2004年06月
2004年06月04日
組込みシステムって?
「組込みシステム」、耳慣れない言葉ですが、Embedded System(エンベデッド システム)の訳語で、次のように、さまざまな製品に組み込まれたコンピュータシステムのことです。身のまわりにあるモバイル機器や家電から人工衛星まで、非常に多くのものがあり、これらは組込みコンピュータで制御されています。組込みシステム科では、このような組込みシステムのソフトウェアを開発します。
- 家電−−−−−−−テレビ、電子レンジ、デジカメ、・・・
- モバイル機器−−−携帯電話、携帯情報端末(PDA)、カーナビ、・・・
- OA機器−−−−−−プリンタ、複写機、FAX、・・・
- その他−−−−−−自動車、自動販売機、ロボット、人工衛星、・・・
初めて耳にする内容も多々あるかもしれません。楽しみにしていてください!
2004年06月04日
T-Engineの凄さ! <<携帯・カーナビなどのソフトを開発>>
ソフトウェア開発は、まず、Linuxのパソコンで、TRON開発システム(T-Engineに付属しています)とC言語を使用してプログラムを作成します。 C言語は、業界で実績があり、色々な分野で使用されいるプログラム開発言語です。 そして、この作成したプログラムをT-Engineにアップロードして動作試験をします。
T-Engineは、デジカメ、携帯電話、カーナビ、デジタル家電などの実際の製品と同じ動きをさせるために、色々なインタフェースがついています。 たとえば、スイッチ、液晶ディスプレイ、タッチパネル、マイク・スピーカ、音声合成シンセサイザーなどがあります。 周辺機器との接続用には、シリアル(COMポート)、USB、PCカード、赤外線通信、拡張バスなどがあります。 そのため、T-Engineが一台あれば、デジカメ、携帯電話、カーナビ、デジタル家電などのほとんどの商品のかわりにプログラムのデバッグ(バグ取りです!)ができます。
とても、凄いシステムなんですよ!
それ以外にも幅広い応用が可能です。それは、また別の機会にお話しますね。
次回は、日本が開発した世界に誇るOS(基本ソフト)「TRON(トロン)」について話したいと思います。
「TRON」は、携帯のほとんどに使われいるし、シンセサイザーなどの楽器やDVD機器などのデジタル家電などでも使われいます。数え上げればきりがありません!
2004年06月14日
TRON(トロン)は日本製のOS(基本ソフト)!
組込みシステムで最も多く利用されているOSはTRON!!
T-Engineは「TRONプロジェクト」の集大成!!!
この写真は、2004年6月2日に行われた「TRONプロジェクト」の20周年記念の式典に出席したときのパンフレットです。中央の「te」はT-Engineのロゴマークです。
TRONは、東京大学の坂村健教授によって創始されたユビキタスコンピュータ(どこでもコンピュータ)をめざす「TRONプロジェクト」(TRON協会)から生まれた日本製のOSで、ケータイやデジタル家電などの組込みシステムのOSとして最も多く利用されているんですよ。というのはTRONは、マルチタスはもちろんですが、他のOSとくらべ、機動力(リアルタイム性)が強力で、機器制御に適したOSだからなんです。
T-Engine(ティーエンジン)
T-Engineは、TRONプロジェクトのひとつ「T-Engineプロジェクト」(T-Engineフォーラム)から生まれたものです。ユビキタスコンピューティングの構築を目指す組込みシステムのOSだけでなく、ハードウェア、開発環境、ネットワークセキュリティなどの標準化を行った組込みシステムの標準開発システムなんです。多くの会社が、このT-Engineを使って組込みシステムを開発してるんです。「TRONプロジェクト」の20周年記念の式典で、坂村教授がT-Engineは「TRONプロジェクト」の集大成と言っていましたよ。このようにT-Engineは、ものすごいんですよ。
本校はTRON協会とT-Engineフォーラムの会員で、最新の情報を授業に導入!!
・TRON協会のページ
・T-Enginフォーラムのページ
次回は、ユビキタスコンピュータ(どこでもコンピュータ)について、話したいと思います。
2004年06月14日
土日はオープンキャンパス!!
今週土日はオープンキャンパスです。組込みシステム科では①T-Engine:組込みシステムの標準開発システム
②BTRON(超漢字):パソコン用のTRON仕様のOS
③ICタグ:ユビキタスコンピュータ(どこでもコンピュータ)社会のひとつの技術
などの実演を予定してます。この他にもゲームなどがありますから見学に来てね!
