学習・授業関連
卒業制作のゴールに向けて(後編) -卒業制作発表会-
前回はオープンソースカンファレンスの模様をお伝えしましたが、
そのすぐ2日後には卒業制作のメインイベント、
「卒業制作発表会」が行なわれました。
今度はホームグラウンドの7号館、地下2階の大きな教室で、
いよいよ最後のプレゼンテーション。
大きいスクリーンと高い演台でみんないつもより緊張気味です。

(開始直前の緊迫した雰囲気)
今回は特別審査員をお二方お呼びしました。
まずはオープンソースシステム科1期生OBの小川さん、
今ではバリバリのプログラマで、雑誌や書籍の執筆でも
活躍されています。

(講評時の小川さん)
それからまたまた登場宮原さん、今年度も宮原さんには
一年中お世話になりっぱなしでした。

(審査時の模様。右が宮原さん)
さて発表の様子ですが、これもこの欄でおなじみの
竹村君の様子をどうぞご覧下さい。
実に堂々としています。

今回システムもとっても実用的に仕上がりました。
学科の先生たちも「これは使える」と絶賛です。

途中無線LANネットワークの不調など
いろいろトラブルもありましたが、
全部の発表が終わってついに結果発表。
っとその前に、今年度卒業制作を担当していただいた
非常勤講師の川井先生と、審査員の宮原さん、小川さんから
全体の講評がありました。

(講評時の宮原さん)
その中で印象に残っているのが、
「まずはひとつの技術を徹底的に掘り下げて欲しい。
最近Webの世界ではプログラムでも
便利な部品がたくさんあって簡単に手に入る、
いわゆるマッシュアップによって
すぐにそれなりのシステムが完成するが、
学生の君たちはそういった便利なものに頼ることなく、
単純なシステムでいいから手作りで
システムを完成させて欲しい」
というお言葉です。もちろん実際の仕事では納期があるので
マッシュアップは有力な武器ですが、確かに学生の間は
地道な努力を積み重ねていくべきで、それが将来の
技術者としての飛躍につながっていくのでしょうね。
それから
「今回出来の良かったシステムでも、グループの協調性が
感じられないものは評価が低く抑えられています。」
というお言葉もありました。
逆に言えばグループワークがうまくいっているチームが
高い評価をもらったのでしょう。
仕事では必ずチームで動くのですから、これは重要な
ことなのですね。
そしてついに結果発表! 最優秀賞は「眼鏡コーヒーα」チーム!
このチームのリーダーは、電設部部長の江川君!
プレゼンターの小川さんから賞品授与。
メンバーがひとことずつコメントします。


振り返ってみるとこのチームは卒業制作の実習時間の大半を、
メンバー同士のコミュニケーションに費やしていました。
他のチームが実習中黙々とデバッグ作業にいそしんでいたのとは
対照的でした。
「眼鏡コーヒーα」チームは個々の作業は自宅でやり、
学校で集まった時はコミュニケーションに集中する、
と決めていたように見えます。
それは卒業制作が、そのシステムの規模から
「一人でやれば1ヶ月で終わるのに、
4人チームでやると3ヶ月もかかる」
という側面を持っていることを事前に察知して
時間配分を慎重に行なったからでしょう。
実際に初めてのグループでの開発では、
どのチームも悪戦苦闘。
情報が共有できないのでデバックに大苦戦。
本当に一人でやってたらとっくに終わっていた。
でもその苦労がきっと社会に出た時に役に立つのだろう。
今回江川リーダーが黒子に徹して常に全体の調整に心を砕いていて、
その苦労が実を結んだのでしょうね。さすが応援団長!
それから宮原さんからサプライズ。
「宮原賞」をいただけることに。
これは竹村リーダー率いる「PoST」チームが受賞しました!
宮原さんからは、
「審査ではどうしても不特定多数を対象とする
サービスが高評価になってしまいますが、
クラスの学生のために使いやすさを追求した
グループウェアがもっと評価されても良いと思い、
PoSTチームを表彰することにしました。」
というお言葉がありました。
リーダーの竹村君もメンバーたちも
いろいろ苦労があったと思いますが、
報われましたね! おめでとう!

そんなこんなでいろいろありましたが、
ついに半年間に及ぶ卒業制作の大活劇は終幕を迎えました。
2年生のみなさんはお疲れさまでした。
サーバ構築からデータベース設計、画面設計、
プログラミング、デバッグ、ユーザテスト、プレゼンテーションと
盛りだくさんでしたが、きっとおなかいっぱい、
たくさん栄養を得ることができたと思います。
もうすぐ卒業なんですね。社会に出てからも後輩を忘れないで!
なんてちょっとしんみりしていたら、
2年生この時期にまだまだ学校に来ています。
もうすぐ卒業式なのに、なんででしょ?
あ、触れてはいけなかったか・・・
2010年02月18日
カテゴリー: 学習・授業関連
学生はこれからが年度末 -卒業制作最後の追い込み-
もう大変。慌しいったらありゃしない。
学校の授業もあとわずか。今週はもう後期試験。
この時期になると課題の提出やら試験勉強やら
発表会の準備やらでもう大わらわ。
要するに学校では今が年度末なわけです。ああ忙しい。
オープンソースシステム科2年生は卒業制作最後の追い込み。
大本命は3月1日の卒業制作発表会ですが、
その前に1年生に向けてプレゼンテーションです。
審査員は1年生。お手柔らかに。
昨年の学内プレゼンテーションでは、
先輩たちがグループごとに個性あふれる発表をしました。
最後のチームなんて審査員に賄賂を・・・
じゃなくてお菓子をいきなり配り始めたりしてましたね。
今年のプレゼンテーションはどうでしょう?
トップバッターはこの欄でおなじみ、
大谷君と大森君の名コンビが所属する「ぃぬx」チームです。
Google Maps APIを利用した日本電子マップを作ってくれました。
その名も「日電なび」。迷子になりがちな新入生思いのシステムです。
今回のプレゼンテーションでは大谷君と大森君が、
サイト説明と開発プロセスで分担して説明していました。


日電なび、使いやすいですね。
要所要所の写真がいっぱいあります。これなら迷いにくい。

ところでGoogle Maps APIを利用して
大久保駅から日本電子7号館までの経路を計算させてみたら、
自動車の一方通行を考慮してしまい、
とんでもない遠回りのルートになってしまいました。
回避方法はいくつかあるようですが、
「ぃぬx」チームのとった手段は、愚直に「経路の手入力」!
漢(おとこ)のプログラミングだ!(なんだそれ)
なぜ愚直かというと、経路の数がハンパではない。
建物も駅も数が多いので、組み合わせで408通り!

(大森君はこれを言いたかった・・・)
その経路のひとつひとつに位置情報を手入力!
もちろん経路ひとつに何ヶ所も途中の座標が必要です。
その結果・・・

(大森君はこれを言いたかった・・・)
大森君の苦労は果たして1年生にどう伝わったのでしょうか。
プレゼンの審査結果は6チーム中4位(あれ?)。
1年生は漢のプログラミングがお気に召さないようです(笑)。
そりゃ自分が作る時はもっと楽したいよねえ。
各チームのプレゼンが終わると審査員の1年生から
いろいろと質問が飛んできます。

なにせ来年は自分たちの番です。
他人事ではない分、質問も真剣モードです。

1チームの質疑応答が終わったら、
すぐさま審査タイム。これも真剣。
審査項目が細かく分かれています。

6チーム中審査員からの評価が最も高かったのは、
この欄で毎度おなじみ竹村君率いる「PoST」チームの
学生用グループウェア「FOURLINE」。
就職活動で忙しい学生のスケジュール管理を
Webブラウザ上でフォローしてくれるシステムに、
1年生の共感が集まりました。

竹村君は学内外で講師を務めたりする豊富な経験の持ち主。
さすが体格、いえ、プレゼンテーションも堂々たるもの。
見事に1位を勝ち取りましたが、賞品は・・・

去年と同じでした。またかよ・・・
でもこれをみんなで分け合うのが楽しいのです。
ところでこの「FOURLINE」システム、豊富な機能が評価されましたが、
機能が多すぎて実はまだ使いにくい部分があります。
操作性の統一感がないのです。
今回初めて大きい規模のシステムを開発してみて、
PoSTチームの面々もいろいろ学んだようです。
数本のプログラムからなるシステムなら、
データベースや操作画面の設計をそれほど考えずに作り始めて、
動作させてから細部の修正でもまあ何とかなりますが、
多くの機能からなるシステムの場合はあとで修正しようと思っても、
その修正が全体に及ぼす影響が大きくなりがちで、
修正作業が大変なものになります。
今回竹村君たちはそのことを身をもって痛感したようです。
それこそが今回の卒業制作でのいちばん大きな学びなのですね。
PoSTチームをはじめ、全6チームは、2月26、27日の
オープンソースカンファレンス2010 Tokyo/Spring出展に向けて、
さらに3月1日の卒業制作発表会に向けて、
システムの細かい修正も含めて最後の追い込みをかけています。
他の科目も試験やら課題提出やらで大変ですが、
そんな学生ならではの忙しさを体験できるのもあとちょっと。
最後の最後で輝いてみせるぞ!
神様、私にだけ1日36時間下さい!
2010年01月22日
カテゴリー: 学習・授業関連
インフルエンザもなんのその -予防最前線-「保健室」
2010年に入ってインフルエンザも少し下火になったようですが、
まだまだ寒さが続くのでこれからも健康面では油断できません。
さて、日本電子には臨床経験豊かなベテラン看護師が
2名常駐する保健室が、3号館の1階にあります。

この保健室の先生たちが先頭に立って
学校全体で予防と対策を講じた結果、
2009年度はまだクラス休講はありません。
振り返ると2007年度は麻疹の大流行、
2008年度は季節性インフルエンザが猛威を振るい、
学校全体の休講もありました。
前回のスポーツフェスティバルもそのために
中止になってしまいました。
今年度は新型インフルエンザが襲ってきましたが、
今のところ対策が功を奏しているようです。
どんなことをしたのか、その辺も含めて看護師の
お二方にうかがって見ましょう。
織笠洋子先生と、押田わこ先生です。

(左から織笠先生、押田先生)
インタビュアーはおなじみN先生です。
今回は主にベテランの織笠先生にお答えいただきました。
N.保健室の日常業務はどういったものですか?
織笠.普段は保健室の環境を整備して、学生をいつでも
受け入れられるように準備しています。
学校のイベントには救護班として参加しています。
N.学校イベントというと、入学式、卒業式とか、
スポーツフェスティバルとかですね。
いつもいらっしゃいますよね。
織.4月の入学式やオリエンテーションの時は、
みんな緊張してるから具合が悪くなる子も
いるんですよね。うちの学生は気まじめですからね。
地方から上京したりして、環境が変化することも
あるんでしょうね。
N.そういえば合同企業セミナーにもいらっしゃいますよね。
織.そう、学生は慣れないスーツを着て緊張してるので
やっぱり具合の悪くなる子がいます。
ネクタイの結び方がわからない子に教えてあげたり。
N.おお、母のようです(笑)。
あ、イベントと言えばスポーツフェスティバルで、
怪我をする先生とかもいますよね。
織.そう、ほら、小学校の運動会とかでも
お父さんたち走ると怪我するじゃない(笑)。
気持ちはずっと先の方走ってるけど足がついてこない(笑)。
N.保健室には先生方もお世話になっています。
織.教職員は7月に校内で定期検査をします。その結果を基に
健康アドバイスをして、半年後くらいにカルテを見直して
メールを送ったりします。
N.あれ? そういうメールもらってないなあ。
織.先生が元気だからですよ。40代の先生は元気です。
みなさん自己管理をしっかりされている。
N.なるほど。そういえば先生の仕事って
いっつも走り回っている感じがします。
大きい声出してるし、健康にいいんでしょうか。
でも老眼と抜け毛は止まらない。ま、いいか。
えーと、学生対応の話に戻りましょう。
織.4月には校内で学生全員対象の健康診断を行ないます。
先生方のご協力もあってほぼ100%の学生が受診します。
その時の書いてもらった問診票を用いて、
5月頃から個別面談を行ないます。
N.ふだんどれくらいの学生が保健室を訪れるのですか?
織.1ヶ月で100人から200人くらいです。
不調を訴えて来た場合はまず脈、呼吸、血圧を診て
状況判断をします。
よく話を聞いて真剣に対応するよう心がけています。
そして1時間くらい安静にさせます。
寝かせてあっためるのが基本です。
そして1時間経つと様子が変化するので、
帰らせるか、病院に連れて行くか判断します。
N.あ、病院が近くていいですよね。本館から歩いて30秒。
織.そう、春山外科病院の春山先生が校医さんなんですよ。
とっても親切でいつも助かっています。
小滝橋通りの竹田クリニックも内科ですから
健康の相談をするのにピッタリ。赤ひげ先生です。
8号館前のフジモト薬局など、みなさんほんとに親切です。
日本電子ってほんと地域に支えられているなあ、と思います。
新宿百人町に溶け込んでいますね。
N.あと緊急時の対応というのもありますよね。
織.学生が怪我をしたり持病が発病したりすると、
携帯に緊急連絡が来ます。
まずいちばんに現場に駆けつけなければなりません。
とにかく走りますっ。
N.うわっ、うちの学校便利な場所にあるけど、
校舎間が離れている場合があるから、
走るの大変じゃないですか。
織.そう、でも初期対応が大事ですから、現場に着いたら
とにかく親身になって安心してもらえるよう行動します。
ほんとは走って来てるからドキドキしてるんですよ(笑)。

N.私なんか血とか見ただけで動転しそうです。
でもすぐそばに救急病院があるのは心強いですね。
織.治療は病院の仕事ですから、保健室としては
基本的に保護者に連絡することが業務になります。
あと緊急時に担任や教科担当の先生たちが
すごく協力してくるので助かっています。
N.あ、そういえば私もかなり以前に持病の発作を起こした
学生に対して、織笠先生や救急車が駆けつける前に
必死に対応したことがあります。確か舌をかまないように
処置をしていたら、知らない間に自分の指から血が出ていたんです。
後で調べてみるとあまり良い方法ではなかったようですが、
その時はとにかく必死で痛さを全然感じないことに驚きました。
織.そう、先生方はみなさん責任感があってちゃんと面倒見てくださいます。
それに比べてうちの×××といったら×××が怪我した時に・・・(以下自粛)
N.まあまあ(笑)。私だって学生の前だから無理したんだと思いますよ。
普段はもっと無責任で、トラブルからは真っ先に逃げ出すタイプです。
やっぱり先生っていうのは特殊な仕事なんですよ。
緊急時は大変ですが、ふだんはもっと地道な健康管理も
推進しているんですよね。
織.はい、学生の健康増進のために、自己管理してもらえる
設備を整えてあります。
自動血圧計、自動視力計、握力系、体脂肪計、身長・体重計があって、
学生がいつでも利用できます。自己チェックができますね。

N.視力はこの業界では特にケアが必要ですから大事ですね。
保健室の設備って面白いですね。あとはどんな設備がありますか。
織.感染対策としてオートクレーブ、ディスポ、
あと応急処置用物品は揃っています。
ベッドは2つですが、学生多いので埋まった時用に
ストレッチャーになるベッドが1つ。あと車椅子ですね。
今は本館建て替え中の仮住まいで手狭ですが、
ドアはいつもオープンにしていますので
学生さんはいつでもお気軽にどうぞ。



N.本館から引越ししたあと場所を良く知らない学生も
いるようなので、ここでしっかり宣伝しておきましょう。
学生のみなさーん、3号館1階ですよー。3号館わかりますかー。
えーさてさて、
今日いちばんうかがいたいのは、インフルエンザ対策です。
学校としては新型インフルエンザに対し、どう対応したのですか。

織.とにかく刻々と情報が更新されるので、
学校側は日々厚生労働省や東京都の通達をチェックし、
それに対応する学校独自の対策を協議しました。
担任の先生には学生全員の健康状態の把握など
いろいろとご協力いただきましたが、
その間保健室では予算をマスクや消毒液の備蓄などに使い、
体温計を揃えました。
N.あ、そうそう、クラスから感染者が1人出ると、
保健室から先生が体温計たくさん持って授業中に訪れるんですよね。
なんか学生が妙なテンションになったのを覚えています。
イベントじゃないっつうの。
織.そう、それで体温測って37.5度以上あったら原則早退させて
病院に行かせるのですが、うちの学生みんな学校が好きで
帰りたくないものだから、体温計にいちゃもんつけるんです。
N.へっ? 体温計に?
織.そう、自分はそんな熱はない、体温計がおかしいんだって。
18才くらいだと自分の体力を過信するし。
でも何度測っても結果は同じ。結局早退していただきます。
そんな事があったので、体温計は病院で使う、消毒できる
ちょっと本格的な種類のもので数十本揃えました。
もう体温計のせいにはできない。
N.押田先生、うちのクラスはハイテンション過ぎて
ご迷惑おかけしませんでしたか?
楽しいイベントじゃないのに。

押.そんなことないですよ。みなさん協力的でした。
N.そうですか。ホッとしました。
織.他のクラスで、体温を測る時にTシャツの上から
測っている学生がいましたね。
実は国によって体温の測り方って全然違うんですよ。
N.あ、うちの学校いろんな国から留学生が来てますから、
そういうところでもお国柄が出るんですね。
織.ある国では口腔検温が当たり前。脇で測るなんて
一度も経験のない学生が結構いるんです。
きちんと教えてあげないといけないんですね。
あと温度の単位が摂氏と華氏があって、
華氏の国から来た学生は体温計の数値がピンと来ない。
こちらもずいぶん勉強になりました。
N.なるほど。あとは今回の対策では
トイレと建物の入り口全部に消毒液が設置されましたね。
それからなんと言っても校内放送。
織.朝の始業前と昼休み、5時限目の後の休憩時間、
夜間学科の始業前の計4回、毎日手洗い、うがい、
健康管理、早めの処置を呼びかける校内放送を流しました。
N.もう耳に残りますよね。効果が高そう。
あと担任は長期休暇前に必ずホームルームで
予防と治療についての諸注意をして、休暇明けには
学生全員の健康状態を毎回学校に報告してました。
それから休憩時間の換気とか実習室のキーボードの消毒とか、
いろいろやりましたね。
一緒に戦ってきた感じがあります。
織.先生方のご協力のおかげで、今回クラス内感染が
本当に少ないんですよね。
N.あ、そういえばうちの学科でもあっさり単発で終わりました。
だからクラス休講にならない。
織.それでもご家族や外出先からもらってくる学生はいて、
いったんかかってしまった場合の対応はこちら。
(と、プリントを渡される)
N.うわっ、びっちり書いてありますねえ。
保健室は必ず感染者の聞き取り調査をするんですね。
治癒時の対応もきっちり書かれています。
これだけ対策すれば教室内感染はかなり防げそうです。
ほんとにご苦労さまです。
まだまだこれから気が抜けない時期が続きますが、
頑張ってください。
ここで話題を変えまして、
保健室の業務で大変だなあと思うことはありますか?
織.緊急時に関して言えば、
対応した後いつもみんな最後は大丈夫なんだけど、
対応中はもちろん最悪のことも考えているので
正直怖さもあります。
走って駆けつけるから、自分が倒れるかも知れないし(笑)。
でも駆けつけて5分間持たせれば救急が来てくれる、
その5分間は周りの人がみんな見ていて
自分が一番落ち着いていることが期待されるから、
とにかく落ち着けるように目いっぱい集中してやっています。
N.やっぱり大変な仕事ですねえ。
あと感染ですけど、患者さんからうつされませんか?
織.学生からはうつされませんね。
自分が風邪を引く時は自分の寝不足とか不摂生が原因。
自分が病気になる時は自分が悪い。
N.押田先生も?
押.私もそうです。インフルエンザにも全然かからない。
あれだけ感染者に接しているのに。
N.やっぱり先生は強いですねえ。頼りになります。
ではこの仕事をやってて良かったなあ、と思うことは?
織.いつも具合の悪い状態の学生と接しているので、
そういう険しい表情の学生が保健室に来て
しばらくして楽になったのかふと表情が緩む瞬間、
その顔が見られると、良かったなあと思います。
そしてそういう学生が健康な時に
普通にあいさつしてくれたりすると
やっぱり嬉しいです。
N.今回のインフルエンザ対策が今のところ
うまく行っているようですけど。
織.そう、クラスから感染者が出て検温で教室に行った時に、
ここの学生は犯人探しみたいにならないで、
みんなお互い気遣っているんですよね。
被害者意識じゃない。
みんな前向きに捉えて拡大防止に協力してくれる。
たぶん先生とかクラスのムードメーカーの学生が、
良い雰囲気を作ってくれているんだと思います。
だから短時間に全員の検温ができました。
自主的な検温もだいぶ浸透しているようです。
そういうことが嬉しかったですね。
もし今度もっと症状の重いH5N1型が流行したとしても、
今の雰囲気がきっと役に立つと思います。
N.教室の雰囲気を味わっていただけたようですね。
織.先生たちいい授業しているなあ、と思いましたよ。
熱心ですよね。
N.いやあ、照れるなあ(大いなる勘違い)。
押.私、授業受けてみたいです! 面白そう!
N.あ、そうですか。大歓迎ですよ。
学生の作ったプログラムが下痢を起こしているので
是非治してあげて下さい、ってそれは私の仕事ですね。
えーと、保護者の方から感謝されたりしませんか?
織.それはありますね。
今回のインフルエンザでも、
学生の自宅に聞き取り調査でお電話さしあげた時、
どう対応したらよいのかわからないお母さまに
アドバイスさしあげたら感謝されました。
でもいちばん嬉しいのは、その電話で学生の
生活の様子がわかることなんです。
一人の学生の健康を案じるご両親や先生方、
私たち保健室が有機的につながって、一緒になって
教育に携わっているという実感を得られることが
いちばん嬉しいんですね。
あ、でも何より嬉しいのは、
「大したことなくて良かったなあ」
と思う瞬間かも。
N.なんかいいお話ですね。ほっこりしました。
長い時間インタビューにお答えいただき
ありがとうございました。
では最後に学生にメッセージを。
織.はい、では、
「朝ごはんを食べましょう!
糖質は脳のエネルギーになります。
元気良くスタートしましょう!
何かありましたら、ご遠慮なく
保健室をご利用下さい。
2人でお待ちしています!!」

N.ありがとうございました。
あ、来週スポーツフェスティバルですよね。
今年はインフルエンザ対策のおかげで
なんとか中止にならずに済みそうですね。
体が気持ちについていかない先生たちに、
アドバイスありますか。
やっぱり無理しない方がいいですよね。
織.そりゃ怪我しない方がいいけど、
スポーツに怪我はつきもの。
気持ちが先走るのは学生だって一緒。
うちの学生はなんでも一生懸命で手を抜かないから
怪我もしやすいんです。
でもそんな時のために私たちがいますから、
みんな注意しつつも目いっぱい楽しんできてください!
日本電子の母でした。いざというとき頼りになる、
安心の源、2人のベテラン看護師さんでした。
これからもずっーとお世話になります!
そんなわけで来週は待ちに待った(2年越し!)
スポーツフェスティバル。
その様子は一週空けて、再来週末にお送りします。
お楽しみに!
2009年12月11日
カテゴリー: 学習・授業関連
ちゃんと伝わるかな? -プレゼン修行-
オープンソースシステム科の授業の大半は、
もちろん「システムを作る」ことに費やされます。
半年ちょっと前に入学してきた1年生も、
最近ではなかなかエンジニアっぽい顔つきに
なってきたようです。
2年生ももう半分くらい「業界の人」になりつつあるようで、
なんとなくそんな雰囲気が漂っています。
ところでプログラマというと
どんなエンジニア像を思い浮かべますか?
頭の回転が速くて問題に対する答えを
素早く見つけ出す能力には長けているけど、
いっつも専門用語ばかり使っていて
いまいち何を言っているかわからない、伝わらない、
なんて思っていらっしゃる方も多いと思います。
実際在校生を見ているとそんな感じです。
みんななかなかいい具合にプログラマになってきていますが、
確かに何を言っているかわからない(苦笑)、
良い物を作っているらしいが、
かなり良いという雰囲気も漂ってくるが、
どう良いのかは教えてもらえない
(本人は伝えているつもりらしい(悲))。
伝わらないと何が損かって、「就職活動」ですよ。
初めて出会う企業の方に自分のやっていること、
考えていることをちゃんと伝えられないと、
なんと言ってもこのご時世、採用してもらえないのです。
そんなわけで今日は学生たちの伝える力アップ大作戦を
お伝えしましょう。うまく伝わるかな?

