CG・VFX
最先端の映像表現は
ここから生まれる

CG・映像

CG・映像分野って
どんな業界

ハリウッドの影響もあり、日本でも多くのCG(コンピュータグラフィックス)専門の会社が設立され、魅力的な作品が数多く制作されています。映画業界に衝撃をあたえた3DCG映画『ジュラシックパーク』シリーズや『アバター』など、新たなCG技術や映像表現が次々と開発され、CG技術は想像以上に強い影響を社会に与えています。

CG・映像分野を
目指すなら

いまや、映画、ゲーム、アニメ、CMなどに欠かせないCG映像技術。いろいろな映像を数多く見ることによって、「豊かな発想(アイデア)を持ったクリエイター」「3DCGすべてに詳しいゼネラリスト」になれる可能性はもちろん、ゆくゆくは世界の最先端で活躍することも可能です。ジャンルを限定せず、できる限り多くの作品を観ることが大切です。

CG・映像分野の
適性は?

制作者の感性が作品の完成度を左右するため、オリジナリティを持ったクリエイターのニーズが高まっています。CG業界で成功する人の条件は、多くの人を驚かせる発想力と色彩感覚、コミュニケーション力、分野を問わない幅広い知識、ものづくりにどん欲な姿勢をもった人といえるでしょう。

有名作品の制作にCG・映像分野の卒業生が多数参加

劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』『ワンダーウーマン1984』『ムーラン(実写版)』『スターウォーズ/最後のジェダイ』『美女と野獣(実写版)』『パディントン2』『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』『君の名は。』『新解釈・三國志』『アルキメデスの大戦』『キングダム』『マスカレード・ホテル』、大ヒットゲーム『FF』『ドラクエ』『モンハン』各シリーズをはじめ、アニメ『ワンピース』『プリキュア』ほか多岐にわたる著名作品に多くの卒業生がCGクリエイターとして参加。

