組込みシステム科ブログ

日本電子専門学校「組込みシステム科」の最新情報を発信しています

2004年12月

2004年12月06日

CEATEC JAPAN 2004 その5
 モバイルコンピューティング

ceatec_ke_tai1.jpg 写真は、CEATEC JAPAN 2004(シーテック ジャパン 2004)のケータイなどのモバイルコンピュティング技術の展示の様子です。

ユビキタス(どこでもコンピュータ)社会で、人がもつ情報端末で有望なのがケータイですが、写真上は、家の外からケータイで、ベッドルームのエアコンや電灯のON・OFF、家電のチェックを行っている様子です。このようにケータイを使って、遠隔から家電を動かしたり、チェックができたりするのもユビキタス技術、モバイルコンピュティング技術なのです。組込みシステム科では、このような遠隔制御技術も学習しますよ!
みなさんも世界をリードする組込みエンジニアになってみてはいかがでしょうか!?

なお、写真上のデジカメは、見学者が自由に手にとって撮影がOKでした!奥にいる女性はそのモデルで、見学者は撮影した画像をチェックすることもできましたよ!

2004年12月10日

ここまできたユビキタス その1
ICタグって?

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今回は、組込みシステム技術のひとつであるICタグに注目!大日本印刷のICタグ実験工房に潜入してきました。ICタグ実験工房には、現在利用されているものから構想段階のものまで、私たちの生活を豊かに、そして便利にしてくれる、アイデアいっぱいのおもしろそうなシステムがたくさん! その一部を大日本印刷(株)ICタグ事業化センター長の坂本昭氏(写真中央)にお話をお伺いしながら、紹介していきます。


【質問】ICタグって、何ですか・・・?

【坂本氏】カードやラベル状のタグにメモリー機能があるICチップと小型アンテナを埋め込み、専用の読み取り機を使って無線で製品情報を読みとるものです。現在、商品などについているバーコードに代わるものと開発を進められていましたが、開発が進むにつれ可能性は広がりバーコードとは全く異なる新しい技術として注目されています。バーコードに比べ 汚れに強く情報量が多いだけでなく、人手を介さずに一度に複数の情報の読み込みが可能なものもあり、ネットワークや他のIT技術を組み合わせることで、さまざまな用途が考えられています。


【質問】実際に、どのような分野で活用されているのですか?

【坂本氏】空港での荷物の管理や図書館の蔵書管理、物流、イベントの入場券など、さまざまなところで活用されてきています。そして、今後はますます用途が広がると考えられています。2010年までには、少なくとも9兆円、最大で31兆円のビジネス市場があるという予測もあります。


【質問】今後は、どんな分野に広がっていくのでしょうか?

【坂本氏】あらゆる可能性があります。たとえば、食品にICタグをつけて生産者や保存方法を記録すれば、生産地・生産者から加工過程などの店頭に上がるまでの履歴もわかり、安心・安全、食品のレシピと連動させれば美味しい食生活が実現します。店頭では、盗難防止・万引き対策への利用の他、マーケティングデータの入手も可能です。また、家庭の冷蔵庫内や調理家電とリンクすれば、鮮度管理や調理などにも利用できます。そして、インターネットや携帯電話と繋げれば、ネット上の欲しい商品が現在どこで販売されているかなど、快適なショッピングが可能です。


【質問】ICタグといっても、いろいろな種類があるんですね。

【坂本氏】ICタグは電波によってデータの読み書きをするのですが、その電波の周波数によって、通信距離が違うのです。1メートル未満のものから、7メートル範囲のものまでがあり、カタチも周波数もさまざま。用途によって、最適なICタグを選択します。例えば、図書館の蔵書管理や物流、コンサートチケットには、1メートル未満のもの、コンテナ管理には7メートル範囲のものなどといったように・・・。


次回は、大日本印刷のICタグ実験工房の未来型の冷蔵庫とショッピングカートを紹介します。

2004年12月14日

ここまできたユビキタス! その2
 未来型冷蔵庫&ショッピングカート

fre_cart.jpg 今回は、 大日本印刷のICタグ実験工房の未来型冷蔵庫とショッピングカートを、大日本印刷(株)ICタグ事業化センター長の坂本昭氏にお話をお伺いしながら紹介していきます。


【質問】あっ、冷蔵庫だ(写真左)・・・。これなら家にもあるけど、なんか様子が違うような・・・?

【坂本氏 】この冷蔵庫はトビラを開けずに中に、どんな食品が入っているのがわかります。賞味期限も表示されているので、奥にしまい忘れてしまったといったことはなくなり、食品を無駄にすることもなくなりますよ。トビラの開閉が少なくなるから無駄な電気を使わなくて済みますし、人にも地球にもやさしい冷蔵庫です。

【質問】えっ?でも、どうやって中に入っているものがわかるんですか?