「就職活動リテラシー」科目では毎週作文を書いたり
プレゼンテーションをしたりしています。
なかなか厳しいのが、自分のプレゼンをビデオ動画で
自分でチェックする、ということです。
自分の発表している姿は見たくないなあ。

手前側にカメラが見えますね。
このあとすぐに左のスクリーンに
今の発表者の姿が大写しになるのです。
恥ずかしい!
授業なのでお題が出ます。
最初は自己紹介。これならネタはあります。
でも次は難しい。「なぜ就職したいのか」。
うーん、やっぱり「お金」かな?
プレゼンするほどのネタはないなあ。
でもこれをアピールできないと就職は難しいだろうなあ。

みんなからビデオチェックでいろいろ指摘してもらえます。
やるまではすごいいやだったけど、
やってみたら思ったより好評でした。
一番悲観していたのはどうやら自分自身だったようです。
やってみるものですね。
みんなから受ける指摘は、
「カンペまたは画面ばかり見ていてこちらを向いてくれない」
「声が小さい」
「もっと詳しく聞きたい(短い)」
などが多かったです。要は自信がなかったということ。
何回かやっているうちに解決しそうです。
2年生になると「卒業制作」科目で
プレゼンしなければなりません。
各チームが全然違うシステムを作っているので、
自分たちだけが理解していてもうまく伝わらないです。
説明をはしょるとすぐに先生から質問が飛んできます。
先日中間発表が終わったばかりです。
年が明けると1年生の前で発表しなければならないので、
その様子はまたこちらでお伝えします。
ちなみに昨年の様子はこんな感じです。
学科ブログ
「ついにこの日が・・・卒制プレゼンの結果は?(卒業制作第4弾)」
授業とは別に自主的な勉強会もあります。
おなじみ「電設部」での学外や学内での活動です。
電設部は先日第2回の学外勉強会を成功させたようです。
この勉強会の良いところは、
自分の好きなお題で話せるということです。
自分の好きなことなら、たくさん話すことができます。
人前で話すのいやだけど、好きな話題や体験談なら、
そんなに苦になりません。ウケ狙いもうまく行きます。
勉強会という名は付いていますが、
学生勉強会の鬼、チュータ塚田君のある時のお題は
「ラーメン次郎」!!
面白かったです。なるほど、こういうのでもいいんだ。
学内勉強会だと特にゆるい雰囲気です。
会場もいつも授業を受けている教室だし、
緊張はするけどかなり楽な感じでチャレンジできます。
お題も自由。

高尾君の発表は、いつもみんなが使っている
エディタの高度な使いこなし。
実用的かつマニアックでした。

皆川君の発表は、授業の時とはがらっと変わって
「海外のネットカフェ事情」。
彼ならではの考察です。興味深い!
とにかく人前で話すというのは、
数をこなせば必ず上達しますね。
実際1年生のS君は今までいろんな勉強会で
何回かプレゼンテーションをやっていくうちに
どんどん上手になっている、って先生にほめられました。
確かに一番最初の自己紹介の時と比べると、
最近の授業でのプレゼンは実にスムーズで、
テクニックも素晴らしかったです。
そして何より、言いたいことがしっかり伝わってきました。
やっぱりなんと言っても経験ですね。
要するに私たちは慣れていないだけのようです。
初めのうちは恥をかきっぱなしですけど、
何回かやっているうちにいろんな意味で図々しくなれます。
多少の失敗は気にならなくなる、なぜなら気にしているのは
自分だけだということに気が付くからです。
とにかく卒業までになるべくたくさん人前で
しゃべって見ようと思います。
とりあえず緊張した時もみ手になるくせを何とかしよう。
ビデオ見るまで気がつかなかった・・・orz
やっぱり就職活動でもみ手はまずいっすよね(笑)。
2009年12月04日
カテゴリー: 学習・授業関連
ぼくらのホームグラウンド 781実習室
オープンソースシステム科のホームグラウンドとも
言うべき実習室のその名は「781実習室」。
781といっても別に日本電子の1,000部屋あるうちの
781番目の実習室というわけではなく(そんなにでかくありません)、
「7号館の8階の1番教室」というだけのことなのですが、
ずっとこの番号で呼んでいるので学生も卒業生も
みんな「781」という数字を聞いただけで
いろんな学生生活のイメージを思い浮かべたりするのです。
一週間約28時間の授業のうち半分は実習で、
2年生の後期になると卒業制作の割合が増え、
なんだかずっと781にいるような錯覚を覚えます。
つまりオープンソースシステム科に通うということは、
ずっと781実習室にいるということで、
ここはもう生活の場とさえ言えるくらいなのです。

実習室は学生用PCがクライアント用40台、サーバ用10台、
先生用PCがクライアント1台、サーバ用2台といったところです。
サーバ用PCの台数は変動します。卒業生や外部の方
(宮原さん、いつもありがとうございます!)が使わなくなった
古いPC(それでもすごいスペック!)を寄付してくれたり、
それがまた古くなって廃棄せざるを得なくなったりするからです。
781実習室のサーバ機器がエコな運用になっているのは、
以前にこの欄でお伝えしました。
オープンソースシステム科学科ブログ「行くPC・来るPC」
Windowsの新バージョンを動かすにはちとしんどい
古いPCも、サーバ用ならまだまだ現役!
この781実習室でちゃんと第2の人生を送っていけるのです。
頑張れ!老PCたちよ!
学生が主に使うクライアントPCには、ハードディスクが
ついていません! 入学時に自分のカートリッジを作って
実習開始時にPCに装着してOSを起動します。



なので起動したシステムは、完全に学生オリジナルの
システムになります。どんなにカスタマイズしてもO.K.です。
その代わり壊れたら自分でインストールし直しです。
おかげでインストールだけは得意になりました。
もうシステムが壊れるのは怖くありません。
でもいつもバックアップ取ってない・・・アホだなあ。
さて、最近学生の間では軽量でお買い得なネットブックも
大はやりです。ノートPC普及率は9割近く。
個人所有の愛機をみんな自宅から持参するのです。



セキュリティを考えてハードウェアアドレスを登録した
PCのみ、無線LANでの使用が許可されています。
最近はMacintoshのノートパソコンも大流行。
エンジニアはMacがお好き?
外部のIT勉強会に行くと、プロフェッショナルたちは
みーんなMacBookやMacBook Proを持ってます。


まだ持ってない学生が時々よだれをたらして見ています。
つばつけちゃえ!
後ろのテーブルではミーティングなどが行なわれます。
少人数で込み入った話をするにはちょうどいい大きさです。

あと後ろのカートリッジの棚の上には大勢のLPICくん、
LPICちゃんたちがいます。Linuxの資格試験「LPIC」を
取得した学生たちが、LPI-Japanさんからいただいたご褒美を
学校に寄付してくれるのです。だいぶ大勢になってきました。
すでに781の一大勢力です。次回の781レイアウト変更の際には、
彼らの意向は無視できなくなっているでしょう。


いくつかの植物達はいきものがかりの手によって
大切に育てられています。
でも実はこの植物達が私たちを支配しているのです。
本当の781の支配者は彼らです。

もともとラックサーバが組み込まれていた大型ラック。
ラックサーバたちはさすがに古くなって現役引退。
代わりに卒業生の寄付してくれたPCなどが活躍中。
このラックの裏側には大型のスイッチングハブが2台。


(ケーブルの束に隠れてしまっていますが・・・)

(右側まで見えてる2台が「レイヤー2」スイッチです)
でもこのハブたち、ハブって呼ぶと怒るんです。
「私はレイヤー2スイッチだ」と。
別にハブでいいじゃん。
でも威張るだけあってかなり賢いスイッチです。
ただつなぐだけじゃないのね。
管理機能がたくさんついてます。
実習室全体は白を基調にして、クライアントPCも
机の下に置いて全体が広く見えるように工夫してあります。

棚の高さも低く抑えてあります。
そのおかげで明るく見えます。開放感がポイントです。
他学科の学生からはそのあたりをうらやましがられます。
でもちょっとシンプル過ぎるかな?

8階なので見晴らしもいいですが、明る過ぎると
ディスプレイ画面が反射で見づらくなるので、
普段はロールスクリーンが下りています。

最近は陽が落ちるのが早いので、昼間部でも
最後の授業の頃には暗くなっています。
全部授業が終わったらもう真っ暗。
満月が美しいです。でもなんか寂しい感じ。

やっぱり学校は明るい方がいいなあ。
夜間部の学生さんってこんな暗い中
いつも頑張っているんだ。すごいなあ。
あ、夜景と言えばもうすぐクリスマスじゃないの。
やなこと思い出しちった。寂しい。ひぃ。
いろんな事がこの部屋で起こります。
ある時は先生に怒られ、
ある時は先輩に助けてもらい、
ある時はグループ作業で約束を守れず、
ある時は後輩から「尊敬してます!」と言われ、
ある時はバックアップを取らずにデータが消え、
ある時は作成したシステムで表彰を受け、
ある時は夕暮れの侘しさに涙する、
そんな学生生活が全てこの781実習室を舞台として
日々繰り広げられているのです。
そう思うと、もうちょっときれいに使わないとね。
あっ、机の下のPC蹴っちまった! 白いと跡が目立つなあ。
困った困った。
2009年11月27日
カテゴリー: 学習・授業関連
またまた迷コンビ誕生? -卒業制作は折り返し地点-
2年生の卒業制作は現在中間地点といったところです。
今年の卒業制作も昨年と同じように3~4人のチームで
Webシステムの制作を行っています。
いろんなチームがありますが、今日はその中の
「ぃぬx」チームの奮闘振りを見てみましょう。
チームリーダーはこの欄に何回か登場している大谷君です。

Q.大谷君、チーム名が変わった名前なのですが、
「ぃぬx」って何ですか?
A.ローマ字入力モードでキーボードから「linux」って
打ってみてください。
Q.あっ、なるほど!
なかなか安易ですね。
A.へへへ・・・
Q.ではさっそくですが、ぃぬxチームはどんなシステムを
作っているのですか?
A.「日電ナビ」というナビゲーションシステムを
作ってます。日本電子の校舎に迷わず行けるように
するためのものです。
Q.なるほど。確かに日本電子の校舎は便利なところに
ありますが、数が多過ぎて迷いますよね。
A.特に新入生に利用して欲しいシステムです。
日本電子の校舎がいかに交通の便がよく、かつ
ややこしいことになっているかは、この欄の過去記事を
ご覧いただければおわかりになるかと思います。
学科ブログ「ここは新宿百人町 便利なだけじゃありません」
システム自体はGoogle Maps APIという仕組みを利用して、
日本電子の建物間の行き方を地図で示し、
かつそれが時間割とリンクするような便利なナビゲーションを
目指しています。なんか面白そうです。
完成したら是非使ってみたいです!

ここでさらに大谷君にいろいろ訊いてみましょう。
Q.ところで大谷君はリーダーとして大活躍ですね。
A.へへへ・・・
Q.今日もチームのメンバーにいろいろと指示を出していました。
A.へへへ・・・
Q.リーダーいつも笑顔ですね。
A.へへへ・・・
確かにリーダーは精力的にメンバーにアドバイスをしています。
笑顔の余裕もあいまって、大谷君実はかなりの凄腕?



と思っていたら、思わぬところから意外な声が。
メンバーの大森君から厳しい口調。

大森.お前バカなんじゃないのっ!?
大谷.へへへ・・・ へ?
大森君から衝撃の突っ込み。大谷君なぜか余裕の表情。
Q.いったい何があったんですか?
大森.こいつバカなんですよ。中間発表直前でみんな
いっぱいいっぱいなのに、いきなり「ロゴをデザインする」
とか言い出すんです。

(精悍な顔つきから発せられる鋭い突っ込み)
Q.確かに中間発表はみんなや先生達の前で初めて
システムのプレゼンをするから、どのチームも
直前まで画面設計の調整とプレゼンの資料作りで
テンパってますよね。
大森.そうなんですよ。もっと前からやるか、
そうでなければそんなの最後でいいって言ってんのに、
リーダー発表の前日に突然デザインの指示ですよ。
大谷.なんかロゴ作りたかったんだもん。へへへ・・・
大森.ほんっとっ、バカでしょう?
これは一大事、ぃぬxチームの危機か! 空中分解か!
周りもハラハラドキドキ。チームワークは風前の灯。
ほんとにケンカし始めるんじゃない?
ところがそんな周りの心配は全くの杞憂でした。
2人はとっても仲良しだったことが、
中間発表の時意外なかたちで判明したのです。
ぃぬxチームのプレゼンでは「高橋メソッド」という手法が
用いられました。高橋メソッドは画面に大きな文字が次々と現れ、
見ている人に息をつかせぬ展開でぐいぐい引き込んでいく
非常にユニークなプレゼン手法なのです。
こんな感じです。



(何もこんなに細かく分けなくても・・・でも実際リズミカル)
ご覧になっておわかりの通り、1枚のスライドはせいぜい
1秒から数秒しか表示されずすぐに次のスライドに移ります。
次のスライドに移るタイミングは発表者がマウスクリック
などで自分でコントロールしないと、とてもじゃないけど
スピードが速くて合わせられません。
そう、高橋メソッドは一人で発表する時の手法であり、
発表者と画面操作者が分かれている場合には画面コントロールが
不可能なのです。のはずです。はずでした。
ところがぃぬxチームは大谷君が発表、大森君が操作、
2人で何の問題もなくすごいスピードでスライドを
次々と表示していったのです。大谷君の話すセリフと
スライドの切り替わるタイミングは完璧でした。
あまりの息のピッタリさに、最初誰も2人で発表していると
気が付かなかったくらいです。
しかも驚くべきことに、2人はろくにリハーサルも
していなかったそうです。そう、2人は一心同体なのです!
実は他のチームでも2人で高橋メソッドを使った
プレゼンがあったのですが、それはやっぱりタイミングがずれて
途中で何度も前のスライドに戻ったりしていました。
いや、それが普通なのです。やっぱり一人でやるべきなのです。
大谷、大森コンビが絶妙なのでした。新たな迷コンビ誕生です。
そう言えば昨年の卒業制作でも別の迷コンビの奮闘振りが
笑いを誘っていました。今年のコンビはそれを上回るか?
大谷君のKYなボケと大森君の厳しい突っ込みが今日も全開です。

卒業制作完成までのプロセスが楽しみです。
どんなシステムが生まれるのか、どんな騒動が起きるのか、
もう目が離せません!
今年も仮想化の季節がやってまいりました!
秋の訪れとともにやって来た台風18号が
列島を直撃した10月8日、
日本電子も全校休講となりました。
当日は交通網が大混乱だったようですが、
こちらで改装中の本館の足場などは無事でした。
さて、秋といえば仮想化です(???)。
何を言っているかというと、
昨年もこの時期に毎度おなじみ宮原さんによる
仮想化技術の特別授業がありまして、
今年もまたそれが実現したからです。

さて、仮想化というと実はこの業界では
実に旬な技術なのです。
仮想化をわかりやすく言ってしまうと、
ハードウェアを含めたパソコンのシステムそのものを
全部ひっくるめてソフトウェア化してしまうという、
なんとも大胆な技術なのです。
例えば今私の手元のノートパソコン上で動いている
Windows XPのシステムを丸ごとひとつの
イメージファイルにしてしまう、
そうするとそのイメージファイルを
自由に移動させられるようになります。
つまり全然別のパソコン、例えば
Windows Vistaで動いているデスクトップパソコン上で
そのイメージファイルを仮想OSとして起動すると、
デスクトップパソコン上でノートパソコンのシステム
(この場合は違う種類のOSです)が、
そのまま再現できてしまうのです。
これは実は大変便利なことなのです。
例えば私は家のMacintoshパソコン上で、
Windows XPのシステムを仮想OSとして動かしています。
この場合何が便利って、親システムのMacOSと、
仮想化Windows XPをちょこちょこ切り替えて、
つまり両方同時に使えてしまうのです!
もちろんLinuxもしっかり動いています。
3つのOSを切り替えて使えば、もう怖いものなし!
とは言え怖いのは大元のハードウェアが壊れること。
いっぺんに3つのシステムを失います。
でもイメージファイルとして保存しておけば、
仮想OSの方はすぐに他のパソコンで起動できます。
便利ですよー。
さて本日の仮想化技術特別授業、
受講者者全員に、ノベル株式会社様より
SUSE Linux関連ノベルティグッズ数種が配布されました。
Geekoぬいぐるみがもらえただけでもラッキー!

(実習室ですっかり人気者のGeeko!)