  • 2023ロキ シーズン2/ピーター・パン&ウェンディ/ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り
  • 2022オビ=ワン・ケノービ/シー・ハルク:ザ・アトーニー/ミズ・マーベル/サンドマン/ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン4 カリフォルニアへようこそ/スノーピアサー シーズン3/バビロンズフォール/ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー/スクール・フォー・グッド・アンド・イービル/Three Thousand Years of Longing/ソー:ラブ&サンダー/NOPE/ノープ/ショットガン・ウェディング/ジュラシック・ワールド/新たなる支配者/INTERCEPTOR/インターセプター/ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス/ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密/ザ・バブル/THE BATMAN -ザ・バットマン-/アンチャーテッド/ナイル殺人事件
  • 2021ボバ・フェット/ホークアイ/ロキ/ロスト・イン・スペース シーズン3/ゴーストバスターズ/アフターライフ/エターナルズ/フィンチ/DUNE/デューン 砂の惑星/長津湖 ※中国映画/ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ/マリグナント 狂暴な悪夢/ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結/ジャングル・クルーズ/スペース・プレイヤーズ/シャン・チー/テン・リングスの伝説/トゥモロー・ウォー/インフィニット 無限の記憶/オキュペーション -侵略-/ワイルド・スピード/ジェットブレイク/フリー・ガイ/ブラック・ウィドウ/007/ノー・タイム・トゥ・ダイ/モービウス/ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット/カオス・ウォーキング
  • 2020Star Wars: Tales from the Galaxy’s Edge/トワイライト・ゾーン/王への手紙/緊急救援 ※中国映画/ワンダーウーマン1984/ヒーローキッズ/ニュー・ミュータント/The Eight Hundred ※中国映画/ラ・ヨローナ〜泣く女〜/封神三部曲 ※中国映画/キャプテン・プードル/ムーラン/ブラッドショット/ロスト・イン・ロシア ※中国映画
  • 2019デイブレイク ~世界が終わったその先で~/ホット・ゾーン/キャッチ=22/マンダロリアン/トーゴー/キャッツ/Midway/ターミネーター:ニュー・フェイト/セクスタプレッツ ~オレって六つ子だったの?~/劇場版 ドーラといっしょに大冒険/メン・イン・ブラック : インターナショナル/ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ/リム・オブ・ザ・ワールド/アラジン/名探偵ピカチュウ/アベンジャーズ/エンドゲーム/トリプル・フロンティア/クエスト・オブ・キング 魔法使いと4人の騎士/レゴ ムービー2
  • 2018アリータ: バトル・エンジェル/アクアマン/マーウェン/ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生/アウトロー・キング スコットランドの英雄/くるみ割り人形と秘密の王国/モーグリ: ジャングルの伝説/ヴェノム/Alpha/アルファ(仮)/クレイジー・リッチ!/MEG ザ・モンスター/プーと大人になった僕/スカイスクレイパー/モンスター・ホテル3/アントマン&ワスプ/ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー/デッドプール2/アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー/レディ・プレイヤー1/パシフィック・リム: アップライジング/リンクル・イン・タイム/アナイアレイション -全滅領域-
  • 2017トラベラーズ/ブライト/ダウンサイズ/ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル/スター・ウォーズ/最後のジェダイ/リミット・オブ・アサシン/ジャスティス・リーグ/パディントン2/マイティ・ソー バトルロイヤル/ブレードランナー 2049/最初に父が殺された/IT/イット “それ”が見えたら、終わり。/ヴァレリアン 千の惑星の救世主/トランスフォーマー/最後の騎士王/スパイダーマン ホームカミング/ザ・マミー 呪われた砂漠の王女/ワンダーウーマン/エイリアン:コヴェナント/ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス/ワイルド・スピード ICE BREAK/ゴースト・イン・ザ・シェル/パワーレンジャー/美女と野獣/ジョン・ウィック チャプター2
  • 2016アサシン クリード/ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅/インフェルノ/ディープウォーター・ホライズン/ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち/スター・トレック BEYOND/ゴーストバスターズ/ターザン:REBORN/ウォークラフト/X-MEN: アポカリプス/キング・オブ・エジプト/デッドプール
  • 2015ブリッジ・オブ・スパイ/PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~/ピクセル/ターミネーター:新起動/ジェニシス/アントマン/マッドマックス 怒りのデス・ロード/ワイルド・スピード SKY MISSION/ダイバージェントNEO/セブンス・サン 魔使いの弟子/プロジェクト・アルマナック/EX MACHINA – エクス・マキナ/ブラックハット
  • 2014ナイト ミュージアム エジプト王の秘密/ピラミッドの呪い/パディントン/インターステラー/ドラキュラ ZERO/ホーンズ 容疑者と告白の角/Shelter/ミュータント・タートルズ/ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/マレフィセント/X-MEN:フューチャー&パスト/GODZILLA ゴジラ/トランセンデンス/スペース・ステーション76/アイ・フランケンシュタイン
  • 2013ハンガー・ゲーム2/マイティ・ソー/ダーク・ワールド/エンダーのゲーム/くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密/パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々: 魔の海/マン・オブ・スティール/ワイルド・スピード EURO MISSION/華麗なるギャツビー
  • 2012レ・ミゼラブル/ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日/トータル・リコール/アメイジング・スパイダーマン/プロメテウス/スノーホワイト
  • 2011ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル/アーサー・クリスマスの大冒険/リアル・スティール/ライオン・キング 3D/キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー/ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2/トランスフォーマー ダークサイド・ムーン/グリーン・ランタン
  • 2010塔の上のラプンツェル/きみがくれた未来/キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争/アイアンマン2/アリス・イン・ワンダーランド/パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々
  • 2009ATOM/くもりときどきミートボール/スパイ・アニマル Gフォース/トランスフォーマー リベンジ/モンスターVSエイリアン/ウォッチメン
  • 2008ワルキューレ/ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝/カンフー・パンダ/スピード・レーサー
  • 2007ベオウルフ 呪われし勇者/ビー・ムービー/トランスフォーマー/サーフズ・アップ/スパイダーマン3/ルイスと未来泥棒/ミュータント・タートルズ -TMNT-
  • 2006父親たちの星条旗/オープン・シーズン/スーパーマン リターンズ
  • 2005ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女/イーオン・フラックス/ステルス
  • 2004ポーラー・エクスプレス/アイ,ロボット/スパイダーマン2
  • 2003アニマトリックス/マトリックス リローデッド
  • 2002スチュアート・リトル2/スパイダーマン
  • 2001ハリー・ポッターと賢者の石/ファイナルファンタジー
  • 2000キャスト・アウェイ/チャーリーズ・エンジェル/インビジブル
  • 1999スチュアート・リトル
  • 1998Misguided Angel
  • 1997バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲/マーズ・アタック!
  • 1996ミラクル・アドベンチャー/カザーン/クローンズ
  • 1995ベイブ/スピーシーズ 種の起源

ほか多数(1995年~2021年1月現在までを調査)
※年数は北米公開年

コンピュータグラフィックス科

Computer Graphics

ゲームやアニメ制作に使用される3DCGソフト「Maya」と「Unreal Engine4」を用いた3DCG作品。人と犬の表情、仕草や動きの微細な表現から、自然光での時間帯の表現にも注目です。

※お使いの端末によっては、正常に動作しない場合がございます。予めご了承ください。
※AR機能をご利用するにあたっては、周囲に十分注意の上、ご利用いただきますようお願いいたします。
※ご利用の際は、Wi-Fi環境を推奨いたします。

  

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※AR機能をご利用するにあたっては、周囲に十分注意の上、ご利用いただきますようお願いいたします。
※ご利用の際は、Wi-Fi環境を推奨いたします。

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※AR機能をご利用するにあたっては、周囲に十分注意の上、ご利用いただきますようお願いいたします。
※ご利用の際は、Wi-Fi環境を推奨いたします。

CG映像制作科

CG & Visual Arts

3DCGソフト「Maya」をメインに、進級制作や卒業制作などで発表された、フルCG作品の学生作品ダイジェストです。細部までこだわったプロレベルの作品になっています。