オープンキャンパス
6/19(土)午後 1時?午後 4時
6/20(日)午前10時?午後12時
組込みシステム科は7号館8階です。
(写真は、2003年12月に行われた「TRONショー」のパンフレットです。)
2004年06月22日
オープンキャンパス
<<組込みシステム科のコーナー>>
①T-Engine:組込みシステムの標準開発システム
簡単な計算、時計、タッチパネル入力による液晶画面のお絵かきのデモをしました。T-Engineはすごい!
②BTRON(超漢字):パソコン用のTRON仕様のOS
BTRON上で動くマイクロスクリプトという簡単にプログラムができる言語を使って、ゲームのデモをしました。チョー簡単!
③ICタグ実習装置:ユビキタスコンピュータ(どこでもコンピュータ)のひとつの技術
ICタグをつけたケータイやプーさん!?を黒い箱の中に入れ、パソコンの画面に、箱の中のものを表示するデモをしました。箱の中が見えないのに、パソコンの画面に中のものが見えるので、なんだか透視したようでしたよ!
④電子回路作成装置:ICをプログラム(ハードウェア記述言語)で作ってしまう技術
時計や自販機のモデルのICを簡単につくちゃったよ!すご?い!
写真には写っていませんが、会場はお祭り雰囲気で・・・、スタッフはハッピを着て!?・・・。 見学者は輪投げやパターゴルフなどのゲームを行い、景品をたくさんもらってましたよ。もちろん、デモや説明を熱心に聞いたり、質問もしてましたよ。
会場のお祭り雰囲気の様子は ここをクリックしてね!
次回のオープンキャンパスは8/28(土)です。
楽しみしにね!
2004年06月25日
ユビキタスって!?
「ユビキタス」って、最近、新聞やテレビで聞くかもしれなけど!? 何のことだろう? 簡単に言うと「どこでもコンピュータ」ってことなんだけど・・・。左の図のように、「人」や「もの」や「環境」に組込みコンピュータが入り、これらがネットワークでつながり、人は、「いつでも」、「どこでも」 いろいろな「もの」や「環境」と情報のやりとりができるんだよ。たとえば、携帯情報端末(ケータイ電話やT-Engine)をもっていれば、家の中でも外からでも、デジタル家電をコントロールしたり、観光地に行ったりすると路上のコンピュータが道案内をしてくれたり、のどが渇いたら自動販売機のジュースなんかも飲めたりね!「いろいろなものにコンピュータが入る」と言ったけど、小さいものにはチョー小さいコンピュータが必要ですね。それがJRのスイカカードなんかに使われているICタグで、カードの中に小さなコンピュータが入っているんだよ。ICタグは、いま流通業界の製品管理で話題になっていて、バーコードに変わるものと言われています。そして、すべてのものにICタグが入り、本格的なユビキタス社会が到来すると言われています。
このようなICタグはユビキタスの一例で、また組込みシステム技術が必要なんです。 次回は、先日のオープンキャンパスでも実演したICタグについて説明します。
2004年06月30日
透視実験!?
写真右は、箱をあけて実際にケータイがあるのを確認!
どうですか、透視実験みたいでしょー!
じつは、ICタグ実習装置を使ったんです。黒い箱の中には、ケータイはもちろん、ICタグが入っていて、ICタグリーダがICタグのデータを読みとって、ディスプレイに表示していたんです。 ICタグは、写真右の黒い箱の手前にぶら下がっている白いもので、中には小さいコンピュータとアンテナが入っています。ICタグリーダは黒い箱の下の白いボードで、この中にもアンテナがあります。ICタグリーダは、アンテナから電波をICタグに送って、データを読みとります。電波だから箱の中でもOKなんだよ!これが透視実験の秘密でした。 この写真はICタグが1個だったけど、いろいろな製品などにICタグをつければ、たくさんのものを同時に簡単に管理できてしまいます。レジなんかに利用すれば、レジ係の人は、バーコードよりかなりらくちんだね。というかレジ係が必要なくなっちゃうね!
ICタグは、ユビキタス(どこでもコンピュータ)技術の一つですが、すごいことがわかったと思います!
次回は、ICタグのパワー!?を紹介します。