(今回使用した「SUSE」関連インストールDVD)

(マウスパッドもいただきました)
そんなわけで今回はSUSE Linux Enterprise 11 という
LinuxOS上で、「Xen」という仮想化システムを利用しました。
SUSE Linux Enterprise 11 OS上で、もうひとつの
SUSE Linux Enterprise 11 仮想OSが動くという、
ちょっとややこしい、ゆえに軽いめまいの快感が味わえる
面白い実習となりました。

まずは親システム(ドメイン0といいます)の
SUSE Linux Enterprize 11 を Xen と同時にインストールし、
再起動。
そして今度はドメイン0から仮想OS(ドメインUといいます)
をインストールします。これで親子関係完成。

そしてドメイン0からドメインUのWebサーバに
アクセスして見ました。うまく行きました。
でも自分のシステムから同じハードウェア上の
別のOS上で動くWebサーバにアクセスするのって、
なんか変な感じです。
さてさていよいよ次は本日のメイン、
ライブマイグレーションです。
これはパソコンA上で動いている仮想システム、
つまりドメインUを、別のパソコンB上に
「稼動しつつ」移動してしまおう、というものです。
これができれば何が嬉しいって、
いわゆるサーバっていうのは365日24時間サービスを
止めることができないのが当たり前で、
んじゃマシンメンテはどうするのかっつうと、
何日も前から「サービス停止のお知らせ」などと
アナウンスをして、できるだけ速やかに点検を終えて
すぐにサービスを復活させなければいけないわけです。
それがライブマイグレーションによって、
サービスを止めずに他のハードウェアに仮想サーバを移して、
ゆっくりマシンメンテをしてまた仮想サーバを
元のハードウェアにゆっくりと戻す、
でもその間サービスは止まっていないので、
「えっ、マシンメンテなんてあったの?」
なんて言われているうちに、誰にも気づかれず
きっちりとメンテナンスができるわけです。
素晴らしい。
それじゃやってみましょう。
今回は私の仮想OSを稼動させたまま、
右隣りのパソコンに移します。

まずは私の画面、黒い部分が仮想OSが動いている画面です。
右側の白いウィンドウは親システム、つまりドメイン0です。
このドメイン0から、仮想OS移動せよ!
とコマンドを打ちます。

すると私の画面から黒い部分が消えます。

そして右隣のドメイン0上に無事移りました。
サービスを維持したまま物理的に別のパソコン上に
移動してしまったわけです。

不思議です。面白いです。
Geekoたちも面白がって見ています。


途中つっかえる部分もありましたが、
宮原さんの懇切丁寧な説明で、無事乗り切りました。

いやあ、面白かったです。せっかくDVD-ROMが配布されたので、
さっそく家に帰ってインストールしてみます。
ちなみに今日の宮原さんは株式会社びぎねっと代表取締役
としてではなく、日本仮想化技術株式会社代表取締役として
いらしていただきました。
社名から見てもお分かりの通り、
宮原さんはこの分野のエキスパートです。
早くから仮想化に取り組まれていた宮原さんは
今回の講師としてこれ以上望めない最高の先生ですね。
ありがとうございました!
そんな宮原さんからまたまたプレゼント!
サーバのブレード化によって使わなくなった
サーバマシンをオープンソースシステム科に
寄付してくださいました!
これらは授業に有用に使わせていただきます。
活用レポートはいずれ「あの」竹村君から
上がってくるでしょう。お楽しみに。
2009年05月08日
カテゴリー: 学習・授業関連
魔法の“LAMP”
今日はオープンソースシステムの普及に貢献した
魔法の「LAMP」についてお話しましょう。
といっても、明かりのランプじゃありません。
LAMPと言うのは頭文字です。
L ・・・ Linux (OS)
A ・・・ Apache(Webサーバ)
M ・・・ MySQL (データベース管理)
P ・・・ PHP (プログラム言語)
つまりWebシステムの開発に必要な
環境一式を表しているのです。
4つあるので「四種の神器」、
なんていう言い方はないなあ・・・
「四天王」くらいにしておきましょうか。
4番目のプログラム言語の「P」は、
PHPの代わりにPerlやPythonなどが
使われることも多いです。
3番目のデータベース管理では、
MySQLの代わりにPostgreSQLが使われることも多く、
その場合は「LAMP」じゃなくて「LAPP」となります。
さて、この四天王たちをそれぞれ紹介していきましょう。
まずOSのLinuxについては少し前にこの欄で説明しました。
次のWebサーバApacheですが、
そもそもWebサーバとは何なのでしょうか。
通常私たちがインターネットを通じてWebサイトを見に行く時、
手元では「Webブラウザ」というアプリケーションを使っています。
代表的なWebブラウザには
Internet ExplorerやFirefoxなどがあります。
聞いたことがありますね。
そしてネットの向こう側では
「Webサーバ」というサーバソフトウェアが動いていて、
同時に何千ものWebブラウザからアクセスされても
何食わぬ顔をして(?)、
私たちの手元に直ちにWebページの情報を届けてくれています。
そのWebサーバの代表格がApacheなのです。
次に3番目のデータベース管理ですが、
これは文字通りデータの管理です。
Webサイトでデータと言えば、
例えばショッピングサイトの膨大な商品情報。
何万もの種類の中から、検索条件に当てはまるものを
一瞬のうちに探し出すためには、
データベース管理機能も必要になってきます。
あとは大事な顧客情報も、データベース管理によって
安全に維持されている、はずです。
PostgreSQLとMySQLはオープンソースDBの2大勢力。
よきライバルとして、アクセス速度やメンテナンス性で
しのぎを削っています。
最後に4番目のプログラム言語。
システム開発と言えばなんと言ってもプログラミング言語。
これなくしては開発は始まらない。
PHPもPerlもPythonもとっつきやすいという特徴を持っていて、
似ている部分も多く見られます。
3つともWebシステムとの相性が抜群です。
これらの言語でプログラミングを始めた人も多いと思います。
最近ではこの3強の中にRubyも食い込んできているようです。
そうなると「LAMR」?「LAPR」? なんと読むのでしょう?
さて、細かい選択はあるにせよ、
これら「四天王」さえそろえてしまえば、
本格的なWebシステムの開発ができます。
しかも素晴らしいことに、
上に挙げたアプリケーションはすべてオープンソースで
しかもほとんどは無料で入手できます。
LAMPによっていろんな分野で
Webシステム開発が急激に進んでいったのです。
日本電子のオープンソースシステム科では、
この四天王たちとたっぷりこってり付き合っていきます。
2年生はちょうど今はまり込んでいる最中です。
魔法のLAMPは簡単に願い事を聞いてくれそうで、
その敷居の低さに思わず笑みがこぼれます。
でもその結果導き出されるものがどうにもおかしい。
なんでだろう?
システム開発にはやはり経験も必要とされるようです。
2年生はこれから一番おいしいところ(?)を
たっぷり味わうことになりそうです。
誰ですか、まずいなんて言ってるのは。
おいしいに決まってるって!
現在2年生はPHPを学び始めて3回目の授業中。
万年カレンダーを作る課題が出ています。
Webアプリケーションなので、
Webブラウザにカレンダーが表示できれば、
スケジュール管理もできそうですね。
お、2年生の高尾君、がんばってますねえ。

画面はPHPのソースでびっしり。

で、これをブラウザから見てみると、
ん? 本当はこうなるはずが、

ちょっと手を加えたら、エラーの嵐!

(黒い部分は全部エラーメッセージ!)
高尾君、大丈夫でしょうか。
でも高尾君は結局PHP3回目の授業で
マルチユーザのスケジュール管理ソフトを
作ってしまいました。
しかも一週間表示機能つき。
Webブラウザで使えるシステムは、
なんか気合入っちゃうよね。
他の学生も見た目に凝ったものや
操作性にこだわったものなど
個性あふれるシステム作りに没頭していました。
2年生はこれで四天王を全て学びました。
でもデータベース管理とプログラム言語は
個別に習っているので、まだ結びついていません。
次回いよいよPHPからPostgreSQLデータベースを
操作する実習に入っていきます。
データベースさえ操作できれば、
本格的なシステム制作ももうすぐそこに。
どんなシステムが作れるのか、今から楽しみです!
2009年04月17日
カテゴリー: 学習・授業関連
はじめてのLinux
オープンソースのOSと言えば、今ならズバリ「Linux」。
え? Linuxって何? おいしいの? という疑問に対しては
いずれこの欄でお答えしましょう。
さて、4月に入学したばかりの新入生達は
さっそくこのLinuxの使い方を学びます。
が、そこは体当たりチャレンジで有名な(?)
オープンソースシステム科、ということで
使う前にまずそのLinuxをインストールするところから
実習が始まります。
果たして大丈夫なのでしょうか。
まず新入生は教科書購入の際に自分のSSD
(ソリッドステートドライブ:半導体から成る
ドライブ装置。回転するディスクがないので
軽くて衝撃に強く、アクセス速度に関しても
特に読み込みが速い。)
を買っています。これを着脱可能なカートリッジに
装着するところから始まります。

(緊張気味の新入生たち。後方にはヘルプ役の2年生たちも。)
カートリッジは学校から貸し出します。
配布役は上級生、なんとなく先輩たちの方が緊張してる?

ではSSDを箱から出しましょう。

こんなちっちゃくて軽い板が32GBのディスクの役割を果たします。
振動には強いけど、端子は本当に弱いから、
扱いには気をつけてね! と竹村先輩がおちゃらけてます。

竹村先輩が持っているドライバーは
SSDをマウンタに取り付けるのに必要です。
精密機器ですから、慎重に慎重に。

うまくいくとこうなるはずなのですが・・・

(黒いSSDの上下の金具がマウンタ)
ドライバのねじがすぐに落っこちる・・・
実習1時間目はちっちゃいねじとの格闘です!


この2人は、協力し合うとスムーズに
ねじ止めできることを発見! やったね。

「私にまかせて!」
この作業に異常な適性を発揮する学生も出現

「なんで関係ないねじはずしちゃうの!」
暴走気味の1年生に竹村先輩の突っ込み。
実習室に笑いが。
カートリッジが出来上がるとやっとPC本体に装填!

ここでDVDが配られてCentOS(Linuxの一種)の
インストール開始!

インストールに当たってはまた2年生が
新入生のために愛にあふれたマニュアルを
作成しました。昨年もそうでしたね。
良き伝統が引き継がれました。
愛のマニュアルを見ながら一斉にインストール、
なかなか見られない光景です。



なんとかCentOSが立ち上がりました。
全員がここまで来るのはさすがに大変でした。
あんなことやこんなことも起きまして、
ちょっとハードウェアが新し過ぎて
OSがドライバを誤認識したり
それはもういろいろありまして大騒ぎでした。
その間ずっと新入生の面倒を見てくれた先輩たち、お疲れさま!
さて、なんとかSSDにLinuxをインストールして見ましたが、
今のところ無事に、と言うよりかなり快適に動いています。
このまま順調に実習が進むかどうか、
どんなわなが待ち構えているかわかりませんが、
とにかく当たって砕けて見ます。
ちまたではSSDに関するトラブル報告も散見されますが、
新しもの好きなオープンソースシステム科は
トラブルだって楽しんじゃう。
うまく切り抜けたられたらここで報告します。
今後の展開をお楽しみに。
2009年04月03日
カテゴリー: 学習・授業関連
実習室がリニューアル!
春休み期間とは言え、裏ではゴソゴソ次年度の準備をしています。
オープンソースシステム科の実習室では実習PCの入れ換えをしました。
もちろん性能アップです。いろんな事ができるようになります。
オープンソースシステム科の実習PCには
なんと、ハードディスクが付いていません!
みんなが自分用のリムーバブルカートリッジを使って
実習のたびに自分専用のシステムを起動するのです。
(学科ページの右側の動画をご覧下さい。)
なので最初の実習はOSのインストールから始まります。
その様子はまたこの欄でお伝えします。
さて、こういった特殊な環境では、
今流行りの安いメーカー製PCが使えません。
ケースやCPUなどパーツを組み合わせて作るしかないのです。
と言ったわけで、この春休みはPC自作大会となりました。
パーツ選定は困難を極めました。
理想の構成を実現したくても、
その全てのパーツを数十個ずつ確保するのが大変。
4月の実習に間に合わなければ意味がない。
あっちのパーツの方がいいんだけど、
数を確保できるのはこっちのパーツ。
それからメモリの価格も日々変動します。
予算と流通動向をにらみながらのパーツ選定でした。
テスト用に1台分を確保し、組み立てて見たら
あらこれじゃ稼動部分が弱くてすぐ壊れそうだ。
パーツ変更! また流通動向とにらめっこです。
いよいよ構成が決定し、パーツ達がやって来ました。
とりあえずこれまでの構成を記念撮影。
全部パーツで納品されるということは、
ダンボールだけですごい量。
なのでまずは空間を確保。
箱を開けたらすぐに空き箱を外に出していきます。
何十台もやっているとどんどん慣れて行きます。
すごい手際の良さ。
最初はマザーボードにCPUとメモリと電源だけつないで
BIOSチェック。これでも立派なパソコンです。
(BIOSチェックでいいのに、なぜかUSBドライブつないでシステム起動・・・)
チェックO.K.ならケースに収めます。
このケース、よくできてます。ほとんどネジ止めなし。
パッチン、パッチンと組み上がっていきます。
なんか組み立て工場のようです。いつもの実習室じゃない!
メモリチェック、ドライブチェック、
ファン回転数チェック、配線チェック、
グラフィックボード動作チェック等を経て、
やっと完成です。
自作なので信頼性は自分達で確保しなければなりません。
初期不良はこの段階で全て洗い出します。
(メモリチェック画面)
古いPCもチェックして、良い部品を集めて
サーバ用途に使います。サーバ用ハードディスクも
セクタチェックして良い物だけを使います。
古くてもサーバ用途なら立派に動きます。
作業途中はまるで戦場のよう
ようやく落ち着いてきました。画面もでかくなりました。
フレームは白で統一なので部屋が広く感じます。
今回はネットワーク構成も大幅に見直しました。
勉強中の学生にとって、こんなにおいしい事例はありません。
何度も打ち合わせをして細かい構成まで決めていきます。
いろいろやっているうちに
サーバが10台くらいになってしまいました。
もう少し集約した方がエコなのですが、
障害時の修復とサーバ構築の勉強のことを考えると
分けた方が都合がいいのです。
慣れて来たら仮想サーバに移行していきたいです。
今回の目玉は・・・
SSD(ソリッドステートドライブ)での運用です。
1年生は教科書と一緒に32GBのSSDを購入します。
これをマウンタに取り付けて、カートリッジに入れて
起動時に差し込みます。
もちろん最初の実習はこのSSDにLinuxを
インストールするところから始まります。
果たしてうまくいくのでしょうか・・・
もしうまく行けばSSDはハードディスクより
かなり快適になるはずです。
でもまだ新しい製品なので、
Web上では不具合の報告もちらほら見かけます。
全ては2週間後に明らかになります。
どんな悲惨な結果になろうとも(笑)、
必ずここでご報告いたします。
お楽しみに!
【特別授業】まつもとゆきひろ×日本電子専門学校オープンソースシステム科 (その2)
前回に引き続きまして、
オープンソースカンファレンス2009 Tokyo/Springで行なわれた
特別授業「まつもとゆきひろ×日本電子専門学校オープンソースシステム科 」
の様子をお送りします。

今回は7チーム中5チーム目の「ひつじさん」チームより、
リーダーの浜中君が質問します。

Q.Ruby以外の言語をつくろうと思ったことはありますか。
ま.えっと、Ruby作る前はいっぱいいろいろつくってましたので、
そういう意味では、あります。
で、これから先Rubyじゃない言語をつくるかっていう話ですけど、
ゼロとは言わないけどちょっと可能性低いかな、と。
つまり自分のやりたいことがRubyの周回にまだまだ残っているので
それをほったらかして他の言語をつくろうっていう気は
今のところないですね。
最近プログラミング言語をつくろうっていう人が増えてきているので、
ま、そういう人たちに任せてもいいかなみたいな(笑)
ふうに思っております。
Q.Rubyでまだやりたいことが?
ま.そうですね、Rubyの中で、っていう意味ですね。
Rubyのプログラミング言語に、こんなものを入れたい、
みたいなのがたくさんある。
Q.例えば、とかありますか。
ま.例えばですね、Rubyって既存のクラスの中身でも
書き換えられちゃうんで
極端な話例えば整数の1+1が4になるようことを
書こうと思ったら書けるんですよ。
でもそしたらみんなギャッ!って言いますよね(笑)。
「なんか計算したら違うんだけど」みたいなプラグインは
普通は使えないんですけども。
それっていうのは、Rubyは自由度がある代わりに
みんなに迷惑かけることができる、
って言う意味だと思うんですよ。
で、その変更をですね、ある、namespaceっていうパッケージとか、
そういうようなかたちで区切って、
自分の責任の範囲内では何をやってもいいけど
それが他のチームに迷惑をかけないように分離することは
できるようにしたいんですね。
そういうニーズがあって、そういう機能があると、
ま、Javaとかはそういう機能があるんですけど、パッケージとかね、
で、そういう機能があると安心して例えば
「500人のチームでひとつのソフトウェアを開発しましょう」
っていう話ができると思うんですね。
そういう点においてRubyは言語的な強制能力が低いんで、
「みんなに迷惑になることはやらないようにしましょうね」
って言えば良いわけなんだけど、
ただ冒険したい人たちにとっては、
「ここの範囲内で安心して無茶ができる」
って言われたら安心して冒険できるじゃないですか。
そういうことをさせてあげたいんで、
その辺ちょっと将来考えたいなあっていうふうに思ってます。
あとは、既存のクラスを継承して新しいクラスを作るときに
今だと持ってきたものに新しいものを追加するだけなんだけど、
それを混ぜ方をいろいろ工夫したりみたいな、
無茶をしたい時、今の仕組みだけだとちょっと
きれいにできないんで、
無茶をやってもガードレールがあるっていうか、
崖から落ちないで済むような機能を今後提供していきたいな、
というふうに思っています。
Q.それって結構時間かかりそうなんですか?
ま.そうですね。そういう機能をやりたいけど、
Rubyそのものをちょっと速くしたいとか
いろんなコンピュータで動くようにしたいとか
そういう日常的にやることもあって、
時間はかかりそうですね。
僕、ちょっと死ぬまで退屈しないで済みそうです(笑)。
Q.死ぬ時はパソコンの前で、とか(笑)。

ま.ああ、できれば(爆笑)。
Q.そういえば、なんですけれども、
半年に一回ぐらいでもいいんで、
日本電子の講師に・・・(爆笑)
(注.本日3度目のおねだり!)
ま.(笑)考えておきます。
司会者N.いやあ、まつもとさんは松江ですから遠いですし、
私の立場からはお願いしづらいことを、
学生たちが次々と言ってくれるなんて・・・
なんて良い学生たちなんでしょう(笑)。
次の質問は「一休さん」チームのリーダー、玉置さんからです。
語学に関心が高いようです。

Q.ITエンジニアにとって英語力は必要ですか。
ま.絶対ないとご飯が食べられないほど必要ではないけど、
あったらすごく便利だと思います。特に読む力。
何かって言うと、結局みなさんがどっかの会社に就職して
英語を使ってビジネスをするとか、海外出張になりますとか
そういうケースはそんなにたくさんはないと思うんですね。
だけど、この業界の新しい情報って
たいがい英語で発生するんですよ。
例えば上の本屋さん(注:1階ロビーに出展している
オライリージャパンさんなど)で本いっぱい売ってますけど
かなりの割合で翻訳書ですよね。元の情報が英語なんですよ。
で、その情報を英語のうちに入手できると、
人より早く情報が手に入れられるわけですね。
その時間差っていうのは、
皆さんの差別化になるんじゃないかなっていうふうに思います。
エンジニアの中には結構厳しい環境で働いている人が多い、
っていう話をしますけど、
それっていうのは差別化ができるかどうかで
待遇が変わってくるんじゃないかなあって思うんですね。

つまり、自分が周りにいる100人のエンジニアと
どこも差がないんだったら、
もしかしたらちょっとでもパフォーマンスが悪かったり
働きが悪かったりしたら切られてしまうかもしれない
っていう不安がありますよね。
ので、体を壊してでも働かないといけない
と思うかもしれないですけど、
でも、もし自分に自信があって
「僕は周りの人よりも、この点においては優れているから」
と思えたら、ちょっと余裕を持って、無茶なことは断れる、
ってできるんじゃないかなあというふうに思うんですね。
その辺が3Kだか7Kだか知りませんけど(笑)、
厳しいエンジニアとそうでないエンジニアの
違いを生むんじゃないかなあと思うんですね。
そういうものの一環として、
英語で情報を手に入れる力が大事だと思います。
Q.日本人のエンジニアは、海外から情報が発信される時
英語なのでハンディキャップがあると思うんですけど、
まつもとさんが日本人のエンジニアでよかったな、
と思うことはありますか。
ま.日本のご飯がおいしいんで(笑)、
日本人であって嬉しいなあと思ったことはありますね。
あとRubyを英語で使っている人がすごく多いんで、
もうちょっと英語が上手だったらなあと思うことと逆に、
英語がもうちょっとよく使われる国に生まれてたら
楽だったよなあ、と思うことも、あります。
あとは日本というのは国の規模の割には
コミュニティ活動が盛んな国なので、
オープンソースコミュニティとか、
で、たぶん他の国、もっとIT人口のたくさんいる
アメリカとかでも、こういうオープンソースカンファレンス
みないなのが全国で津々浦々で開かれる、って言うのは
かなりレアな話なので、
そういう意味でコミュニティ活動が活発で、
それに参加することによって、さっきの差別化と同じだけど
ITエンジニアとしてのスキルを身につけたり、
自分をより有利な立場に持って行くことがしやすい、
っていうことは日本の恵まれた環境なんじゃないかな、
というふうに思います。
Q.TOEICとかで言えば、どれくらいの点数が必要ですか。
ま.あー、僕TOEIC受けたことないんで(笑)。
ただ重要なのは、伝えたいことがあるかどうか、
っていうこと。
つまり外人と話をする時に、
自分の持っている情報を欲しいから
外人は話をするわけですよね。
そうすると、むしろ
「おまえの英語が上手かどうか」というよりも、
「おまえの話が聞く価値があるかどうか」の方が
外人にとっては重要かもしれない。

もし僕のしゃべりに価値がないんだったら、
「おまえ英語下手くそだから
おまえの話なんかもう聞かなくていい」
って追い払われちゃうし、
僕の話に価値があるならば
「いや、下手くそだけど、話聞きに行って
面白かったから、いいや、我慢して聞く!」
って言ってもらえるんで、
そっちの方が、何を伝えるか何を聞くか、
って言うことの方が大事なんじゃないかな。
あと、それはしゃべる方だけど、
逆に聞く方、情報を入力する方は
時間をいくらかけてもいいし、
辞書をいくら引いてもいいんで、
TOEICとはまたちょっと違う、
制限時間内にどのくらい点を取るかとか
単語をどのくらい覚えているかとか
違うニュアンスなので、
エンジニアとして必要な英語っていうのは
TOEICレベルとはちょっと違うものなんじゃないかな、
逆にもっと低いレベルで十分じゃないかな、と思います。
次の質問は最後のチーム、サンプラザ国際チームのリーダー、
金さんです。このチームは唯一の留学生だけからなるチームです。