実写とCGとの合成「VFX」をメインに、進級制作や卒業制作などで発表された、VFX作品の学生作品ダイジェストです。臨場感を生み出すカメラワークも学習成果の一つです。

コンピュータグラフィックス研究科

Advanced Computer
Graphics

エフェクト・アーティストを目指す学生が企業への応募用にまとめたデモリールです。2年次に学習するHoudiniというソフトを使って、授業課題とは別に個人で制作した作品です。

映画・CMのVFX制作で使用されるCG最先端ソフトの「Houdini」をメインに、一部で「Maya」、「NUKE」でコンポジットするなど、多種のソフトを横断的に使用しています。

映画制作プロジェクト
/在校生の産学連携
『竜とそばかすの姫』など

細田守監督作品の『竜とそばかすの姫』にて、仮想世界<U>に登場するモブキャラクターのデザインおよびモデリングの一部を、コンピュータグラフィックス科を中心としたCG・映像分野3学科の学生200名以上が制作に協力。日本電子の教育史に残る大規模な産学連携授業となりました。

また、日本武道館で開催された女性シンガー青山テルマさんのデビュー15周年記念スペシャルワンマンライブ『Thelma Aoyama 15th Anniversary~おにぎりフェスティバル~ (仮)』ではコラボ企画に挑戦。記念すべきライブを彩るLED映像(一部)の制作に、CG映像制作科の学生複数名が協力しました。青山テルマさんやプロの映像クリエイターと接しながら制作に取り組む日々は、参加した学生にとってクリエイターとしての意欲をより高める良い機会となりました。

左:『竜とそばかすの姫』©2021 スタジオ地図
右:女性シンガー青山テルマさんのデビュー15周年記念スペシャルワンマンライブ『Thelma Aoyama 15th Anniversary~おにぎりフェスティバル~ (仮)』

東京国際プロジェクション
マッピングアワードにて
CG映像制作科のチームが
最優秀賞を受賞!

世界で通用する若手映像クリエイターの登竜門・東京国際プロジェクションマッピングアワードにて、本校CG映像制作科のチームが手掛けた作品『共存』が学生部門において、見事「最優秀賞」を受賞しました。

当日はオンライン開催にて、メイン、ドローン、バーチャルと3つの視点で楽しめるマルチアングル配信で多くの方に視聴されるなか、海外チームや専門学校、大学のチームと競い合った結果、初の最優秀賞を獲得する快挙となりました。

ビッグサイトの壁面に上映された最優秀賞作品『共存』

受賞者チーム集合風景

東京ゲームショウにて
他学科と
ゲーム作品を共同制作!

東京ゲームショウにて、本校コンピュータグラフィックス科の有志の学生が、本校ゲーム制作科と共同でゲームエンジンを使った対戦型VRゲームを制作しました。コンピュータグラフィックス科では主にゲーム内のグラフィックスを担当し、大変多くの来場者に体験していただきました。良かった点・改善点などを評価いただき、学習効果の高い機会となりました。

作品ブースでの体験風景

カナダ・バンクーバーでの
CG・VFX研修で
世界の
トップクリエイターと交流

将来は海外で働きたい!という学生も多い本校のCG・映像分野では希望者を対象に、世界最大のCG・VFXコミュニティのカナダでの研修を実施しています。

CG・VFX制作スタジオへの企業見学では、ソニー・ピクチャーズ・イメージワークスをはじめ、MPC、DNEG、イメージエンジンなどの著名作品を手掛けるCG関連スタジオを訪ね、本校卒業生を含む現地で活躍するクリエイターとのコミュニケーションの場もあり、学生にとって有意義なプログラムとなっています。

モントリオール到着を記念して写真撮影

現地で活躍する日本人クリエイターが
交流会に参加

海外で活躍する卒業生との交流会

「ハリーポッター」シリーズなど多くのヒット作を手掛けるDNEGを見学

MESSAGE 01

CG業界は新時代へ
大切なのは、
幅広い学び

MESSAGE 02

後悔しないように
全力を出し切る!
それが、夢への扉を開く鍵。

MESSAGE 03

学生時代に必要なのは
自分の土台をつくること

MESSAGE01

CG業界は新時代へ
大切なのは、幅広い学び

株式会社白組
代表取締役社長
小川 洋一

まもなく、3DCG出身の名アニメ監督が誕生する時代に

ますます広がりを見せるCGの需要ですが、最近のトレンドの一つに挙げられるのが、2D(手描き)アニメのルックを再現したCG作品(セルルックCG)の台頭です。これまでずっと平面的なものは手描きに敵わないと言われ、CG制作者も2Dと3Dはこのまま別の進化を辿るのだろうと思っていました。
“結界”が破れたのは3年くらい前のこと。徐々に2Dの人材が減り、手描きアニメは希少価値とともに制作コストがあがりました。反対に3Dの人材はどんどん増え、CGの制作コストは減少傾向となりました。そこへ、さらに潤沢な予算を持つ動画配信サービス各社が次々とアニメ制作に参入してきたことで、平面的な表現もCGで作る流れが生まれ、セルルックCGの技術が大きく向上しました。以前はよく、アニメファンに「がっかりした」と言われていた会話シーンの仕草や表情なども滑らかに動かせるようになり、気づけば2DアニメのメインキャラクターをCGで作ることも珍しくなくなりました。これを機に、セルルックCGの作品が爆発的に増えたわけです。