【坂本氏】それぞれの食品に、個別ナンバーを割り振ったICタグをつけているんですよ。そして、冷蔵庫内のリーダがその個別ナンバーを読み取って、インターネットを経由して、食品個々の属性データが登録されたサーバまで情報を取りに行きます。そうして得られた情報を表示します。現在、食品をはじめ、さまざまな商品についているバーコードが近い将来ICタグに移行されると考えられています。そうなれば、これが標準装備になるかもしれませんね。音声が出るシステムにすれば、目の不自由な人にも役立ててもらえると思っています。


【質問】これは(写真右)、スーパーで利用されているカートに、ディスプレイがついているのですか?

【坂本氏】その通りです。これは、スーパーの買い物カートに取り付けるシステムで、カートに取り付けたICタグと店内のワイヤレスLANを利用して、ディスプレイにさまざまな情報を配信するものです。売場の商品棚に設置しているICタグ読み取り機に近づければ、その棚にある商品の説明をしてくれる仕組みです。その場で商品の説明を得られるので、最適な商品を選ぶことができます。また、将来自宅の冷蔵庫とネットワークでリンクできるシステムを搭載すれば、冷蔵庫にある食品を表示してくれ、その食材を使ったメニューを検索することも可能です。例えば、家にトマトとブロッコリーがあるとすると、それを使ったいくつかのメニューが表示され、今日特売のこれとこれを買いたせば、こんな料理ができますといったことも表示してくれるんです。さらに、事前に自分の趣味・趣向を登録したICタグを機器に通せば、それに見合った商品の紹介や売り場を案内してくれます。また、セール商品の案内や商品説明も行ってくれるんですよ。

【質問】消費者にはもちろんですが、販売業社や商品製造会社のPRにも役立つシステムですね。

【坂本氏】そうなんです。新しい広告媒体としても、おもしろいと思っています。また、耳の不自由な人には、館内放送の変わりに文字や写真で情報伝達ができますし、目の不自由な方には、音声で商品位置や商品内容をお知らせすることができます。今後、多くの可能性を秘めています。


次回は、 大日本印刷のICタグ実験工房の塾のシステムと電子ポスターを紹介していきます。

2004年12月20日

ここまできたユビキタス! その3
 塾のシステム&電子ポスター

juku_pos.jpg 今回は、 大日本印刷のICタグ実験工房の塾のシステムと電子ポスターを、大日本印刷(株)ICタグ事業化センター長の坂本昭氏にお話をお伺いしながら紹介していきます。


【質問】これは(写真上)、なんですか?

【坂本氏】これは実際に鹿児島の塾でテスト運用されているシステムです。塾生たちに、ICタグを内蔵した塾生証を配布して、入退出の時に専用機にかざしてもらいます。するとICタグのデータを専用機が読み取り、自動的に保護者のケータイなどに入退出したことを知らせるメールが配信される仕組みになっています。小学校低学年の塾生にはお迎えがつきものですよね。このシステムを導入する前は、公衆電話に長い列が出来て、10分も20分も待ち時間があることもあったらしいのですが、システムを導入してからは終了を知らせる電話をかける必要もなくなり、効率的になったと塾生にも保護者の方にも大好評だそうです。



【質問】これは(写真下)、普通のポスターに見えますが、なにか仕掛けがあるのですか?

【坂本氏】このポスターには、ICタグ読み取り機が組込まれているんです。事前登録により、ICタグと紐付けしたケータイのアドレスにメールが送られ、さまざまな情報を収集できます。これは、ある観光地用のポスターです。ICタグのついたストラップをポスターの指定部分に、近づけると近隣のおすすめスポットの情報を収集できるんです。アミューズメントスポットやレストランの場所や内容、メニューなどの情報を得ることができます。トイレの場所も検索が可能。便利でしょう!?しかも、情報の書き換えが可能なので、そのときどきに応じた生の情報を手に入れることができます。例えば、「たった今おいしいパンが焼きあがりました」など・・・。
リアルタイムな情報が得られるのはうれしいです。ガイドブックには不可能なことですね。


【解説】ICタグって、スゴイ!アイデアしだいでいろいろな用途があり、可能性大!ますます発展していくのは確実ですし、これからが楽しみな分野だと実感しました!

2004年12月27日

組込みシステム科がTV番組で紹介されました!

bangumi.JPG 「組込みシステム科」が、TBS系BSデジタル放送BS-iの情報番組「未来発見!いつでもどこでもコンピュータ〜組込みシステムが導くユビキタス社会〜」(8月と9月)で、大きく紹介されました。
番組は、下に示すもので、組込みシステムとは何か、ユビタスとは何かが分かりやすく紹介されました。さらに、組込みシステムの将来性の高さや、組込みエンジニア不足の現状が紹介され、組込みシステムエンジニアの育成の中で、日本で初めての組込みシステムエンジニアを育成する専門の高等教育機関として、「組込みシステム科」が大きく紹介されました。

【番組の内容】
第1話 ユビキタス社会
第2話 組込みシステムとは
第3話 組込みシステムを作る
第4話 組込みシステムエンジニア
第5話 組込みシステムエンジニアの育成
  (第5話で組込みシステム科が紹介されました。

これらの放送内容は、ストリーミング映像で見ることができ、また、DVDを配布しています。ご希望の方は、 組込みシステム科の紹介TV番組へ