Q.言語をつくるために、
エンジニアとしての技術力も必要だと思いますが、
その他に何か「これは勉強しておいた方がいいよ」
と思ったことがありましたら、是非教えてください。
ま.はい、えっと、ま、プログラミング言語をつくる人が
どのくらいいるか知りませんけども(笑)、
えっと、プログラミング言語っていうのは非常に特殊なソフトで、
さっきもちょっと話が出たんですけど
こう、ソフトウェアサイエンスのあらゆる領域に
関わってくるんですねえ。
プログラミング言語そのものも言語理論とか属性文法とか、
人間の書いたプログラミング言語をコンピュータに
解釈させるための理屈みたいなのがあって、
それもひとつのコンピュータサイエンスの領域ですし、
それ以外にも例えばクラスライブラリを作ったら、
文字列のクラスを作るっていうことは
文字列に対する処理ですね、検索、この文字列の中に
この文字列は含まれますか含まれませんかとか、
それからソート、順番を並び替えるとか、
そういういろんなアルゴリズムが
言語の中に必要になるんですね。
プログラミング言語を作るっていうことは、
コンピュータサイエンスのほぼあらゆる領域に
少しずつ接する、っていうことなので、
僕はよく
「プログラミング言語はコンピュータサイエンスの
総合芸術です」
みたいな言い方をするんですけど、
いろんな領域について勉強する必要があるというか、
勉強になります。
僕がプログラマとして優れているとするならば、いや、
優れているかどうか皆さんも知らないと思いますけど(笑)、
そういう経験によってコンピュータサイエンスの
いろんな領域に実際に接して自分でプログラムする
機会があった・・・
みなさん例えば正規表現ルーチンとか書いたことないですよね。
そういうことを実際に自分でやって、
やるために勉強したことがあるかどうか、っていうことが
優れたエンジニアになることだと思うので、
そういういろんな経験が必要になります。

えっと僕の知っている優秀なIT関係のエンジニア、
特にプログラマの人たちは、
コンピュータサイエンスのアルゴリズム、
データ構造にかなり深い知識を持っている人が多いです。
世間のプログラマの仕事の多くはですね、
アルゴリズムとか全然関係なくて
「こっちの属性をこっちで書き換えて」とか
そういうものが多いんですけど、
ただ、そこでアルゴリズムが関わるような領域まで
踏み越えるエンジニアって言うのは
一歩も二歩も先を行ったエンジニアで、
そういうエンジニアの待遇っていうのは
他の人よりもずっと良くなる、っていう傾向がある、
というふうに思います。
で、大事なのは「アルゴリズムとデータ構造」です!(笑)
司会者N.はい、ありがとうございました
「総合芸術」ですね。これ是非皆さん覚えておいてください。
ま.いえいえ、そこはいいです!(笑)
これで全てのチームからの質問は終わりました。
ここからは1年生なども含めて、
リーダー以外からの質問も受け付けました。
あ、まずは1年生の高尾君から質問のようです。

Q.おヒゲはどこまで伸ばすおつもりでしょうか(笑)。
ま.あ、近いうちに剃ります。(一同、エエーッ!)
あ、このヒゲは割と伸びたり縮んだりしてるんで(笑)。
N.完全に剃っちゃうんですか。
ま.えっと、剃ったあと数日放置すると元通りになるんで(笑)。
ほんとはもうちょっと男前だったら
イチローっぽい感じを目指しているんですが(笑)、
そうはいかないですね。
N.プログラミング言語開発者はヒゲが大切なんですよね。
ま.ああ、そうですね、はい。
その記事を読んで以来、ヒゲを生やしているんですけど(笑)。
あ、でも今のネタはわかる人にしかわからない。

4年くらい前にイスラエルの人がですね、
「成功するプログラミング言語の設計者はヒゲがある」
っていうブログを書いたんですよ(笑)。
で、FORTRANっていう、一時一世を風靡した
プログラミング言語なんですけど、ヒゲが生えてるんですねえ。
それからJavaの開発者もヒゲが生えてるんですね。
C++の開発者もヒゲが生えてるんですよ。
Perlをつくった人もヒゲが生えてるんですね(笑)。
で、COBOLってもう一時の人気もないんですけど
これつくったの女の人なんでヒゲないんですよ(爆笑)。
で、Pascalっていう20年30年前までは教育用で
非常に有名だった言語なんですけども、
これもあんまり今は聞かないんですけどヒゲがないんですね。
っていう話があって、
Rubyの時にどっからかダウンロードした僕の写真があって
その時ヒゲがなかった。
「ヒゲがないからこれはどうか?」って書いてあって、
悔しい!とか思って(笑)、
それ以来ヒゲを生やしてるんですけど(笑)。
それが出た後にRuby on Railsが出てきて大人気になったので、
ヒゲの効果って実はあったりするんじゃないか(笑)、
普段ジンクス信じるタイプじゃないんですけど。
次は最後の質問。一年生の高原君から。
Q.viとEmacsとどっちが好きですか。
ま.(即座に)僕はEmacs派ですね。
(注.viもEmacsもエディタというジャンルのソフト。
エディタとはテキスト編集のためのソフトで、
プログラマにとって一番大切な道具。)
ま.生まれた時からEmacs、じゃないですけど(笑)、
朝から晩までEmacsです。
プログラムを作る時もEmacsだし、
メールを読む時もEmacsだし、
あとなんだろ、日記を書く時もEmacsだし、
ほぼ全てEmacsです。
で、残念ながらですね、Webを見る時だけはFirefox(笑)。
EmacsのWebブラウザはまだちょっといまいち表示しないし、
Javascriptも理解してくれないんで、
その時だけはFirefoxを使ってます。
が、テキストエリアの入力の時はEmacsを立ち上げます(笑)。
Emacsかviか、というのはプログラマにとって重要な問題で、
Emacs派とvi派のエディタ自慢合戦は、
時にはちょっとした論争になったりもします。
まつもとさんもWeb上でそのあたりについて触れていらっしゃるようです。
是非読んでみて下さい。
さて学生にとって夢のような時間も終わってしまいました。
あと数時間後には松江の自宅に戻るために機上の人となる
まつもとさんと、みんなで集合写真。良い記念になりました。

まつもとさんは全ての質問に対し、みんなにわかりやすい言葉で
とても丁寧に説明してくださいました。
すごく高いレベルにいる方なのに、こんなに私達のレベルまで
下りてきて話してくださるなんて、思ってもいませんでした。
優秀なエンジニアほど、わかりやすく説明できるのだ、
自分達がそのことを忘れてはいけない、と強く思いました。
とにかくものすごくたくさんの勇気をもらった気がします。
トップレベルのエンジニアがどんなことを考えているのか、
すぐ近くで感じることができ、自分も同じレベルまでは
行けないとしても、この業界でなんとかやって行けそうな
勇気をもらえたのです。まつもとさん、遠くからわざわざ
私達のためにありがとうございました!
【特別授業】まつもとゆきひろ×日本電子専門学校オープンソースシステム科 (その1)

前回お伝えした
オープンソースカンファレンス2009Tokyo/Spring at 日本電子!
で、特別授業
「まつもとゆきひろ×日本電子専門学校オープンソースシステム科」
が行なわれました。
あんまり面白かったので、
これから数回に分けてその模様をお送りします。
まつもとゆきひろさんはプログラミング言語Rubyの開発者で
世界的に有名なエンジニアです。
アメリカでの人気は大変なことになっています。
日本でも例えば、学生がよく行く新宿の○○○○堂書店の
コンピュータ書籍売り場では、まつもとさんの本が
いちばん目立つ場所にずらりと並んでいます(3月上旬現在)。
今回の特別授業のタイトルがえらいことになっていますが、
決して戦うわけではなく、
もちろん戦えるわけもなく(笑)、
まず第1ラウンドは、じゃなく、前半戦は
前回もお伝えした「まつもとゆきひろ賞」表彰式、
そして後半戦は、
「まつもとゆきひろになるためには」
というタイトルで
まつもとさんご自身がどんな勉強をされてきたのか、
学生からの素朴な質問をぶつける一問一答コーナーを
今回特別に設けていただいたわけです。

まつもとさんはどの質問にもとても丁寧に答えてくださいました。
どうもありがとうございます!
ではまずおなじみの市川君からの質問です。
司会はこれも毎度おなじみのN先生。
Q.紫組チームリーダーの市川です。
私達のチームでは開発環境のインストールなどで
苦労したのですが、
まつもとさんはRuby言語の開発に当たって、
どんな点で苦労されましたか。

ま.Rubyの言語そのもので苦労したことはそんなにないんですが、
プログラミング言語っていうのはソフトウェアの中でも
使い方が事前に予想できないものの最右翼なんですね。
例えば紫組チームの作ったWebアプリケーションなら
画像を投稿してもらってコメントをつけてもらう、
ということしかできないわけですが、
Rubyの場合はRubyを使って画像を表示する
Webアプリケーションを作ることもできるし、
デスクトップアプリケーションを作ることもできるし、
デキストフィルタを作ることもできるし、
スパムフィルタを作ることもできるわけです。
ま、やればできます、というソフトなんですね。
すると、作った人が事前に予想していない使い方を
する人達がどんどん出てきて、予想していない
機能の組み合わせによって問題が生じたりすることがあります。
事前に使い方が予想できないということが
プラグインを作る上でチャレンジでして、
「そんな使い方をするとは」と思ったことが何回もあります。
Q.私達のチームでは授業で全く教わらなかったRubyに
チャレンジしてかなり苦労したので、
まつもとゆきひろさん、今度是非日本電子の講師を
やってください(笑)。
ま.(うろたえて)えーっと・・・
考えておきます(笑)。
司会者N.関連してですが、具体的に
「Rubyがこんな使われ方するなんて驚いたなあ」
という事例は何かありますか。
ま.いちばんびっくりしたのは、Rubyってインタプリタ系の言語で
あんまり実行速度が速くないんで、
最初の本を書いた時に
「スーパーコンピュータの数値計算系では
使われないだろう」
って書いたんですよね。
そしたらアメダスって言うシステムで
全国の気象データが降水量とか風速とか
全国で一日1テラバイトとか出てくるんですが、
それを解析するスーパーコンピュータ上のプログラムを
Rubyで作ったという人達が現れました。
NECのSX-3というスーパーコンピュータ上で
Rubyが動いています。
あと、何年か前にスペースシャトルが墜ちた時に、
「データ解析にRubyを使いました」って
NASAの「中の人」(笑)からメールをいただきました。
よく通信販売で「NASA発の技術」とか言ってますが(笑)、
RubyもNASAでも使われている技術なわけです。
そういうのはちょっとびっくりしましたね。
あとはバイオインフォマティックスですかね。
ゲノム解析には結構PerlとかPythonとかRubyとか
スクリプト言語が使われることが多いんですけど、
BioRubyっていう日本発のプロジェクトがあって
世界的にもかなり評価されているようです。
次は「I3H」チームのリーダー井上君からの質問です。
卒業制作ではPHPのチュートリアルというお題があったので
Rubyはまだ未体験です。でもRubyに興味津々のようです。
Q.個人的に気になっているんですが、
Rubyの他の言語との違いって何ですか?
ま.あんまりないです(笑)。
っていうのは、プログラミング言語って結局は
人間が何をやりたいか表現するものなので、
本質的にはそんなに違いはないですね。
で、数学的にはチューリング完全って言うんですけど、
アルゴリズムをを記述する能力においては
どの言語もたいして違いはないんです。
だからRubyで書けるプログラムはたぶんPHPでも書けるし、
Javaでも書けるし、PerlでもPythonでも書けるんですよ。
そういう意味では大した違いではないですね。
ただ、Rubyで書いた方が一般にプログラムが
コンパクトに書きやすい。つまり、
Javaで100行のプログラムが
Rubyで書いたら20行とか10行で書けたりするかもしれない。
そうするとコンパクトに書けるプログラムっていうのは
本質的なところに集中しているので、
コードを見た時にそのコードがいったい何をするのか
っていうことを理解しやすい。
Javaだとなんかpublic static void mainだとか
よくわからない長いのがあったりするし
(学生、毎日のように見ているフレーズなので思わず苦笑)、
PHPでも結構しんどいコードを見ることがあるんですけど
Rubyがそういうのをわりとコンパクトに表現しやすいということは
プログラムを書いた人がもともとやりたかったことと
今ここで目で見ているコードとの距離が近い傾向がある
ということです。
もちろんそれは書き方次第なんですけど。
で、そうするとRubyは見たときに楽、というか
精神的ストレスが少ない、ということが言えます。
で、みなさんが学校でプログラミングをやってて
楽しいと思っているかどうかわからないんですけど
プログラミングそのものはすっごい楽しいんですよ。
つまりなんにもないところから新しいものを作り出して、
コンピュータが自分の思った通りに動いてくれるっていうのは、
なんか・・・なんて言うんですかね・・・
「世界を支配している」っていうか(笑)。
そういう創造力とか万能感、「根拠のない万能感」って
よく言うんですけど(笑)、なんか自分がすごい人間に
なっちゃった気がするんですね。
だけど、実際にプログラム書いている時に、
そういう楽しい気持ちを邪魔するものが結構あるんですよ。
で、その中には
「コードのこの辺がよくわからなくて難しいから大変」
とか、
「時間がかかって徹夜しなくちゃいけないから体がしんどくて
楽しむ余裕がない」
とかいろいろあるんですけど、
Rubyっていうのは僕自身がプログラミングするために作ったんで、
そういうストレスが少ないんで、
プログラミングが本来持っている楽しさに集中できる
っていう傾向があります。
ですのでいろんなところでRubyを使っている人に会うんだけども
その人たちの中のかなりの人が
「Rubyを作ってくれてありがとう」
「Rubyのおかげで最近またプログラミングが楽しくなってきました。
昔楽しかったのに途中すごくしんどかったんですよ。」
と言ってくれます。
その辺が他の言語との違いなんじゃないかな、と思います。
Q.ありがとうございます。
あの、お願いなんですけど、日本電子で授業受けてください。
ま.え? 授業を受けてください?(笑)
Q.あ! 間違えました!(場内爆笑)
あのー、是非Rubyの授業を・・・

ま.先生になれと。
Q.あ、はい(笑)。
ま.はい(笑)。
あっ、今確かにまつもとさんが「はい」と。やった!
どさくさにまぎれてすごいお返事いただいちゃったぞ!
井上君、ある意味ファインプレーだ!
いいのか、そんなんで!
次の質問は「マイナス2乗」チームのリーダー、西川君。
やや緊張気味です。

Q.Ruby以外のご趣味は何ですか。
ま.Ruby以外の趣味ですか? えっと、
プログラミングです(笑)。
Q.プログラミング以外でありますか。
ま.プログラミング以外ですか。
本来は本を読んだりとか映画を観たりとか
すごい好きなんですけど、
最近全然時間が取れなくてできてないですね。
Q.好きな本や映画は?
ま.僕はSFがすごい好きなんですよ。
高校時代SFを読みまくっていたんですけど、
で、作家で言うとJ.P.ホーガンとか好きなんですけど。
あと、ラリー・ニーブンとかですね。
古めのタイプがすごい好きでした。
で、映画はねえ、映画はさまざまなんだけど
えーと、あ、マトリックスですね。SFっぽいですね。
Q.私もマトリックスは大好きです(笑)。
どれが好きですか。
ま.やっぱり私は最初のやつが好きです。
このあと西川君は自分のマトリックス論を披露して
まつもとさんが茫然とする中突然
「ありがとうございましたっ」と質問を終了。
みんな思わず笑ってしまいました。
西川君緊張してたんですね。
でもなんか初々しくて良かったです。
次の質問者は三国レンジャチームのリーダー、張君です。
Q.今までの流れと全然違う質問なんですけど、
ある日お子さんが
「お父さんみたいなエンジニアになりたい」
といきなり言い出したら、
エンジニアに育てたいですか。
それとも他の道を歩ませたいですか。

ま.えっと、エンジニアになりたいんだったら
エンジニアになったらいいなあ、と
思いますけど。
Q.ということは、今まつもとさんはエンジニアという
仕事が好きなのですか。
ま.あ、たぶん僕は日本にいるエンジニアの中で、
上から数えた方が早いくらい幸せなエンジニアであると思うので
(一同オオーッという声)、
僕のようになれる可能性があるので
別にエンジニアになるのを止めようと思いません。
Q.そしたらそのお子さんに言語として何をメインに
教えたいですか。やっぱりRubyですか。
ま.えっと僕は教えないので(笑)、彼が学びたい言語を
学べばいいんじゃないかな、と思います(笑)。
というのは、僕の子供の頃はすごく恵まれなかったんですよ。
家が恵まれなかったわけじゃなく(笑)、
時代が恵まれなかったんですよ。
まずインターネットがない、
それからコンピュータが、電源を入れると
“How many files(0-15)?”
って言うんですよ
(司会のN先生のみ大笑い、一同キョトン)。
笑う人は一人ですね(笑)。
とにかくBASICっていう言語しか動かないんですよ。
OSとかない。
コンピュータにBASICを入れるしかない。
言語の選択肢がないわけですね、当時。
だから、僕はBASICでプログラムを組んでて
それなりに楽しかったんですけど、
でも、もっと良い言語、もっとちゃんとした言語、
例えばRubyみたいなプログラミング言語があれば
使いたいなあと思ってたんだけど、
全然できなかったんだよね。
で、ある程度以上複雑だったり大きかったりする
ソフトウェアの開発ってその時できなかったんですよ。
情報もコンピュータ関係の雑誌をちょっと買ってきて
その書いてある文字の情報しかない、
ダウンロードってできないから。
で、そういう時代なので、その時プログラミング
したいんだけどいろんな制約があってなかなかできない、
っていう高校生だったんですね。
大学に入って初めてちゃんとしたプログラミングが
できるようになったので、
プログラミングを自分からしたいっていう気持ちが
すごい内からあったんですね。
そういうハングリーな精神っていうのが、
もう年寄りになってもプログラミングしてたいっていう
原動力になったと思うんですよ。
で、例えば僕が息子にですね、
「お前はプログラマになるんだ!」って
プログラマ養成ギプス(笑)なんか着けたらですね、
彼はそういうモチベーションを持てないんじゃないかなあ
と思うんですよ。
だから彼がエンジニアに自分でなりたい、というふうに
思うんだったら、自分で頑張ってなればいいし、
そう思わないんだったらそれはそれでいいかな、
というふうに思います。
司会者N.今“How many files(0-15)?”の話が出て、
懐かしさで涙が出そうになりました。
ま.年寄りですね(笑)。

N.はい(笑)。
でもやっぱりお子さんが自分で「私はRubyを学びたいんだ」
って言ってきたら、嬉しいですよね?
ま.そうですね(笑)。
ここまでで7チーム中4チームからの質問が終わりました。
まだまだ続きます。
最後司会者のN先生が泣きそうになったのは、
20年以上前の思い出へのノスタルジーだそうです。
なんだかよくわからないのでほっときたいところですが、
まつもとさんと2人だけがわかってる、というのが
うらやましいというか、しゃくにさわるというか・・・
ついにこの日が・・・卒制プレゼンの結果は?(卒業制作第4弾)
ついにこの日がやって来てしまいました。
卒業制作の成果を後輩たちの前で披露するのです。
先週お知らせしたとおり、各チームのシステムそのものは
既に教室内で公開され、1年生たちはその未完成(?)システムを
壊してしまわないかと心配しながら恐る恐るさわっていました
(実はわざと壊そうとしてるやつも・・・)。
そして今日はプレゼンです。その未完成(??)にいたる苦労を、
次年度味わう予定の1年生に伝える日なのです。
ちょっと意味が違うか。
まあとにかくプレゼン慣れしていない2年生はもうテンパってます。
1年生の前で恥はかきたくないものねえ。
でももう既に全部バレているような・・・
7チームの発表順は例によってランダムです。
その場で順番が決まります。
最初の発表チームはおなじみクラス委員の市川君がいる「紫組」チームです。
学校内のさまざまな学科のコンテンツが集まるコミュニティサイトを制作。
さらにRuby on Rails環境での開発にも挑戦したんですよね。
インストールに大苦戦したという血と汗と涙の発表でした。
でも発表者の市川君にとって「スポーツフェスティバル中止」
のショックに比べたらインストールの苦労くらいどってことないよね?
え? 違う?
プレゼンの方法はこの業界ではかなりメジャーな「高橋メソッド」です。
字がでかい。スライドの枚数が多い。あらびっくり。でもテンポがよい。
発表時間の10分という時間を感じさせないうちにプレゼン終了。
1チームの発表が終わると、質問タイムです。
次々と1年生から質問が出ます。どうやら仕込まれていたようです(笑)。
でも質問の内容は事前には知らされていませんでした。
え、こんな質問多いの? 後に続くチームはさらにビビります。
1チームの発表が終わると、そのチーム専用の審査用紙に
10項目のポイントをそれぞれ5段階でつけます。

今回1年生から最も多くのポイントを獲得したチームが
最優秀チームとして表彰されます。
審査用紙に記入する1年生も真剣です。
来年は自分達が審査される番だからです。
次の発表はほけんがかりのH君の所属する「I3H」チーム。
PHPプログラミングのチュートリアル用システムです。
ユーザ役のK先生も見に来てくださいました。

ここもいろいろ苦労したようです。
プレゼンの手法は、お!ここは「もんたメソッド」ですね。
でも隠す部分がちょっとずれてるよ(笑)。ご愛嬌。
グーグルのAPIを利用した「マイナス2乗」チーム、
地図を活用した転職サイトを作るなんて、なんてタイムリー!
この金融不況による雇用不安を夏の時点で予測していたのか!