ただ正直なところ、『STAND BY ME ドラえもん』のような3DCGならではの立体的な表現で人々に「すごい!」と言わせたかったわけですから、当初は3Dデータをわざわざ平面にすることにジレンマも感じていました。しかし、いざやってみると手描きでは表現しきれない緻密な衣装や装備など、CGが適しているモノもあることに気づき、CG制作における新たな可能性が増えました。近年は、実写映画やアニメ、ゲーム、CM、遊技機まで何でも取り扱うCG制作会社は少なくなりましたが、ここにきてさらに守備範囲が一つ広がったと感じています。
そうした中で、今、気になっているのは、専門学校の学びが少し細分化しすぎているのではないかということ。現場の立場でいうと、アニメーターを目指していてもモデリングは理解しておくべきですし、モデラーを目指している人はリギングも学んでおくべきです。なぜなら、興味の幅も大きく持っていないと表現手法は広がらず、業界の変化についていけなくなるからです。多くの知識と技術を身につけた分だけ表現の幅を広げられるため、学生時代から細分化してしまうのは「もったいない」と感じています。学生の間はCG制作の全工程を経験をしておいてほしい。伸ばすべき得意分野は、仕事をはじめてから段々わかってくるので、学校ではゼネラリスト的に幅広くCGに取り組んで下さい。ちなみに白組にも日本電子の卒業生がいますが、彼らは入社したときから、CG制作に関わる様々なことに興味を持っているゼネラリストタイプでした。そして今では皆、うちの中核を担うメンバーへと成長してくれています。

名アニメ監督と呼ばれる人の多くはこれまで2D出身の人たちでした。今後は3DCGを手掛ける人たちの中から、名監督が誕生してくるでしょう。日本のCG業界は新たな時代を迎えています。今後は、より広い視野と、好きなことを追求できる情熱を持ち合わせているクリエイターが必要不可欠になることでしょう。


  • アニメ「アイドルマスター ミリオンライブ!」
    2023年10月TV放送開始(株式会社バンダイナムコエンターテインメント)

    ©Bandai Namco Entertainment Inc.

【株式会社白組 PROFILE】
1974年8月設立。映像業界における老舗のプロダクションとして、TVCM、映画、テレビ番組、ゲーム映像等のCGアニメーション、VFXを制作。映画「STAND BY ME ドラえもん」「永遠の0」「シン・ゴジラ」などで日本アカデミー賞他多数の受賞歴がある。2023年には、制作を担当したアニメ「アイドルマスターミリオンライブ!」が、8月から全国の映画館にて先行上映、10月からTV放映予定。
【実写・CGアニメーション映画】
◇ゴーストブック おばけずかん/◇STAND BY ME ドラえもん 2/◇アルキメデスの大戦/◇シン・ゴジラ/◇永遠の0/◇ALWAYS 三丁目の夕日
【TV番組】
◇NIGHT HEAD 2041/◇どすこいすしずもう/◇86―エイティシックス―/◇revisions リヴィジョンズ/◇えとたま/◇うちのウッチョパス/◇うっかりペネロペ
【ゲームムービー】
◇ソニックフロンティア/◇ポケットモンスター スカーレット・バイオレット/◇ラグナドール 妖しき皇帝と終焉の夜叉姫/◇MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE/◇Devil May Cry 5

小川 洋一氏

CM制作プロダクションを経て1980年白組入社。CMをはじめ、映画、ゲームムービーなどを多数手掛ける。CGアニメーション、手描きアニメーション、立体アニメーション、実写VFXなど、白組で扱う技術全てに精通している

MESSAGE02

後悔しないように全力を出し切る!
それが、夢への扉を開く鍵。

インダストリアル・ライト&マジック
シニアコンセプトアーティスト
田島 光二さん
コンピュータグラフィックス科卒業

日本電子から世界一のCGクリエイターをめざす!

高校の頃はずっとバスケとバンドをやっていて、どこにでもいるような高校生でした。CG業界に本気で興味を抱くようになったきっかけは、高校内での進路ガイダンス。当時、ピクサーの『トイストーリー』が大好きだったので、こういう仕事に魅力を感じてはいたのですが、「自分には無理」と勝手に思い込んでいました。しかし、日本電子の方の「3DCG が未経験でも、2年間一生懸命勉強すればハリウッドでの活躍も夢ではない」という言葉が胸にとても響きました。そして「よし! 日本電子で勉強して、ハリウッドで世界一になってやろう」というやる気スイッチが入ったんです。根拠なき自信でしたが、めざしたい“夢”への扉が開いた瞬間でした。高校3年生のときにオープンキャンパスへ参加し、プロ仕様のソフトを触ったときはワクワクしましたね。

