多くの学生に体験してほしい。

これが、僕にとって
「半径5メートルの人に勉強会の価値を伝える」
ということなんだと考えています。

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そして、「電設部IT勉強会プロジェクト」には目標があります。


◆今後の希望・展望・野望


まず手始めにオープンソースシステム科内で、
次に学科間で、そして学外へと、少しずつ
「半径5メートル」が広がっていったら
本当に素晴らしいし嬉しいなぁ、と思います。
本当に素晴らしいし嬉しいなぁ、と思います(2回言った)。

だって、そんな専門学校、なかなかないでしょ(笑)?

面白いじゃないですか。学生たちが自主的に、授業とは別枠で、
学科も学校も会社も飛び越えた勉強会を開くなんて。
そんな勉強会、他にある? いや、ない。

というわけで、

「日本電子専門学校 電設部IT勉強会プロジェクト主催 学生勉強会」

を世の中に広めるのが、プロジェクトの目標であり、僕の野望ですね!

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IT勉強会プロジェクトのみんな、
いや、オープンソースシステム科のみんな!
いやいや、日本電子専門学校生のみんな!!
一緒に頑張ろう!
そして、世の中の色々なIT勉強会の皆様、どうぞよろしくお願いします!

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塚田君、本当に熱い熱い想いをありがとうございました。
まさにこの情熱が彼を突き動かしているのですね。

とにかく「面白いから勉強会をやる」、ということですね。
わかりやすい!

ところで塚田君によると、外部の勉強会に学生が行くと
どこでも大歓迎を受けるそうです。
そっか、それなら勉強会ってちょっと難しそうなイメージあるけど、
塚田先輩に連れて行ってもらおっと。

先輩! どこまでも付いて行きます!
先輩! 懇親会も付いて行きます!
先輩! 懐が寒いです!
先輩! 期待してます!(何を?)