求職側だけでなく、求人側にとっても使いやすいシステムを
考えるのは大変だっただろうね。採用業務ってなかなか
想像つかないし。
留学生だけによる「サンプラザ国際」チームは、
ショッピングサイトにチャレンジ。
ショッピングカートの処理に苦労したようです。

機能はひととおり実現されていて、
あとは通信経路のセキュリティですね。
発表の時は日本語のハンディがあったと思うけど、
必死の発表はきっとみんなに通じたはず。
クラス内グループウェアに挑戦した「一休さん」チーム。
みんな、こんなグループウェアなら使いたいよねー。
みんなの審査結果が良ければ先生が使ってくれるかもよー。
だからいい点入れてねー。
そ、そんな技があったのか・・・
途中一部で高橋メソッド的雰囲気も。上手です。
制作途中、入院などでメンバーが減って大変だったようです。
一番大切なのはチーム内のコミュニケーションだって。なるほど。

集まれないメンバー同士のコミュニケーションには
Skypeが決め手だそうです。
ものすごく説得力がありました。
Webブラウザのみでプログラミングが学べる、
プログラマー育成サイトにチャンレンジした「ひつじさん」チーム、
発表の前にいきなりみんなにお菓子を配り始めた(笑)!

これは・・・反則では・・・
でも「お菓子を配ってはいけません」とはどこにも書いてない・・・
や、やられた・・・
発表者はなんかプロっぽい。

しゃべる職業に就いていたのではという疑惑も。
途中になんとCMタイム。
一部利害関係者(笑)へのアピールも抜け目がない。

質問タイムで、
「プロですか?」
という質問に対し、きっぱりと
「プロです!」(笑)

や、やられた・・・
最後のチームは、ネットワークなどの社内資産管理システムに挑戦した
「三国レンジャ」チーム。
あの山中君が所属するチームで、本当に日中韓三国の共同作業でした。
このチームは夏休みから合宿まで組んで
チーム内の意思統一を徹底して行っていました。

さまざまな知識を駆使したネットワーク管理業務が印象的でしたが、
やっぱりここも「コミュニケーションが一番大切」とのことでした。
やっぱりそうなのか。
1年生にはコミュニケーションの大切さが伝わったに違いない。
あ、三国レンジャチームもSkypeだったそうです。
Skype必須だね。
質問タイムの珍プレー・好プレー
・「展示システムを使ってみましたが、URL欄の後ろの方の文字を変えたら
ほかのユーザでログインできてしまいました」
いやあ、制作担当者の焦ったこと焦ったこと(メソッド間違えてた)。
・「そういったシステムなら開発環境でSmartyを導入したほうが良いのでは」
いやあ、制作担当者の焦ったこと焦ったこと(実はSmartyを知らなかった)。
・「ソースプログラムを見せてください。」
いやあ、制作担当者の焦ったこと焦ったこと。
・質問内容があらかじめ知らされてなかったにもかかわらず、
質問に対していきなり新たなプレゼンシートを使って回答した
「一休さん」チーム! 本日のファインプレーでした。
全7チーム発表終了後、審査用紙の内容は即座に集計され、
本日の最優秀賞が決定しました。
最優秀賞は・・・
最後に発表した「三国レンジャ」チームです! おめでとう!!
賞状授与式です。

副賞は・・・ ん、なんかゴミ袋みたいだぞ。

とても賞品とはいえないような・・・ と思ったら、

スナック菓子一袋分! これ、かなりの量です。みんなで食べようね。
さて、今回のプレゼンの主役は実は1年生です。
このプレゼンは次年度の卒業制作のためにあったのです。
今年の2年生の本当の本番は、実はオープンソースカンファレンスなのです。
この日にまつもとゆきひろさんや、来場者の皆さんにプレゼンをして、
アンケート用紙に記入してもらうのが、本当の本番なのです。
それまでに一週間ちょっとあります。
システムの修正とさらなるプレゼン資料作りに全力を注ぎます。
果たして間に合うか! 間に合わせます!
誰ですか! 「うちのは永遠のベータバージョンだ」とか言ってるのは!
そんなこと言ってる間に手を動かすんだ!
でもやっぱり間に合わない!
2009年02月06日
その後どうなった? -もうすぐオープンソースカンファレンス-
・バナナダイエットの行方
先日インフルエンザ流行でスポーツフェスティバルが
中止になった件をお伝えしましたが、朝バナナダイエットに
チャレンジした市川君のその後は・・・
スポーツフェスティバル当日の段階で4kgの減量に
成功しました! 食事の量は全く減らしていません。
あとで知ったことですが、バナナは何本食べても
いいのだそうです。まあ、限度はあると思いますが。
んでスポーツフェスティバル中止の知らせを聞いた時、
市川君は「リーマンショックの時より大きな打撃を受けた」
とのことです。
えっと、リーマンショックの時って、市川君はそんなに
打撃受けてない・・・よねえ。
でも当日着るコスプレ衣装代にウン万円突っ込んでいた
市川君にとって中止の知らせはあまりに衝撃が大きく、
その後ストレス解消のやけ食いのおかげで順調に
リバウンドしているそうです。めでたしめでたし。
・H先輩からの便り
就職してから10ヶ月のH先輩からお便りが届きました。
プロジェクトの途中でちょっと苦手な仕事を頼まれたけれど、
上司からのアドバイスで無事乗り切った
「ちょっといい話」をどうぞ。
==========================
「今のプロジェクトも終盤に差し掛かり、
結合テストがもう少しで終わるかなーというところですが、
修正箇所が残っているのでまだ終われません。
といっても私の修正箇所はもう直ったので、
次の作業の先取りで【マニュアル】を
作成しなければならなくなりました。
なんかとてもめんどくさい感じです。
マニュアルだけに限った話ではないのですが、
嫌なんだけどやらなければならない事ってありますよね。
そういった事に取り組む時の心構えを面白おかしく教えてくれた、
上司と私との今日の会話をお送りします。
いろんな意味で是非皆さんの今後にも役立てて欲しいと思います。」
H.(マニュアルか・・・ 項目だけ書いてあるテンプレート
渡されたけれど、どうすればいいんだろう??
うーん、、よく分からんから
イタいニュースでも読んでから始めよう・・・
なになに?日本製ゲームの世界シェアが・・・・)
上司.コラー! なにダラダラしてんだー!
H.う、いやーなんかマニュアル書かなきゃいけないんですよー。
上.マニュアルですか、いいじゃないですか。
H.えー、どこがですか?
上.マニュアル書かなきゃいけないと思うから
めんどくさくて嫌になるんですよ。
「よーしこれから俺が世界一わかりやすいマニュアルを
書いてやるぜ」
と思ってやったら楽しくなりますよ。
そのために必要な資料だとか書き方だとかを
徹底的に調べてみることです。
僕の場合は、昔サイボウズのユーザーマニュアル的な
ものを一冊買って、あーマニュアルってこう書くんだ、
図の配置とかはこうすると見やすいのかっていうのを
ひと通り勉強してから書いてました。
そうして、たいていは自分が作ったものが
めちゃめちゃ丁寧でわかりやすくて、
「どうだこらーよくできてんだろー。」って感じになって、
実際出来上がったものをユーザーが見ると、
「う~んちょっとこの辺がね・・・」とか言われるんです。
自分でも、「うーん確かにそうだな。」ってなって、
そしたら今度はその分を微調整してよりいいものが
作れるようになっていくんです。
できないやつっていうのは決まって理想が低いんですよ。
いつも適当にやって、まぁこんなもんかで終わるから、
自分が上の立場になったときも部下に、
「まぁ、めんどくさいけど頑張って。」とかしか
言えない人になっちゃうんです。
できる人は、理想が常に高いから、いつもいつも
「あ~まだかぁまだかぁうをぉ~」てなってるんです。
「まぁ・・・」とか、「適当に・・・」なんて言う人の
言うことは信用しちゃだめです。
もしそんな人の下に付いてしまったら、
「はい、分かりました。」って口だけで言って、内心は
「あーちっきしょ~こんなやつが上司かよー。
あっちのリーダーはなんか良さそうだなぁ。
厳しそうだけどスキルは付きそうだし、身になりそうだなぁ。
こっちは本当に残念だ。ついてねーな。」
なんて思ってるとそのうち態度に出ちゃうんですけどね。
今のHさんはそんな人になってしまうかどうかの分かれ目です。
まずは「マニュアル 書き方」とかで検索してみれば、
とりあえずお金かけずに多少の知識は入るんで、そこからです。
そのうちに、自分の作ったマニュアルの出来が良すぎて、
「あーちょっとHさん、この前のマニュアルよくできてたよ。
他の人じゃあんないいものは書けないね。どうだろう、
君をマニュアル専任として雇いたいんだけど・・・」
なんてオファーが来て、「いえ、私はプログラマーなんで。」
・・・なんていう妄想も繰り広げられるようになるんです。
何もかも完璧主義だと疲れちゃうんでやめていいんですけど、
何事も完璧を目指してやってると、10年後20年後に
周りと歴然とした差が出てきますから。
まぁ僕は全然完璧にはやってないんですけどね。
H.うそだー。
上.最初は意気込んでいろいろ調べてやるんですけど、
途中で他のものに興味が出てそっち行っちゃうんで。
途中までは頑張れますけど、そのうち脱線しちゃいます。
H.はは~なるほど、分かりました。
「途中まで」 頑張ります!(笑)
「そして見事に乗せられてマニュアルの書き方を
調べ始める私Hでした。おしまい。」
==========================
なんかいいお話でした。職場の雰囲気良さそうですね。
このあとH先輩はN先生から
「『テクニカルライティング』」でググってごらん」
と言われて欲しかった情報を手に入れたそうです。
めでたしめでたし。
・卒業制作が、もう・・・
いよいよ押し詰まってまいりました、
卒業制作も始まってからもう4ヶ月。
完成は見えたのか!
ついに来週から怒涛のラスト2週間!
まずは来週火曜日に学内プレゼンです。
既に教室内の後ろの列で常設展示が始まっていて、
そのシステムをさわった1年生たちの前で
2年生がプレゼンテーションを行ないます。
正直みんな今から緊張しています。教室の雰囲気変です。
その後すぐに後期試験。卒業がかかってます。うぐぐ。
そしてすぐにオープンソースカンファレンスの展示準備。
オープンソースカンファレンスのWebサイトを見たら
わああ大変! なんだこのタイトルは!
「×」って何よ「×」って。V.S.じゃないですか。
聞いてないよ。まつもとさんとV.S.って!
あくまで教えていただくだけですって。
私達の卒業制作システムをご覧に入れて評価していただき、
「まつもとゆきひろ賞」の表彰をしていただくのです。
まつもとさんをたじたじとさせる質問なんてできないよー。
でもあっという間に満員ですね。タイトルで煽るからですよ。
主催者のびぎねっとさーん、お願いしますよー。
その他にもオープンソースカンファレンスでは
2階展示会場で卒業制作システムを展示してます。
来場者のみなさんにアンケートを記入していただき、
7つのチームの中でいちばん評価の高かったチームには
賞品が出ることになってます。
アンケートにご協力いただいた来場者の方には
ちょこっとしたプレゼントがありますのでお楽しみに。
是非いらしてくださいね。
さらにさらに今回は学生がハンズオンセミナーにチャンレンジ!
あのMerry Linux!!の成果をオープンソースカンファレンスでも
活かします。今度はいろんな方が受講されるかもしれません。
これは相当緊張するなあ。
そしてMerry Linux!!で協力してくれたWebデザイン科の
学生達も応援してくれます。2階の展示会場で
面白いイベントを企画してます。キーワードは
「ライブデザイン!」 いったいなんでしょね。楽しみ。
でもなんかワクワクします。いろんなイベントが
みんなうまく行くことを願ってます。
うーんでも怒涛の2週間、恐ろしいスケジュールです。
果たしてめでたしめでたしと行くかどうか、
どっちかっつーと、くわばらくわばら。
・自称「LPI-Japanの回し者」の、その後。
先週の回し者記事が、
なんと、
「お知らせ」に、
載ってしまった、
ヤバい、
後半ただの宣伝なのに・・・
LPI-Japanのサイトからいらした方、
最後まで読んだら・・・
どきどきはらはら・・・
2009年01月23日
カテゴリー: 学習・授業関連
はたしてまともに動くのか!?(卒業制作第3弾)
今日はいろいろ事情がありまして(後ほどお知らせします)、
昨年12月の上旬に行われた卒業制作のユーザテストの様子をお伝えします。
さて卒業制作が始まって3ヶ月ほどが経ち、
みんなはその間まっしぐらに開発して来ました。
が、ここで第三者が入って冷静に
システムを評価することになりました。
勘違いしている部分はないかな? もしあったら・・・
今ならまだ間に合う! え? もう間に合わない? うーん。
もちろんまだどのグループも全然未完成なのですが、
画面設計など基本的な設計が終わっていれば
ユーザインタフェースの部分は一部使えるし、
操作ができればシステムの全貌が把握しやすいのです。
今回は先生達が第三者になりきって、ユーザ役を務めます。
先生達は今までの経緯を何も知らぬ振りをして、
何かぶつぶつつぶやきながら操作してます。
その脇でシステム作成者の学生が
先生の独り言をひたすらメモしてます。
つまりユーザが操作している時の脳内の様子を
読み取ろうとしているのです。
学生はユーザ役の先生に声をかけられません。
そりゃそうですよね。Webシステムのユーザに
開発者が直接声をかけられたら苦労しませんよね。
「そこはそうじゃなくて、右下のボタンをクリックすれば
検索条件が絞れますよ」
「あ、なるほど。わかりました。」
なんて会話ができるのなら設計もだいぶ手を抜けるんですけど、
まあそうは行きません。
先生の操作はスクリーンに映し出され、
他グループの全員も固唾を呑んで見守っています。
以下、せっかちなおっさん役を演じる先生の独り言
「なんだよ、これ、わかりにくいなあ」
「どこをクリックしたら次に行けるんだ?」
「商品名で検索したいんだけどなあ、
どのページにあるのかさっぱりわからん」
「検索条件複数入れたら変な結果が出てきた」
「フォームの入力キャンセルできない」
「なんか英語のメッセージみたいの出てるぞ」
「文字が小さ過ぎる、老眼の俺に対してケンカ売ってんのか」
「クリックする場所がわからん、青い字なのにクリックできん」
「ああ、イライラする」
「このサイトの目的がわからん。情報サイトじゃないのかよ。」
何か根本的に違ってたのかなあ。まずいなあ。
先生は普通のおじさんになりきっているので、
用語とか難しいと読んでくれません。
自分達は当然わかってもらえるだろうと思っていても、
ユーザには意外と伝わらないものですね。
とにかくこちらからは声をかけられないので、
ひたすら先生の独り言をメモします。あとで全部直さないと。
うわあ、メモがいっぱい。修正箇所多いなあ。
先生はなんだか持ち前のSっ気が出てきたみたいですよ。
まずいなあ。今度はクラッカーの役になりきろうとしている。
えっ、先生、そんな変なデータ入力しないで下さいよ。
そこは半角でないと困るんですよ。
げっ、そのまま進んじゃった。
あれ? データチェックしてるはずなのに。
わあ、そんな値をデータベースに入れられたら
どうなっちゃうんだ? 先生やめて!
あれれ、ログアウトしたはずなのに、
また会員専用ページ入れちゃった。
ダメじゃん。ちゃんとセッション管理できてない。
他のユーザが入れちゃう。
アップロード画面で変なファイル名つけないで下さいよ、
先生。そんなの出来るんですか?
あれ? サーバのディレクトリ変だぞ。
先生何をしたんですか!
先生! キーボード押しっぱなしやめてください!
そこの欄に何百文字も入れないで下さい!
そのまま進んじゃったよ。
うわっ、画面が思いっきりずれた!
先生、なんでわざわざ入力欄にタグを打つんですか?
ちゃんとチェックしてますよーだっ。
あれ? あれれ? 文字がでかくなっちゃった!
ダメじゃん! 何かアラート画面出てるし。
誰か先生を止めてーっ!!
いやあ、大変なことになりました。
でもこの時期にいろんな事がわかって良かったです。
あらさがしも必要ですね。
ひととおりユーザテストが終わったら、
先生が全体的な感想を作成者の学生に伝えます。
これもいっぱいあります。ひたすらメモメモ。
それにしても変なデータを入力する時の
先生の嬉しそうな顔と言ったら・・・
ところで最初の「いろいろ事情がありまして」ですが、
実はこの一週間授業がないのです。
インフルエンザの急激な流行で、全校休講です。
そう、21日に行われる予定だったスポーツフェスティバルも
中止になってしまいました。
うわあ、クラス委員の市川君は
開会式の選手宣誓で目立つからって
バナナダイエットまでしてたのに。
えっ、コスプレ衣装に×万円もかけていたのか・・・
ショックだよね。んじゃ今度撮影会やろう。元気出してね。
えっ、オープンソースカンファレンスの時にコスプレするって?
それは・・・ ちょっと・・・
2008年12月12日
カテゴリー: 学習・授業関連
実習室日記 -ほけんがかり編- LANケーブルを作ろう!
どうも、前回に引き続き、ほけんがかりのHです。
今回はLANケーブルを作ります。
「え~LANケーブルって作れるの~?」
も、もちろん作れます。
いや、むしろ作ります。
材料はこちら
LANケーブル 2本
コネクタ 4個
今回使う材料のコネクタは、何か普通のより部品が多いです。
ガイドが付いているんですね。
N先生が秋葉原にコネクタを買いに行った時に、
かどっこの××電線の店員さんのつよーいお勧めにより
大手電機メーカー製のものを購入してきました。
店員さんすごい迫力だったそうです。
「絶対こちらにすべきです!」
で、LANケーブルは・・・
え~と、どこから来たんでしたっけ?
あ~、IP電話の配線の時に
学内ネットワークの整備を担当しているM先生から、
「残り少ないから箱ごと持ってって」ということで
ドーンといただいてきたのでした。
N「漢(おとこ)は黙って、箱買い!」
・・・先生、なに叫んでいるんですか。
今回は「箱貰い」でしょ。確かに字は似てますけどね。
先生最近老眼が進んでいるので区別が付かないんですね。
先生がポーズを決めている間にとっととケーブルを作りましょう。
まず外皮を適当なだけカッターで切って剥きます。
この際なかの線を傷つけないように注意します。
外皮をむくとねじり具合の違う4組8本の線が出てきます。
その8本の線をばらして指で伸ばしていきます。
ここは結構重要なポイントかもしれません。
ある程度伸びたら線の順番をそろえます。
色の順番はケーブルによって多少違いがあります。
今回はストレートケーブルというのを作るのですが、
実はここだけの話、色の順番は適当でも両端のペアが合ってさえいれば
繋がることは繋がります。
ただ、そんなことをしたら、
せっかくノイズ対策のためにケーブルがねじられているのに、
無駄になるどころか余計にノイズを拾う可能性もあります。
今回はちゃんと箱に書いてある通りの順番でそろえます。
順番が合っていることが確認できたら、
線を指で押さえて端がまっすぐそろうように切り落とします。
これがある程度そろっていないと線がコネクタの奥まで入らず、
出来上がった後、繋がらないことがあります。
今回使うコネクタはガイド付き(あまり見かけませんが)なので、
それぞれの向きを確認して、線をセットします。
線がセットできたらコネクタに挿入します。
H「お、これはやりやすい」
さすが店員さんがつよーく勧めるだけのことはあります。
そして、さらにグリグリと線を押し込んでいって、
外皮も奥まで押し込んでいきます。
これが不十分だと、首の部分が頼りなくなってしまいます。
奥まで押し込んだらカシメ具にセットして、
思いっきり握ってカシメます。
これによって端子が8本の線に刺さり、
ツメが外皮に食い込み抜けなくなります。
これを反対側1ヶ所ともう1本の2ヶ所やります。
全てできたら、切れ端を確実にゴミ箱に捨てましょう。
床に散乱すると靴で踏んだときに地味に滑ります(苦笑)。
・・・ぽいっ
さて、
なぜケーブルを2本作ったのかと申しますと、
サーバ間の通信のベンチマーク的なことをしてみようと思ったわけです。
そこで、既設のケーブルと交換するために、
サーバラックの裏へ周りこみます。
しょーじき狭いです。
ラックの下にあるサーバから、
切り替え機やコンセントやハブへケーブルが延びています。
ハブの上に載っているのは「行くPC」から摘出した、二重化電源です。
まだまだ使えますが、入るケースがないので今はおもり(!)として使われています。
それはそうと、ケーブルを差し替えて・・・。
・・・認識されました。(3番と6番)
といっても、通信速度が保証されているわけではないです。
ベンチマークは特別にソフトを使うわけではなく、
今回はLinuxのコマンドであるSCPとWGETを使いました。
ちなみに実習室のサーバは全てLinuxです。
N「この教室はオープンソースの結晶です!」
でもって、ネットワークはトーナメント、つまり多段ハブです・・・ガクッ。
転送速度は以下のようになりました。
・SCPコマンド
サーバA→サーバB 21MB/s程度
サーバB→サーバA 9MB/s程度
・WGETコマンド
サーバB→サーバA 27MB/s程度(最高50MB/s程度)
SCPコマンドというのはファイルの内容を暗号化しながら
コピーするコマンドです(本当は通信経路を暗号化します。
ちょっとややこしいですね)。暗号化の分少し処理が重くなります。
WGETコマンドというのはWebサーバからファイルを
コピーしてくるコマンドです。暗号化なしの早い転送が望めます。
ここでひとつ注意。よく「ギガビットLAN」とか言いますが、
この「ギガビット」のギガという単位は10億を表します。
つまり1ギガビットは10億ビットです。
そして上の「21MB」の「MB」は「メガバイト」で、「メガ」は
100万を表します。つまり1メガバイトは100万バイトです。
そしてそして気になる「ビット」と「バイト」の関係ですが、
これは1バイト=8ビットです。だから1メガバイトは8メガビットです。
SCPコマンドの結果を見てみると1秒間に21MBとありますから、
168メガビットですね。ギガビットLANなら1秒間に1000メガビットですから
ちょっと遅い感じがしますね。でもこれは暗号化の処理があるから、
ということもあります。
それから「サーバA→サーバB」と「サーバB→サーバA」の
転送速度に差があります。
よくわからないのですがサーバAとサーバBの処理速度の差かもしれません。
暗号化とそれを元の平文に戻す復号化の部分で差がついてしまったのかな、
と推測してます。
WGETコマンドの結果は最高で1秒間に50MBなので、400メガビットですね。
これなら十分ギガビットLANと言えるでしょう。ギガビットLANと言っても
1000メガビットはなかなか出ないものです。
さて今回はなんとかうまくLANケーブルが出来上がりました。
自作の良いところはなんと言っても「ちょうどいい長さ」の
ケーブルを作れるところです。ご自宅のLANケーブルはとぐろを巻いていませんか?
それなら迷わず自作です! 部品は安いので是非チャレンジして見てください。
「先生、最近LANケーブル自作しないんですね」
「しっ! それ先生に言っちゃダメ!」
「え、どうして?」
「先生最近老眼が進んでいるから、8本の線がきれいにそろわないんだって」
「あ、先生聞こえないふりしてる・・・(哀)」
2008年12月05日
カテゴリー: 学習・授業関連
実習室日記 -ほけんがかり編- IP電話奮闘記
どうも、ほけんがかりのHです。
いつも「きろくがかり」を兼任していますが、
今回は「いきものがかり」のT君に
記録とサポートをしていただきました。
私が異常に気づいたのは数週間前のことでした…。
私達の実習室では、以前この欄でご紹介した山中君の手によって
openSUSEで構築されたルーターが動いています。
このルーターのおかげで私達は他の実習室と比べても
より安全な環境で実習ができています。
そんな実習環境の下、LANケーブルを流れる信号を解読する
パケットキャプチャの授業をしていた時のことです。
なにやら接続相手を探すためのブロードキャストパケットが
延々と流れているではありませんか。
原因は実習室の後ろにあるIP電話でした。
IP電話がずっとルーターを探していたのです。
N先生ですらほとんど使わないそのIP電話は
すっかり存在が忘れ去られていたようで(哀)、
山中君作のルーターが完成した時にも
ルータへの新しい接続設定がされないまま放置されていました(涙)。
そこで、わたくしほけんがかりがIP電話のマニュアル片手に
一人で Pi Po Paと設定をしなおしました。
それでもIP電話は繋がりません。おかしいですねえ。
でもよく考えてみたら、1つ余分にルーターかましてIP電話をつなげたら
伝送品質にも問題が出てくるし、もともと学校内LANなのだから・・・
「よしっ!ルーターの外に繋げてしまえっ!」
ということで思い立ったが吉日、速攻で床を開けて・・・、
こんなん出ましたけど(笑)。