日本電子に入ってからは、作品づくりに打ち込む日々。目標はもちろん「世界一」ですから、学生時代も「ハリウッドクオリティ」の作品を作るように心がけていました。なので、授業が終わった後も時間さえあれば実習室にこもっていたのを覚えています。『3DCG AWARD 2010』に応募したのは入学してから1年後くらい。実力を試すつもりで応募したコンテストで、最優秀賞を受賞できたのは自分にとってすごく励みになりました。そして、このコンテストをきっかけに、ルーカスフィルムのアーティストからクリエイターとしてオファーのメールが届いたんです。しかし、当時の英語は「ハロー」が限界。もちろんオファーは流れてしまいました。あの時は本当に悔しかったです。その後はすぐに英会話を必死に勉強しました。

卒業後はフリーランスのアーティストとしてキャリアをスタートし、1年後にはダブル・ネガティブ(現:DNEG)のシンガポール支社へ。仕事は、映画作品の世界観やキャラクターなどのイメージを提案する「コンセプトアーティスト」。実はこの時、あの学生時代に連絡をくれたルーカスフィルムのアーティストと一緒に働くことができました。あの時の悔しい経験がなければ、今の自分は決していないため、本当に嬉しかったですね。その後は同社のカナダスタジオで様々な作品に携わり、『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』『ヴェノム』『ターミネーター:ニュー・フェイト』などでは、メインキャラクターのデザインも担当。重要な仕事を託される喜びを心の底から実感しました。

高校生の時に夢見た「世界一になる」という目標は現在進行形です(笑)。まだまだ未熟者ですが、より一層高みをめざして勉強の日々。仕事に対しては常に全力を出し切ることを心がけていますが、それはきっと学生時代の作品づくりでも同じことだと思います。日本電子で学ぼうと思っているみなさんには、今しかないこの貴重な時間をどう使うかを本気で考え、後悔のないよう精一杯勉強を楽しんでほしいですね。


  • 『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
    発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

【インダストリアル・ライト&マジック PROFILE】
インダストリアル・ライト&マジック(Industrial Light & Magic※略称 ILM)は、アメリカの特殊効果及びVFXの制作会社。ルーカスフィルムに所有されており、シンガポール、カナダ・バンクーバー、イギリス・ロンドンに支社を置く。アカデミー視覚効果賞を15回受賞。約20のノミネートを受け、アカデミー技術賞においては22回の受賞を遂げている世界最高峰クラスのVFX制作会社の一つである。
【代表作品】
『スター・ウォーズ』シリーズ、『ジュラシック・パーク』シリーズ、『ハリーポッター』シリーズ、『アベンジャーズ』シリーズ、『アイアンマン』シリーズ、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、『トランスフォーマー』シリーズ、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ、『インディ・ジョーンズ』シリーズ、『ドクター・ストレンジ』、『アバター』、『ウォーリー』、『ネバーエンディング・ストーリー』、『タイタニック』 、『グーニーズ』、『E.T.』 ほか。の冒険 黄金の羅針盤』 ほか

田島 光二さん

東京都立千歳丘高校出身
コンピュータグラフィックス科卒業
1990年生まれ。2011年本校卒業後、フリーランスのCGモデラーとしてキャリアをスタート。ダブル・ネガティブを経て現職。ハリウッド映画のコンセプトアーティストとして活躍中。

MESSAGE04

学生時代に必要なのは
自分の土台をつくること

株式会社スペードアンドカンパニー
代表取締役(VFX スーパーバイザー)
小坂 一順

観察力、学ぶ姿勢とコミュニケーション能力が映像クオリティをあげる

 お金はないけど時間はある。そう思っていた学生時代は、1日中編集ソフトを触って、映像をつくることに没頭していました。映像を独学で学んだだけの文系の大学生だったのですが、こんなに面白いのなら、3DCGをつくることを仕事にしたいと思い、大手映像制作会社に入社しました。そこで、映画のコンポジッター、CMやPVのCG制作、VFXスーパーバイザーとさまざまな経験を積み、2014年、もう一度初心に戻って自分のつくりたいもの、仕事のスタイルと向き合っていこうとSpade & Co.を設立しました。

CGやVFX業界は、多くの人がイメージされている通りとても進歩の早い業界です。ソフトが新しくなった分、クオリティの高い作品がより早くつくれるようになりました。一方で、できること自体は、私が業界に入った頃とそれほど劇的に変わっていないということも感じています。それが何を意味するかというと、作業速度を上げることはできても、クオリティを高めるのは“人” であるということです。アドバイスするならば、ひとつは、小手先のテクニックよりも、観察力を磨いてほしいということです。たとえば、桜の木を再現するときに、花の色、枝ぶり、風が吹いた時の揺れ方など…目に見えるいろいろなものを脳裏に焼き付けておくこと。いろいろな場所に行って、たくさんのものを見て感じることで、クオリティをあげるための引き出しも増えていくはずです。それができるのは自由な時間を持っている学生の最大の強みだと思います。

また、この仕事は勉強する姿勢を身につけることが大切だと思います。私自身、色々な職種を経験する中で、1年、3年、5年、10年と、自分に求められる技術が変わっていきました。勉強する姿勢を身につけておくことで、どんな状況でも成長できる土台が自分の中に築き上げられていきます。それは、社会に出てからも必ず強みになるはずです。さらにもうひとつ、コミュニケーション能力も非常に大切です。映画のCG・VFXの制作現場は必ずチームでの制作になります。どれだけ技術が優れていても、みんなでいいものをつくるという意識がなければ、映画づくりはできません。

実は、私が独立する時、一緒に声をかけさせてもらったスタッフがいるのですが、その人たちは偶然にも日本電子出身者でした。技術力が高く、コミュニケーション能力もあり、勉強する姿勢を備えた人たちばかりです。日本電子には今後もそういう人を育成してほしいと期待しています。


  • 『キングダム2』
    ©原泰久/集英社 ©2022映画「キングダム」製作委員会

【株式会社スペードアンドカンパニー PROFILE】
2014年9月設立。映画を中心とするVFX制作を行う。年間10本以上の劇場公開作品を手掛けており、代表作『るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning』(21)では、VFX-JAPANアワード2022劇場公開実写映画部門の最優秀賞を受賞。

手がけた近年の作品に、『キングダム(19・22・23)、『ザ・ファブル』シリーズ(19・21)、『マスカレード』シリーズ(19・21)、『ラーゲリより愛を込めて』(22)、『レジェンド&バタフライ』(23)など。

ライフ・ワークバランスを大切にしており、社員が働きやすいアットホームな会社づくりを目指している。

小坂 一順氏

大学卒業後、大手映像制作会社に入社。CMや映画などの映像編集を経てVFXスーパーバイザーとして数々の作品に携わる。スペードアンドカンパニー( 以下:Spade & Co.)設立後も、よりクオリティの高い作品づくりをめざして映画のVFXを中心に活躍している。

MESSAGE 01

CG業界は新時代へ
大切なのは、
幅広い学び

MESSAGE 02

後悔しないように全力を出し切る!
それが、夢への扉を開く鍵。

MESSAGE01

CG業界は新時代へ
大切なのは、幅広い学び

株式会社白組
代表取締役社長
小川 洋一

まもなく、3DCG出身の名アニメ監督が誕生する時代に

ますます広がりを見せるCGの需要ですが、最近のトレンドの一つに挙げられるのが、2D(手描き)アニメのルックを再現したCG作品(セルルックCG)の台頭です。これまでずっと平面的なものは手描きに敵わないと言われ、CG制作者も2Dと3Dはこのまま別の進化を辿るのだろうと思っていました。
“結界”が破れたのは3年くらい前のこと。徐々に2Dの人材が減り、手描きアニメは希少価値とともに制作コストがあがりました。反対に3Dの人材はどんどん増え、CGの制作コストは減少傾向となりました。そこへ、さらに潤沢な予算を持つ動画配信サービス各社が次々とアニメ制作に参入してきたことで、平面的な表現もCGで作る流れが生まれ、セルルックCGの技術が大きく向上しました。以前はよく、アニメファンに「がっかりした」と言われていた会話シーンの仕草や表情なども滑らかに動かせるようになり、気づけば2DアニメのメインキャラクターをCGで作ることも珍しくなくなりました。これを機に、セルルックCGの作品が爆発的に増えたわけです。

ただ正直なところ、『STAND BY ME ドラえもん』のような3DCGならではの立体的な表現で人々に「すごい!」と言わせたかったわけですから、当初は3Dデータをわざわざ平面にすることにジレンマも感じていました。しかし、いざやってみると手描きでは表現しきれない緻密な衣装や装備など、CGが適しているモノもあることに気づき、CG制作における新たな可能性が増えました。近年は、実写映画やアニメ、ゲーム、CM、遊技機まで何でも取り扱うCG制作会社は少なくなりましたが、ここにきてさらに守備範囲が一つ広がったと感じています。
そうした中で、今、気になっているのは、専門学校の学びが少し細分化しすぎているのではないかということ。現場の立場でいうと、アニメーターを目指していてもモデリングは理解しておくべきですし、モデラーを目指している人はリギングも学んでおくべきです。なぜなら、興味の幅も大きく持っていないと表現手法は広がらず、業界の変化についていけなくなるからです。多くの知識と技術を身につけた分だけ表現の幅を広げられるため、学生時代から細分化してしまうのは「もったいない」と感じています。学生の間はCG制作の全工程を経験をしておいてほしい。伸ばすべき得意分野は、仕事をはじめてから段々わかってくるので、学校ではゼネラリスト的に幅広くCGに取り組んで下さい。ちなみに白組にも日本電子の卒業生がいますが、彼らは入社したときから、CG制作に関わる様々なことに興味を持っているゼネラリストタイプでした。そして今では皆、うちの中核を担うメンバーへと成長してくれています。

名アニメ監督と呼ばれる人の多くはこれまで2D出身の人たちでした。今後は3DCGを手掛ける人たちの中から、名監督が誕生してくるでしょう。日本のCG業界は新たな時代を迎えています。今後は、より広い視野と、好きなことを追求できる情熱を持ち合わせているクリエイターが必要不可欠になることでしょう。

アニメ
「アイドルマスター ミリオンライブ!」
2023年10月TV放送開始(株式会社バンダイナムコエンターテインメント)
©Bandai Namco Entertainment Inc.