真ん中を走る赤いケーブルが実習室と基幹を結ぶ重要なケーブル。
そしてその先にあるボックスに各実習機・サーバ方面へのハブがあります。
このケーブルとハブの間に、ルーターが入っています。
ここのハブから1本IP電話に向けてケーブルを引っ張ります。
今回の「引っ張る」は比喩ではなく本当の意味で「ひっぱり」ます(笑)!
どうせなら床をはがず面積をなるべく少ないしたいところです。
そのために、既設のケーブルをハブから抜いて新たにひくケーブルと、
引き戻すための紐をつけて、実習室の後ろからケーブルを引き抜きます。
・・・そうそう、言い忘れていましたがマジに「足元注意!」です(苦)。
(T君に激写されてしまいました(笑))

いやあ危なかった(汗)。
既設のケーブルが中央の通路の下を通っているので、
曲がり角まで一度引き出してしまいます。
(こうしないとどうしても引っ掛かってそれ以上引っ張れなくなります)
そしてT君にケーブルをさばいてもらいながら・・・、
出ました!!!

これで、後は紐から新たにひいたケーブルを外して、IP電話に接続して、
元のところから紐を引いて既設のケーブルを戻してやれば工事完了です。
・・・なんて思ってて気を抜いてしまったんでしょうかねえ。
「あるぇ~? なんか妙に軽い・・・、あ゛っ・・・」

生命線の紐があろうことか切れてしまいました(苦)!。
でもめげません(涙)。
さっきと同じようにやればいいのですから!
・・・(現実に向き合うための小休止)・・・
さて「ふりだし」に戻って紐から残す方のケーブルをはずして、
今度は紐が切れないように一部ではありますがセロテープで補強しました。

今度は後ろから紐を引っ張っていきます。
切れたような軽さはないので安心です。
引っ張って引っ張って、あ、出口のところで電源のアース線に引っ掛かりました。
見えるところだったので、ドライバーに引っ掛けてよけることができました。
そして!
LANケーブルが~、キターーーッ!!

これで新たにひいたケーブルをIP電話に接続して、
既設のケーブルをハブに戻して、床を閉めたら工事完了です。

工事時間は1時間ちょっとで終わりました。
(事故がなければ1時間以内には終わったかも)
あとはIP電話を設定しなおして、・・・繋がりません。
さてどうしたものか、う~ん・・・ん?
ラックサーバのネットワークのアクセスランプが一斉に点滅しているではありませんか。
まさかと思いパケットキャプチャをしてみると(実習成果をここで発揮!)
IP電話がまたルーターを探していました。
何故こんな事が起きてしまったのかというと、
繋げるハブを間違えていたのです。
ボックスの中にあるハブはルーターの中にあるハブで、
そこではなくルーターの外にあるハブに繋がなくてはいけなかったのです。
そのハブは机の下のサーバのてっぺんに、チョコンと乗っています。
そのため、もう一度床を開けて机の下にある配線用の穴に通して、
そっちのハブに繋いだら無事IP電話開通となりました!
IP電話が繋がるのは何ヶ月ぶりのことでしょう・・・
今まで繋がらない事すら気付かれずにいたなんて・・・
それにしても、机の下にもぐって作業するのは暑かった。
サポートしてくれたT君ありがとう!
これで卒業した後のネットワークの配線は君に任せた!
え? なんで後ずさりするの? そんな巨体で「ずさら」ないで!
お願いだから逃げないでえ~(笑)!
「今週のチクり」
ちょっと先生、
「IP電話通じたの内緒にしておこうよ、な。」って
耳元でささやくのやめて下さい!
もうここで公開しちゃいましたからね。
今後校内で行方不明になることは出来ませんので、あしからず。
Linuxの教科書がオープンソース??
「Linux標準教科書誕生」
今1年生が「Linux操作」という科目で使っている教科書は、
「Linux標準教科書」というもので、これがなんとオープンソースなのです。
教科書がオープンソースって言うのもなんだかよくわからないのですが、
正確に言うと「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」というライセンスの元に
自由に利用できるようになっている書籍なのです。
この教科書の成り立ちはここに詳しく載っています。
(きっかけになった「Linux/OSS教育フォーラム2007」は、
日本電子9号館メディアセンターで開催されました)
とにかく開発のプロセスがオープンで、
オープンソースソフトウェアと同じような方法で出来上がってきたのです。
「Linux標準教科書」と日本電子オープンソースシステム科とは
何かとご縁がありまして、この教科書の行方は他人事ではありません。
まずなんと言ってもLPI-Japanさんの著作である、ということ。
この欄でも過去に「日本電子オープンソースシステム科はLPI-Japanさんの
スタッフの味方です!」などと先生が叫んでおりますし、
立派なものが出来上がってみんなで喜んでいます。
それから教科書の開発がオープンですから、アルファ版ともいえるような
状態の原稿を実際に神藤先生が授業で使用して、修正や要望などを
フィードバックしてます。
さらにさらにメイン執筆者は、たまたま皆さん日本電子で教えていらっしゃる方ばかり。
特に宮原さんが中心となってオープンな教科書ができあがってきたのです。
宮原さんはまたひとつオープンソースの業界で大きな足跡を残したのです。
今回はその執筆者のお一人である川井先生に、ちょっとお話を聞いてみましょう。
川井先生には2年生の「オープンソースカスタマイジング」科目などで
教えていただいています。
川井先生のお答えから、教科書作成の舞台裏がいろいろと見えてきますよ。
Q.今回の教科書開発プロジェクトに加わった経緯は?
A.びぎねっとの宮原さんから声をかけて頂きました。
宮原さんとのご縁は、2005年くらいにオープンソースカンファレンス会場
(日本電子)で整理スタッフとしてお手伝いしたのがきっかけです。
そして今回のプロジェクトで、私も以前から執筆経験があり講師もしていたので、
声をかけて頂きました。
Q.共同執筆にあたり、執筆者同士でどんなルールがありましたか?
A.目次案を決めてから、各自1章分の文章を書き、
方向性を固めるためのレビューをしています。
レビューをして決めた方向性に沿って担当の章を書き始めました。
一通り、書き上げた後に確認のレビューをおこない、
必要に応じて修正と追加を繰り返しています。
内容は、多くのLinuxの教科書よりも実践に近いテキストが欲しいという
要望(方向性)から始まっています。
基本的な決まりとして考えたのは、対象者や文章構造(章や節や項や問題など)と
文体(ですます調)です。
対象者はLinuxに触れるのが初めての人で、
カタカナ用語やカタカナ名称の語尾などは
多くの出版社で使われている一般的なルールを使いつつ、
途中のレビューで調整しています。
レイアウト前の文章データはプレーンなテキストで、
秀丸などのテキストエディタを使い書き、
OpenOfficeのライターでデザインしてもいました
(OpenOfficeで作られた教科書は日本初(もしかしたら世界初)のはずです)。
図などのデータは手書きに近いもの(ペイントや紙)を描き、
パワーポイントやエクセルやイラストレータなどの
それぞれ適したツールで清書してもらいました。
図は最終的にライターに埋め込み、直接埋め込めない形式は
画像に変換しています。
一般の書籍と同じく文章の執筆と図の元案を提供し、
レイアウトはデザイナーさんにお願いしています。
完成を確認・修正という流れになりました
(一部分、OpenOfficeのでデータを修正しています)。
Q.執筆で苦労したことは?(内容、スケジュールなどについて)
A.スケジュールは書籍と同じ流れなので特別な苦労は無かったです。
以前から、個人で使うテキスト用に書き溜めていた文章や
市販の書籍をこう変更したいという考えもあったので、
かなり楽しみながら進められました。
ただ、Linuxの知識は相互に絡んでいるので、
順番に進めるために試行錯誤する箇所もいくつかあります。
Q.今までにない開発方法についての感想は?
A.ベータ版くらいの完成後に多くの先生方にチェックをして頂くのは、
今までに無い手順なので、正直ちょっと怖くもありました。
しかし、多くの意見を頂けたのは今までに無く、感謝すべきことだと思います。
Q.出来上がった時の感想は?
A.フィックスした後にPDF版を公開したので、
公開当初は完成したと言う感覚がいまいちでしたが、
見本用に印刷製本したテキストを見たときに完成した実感がわきました。
完成と同時に、これからテキストを使える状態なので、
やっとスタートに立った気もしています。
Q.反響が大きかったようですが、良い面と悪い面は?
A.足りない部分の意見や、わかりやすくするための代案を意見されるのは
やはり、気にはなります。
しかし、2chの様な無責任で個人を攻撃する発言ではなく、
テキストを良くするための前向きな意見なので、
想像した程はきつく無くてありがたい提案です。
Q.この教科書に対する思い入れ、今後に期待することは?
A.自分でも使いつつ、他の先生の意見をいただければ、
更に磨きをかけて行きたいと思います。
Q.今回のプロジェクトで得たことはありましたか?
A.とかく個人の地味な作業になりがちな執筆活動がオープンになったことです。
Q.授業で使っている日本電子の学生にひとこと
A.軽く読んで理解できないところは、理解できなくてもよいので
とにかく読み進めてください。
章単位で読み進めたら、PCでコマンドを入力して操作を体感してください。
手を動かしながら13章を読み進める頃には、
Linuxを操作するための基礎が身に付くはずです。
操作に慣れれば、教科書に載っている以上のコマンドやサービスを
試す余裕が生まれ、Linuxの勉強が楽しくなりますよ。
先生、ありがとうございました。教科書を作る過程では
さまざまな側面があるのですね。
そういえば川井先生は他にも多くの著作物がおありで、
この業界でかなりメジャーな本も書かれていらっしゃいますね。
アマゾンで検索してみてびっくりしました。
そうとは知らず何冊か買ってました(笑)。
ところでこのLinxu標準教科書はPDFファイルとして誰でもダウンロードできます
(製本が必要な場合は実費がかかります)。
実は1年生はそのダウンロードしたファイルをプリントアウトして、
自分で穴あけをして紙ファイルにとじて授業に持参しているのです。
こんな方法で教科書を入手するのはもちろん初めてです!
なんかとても新鮮です。
この方式は反響が大きかったようで、
公開後3日間で10,000ダウンロード(!)を記録したそうです。
250ページ近くになるのに、みんなダウンロードした後
頑張ってプリントアウトしたんでしょうか。
Linux標準教科書はまだまだこれからバージョンアップされますし、
そのプロセスも全てオープンになっています。
授業を受けた私達がそのバージョンアップに少しでも貢献できたらいいなあ、
と思っています。頑張ります!
もしみなさんの中でもこれからLinuxを勉強しようと思っている方がいらっしゃったら、
是非ダウンロードしてみてください。
あ、忘れずに、Linuxの勉強をするなら日本電子専門学校オープンソースシステム科が
おすすめですよ(笑)!!
(日本電子専門学校ではオープンソースシステム科以外にも、コンピュータネットワーク科、
ネットワークセキュリティ科、情報セキュリティ科でLinux学習に力を入れています。)
2008年11月21日
カテゴリー: 学習・授業関連
Ruby on Rails !!
「卒業制作-紫組チーム奮闘の軌跡」
皆さんお久しぶりです!!
オープンソースシステム科のクラス委員の市川です∩(´∀`∩) 。
今回は恥ずかしながら、卒業制作でのわが紫組チームの奮闘ぶり(?)を、
リーダーであるわたくし市川がご覧に入れようかと思います(・∀・。)ノ。
自分の班は今卒業制作で学生の作品公開サイト(のちのちこの欄で紹介することになるかも!)
を作っているのですが、そこで授業とかでは全くやらなかった技術にチャレンジしてるんです!!
その技術というのが「Ruby」と「Ruby on Rails」です( *・ω・*)。
って言ってもきっと頭の上に「???????」ってなる人が多いと思うので、
ちょいと太田コンパイラの力も借りて
開発の苦悩を織り交ぜながら説明していきましょう(・ω・`*)ノ。
(苦悩も共にする太田コンパイラとわたくし市川)
まず、Rubyというのは簡単に言うとプログラミング言語の1つです。
今まで授業ではC言語、Java、PHPという3つのプログラミング言語を学んできましたが、
Rubyに関しては今回の卒業制作で「はじめまして」のご対面なのです。
今までの3言語は、
「C言語は、手続き型で、つまり一つの機能をを作るのに、しっかり計画を立ててから行う感じです。
そのせいもあり、少し手間がかかるといった印象はありますが、細かいところをいじることも可能です。
さらに、自分としては最初に習った言語と言うのもあり、馴染み深いです。
Javaは、オブジェクト指向型で、つまり直感のまま記述しても動くといった感じです。
さらに、プラットフォームに依存しないので、とても便利です。
PHPは、スクリプト言語で、つまり動きのあるWebページ作成に使うといった感じです。
この言語はとてもいい加減に記述しても動くので、ある意味とても手軽なのですが、
逆にそれが恐かったりもします。」
(太田コンパイラ談)
で、それに対しRubyは、
「上記の3つの中ではPHPに一番近いと思います。
書きやすく読みやすい言語です。
文法がシンプルで、コンパイルなども不要なので
初心者の人でも結構組みやすいプログラミング言語なんじゃないかな(/o^∀^o)/。
でもインストールするバージョンは気をつけようね。
最初最新版で開発を始めようとしたら、みんなから止められました!」
(太田コンパイラ)
って感じです。
あと、結構最近アツい技術なので、インターネットとかで検索すれば
同じようなところで困っていた人の解決策とかが意外にすぐ見つかったりしますヾ(・ω・。)ノ。
続いてRuby on Railsについてなんですが、これはフレームワークと言って、
簡単かつ効率的に開発をできるようにするものです!
とても効率が上がるので最近すごい勢いで普及しているらしいです。
データベースとも連携をとれたりするのです。が、
この部分がなかなかの曲者で・・・・・・
現在進行形で混乱してます(笑)。
自分の場合は、日本語を入力してそれをデータベースへ飛ばすと・・・文字化けorz
文字コードを変える設定をしても・・・・・・・・・・・・・・・・・文字化けorz
もうどうにかしてくれ~~~~~~~って感じ┐(-。-;)┌。
太田コンパイラの場合はインストール時にバージョンがうまく合わなくて、
バージョンアップ、バージョンダウン、バージョンアップ、
ディレクトリ削除、インストールでどうにかなったとかならないとか(笑)。
今のところ順調にいってるのは、決める男黒田さんだけです(━┳━ _ ━┳━)。
(決める男黒田さんは余裕の表情)
とまぁトラブルだらけですが、RubyやRuby on Railsを使ってみての印象は、
ソースコードが結構短めに書けたりするので、グループで作る時に
別の人が書いたソースでもすっきり読むことができて嬉しかったりしますヾ(*゚Д゚*)。
Ruby on Railsは、もう本当にフレームワークって感じ(ってどんな感じだ?┐(-。-;)┌)です!
機能ごとにディレクトリが分けられていたりするので、
どこにどの機能のファイルがあるかとかの発見がしやすいです( *・ω・*)!
(どっかの誰かさんの太田君のパソコンのディレクトリはぐっちゃぐちゃ(笑))
ごほんっ(笑)。
まだまだ結構フレームワークってものに慣れてないので進行速度に問題があったりしますが、
慣れてくれば結構速く開発していくことができると思います
(っていうか自分のチームは超速攻で開発しなくてはなりません(;_;))。
こんな自分たちの開発の奮闘ぶりを読んで、
「俺も、私もインストールしたい!!」
って思った人への注意するポイントですが、
やっぱり気をつけなくてはいけないのが開発環境のバージョン管理です(・д・`)。
「一度、誤ってバージョンを上げてしまったのですが、
そのせいで旧バージョンで使われていたメソッドが破棄されてしまいました。
アンインストールしても、ディレクトリが残っていたので、
何度インストールやアンインストールして旧バージョンに戻しても、
メソッドが破棄されたままなので困りました。」
(太田コンパイラ)
とのことです。大変だったね。
RubyとRuby on Railsは日々新しいバージョンが出たりするので、
それぞれに対応するバージョンを正しくインストールしなければ
ちゃんと動作してくれませんからね┐(-。-;)┌。
とまあ、ひたすらつまずきまくってて、
「それならなんでわざわざRuby&Ruby on Railsを導入しようと思ったんだよ~」
って思う人もいるでしょう[壁]_・。)。
まぁまさにその通りですが(え?)。
実は班員全員が新しいものには目がない人物ばかりなので、
(だからこそみんなオープンソースシステム科に入ったんです!)
どうせ別の言語を使っても結局調べながらやらなきゃならないんだから、
この際Ruby&Ruby on Railsでやってしまおうぜ!ってノリで導入しちゃいました(爆)。
どうしてあの時・・・、誰も止めなかったのだろう・・・(リーダーの独り言)。
でもまぁ実際はやってみて、今やっと軌道に乗り出したか乗り出してないかの境目ですが、
楽しくもなってきましたし絶対に今苦労したことはあとあとに役に立つと思うので、
個人的にはRubyにしてよかったなぁ~って思ってます∩(´∀`∩) 。
今の苦しみは未来の自分達のためって感じっすかねヽ(´・∀・`@)ノ。
とりあえず、今紫組チームはこんな感じで頑張っています(*・艸・)。
これからもうまくいかないところもあるでしょうが、頑張っていきたいと思います(・ω・`*)ノ。
なので生暖か~く見守ってやってください(/o^∀^o)/。
2月のオープンソースカンファレンス2008 Tokyo/Springでは、
Ruby on Railsで組み上げた自分達のシステムのお披露目をします!
みなさん、期待しててください!
(と言いつつ、冷や汗がたら~、自分でハードル上げちゃった!)
2008年10月31日
カテゴリー: 学習・授業関連
覆面座談会! 卒業制作ってどうよ? (卒業制作第2弾)
先日卒業制作のスタート時の模様をお送りしましたが、
1ヶ月経って学生達はどんな状況なのでしょうか。
やる気満々? それとも青息吐息? 瀕死?
ちょっとその辺でぶらぶらしている(笑)メンバーをつかまえてを聞いてみましょう。
N先生、また本音トークをお願いします。
覆面(?)座談会のメンバーは、
「紫組」チームからリーダーの市川君と黒田君
「一休さん」チームから石川君
「I3H(アイスリーエイチ)」チームからこの欄の専属カメラマンH君
です。
なぜ覆面かというと、本音ズバズバなので、グループの他のメンバーに聞かせられないからです。
でもじきに覆面ははがれます(笑)。
「紫組」チームの市川君(左)と黒田君。いくら顔隠したって、前回まででバレてるっつうの。
「一休さん」チームの石川君。
本音吐き過ぎで発言はほとんどカット(笑)。
「I3H」チームの専属カメラマンH君。撮られるのは苦手? 必死の覆面。
N.最初にランダムにチームを決めたけど、どうですか?
黒.まあまあ満足してます。
市.面白かった! 先生は僕と太田君を引き離したかったらしいですけど、
結局僕らは運命の赤い糸で結ばれていたんですね(笑)。
N.なんかキモい。
H.うちはいつも一緒に騒いでいるメンバーでチームになってしまった。
仕組まれた、と思いました。あの抽選プログラム、空気を読みますね(笑)。
石.僕は今まであまり話したことのない人と組んだので不安でした。
N.グループ名って結構いい加減に決めてるみたいだけど、
「I3H(アイスリーエイチ)」ってよくわからないんですけど。
H.「稲田さん(仮名)変態」、って言う意味です。
N.えっ! ほんとに?
H.嘘です(笑)。メンバー4人の頭文字を取ったんです。
石.えっ? 「稲田さん(仮名)変態」はほんとでしょ?
N.ああ、そうだね。
市.先生、納得しないで下さいよ。
N.確かに稲田(仮名)はちょっと変だよな・・・ ま、おいといて。
えっと、各チーム、卒業制作では何作ってるのかな。まずは紫組。
黒.じゃリーダーよろしく。
市.黒田さあん、こういう時ばっかりリーダー扱いするんだからあ。
えっとですね、日本電子のいろんな学科の学生が自分の制作物を発表する場を
Web上に持ちたい、ということで、ギャラリーサイトを作ってます。
このサイト上では学生同士お互いに意見交換ができます。
なんと言っても日本電子にはCGやアニメやゲームやデザインや音楽など
とにかくいろんな分野の学科があるので、違う分野の学生同士が意見交換して
化学反応が起きるといいなあ、と思います。
N.他の分野の学生の作品を集める時には、著作権に十分注意してね。
ところで、他の学科の学生にはどうやって作品を提供してもらうの?
市.主にmixiでお願いしてます!
N.あっそうか、なんてったってマイミク236人(前々回参照)だもんな。
市.既に何人かが協力してくれています。
N.顔が広いねえ。さすが他学科の女子を・・・しただけのことはある。
市.誤解を招きますっ!
N.もう一グループ訊いておこう。一休さんチームの内容は?
石.学校で学生が使うグループウェアです。
主に自分達が使うことを考えました。
この実習室で使うグループウェアを意識しています。
N.なんでグループウェア使おうと思ったの?
石.就職活動とかで欠席した時に連絡事項を聞きそびれている学生がいたからです。
ホームルールとか出られないことがありますからね。
あとは就職活動の耳寄り情報とかも共有したいですよね。
ちなみにうちのリーダーは自分が欠席した時に
誰かが授業ノートを上げてくれるのを期待してます(笑)。
N.画期的なグループウェアだが、ノートを上げてもらうにはインセンティブが必要だな。
石.グループウェアはみんなが参加しないと意味がないですからね。
みんなが必ず一日一回は見てもらえるように工夫をこらしています。
N.ところでみんなできそう?
市.みんなで留年してあと一年かければできます!
N.あほっ、内定先はどうするんだ。
黒.僕は期限内になんとかしますよ(余裕)。
市.黒田さん、ずるい。先生、ここカットしてください。
N.黒田が言うとほんとに出来そうだ。
H.うちは何とかできそうですが・・・リーダーが1ページだけ作って「できた!」と大喜び。
不安です。
N.確かに不安だ。他のグループは不安な点とかある?
市.うちはみんなRuby導入に賛成だったのですが、なにせ経験がないものですから、
今Ruby on Rails環境の構築から大騒ぎです。なかなか開発まで行かない。
N.そっか、このグループはRubyだったねえ。期待してるよ。
黒.なんとか調べながらやってます。
市.開発と勉強を並行しなければならない。
実習中ネットで検索できるのでほんとに助かってます。
ネットが使えなかったら絶対に開発できないです。
N.そうだね、オープンソースの開発現場は
常に新しい技術を調べながらの作業だから、
Rubyに挑戦したことで現場のシミュレーションになっているね。
石.僕もネットは大事だと思う。特に2ちゃんねるはこの分野ではすごく大事。
板によっては優秀なプログラマがたくさんいる。
汚い言葉もいっぱいあるけど、
「ググレカス」と言われたらググれば情報があるよということ。
要は使い方ですよ。
N.でもまあよくRuby導入に踏み切ったねえ。
市.先日のオープンソースカンファレンス2008/Tokyo Fallに行ったら
OBのO先輩達がブースにいて、Ruby大好きO先輩に卒業制作の話をしたら
「日本Rubyの会」のTさんのところに連れて行かれました。
「Rubyやるよね?」「あ・・・、は、はい」
と言うことで導入することになりました(笑)。
N.勢いだけか。でもそんなもんだよね。
一休さんチームは? なんかいつもメンバーが一人だけだよね(笑)。
石.3人のメンバーのうち、一人は今が就職活動のヤマ場、もう一人は入院中(!)
いつも孤独です(泣)。あっ、顔は写さないで!
N.うーん、なんかドラマだ。ここが踏ん張りどころだね。
石.でも不思議なことに一人だと作業が進むんです(笑)。
N.それは当然だ。何ヶ月も期間があるのだから、
一人でやれば相当な完成度のシステムが出来上がる。
そこを3~4人でわざわざ足を引っ張り合ってドタバタをやる。実はそれが狙いだ。
リーダーシップとメンバーシップを常に発揮しないと、一人での作業に完全に負ける。
石.ですね。そして2人だとうまく行かなくて3人だとうまく行く。
N.それも当然。2人というのは組織ではない。
3人になって初めて組織として動ける。
石.そう、奇数だと多数決で物事を進めることができます。
N.みんな着実に学んでいるね。
N.ところで完成したらどんな気持ちになるかな?
市.僕は「頑張ったね」って言ってもらえれば満足。
黒.いや、やっぱりそれだけじゃなくて「すごい!」とか
「自分の作品をここに上げてみたい」とか言ってもらいたいです。
市.あ、また黒田さんだけ、ずるい!
N.チームの足並みバラバラだ。いいねえ。
市.先生って「S」ですよねえ。
N.またぁ、照れるって。
市.・・・
石.うちの場合は・・・完成の時に3人揃っていれば満足!(笑)
オープンソースカンファレンス2008/Tokyo Springの時に
いろんな学校の先生に見てもらって「これ使いたい」と言ってもらいたいです。
H.うちはK先生がユーザなので、先生に「やるじゃない」って言われたいです。
あ、フリーウェアじゃなくて「叙々苑ごちそうウェア」にしよっかな?
使いたい人はおごって! Kせんせー、見てますかー。
石.え、そんな「おごりウェア」より「ヨドバシポイントウェア」でしょ。
H.あ、それなら好きな機器が買える!
N.じゃ、K先生には私の方から「このシステムは追課題ウェアです」って言っとく。
「使うたびに追課題を出してあげてください」
H.うわっ。
市.是非そうしてください(笑)。
N.そう言えばオープンソースカンファレンス2009/Tokyo Springのラストを飾る
ライトニングトークの枠がおそらくひとチーム分だけあるけど、
完成したらやらない? せっかくだから。
一同.・・・
N.なんだよ、急に無口になって。
一同.・・・ (プレッシャーが胃に来ている)
「今週のサボり」
次週はお休みです。実はこの欄は毎週土曜日に更新してます。
今ちょうど学園祭期間なのでしばらく授業もありません。
今から留学生の屋台に行ってきまーす! うまいんだ、これが。
学生の本音 その1
実際に専門学校に入学してみると、
「入ってよかった」
「だまされた!(笑)」
「授業についてくの大変」
「課題に追われまくって、でも気づいたら力がついてた」
「とにかく就職できてよかった」
「運命の出会いがあった」
「バイトのことしか覚えてない」
「初めて自分の意志で通学するようになった」
「最高の友人を得た」
などなど、周りからはいろんな声が聞こえてきます。
本音の部分ですね。
今日はオープンソースシステム科の学生が、本音ではどう思っているのか、
いろいろ探りを入れて見ました。
でもインタビュアーが担任のN先生です。
本音なんて言うわけないじゃん、と思ったら、まあ言いたい放題。
先生、大丈夫っすか?
まず第一回目は2年生クラス委員の市川茂君です。
以前この欄でもご紹介しました。今日は根掘り葉掘りインタビュー!
カメラマンは副クラス委員の太田君です。そう、彼が先日紹介されましたね。