【株式会社白組 PROFILE】
1974年8月設立。映像業界における老舗のプロダクションとして、TVCM、映画、テレビ番組、ゲーム映像等のCGアニメーション、VFXを制作。映画「STAND BY ME ドラえもん」「永遠の0」「シン・ゴジラ」などで日本アカデミー賞他多数の受賞歴がある。2023年には、制作を担当したアニメ「アイドルマスターミリオンライブ!」が、8月から全国の映画館にて先行上映、10月からTV放映予定。

【実写・CGアニメーション映画】
◇ゴーストブック おばけずかん/◇STAND BY ME ドラえもん 2/◇アルキメデスの大戦/◇シン・ゴジラ/◇永遠の0/◇ALWAYS 三丁目の夕日

【TV番組】
◇NIGHT HEAD 2041/◇どすこいすしずもう/◇86―エイティシックス―/◇revisions リヴィジョンズ/◇えとたま/◇うちのウッチョパス/◇うっかりペネロペ

【ゲームムービー】
◇ソニックフロンティア/◇ポケットモンスター スカーレット・バイオレット/◇ラグナドール 妖しき皇帝と終焉の夜叉姫/◇MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE/◇Devil May Cry 5

小川 洋一

CM制作プロダクションを経て1980年白組入社。CMをはじめ、映画、ゲームムービーなどを多数手掛ける。CGアニメーション、手描きアニメーション、立体アニメーション、実写VFXなど、白組で扱う技術全てに精通している

MESSAGE02

後悔しないように全力を出し切る!
それが、夢への扉を開く鍵。

インダストリアル・ライト&マジック
シニアコンセプトアーティスト
田島 光二さん
コンピュータグラフィックス科卒業

日本電子から世界一のCGクリエイターをめざす!

高校の頃はずっとバスケとバンドをやっていて、どこにでもいるような高校生でした。CG業界に本気で興味を抱くようになったきっかけは、高校内での進路ガイダンス。当時、ピクサーの『トイストーリー』が大好きだったので、こういう仕事に魅力を感じてはいたのですが、「自分には無理」と勝手に思い込んでいました。しかし、日本電子の方の「3DCG が未経験でも、2年間一生懸命勉強すればハリウッドでの活躍も夢ではない」という言葉が胸にとても響きました。そして「よし! 日本電子で勉強して、ハリウッドで世界一になってやろう」というやる気スイッチが入ったんです。根拠なき自信でしたが、めざしたい“夢”への扉が開いた瞬間でした。高校3年生のときにオープンキャンパスへ参加し、プロ仕様のソフトを触ったときはワクワクしましたね。

日本電子に入ってからは、作品づくりに打ち込む日々。目標はもちろん「世界一」ですから、学生時代も「ハリウッドクオリティ」の作品を作るように心がけていました。なので、授業が終わった後も時間さえあれば実習室にこもっていたのを覚えています。『3DCG AWARD 2010』に応募したのは入学してから1年後くらい。実力を試すつもりで応募したコンテストで、最優秀賞を受賞できたのは自分にとってすごく励みになりました。そして、このコンテストをきっかけに、ルーカスフィルムのアーティストからクリエイターとしてオファーのメールが届いたんです。しかし、当時の英語は「ハロー」が限界。もちろんオファーは流れてしまいました。あの時は本当に悔しかったです。その後はすぐに英会話を必死に勉強しました。

卒業後はフリーランスのアーティストとしてキャリアをスタートし、1年後にはダブル・ネガティブ(現:DNEG)のシンガポール支社へ。仕事は、映画作品の世界観やキャラクターなどのイメージを提案する「コンセプトアーティスト」。実はこの時、あの学生時代に連絡をくれたルーカスフィルムのアーティストと一緒に働くことができました。あの時の悔しい経験がなければ、今の自分は決していないため、本当に嬉しかったですね。その後は同社のカナダスタジオで様々な作品に携わり、『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』『ヴェノム』『ターミネーター:ニュー・フェイト』などでは、メインキャラクターのデザインも担当。重要な仕事を託される喜びを心の底から実感しました。

高校生の時に夢見た「世界一になる」という目標は現在進行形です(笑)。まだまだ未熟者ですが、より一層高みをめざして勉強の日々。仕事に対しては常に全力を出し切ることを心がけていますが、それはきっと学生時代の作品づくりでも同じことだと思います。日本電子で学ぼうと思っているみなさんには、今しかないこの貴重な時間をどう使うかを本気で考え、後悔のないよう精一杯勉強を楽しんでほしいですね。