先.日本電子に入る前は?
市.ごく普通の高校生でした。体育大好きで、卓球、テニス、
ブレークダンスなどやってました。
先.あらま、ほんとに普通の高校生だ。
市.彼女もいましたよ。2年半付き合ってました。
先.うそ! ありえない! 他の学生なんてみんな高校時代ゲーム機が彼女だったらしいぞ。
普通の学生もいるんだねえ。で、なんでそんな普通の高校生が日本電子を知ったの?
市.高校からみんなでバスに乗って見学に来ました。高校の先輩が情報系の学科にいました。
先.なるほど。でなぜにオープンソースシステム科に?
市.オープンソースって言うのがよくわからなくて、わからないから勉強しようと。
先.・・・まあ、そんなもんだよね。未知の世界に不安はなかったの?
市.怖さに気が付かないタイプです。
先.ああ、そうでしたね。怪我をしても痛さに気が付かないタイプですね。
市.先生ひどい。
先.ひどくなんかない。だから新しいことにチャレンジできるんじゃないかっ。
市.そっか・・・なんかうまく言いくるめられているような・・・
先.気にしない気にしない。で、体験入学とかに来たの?
市.オープンキャンパスに来ました。
学生作品を見て、こういうものも普通に作れるようになるんだ、と興味を持ちました。
あと建物があちこちにあって面白いな、と。
それから自宅から通いやすい点も魅力でした。大宮から一本ですからね。
先.日本電子は埼玉県民の強い味方です。
市.先生、誰に向かって言ってるんですか?
先.えー、では次。日本電子に入って見てどう?
市.学科が多いのにびっくり。建物が違うせいもあって他の学科の人にあんまり会わない。
先.え、今の彼女は?
市.情報処理科です。
先.会ってんじゃん。
市.あっ。
先.どうやって知ったのよ。
太田カメラマン.ナンパですっ。
市.太田うるさい。
先.ナンパかよ・・・
市.違いますよお。
先.まあどうでもいいや。他に入学してみての感想は。
市.おたく、いやコンピュータに詳しい人がいるなあ。
先.みんな助けてくれた?
市.ええ、ついこの間も某P2Pソフトを教えてもらいました。
インストールしました。
パソコンが壊れました。
先.ははは、馬鹿だねえ。
市.先生嬉しそうですねえ。先生絶対「S」ですよね。
先.そんな照れるって。
市.リアクション間違いです。
先.他には。
市.実習環境の自由度が高いですね。
高校時代は授業に関連した内容をYahoo!で検索してても先生に怒られました。
オープンソースシステム科だと授業中にいきなり「ググれ」ですもの。
先.そう、で、行ったっきり帰ってこない。
市.すみません。
先.何だお前もか。
市.やばい。
先.まあいい。あとクラスの雰囲気はどう?
市.一部の人はゲームの話題で盛り上がってますねえ。
先.お前のことだ。
市.あ、そっか。あと副クラス委員が嫌みったらしい。
太田カメラマン.なんだとお。
市.あと副クラス委員の所持金が77円です。
太田カメラマン.関係ないだろっ。
市.それから留学生が熱心だなあ。あと一人一人が濃いですね。
ふだん物静かな人が、ちょっと突っつくととんでもないおたく、
いやその道のスペシャリストだったりするんです。
先.確かに濃いよねえ。んで、入って良かった?
市.良かったですよ。他の学科の人ともたくさん仲良くなって、
自分の幅が広がったと思います。
先.確かに最近おなかが目立つねえ。
市.違いますって。
あといっぱい遊んだので新宿近辺に詳しくなりました。
先.なるほど。ところで今クラス委員ですよね。クラス委員は大変?
市.はい、みんなをまとめたりするのは大変だけど、
パイプ役という良い経験をさせてもらってます。
先.今どんな勉強をしてますか?
市.それは先生がいちばんよくご存知です。
先.身もふたもない。
市.ごめんなさい。えっと、Linux環境でプログラミング言語、
ネットワーク、サーバ構築などを勉強しています。
企業の面接の時などにこう説明すると、たいていの人は
「すごいね、そんなにやってるんだ?」と言ってくれます。
先.で、何と答える?
市.「はい、やってます。」と答えます。
先.ふーん、そう答えるんだ。
市.何か不都合でも・・・
先.自分が面接の時に
「すごいね、そんなにやってるんだ?」
って訊かれたら、
「いえ、全部身に着いてるわけじゃないですけど
でも良い経験をさせてもらってます」とか・・・
市.うっ。
先.プロに対して「全部やってます」とは怖くて言えないわ。
市.うっ、大人なんか嫌いだっ。
先.(満足そうな微笑)
市.先生絶対「S」ですよねっ!
先.いやあ、照れるなあ。
市.・・・
先.今いちばん力を入れている授業は?
市.もちろん卒業制作です!
みんなで作る作業は会社での仕事につながるのでやりがいがあります。
グループのリーダーに立候補しました。
今のところ、手応えと壁の両方を感じています。
で、頑張ってRubyを使います!
Ruby on Railsで開発します!
先.あーあ、言っちゃった。もう戻れないぞ。
市.ひぃー。
先.でも新しい技術に挑むチャレンジ精神はよろしい。
ところで就職活動は?
市.警備会社の系列のシステム開発会社に内定しました。
制御系や機械設計なども行っている会社です。
オープンソースソフトウェアを利用したシステム開発に力を入れています。
フレームワークなんかも自作しています。
先.内定の決め手はなんだと思う?
市.学校でやってることがそのまま活かせそうな業務内容だったので、
面接の時に開発担当の方とかなり盛り上がりました。
「学校でもそこまでやってるんだ」って言ってもらえました。
そもそも「オープンソースシステム科があるんだ」
っていう部分で喜んでもらえました。
あとは自分の積極性も評価してもらえたと思ってます。
どんどん質問しましたから。
先.なるほど。
市.で、2次面接を飛ばして内定をもらいました。
自分は2次面接の日程が決まったのかと電話を受けたら、
何と内定通知でした。思わず池袋の街中で大声を出してしまいました。
先.池袋の中心で内定の喜びを叫ぶ、ですか。近くに寄りたくないです。
市.ほっといてください。
先.ところで、普段は何して遊んでるの?
市.カラオケ、ボーリング、あとフィッシングです。
先.なにぃ、フィッシングは犯罪だぞ!
市.違いますって。釣りです。
先.当たり前だ! で、何を釣るんだ。
太田カメラマン.もちろん女性です。
先.やはりそうか・・・
市.先生、反応がおかしいです。
先.あと遊びといえば当然ゲームだろ。
市.あ、そうでした。アクション系ゲームが好きです。三国無双とかやってます。
先.パソコン方面は?
市.mixiやってます! マイミクは236人、コミュニティは275個入ってます!
先.・・・
市.いちおう全部チェックしてます!
先.・・・
市.あと猫袋にも行きます。猫も犬も好きです。
先.あ、まるで普通の学生だ。
市.服を買いに行くのは大宮と原宿です。
先.あ、まるで普通の学生だ。
市.先生、良かったじゃないですか。
先.少しホッとした。では将来の夢は?
市.プログラマになることが夢でした。
だから夢が実現してしまって、今次の夢を探し中です。
先.なんかかっこいいなあ。ここカットね。
市.そんなあ。
先.日本電子に入学を考えている人にひとこと。
市.いろんな事が詰まってて楽しいですよ。
オープンソースを知らない人、知ってる方が絶対いいです。
勉強になりますよ。
先.後輩達にひとこと。
市.オープンソースシステム科は一気にいろんな事を勉強するけど、
挫折せずに頑張ってね。多くのことが必ず身に着くから。
あと先輩との付き合いも大切にしてね。OBもいろんな事を教えてくれるし。
わかんないことがあったらなんでも訊いてね。
太田カメラマン.はい、彼女の作り方を教えてください。
市.・・・
先.副クラス委員にひとことありますか?
市.いつもエラーを取ってくれてありがとう。
卒業制作で同じグループになったから、大変だけど頑張ろうね。
所持金77円で大変そうだから昼おごってやるよ。お返しはいらないからね。
太田カメラマン.(泣く、ふり)
インタビュー後記
クラス委員と副クラス委員、結局卒業制作で同じグループになっちゃったんですね。
先生、無理やり引き離そうとして失敗しましたね。ふふ。
それにしても先生、松江のレポートに比べて、ざっくばらん過ぎますよ。
言葉遣い全然違うじゃん!
ま、今回のインタビューの方が普段の先生っぽいですね。
2008年10月03日
カテゴリー: 学習・授業関連
仮想化技術を体験して見よう!
今日の授業はいつもと様子が違います。
なぜかオープンソースカンファレンスでお世話になっている宮原さんが前に立っています。
そう、今日は日本仮想化技術株式会社の宮原さんを講師に迎え、
「仮想化技術の活用」という特別授業をしていただいたのです。
あれ? 宮原さんは確か「株式会社びぎねっと」の代表の方でしたよね。
そうです。でも最近は「日本仮想化技術株式会社」CEOとしての活躍が目立ちます。
なんと言っても仮想化技術は最近のトレンドなのです。
仮想化とはどういうことかと言うと、
パソコンシステム全体(ハードもソフトも)をひっくるめて
別のひとつの形に置き換えることです。
今回は仮想OSを作ってみます。
これがうまく行くと1台のパソコンの上で「あたかも」別のパソコンシステム全体が、
なんと複数同時に存在してしまったりします。
具体例を挙げますと、実は私の家でも以前から仮想OSが動いてまして、
MacBookというノートパソコンの上で、WindowsXPもLinuxOSも同時に動いてます。
もちろん大元のMacOSXも同時に使えます。
つまり1台のパソコン上に常に3つのシステムが同時に動いているのです。
これって結構すごいでしょ。エコですよね。
最近は企業にとってサーバの発熱や電気量もばかにならないので、
というより深刻な問題だったりするので、この仮想化技術は大はやりです。
どこの企業も多くのサーバシステムを少ないハードウェアの上で動かそうとしてます。
そんなわけでオープンソースシステム科でも体験してみようということになりました。
実はオープンソースシステム科ではこの授業は2回目です。
2年前に1期生が体験しました。
今回は2期生がチャレンジです。はたしてうまく行くでしょうか。
今回は前回と違う種類の技術を使いました。
仮想化するOSはLinuxの一種であるSLES10SP1体験版、
仮想化ソフトウェアはXenという組み合わせです。
Xenも実はオープンソースソフトウェアです。
こんなすごい技術でも手軽に入手できちゃうのが、
オープンソースの良いところですね。
仮想化はやってみるとわかるのですが、とにかく操作がこんがらがるのです。
1つの画面の中にもうひとつ別のOSが起動するので、
今どのメニューをクリックすればいいのか、今やっている作業はどのOSに対してなのか、
ほんとにわからなくなります。
特に今回はSLES10というOSのの上で別のSLES10をインストールする、
つまり全く見た目が同じOSが親子というか双子というか、
ほんとに画面はわけわからん状態です。
画面ではわかりにくいですが、SLES10の画面の中で、
もうひとつのSLES10を起動させるログイン画面が動いています。
うーん。この上の方のメニューはどっちのSLES10だ?
複雑な作業なので、インストールする前に仮想化の概念と
今日やるべきことをしっかり確認しました。
とは言っても仮想化は新しい技術、この分野で実績を誇る宮原さんも
学校という特殊な実習環境、しかも前回と違う種類のソフトウェアを使う関係で
それはそれはいろんなことが起きまして、それでも経験豊富な宮原さんは
問題を何とか片付けていきます。
この問題解決能力こそ、先端分野の技術者には欠かせない力なのですね。
紆余曲折を経てついに、
ライブマイグレーションに挑戦!
このライブマイグレーションというのは、
パソコンAの上で動いている仮想OSを、
OSの動作を止めずにパソコンBへお引越ししてしまおうという
なんとも大胆な技術です。
例えて言えば、卓球のラリーを続けながら、
ユニフォームを全部着替えてしまうようなものです。
あれ? そんなテレビ番組があったような・・・
とにかくやってみました。
不思議な光景です。
別のパソコン上で動いている仮想OSに対して、こちらから接続確認をし続けます。
その間に仮想OSを自分のパソコン上にお引越し開始。
しばらくするといつの間にかお引越し完了、
仮想OSが自分のハードウェア上に来てます。
でも接続確認は止まりませんでした。
途中ちょっと反応時間が遅くなったので、
その時本当に移動中なんだと実感しました。不思議。
ライブマイグレーションは感動でした。
この技術を使えば、24時間稼動を要求されるサーバなどを、
サービスを止めることなくメンテナンスができます。とっても便利。
仮想化技術は皆さんにもおすすめです。
自宅で5台以上パソコンを持っている方(そんなやつはおらん)、
自宅で24時間稼動のサーバを複数台運用している方(そんなやつはもっとおらん)、
是非地球環境保護のためにも、仮想化技術を導入しましょう。エコですよ。
ちなみに私は家にパソコンが7台あったのですが(え、いたのか・・・)、
仮想OSを導入して台数を減らしました。
卒業生のS先輩は1年生の頃、
家で何台ものサーバを24時間運用していたのですが(え、そっちもいたのか・・・)、
夏のあまりの暑さに挫折したそうです。
あの時仮想化を導入してさえいれば・・・
ちなみにオープンソースシステム科はごく普通の人間の集まりです。ほんとです。
2008年09月05日
カテゴリー: 学習・授業関連
いよいよ卒業制作
9月の下旬から後期の授業が始まります。
2年生はついに「卒業制作」に突入です。
卒業制作はグループで行います。1班3~4名でWebシステムを開発します。
ここまでずっと一人で開発してきた2年生にとって初めての共同作業です。
今までは良くも悪くも自分の責任、いいかげんにプログラムを書いても
苦労するのは自分だけ(あとチェックする先生も)でした。
でも今度からはそうは行きません。
自分のミスが他の班員に影響を与えてしまいます。
だから誰と同じ班になるのかが大問題なのです。
好きな人たちと組めるわけではありません。
先生がまったくランダムに振り分けてしまいます。
先生、ほんとにランダムなんでしょうね。
市川くんと太田くんを一緒にするとうるさそうだから分けちゃおう、
とか操作してないでしょうね。
先生は厳密な抽選システムを1年生に外注することにしました。
2年生に任せると不正の可能性があるからです(笑)。
この抽選システムのキモは、完全にランダムな数値を発生させるサイコロです。
このサイコロの目に偏りがあると不公平になってしまいます。
ところでコンピュータは実はランダムが苦手だって知ってました?
コンピュータはその成り立ちから、規則的なこと、繰り返し作業などは得意中の得意です。
でもでたらめな並びの数値を出し続けるのはとっても苦手なのです。
長い目で見るとどうしても途中で一定の規則が生まれてしまいます。
規則的だと何が困るか、例えばゲームの敵キャラの動きが、
こちら側で予測できちゃったりします。そんなゲームつまらないですよね。
なに? インベーダーゲームはUFOの出てくるタイミングが予測できた?
それ古過ぎです。昔のコンピュータの限界でしょう。なにせ連射が出来なかった。
でもそれが良かったりして。ああノスタルジー。
昔からプログラマ達はなるべくでたらめな数値を出し続けられるように、
様々な工夫をしてきました。
で、ひとつの解決策として、数値列を生み出す時のねたを
外部の自然現象から持ってきたらどうだろうか、と考えたのです。
自然界のさまざまな現象はでたらめな頻度で出現します。
逆に言えば完全に予測できるような規則的な自然現象の方が少ないですよね。
もし自然の動きが完全に予測できれば、
地震や豪雨などの際の人的被害を防げるんですけどね。
それはともかくとして、そういった大きな動きだけではなく、
ハエの飛ぶ軌道などでもこのでたらめさがいい具合に詰まっています。
人間の体の動きだって、細かく見ればかなりでたらめなのです。
オープンソースシステム科で使っているLinuxというOSでは、
ランダムな数値列を発生させる機能があって、
そこでは外部からでたらめさを入力できるようになっています。
たとえば人間がキーボードを打ったりマウスを動かしたりするタイミングが、
不規則さ、でたらめさとなって、ランダムな数値列の発生に一役買うのです。
さて、今回のポイントは抽選のための、完全にでたらめな、公平なサイコロでした。
1年生の高尾君に上記の機能を使った抽選プログラムを作ってもらいました。
画面デザインは1年生の高原くんです。
いよいよ抽選当日、学生一人一人前に出てきて抽選ボタンを押してもらいます。
気分はワールドカップの抽選会です。
ドキドキワクワク、誰と同じ班になるんだろう。
ボタンを押した人の名前がグループの枠にランダムに表示されます。
グループのメンバーがどんどん決定していきます。
ただし時々マウスやキーボードの動きが不足してでたらめさが足りなくなると、
このプログラムは動きを止めてしまいます。
マウスをガサガサ動かしたりキーボードをガチャガチャ打ったりすると、
また抽選プログラムが動き出します。
なので抽選会の途中、突然先生がマウスを持って「エントロピー踊り!」
などと叫びながら怪しく動きます。正直怖いです。
ついに全員の抽選が終わりました。
グループメンバー決定です。これで半年間過ごすわけです。
さすがランダム、予想外の組み合わせが続出。
でもこのプログラム、空気を読むとのもっぱらの評判です。
空気は入力しなかったはずですが。
抽選会の後は自由解散だったのですが、ほとんどの班が残ってミーティング、
初顔合わせです。やっぱり班の雰囲気が気になるんですね。
果たしてこのメンバーで無事にシステムを完成させて、
みんなにちゃんとお披露目ができるのか、
目指すゴールは2月のオープンソースカンファレンス2009 Tokyo/Spring
at 日本電子!
今後の動きはこのページで時々報告しますね。
※今回の厳密なるランダムさは、実はセキュリティの面でも役に立つのです。
ネットワークで使う暗号鍵の数値列のでたらめ具合は、
外部からの侵入を防ぐ防御力と密接な関係があります。
侵入者に暗号の鍵を推測されないようにすることが大切なのです。
最近のセキュリティ業界でかなりホットな話題だったりします。
ネットワークに強いLinuxはさすがにこういった機能をいち早く備えていたのです。
クラス委員より
今日は2年生のクラス委員の市川の方から、
なにか言いたいことがあるらしいです。
クラス委員の市川茂君です。
いつも明るいやつです。
他学科とのコネクションがすごいです。
(合コン頼む!)
で、なんだかよくわかりませんが
今回は副クラス委員の紹介をしたいんだそうです。
しかたないのであとはクラス委員にまかせましょう。
果たして大丈夫なのか・・・
「太田コンパイラ」

主にプログラミング系の授業でお世話になっている、クラス副委員長こと太田貴博!
いつもいつも太田コンパイラにはお世話になっています(笑)
太田コンパイラとは!!
利点:
プログラムを打ち込んでいる最中に文法エラーをリアルタイムで出力する
(横から教えてくれる)。
エラーが大好物らしい。
欠点:
エラーが分かっているのにあえて出力しない時あり(;_______;)
エラー出力の際、人をおちょくる(ノ◇≦。)
とまぁなかなか曲者でございます><
授業以外では、主にPSPでゲームをやっています。
最近の彼のブームは、プレイステーションの「デジモンワールド2」らしいです^^
そんな奴の影響で始めた「モンスターハンターポータプル2G」を
昼休みとかにクラスメイトとともに楽しんでます(・ω・)/
では実習時間中の太田コンパイラの動作をご紹介しましょう(≧∇≦)人(≧∇≦)人(≧∇≦)♪
エラーが大好物なので、人のプログラムの間違いをすぐに発見しちゃいます。
そして勝手に直しちゃいます。
でも時々教えてくれません。横で馬鹿にしてます。
気づかないでそのままプログラム実行!!
太田コンパイラ
「ほらーエラーでちゃった( ̄д ̄)(笑)
まぁあえて言わなかったんだけど〜フフフ ( ̄+ー ̄)」
・・・・・・・・・・・・・・・・・プッツンo|`┏ω┓´|ノ
ムカついたぁーっ!(><)
本物のコンパイラはそんなムカつくこと言いません!
頭に来たので強制的に修正させています。
まぁ、こういう時のためのクラス委員の権限なわけで( °Д°)y─┛~~~~
以上、曲者の太田くんについてでした♪(o ̄∇ ̄)/
ああ、市川君、迷コンビの日常を伝えてくれてありがとう。
仲がいいねえ。平和だねえ。アホだねえ。
ところで現在日本電子オープンソースシステム科では
体験入学を実施中! この2人が教えてくれる日もあるよ!
なに? こんな2人で大丈夫かって? うーん・・・
「体験入学って何やれば楽しいかな?」
「Webプログラムがいいなあ、アクセスカウンタとか」
「今時カウンタはないだろ」
「何言ってんだよ、3の倍数と3のつく数字の時だけアホになるカウンダだぞ」
「わお、すごいじゃん」
「んでさあ、さらに5の倍数の時はバレリーナになる」
「おお、15の時とか見てみたい」
そんな体験入学になるわけもなく、
実際には簡単オークションシステムを構築します。
PHPという言語を用いてWebサーバプログラムを作ります。
完成したらオークションのシミュレーションです。
みんなでそれぞれ出品し、お互いWebブラウザから入札して、
見事落札した人にはメールが届きます。
シミュレーションの時はいつも先生が
「全部落札してやる」と一番燃えてます。
大人げない。
体験入学の内容はこちら
お申し込みはこちらから
2008年07月11日
カテゴリー: 学習・授業関連
実習室日記 -いきものがかり編-
今日は特別編。実習室の植物達の面倒を見てくれている
「いきものがかり」のつぶやきをご紹介します。
いきものがかりはなんと以前にご紹介したメタボ気味のT君!
自分の排出するCO2の削減が難しいと知るや、温暖化防止のため
植物育成に目覚めてくれました。ではT君報告よろしく。
オープンソースシステム科の先輩達が残した、6個の子鉢。
それが、このパソコンまみれの実習室の唯一の「オアシス」だった。
たとえそれらが萎れて枯れていても・・・・・・
「オープンソースシステム科実習室環境白書2008夏期」
・オープンソースと瀕死のオアシス
冬もすぎて春。新入生入学。
さー学校始まるよー。と、4月はあっという間に過ぎ去りました。
そして一段落つき、実習室整備の課外活動に参加した物好き達。
が、ふと後ろを見ると、何故かしおれてる6鉢の植物。
どうも、水をあげていなかったようで、どれも一見枯れている。
それはそうだ。この学科の学生、実習室のパソコンとかサーバマシンは
蝶よ花よと愛でつつ、誰もが率先して管理するのだが、
植物は「あ、あるねー」で終わりなのだ。
みんな生きているのに。
話によると3月に卒業した先輩がそれまでは愛情たっぷりに
育ててきたのだそうだ。
それが今では悲しいことに。
でも私も言われるまで、さっぱり気がつかなかったよ。
植物の声が聞こえるわけじゃないからなー。
多分聞こえたら聞こえたで、その時の声は○イオハザードの
ゾンビーなうめき声でしょうが。
気を取り直して。
植物の構成は以下の通り。
・ポトス
・クッカバラ
・ベンジャミン
・アスパラ(枯死?)
・シンゴニウム
・ゴムの木

外斑のベンジャミンは珍しい品種なんだそうな。
いや、さっぱり知らなかった。

これはクッカバラ。南国の植物だそうな。
・・・まだひょろひょろ。これからこれから。
過半数が、直射日光だめなタイプ。この実習室の曇りガラスが
実はそこそこちょうどいいのかもしれない。
でも、これがまた問題になるわけです。
直射日光ない→実習室はあまり乾燥していない→表土にカビ繁殖!
見事ひと鉢かもされました。
ただいま日光消毒中。

会議の結果、ローテーションを組み、水やりをすることに決定。
誰かがやるだろう、じゃだれもやらん! ということですね。
ソフト作る学科としては、何か先進のシステムを導入しようかとも
意見が出ましたが、結局はアナクロな手段に。人数わければ、
誰か忘れても大丈夫ですからー。
ということで、毎日しゅしゅっとファ○リーズ。
すると、みるみるうちに元気になる植物。
しかし、アスパラだけは新芽が生えなかった。茶色のままである。
これはもう枯れてるのかな。
とそんな時、先日とある事件が起きたわけです。
・ロールキャベツ事件
そう、なんか全部元気がない。
しおれている。垂れている。パンダじゃないよ!
ポトスなんか、煮たあとのキャベツのようになっている。
あ、おいしそう・・・とか言ってる場合じゃないっ。
「この部屋つらいっす。どうにかしてほしいっす。マジで。
もうこうなったらオー○事オー○事に電話しますよ!」
(BGMはチャイコフスキー「弦楽セレナーデ」)
そりゃマズイ。君はオープンソースシステム科になくてはならない
人材(?)なのだよ!
あまり関係ないが、ロールキャベツを彷彿とさせるので
勝手にロールキャベツ事件と命名。別に腹が減ってたわけじゃない。
ちなみに私はトマトケチャップ派。ほんとに腹具合とは関係はない。
でもですね、どうしても植物は物言わぬモノ。
赤子のごとく、危険信号を主張はするけど、
その様子は枯れる(子供なら泣く)だけなので、熟練者じゃないと、
「トイレ? おなかすいた? 泣いてるだけじゃわかんないよー。」
と何がご不満なのかわからんわけです。
しかーし、端から家族の献身っぷりを、ただ見てただけの私ではありますがっ!
3通りほどの原因が考えられました。わりとするっと。
1 水が足りない
2 根が詰まってしまった
3 水のあげすぎで根腐れしたkamosu
ただ、苗の生長具合に関わらず全員へばっているので2は却下。
では、はじめに水が足りんのか? と土を返すと。
表土から下がカラカラだったのです。干ばつですねこれじゃ。
もちろん、毎日あげてはいたのだけど、私も含めて全員が慎重すぎましたね。
そういえば、家でも鉢にはドバーっと水あげてたなー。
思い出してきたぞ(おせぇよ)。
そこで、水あげは週に1~2回。
表面乾いたらどばーっとあげる、という方針になったのでした。
まぁ、その結果潤沢になった水分と、梅雨の湿気で一部とても
菌だらけになったわけですが。(前述)

直射日光に弱いポトスとクッカバラは、室内側に置いてあるわけです。
そして水やりの結果、その後翌日から見事復活!
今現在はスクスクと成長中です。

見事復活したポトス。
ツヤツヤのお肌。若いっていいわねぇ。
しなびていなくても実に美味しそうな見た目ですね。
醤油かけてレンジでチンだなこれは。
やっぱり食うのかよ。
気が付くと、実習室の植物要員になってました。
ま、いい機会でしょう。楽しむとします。
パソコンだけでは味気ない中に、ひっそりと佇む小鉢。
そんな実習室で、今日も植物を見守りつつ、今回はおわり。
また機会あればいずれ・・・。
T君、報告ごくろうさま。
「オープンソースと植物って関係あるのか」
「うーん、焼きそばなら関係あるけどねー」
「ねえだろ」
「まあエンジニアには植物は欠かせないね。
心の渇きを癒してくれる」
「おお、心の渇きと来たね」
「よく見てごらん、かわいいじゃないか。
それにおいしそうだし」
「結局食うのかよ」
2008年05月02日
カテゴリー: 学習・授業関連
授業をのぞいてみると・・・
入学してまだ間もない1年生は、いったいどんな授業を
受けているのでしょうか?
時間割を見てみると「C言語」の時間が多いですね。
じっくりやってるようです。
お、課題に悩んでますねえ。でも自分で考えないとね。
あとはハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク・・・
お、これはひょっとして基本情報処理技術者試験の
午前問題の範囲ではないですか。
1年生の最初のうちはとにかく基礎なんですね。
他の情報系学科とあまり変わりません。
でもちょっと時間ができると・・・
1年生、いきなりマシンに群がります。
今日ははじめての2年生のお手伝い。
ちょっとちゃんと丁寧に扱ってよ。
こういうの、楽しい? そう。
パソコン自分で作ってみたい? そう。
じゃあ君達は夏休みの秋葉原ツアーの「ひとばしら」決定ね。
お兄さん達がいいパーツを安く見つけてきてあげるからね。
ひとの買い物は楽しいなあ。自分の財布は痛まないもんねー。
では実際の学校生活はどうなのか、ちょっと聞いてみましょう。
インタビュアーはオープンソースシステム科のN先生です。
O君は高校卒業してすぐにオープンソースシステム科に
入学しましたね。
Q.学校に入ってどうです?
A.思っていた通り、盛りだくさんの授業ですね。
クラスメイトの年齢がわからないので年下だってバレないように
していました。でもみんな思ったよりフレンドリーで、先輩達も
含めて優しいです。みんな声をかけてくれます。
Q.みんなおせっかいだものなあ・・・(遠い目)。
ところでパソコンはベテランですか?
A.高校に入ってからです。ゲームとDVD鑑賞のみに使っていました。
なので詳しくはないです。
でもウィルス対策を自分で意識するようにしていました。
一度「トロイの木馬を発見しました。」というメッセージが・・・
Q.いやあ、怖いですねえ。
私なんか8年前にCodeRedとNimdaでエラい目に遭って
パソコンが次から次へと・・・(以下50行略)
さて、授業が始まっていますが、ズバリ、C言語って難しい?
A.そんなことはないです。今のところ理解してます。
何とかなりそうだと思ってます。
Q.ホッとしました。他の授業は大丈夫?
A.ネットワークの今日の授業でIPアドレスとサブネットマスクの
ところで少し難しくなってきたなあ、と思いました。
Q.ガーン!、私の授業だ(汗)。どこが難しかった?
以下は延々と今日の授業についてのやり取りが・・・
Q.お、貫禄の1年生T君、あなたはひょっとして・・・
A.はい、25歳です。大学卒業していろいろ紆余曲折あって
オープンソースシステム科に入学しました。
Q.やっぱりそうでしたか。どうりで貫禄がおなかの辺りに・・・
ところでどうしてここを選びましたか?
A.単にコンピュータの基礎を学ぶのではなく、
少し上のレベルを目指していたのと、
オープンソースを扱っていたことで決めました。
あと決め手はオープンキャンパスの雰囲気です。
Q.ほう、それはどんなとこ?
A.なんか勧誘があざとくなかったです。自然な感じでそれでいて
内容の深さを感じさせてくれました。説明が正直な感じでした。
Q.そうでしたか。やっぱり嘘言っちゃいけませんもんね。
さて、専門学校に入ってどうでしたか?
A.思っていたより、クラスメイトはみんな普通の人でした。
Q.げっ、入学前はどう思っていたの?
A.もっとものすごいおたくの集団だと思っていました。
あぶなーい感じの雰囲気を予想していたのですが、
全然そんなことなかったですね。
Q.ふふ、それはねえ、まだ知らないだけなんだよ・・・(以下自粛)
授業はどうですか?
A.もう面白くって。だって寝ても起きてもパソコン触ってるんですよ。
もう幸せ。
Q.うわっ、君が危ないよ。っていうか、授業中に寝てるのか?
あ、そういう意味じゃないのね。授業はやさし過ぎない?
A.そんなことないです。やっぱり自習の限界ってありますよね。
今日もCSSの大切さを学びました。盲点でしたね。
Q.あ、私の授業だ。よしよし。
あと、先生に何か言いたいことはありませんか?
A.今日のネットワークの授業、用語をもっとちゃんと
説明した方がいいですよ。
サブネットマスクの「マスク」って本来どういう意味だとか。
Q.ガーン!、私の授業だ(滝汗)。
はい、早速次の授業で説明します!
えーっと、学校生活、大丈夫でしょうか?
A.いや、もう期待どおりです。全く裏切られていません。
学科内の非合法、じゃなかった、非公式のサークル活動が
すごく面白いです。
Q.なんだ? 新興宗教? あ、違った。パソコンメンテの
自主的活動サークルですな。じゃあ、パソコン買うの?
A.はい、自宅サーバーやりたいです。あとネットワークも
もっとやりたい。先日CPUだけアップグレードしようとしたら
マザーボードも電源も衝動買い!
Q.やったあ、ひとばしら決定。おめでとう。
卒業後はどうしたいですか?
A.大学時代に地質について学んでいたので、環境問題と
コンピュータ技術の接点で働きたいです。
おお、立派な志だ。でも以下は延々とおたくな会話が・・・
うーん、フレッシュな初心者からコアな達人まで、幅広い人材ですなあ。
雑多でエネルギッシュでムンムンしてて良いですね。先生大変。
でもこれぞまさに新宿百人町。このエネルギーを活かさずして何としよう。
これからの学生達の活躍に期待しましょう。
2008年04月25日
カテゴリー: 学習・授業関連
ドキドキ・ワクワク はじめてのインストール
今日は初めての授業、なんといきなりインストールです!
オープンソースシステム科の実習室PCには、なんとハードディスクがついてません!

自分でカートリッジ式のハードディスクを入れてから電源を入れないと、
OSすら起動しないのです!

というわけで、一年生の最初の授業はまずLinuxのインストールから。
どうしよう、パソコン初心者なのに大丈夫かな・・・
後ろから見守る先生達と心配になってのぞきに来た先輩達。
世話好きおじさん、失礼、世話好きお兄さんたちの登場です。
外からものぞいている。世話好きおばさん、失礼!世話好きお姉さんです。
いろいろあるLinuxの中で今回は“Fedora7”という種類のLinuxを
インストールしてみました。

CDから起動して、あとはネットワークからOSの中身をインストールします。
そのファイルサーバも世話好きの先輩達が作ってくれました。

初めて触るLinuxを嫌いになって欲しくない一心で、先輩達は
一年生のために一生懸命、インストールマニュアルも作りました。

さあ、一年生はうまくスタートできたでしょうか。
近日中に一年生へ突撃インタビュー!の予定。
2006年12月08日
カテゴリー: 学習・授業関連
特別授業、「オープンソースカンファレンス参加」!!

▲開催前のOSC会場で記念写真!オライリー書、籍販売コーナーにて。
10月28日(土)に日本電子専門学校7号館にて、東京都では5度目となるOSC(オープンソースカンファレンス)が開催されました。オープンソースシステム科ではこのイベントに授業の一環として参加!今回は「OSC2006 tokyo/fall」の模様をお伝えします!!