  • 『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
    発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

【インダストリアル・ライト&マジック PROFILE】
インダストリアル・ライト&マジック(Industrial Light & Magic※略称 ILM)は、アメリカの特殊効果及びVFXの制作会社。ルーカスフィルムに所有されており、シンガポール、カナダ・バンクーバー、イギリス・ロンドンに支社を置く。アカデミー視覚効果賞を15回受賞。約20のノミネートを受け、アカデミー技術賞においては22回の受賞を遂げている世界最高峰クラスのVFX制作会社の一つである。
【代表作品】
『スター・ウォーズ』シリーズ、『ジュラシック・パーク』シリーズ、『ハリーポッター』シリーズ、『アベンジャーズ』シリーズ、『アイアンマン』シリーズ、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、『トランスフォーマー』シリーズ、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ、『インディ・ジョーンズ』シリーズ、『ドクター・ストレンジ』、『アバター』、『ウォーリー』、『ネバーエンディング・ストーリー』、『タイタニック』 、『グーニーズ』、『E.T.』 ほか。の冒険 黄金の羅針盤』 ほか

田島 光二さん

東京都立千歳丘高校出身
コンピュータグラフィックス科卒業
1990年生まれ。2011年本校卒業後、フリーランスのCGモデラーとしてキャリアをスタート。ダブル・ネガティブを経て現職。ハリウッド映画のコンセプトアーティストとして活躍中。

MESSAGE 03

学生時代に必要なのは
自分の土台をつくること

MESSAGE03

学生時代に必要なのは
自分の土台をつくること

株式会社スペードアンドカンパニー
代表取締役(VFX スーパーバイザー)
小坂 一順

観察力、学ぶ姿勢とコミュニケーション能力が映像クオリティをあげる

 お金はないけど時間はある。そう思っていた学生時代は、1日中編集ソフトを触って、映像をつくることに没頭していました。映像を独学で学んだだけの文系の大学生だったのですが、こんなに面白いのなら、3DCGをつくることを仕事にしたいと思い、大手映像制作会社に入社しました。そこで、映画のコンポジッター、CMやPVのCG制作、VFXスーパーバイザーとさまざまな経験を積み、2014年、もう一度初心に戻って自分のつくりたいもの、仕事のスタイルと向き合っていこうとSpade & Co.を設立しました。

CGやVFX業界は、多くの人がイメージされている通りとても進歩の早い業界です。ソフトが新しくなった分、クオリティの高い作品がより早くつくれるようになりました。一方で、できること自体は、私が業界に入った頃とそれほど劇的に変わっていないということも感じています。それが何を意味するかというと、作業速度を上げることはできても、クオリティを高めるのは“人” であるということです。アドバイスするならば、ひとつは、小手先のテクニックよりも、観察力を磨いてほしいということです。たとえば、桜の木を再現するときに、花の色、枝ぶり、風が吹いた時の揺れ方など…目に見えるいろいろなものを脳裏に焼き付けておくこと。いろいろな場所に行って、たくさんのものを見て感じることで、クオリティをあげるための引き出しも増えていくはずです。それができるのは自由な時間を持っている学生の最大の強みだと思います。

また、この仕事は勉強する姿勢を身につけることが大切だと思います。私自身、色々な職種を経験する中で、1年、3年、5年、10年と、自分に求められる技術が変わっていきました。勉強する姿勢を身につけておくことで、どんな状況でも成長できる土台が自分の中に築き上げられていきます。それは、社会に出てからも必ず強みになるはずです。さらにもうひとつ、コミュニケーション能力も非常に大切です。映画のCG・VFXの制作現場は必ずチームでの制作になります。どれだけ技術が優れていても、みんなでいいものをつくるという意識がなければ、映画づくりはできません。

実は、私が独立する時、一緒に声をかけさせてもらったスタッフがいるのですが、その人たちは偶然にも日本電子出身者でした。技術力が高く、コミュニケーション能力もあり、勉強する姿勢を備えた人たちばかりです。日本電子には今後もそういう人を育成してほしいと期待しています。


『キングダム2』
©原泰久/集英社 ©2022映画「キングダム」製作委員会

【株式会社スペードアンドカンパニー PROFILE】
2014年9月設立。映画を中心とするVFX制作を行う。年間10本以上の劇場公開作品を手掛けており、代表作『るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning』(21)では、VFX-JAPANアワード2022劇場公開実写映画部門の最優秀賞を受賞。

手がけた近年の作品に、『キングダム(19・22・23)、『ザ・ファブル』シリーズ(19・21)、『マスカレード』シリーズ(19・21)、『ラーゲリより愛を込めて』(22)、『レジェンド&バタフライ』(23)など。

ライフ・ワークバランスを大切にしており、社員が働きやすいアットホームな会社づくりを目指している。

小坂 一順

大学卒業後、大手映像制作会社に入社。CMや映画などの映像編集を経てVFXスーパーバイザーとして数々の作品に携わる。スペードアンドカンパニー( 以下:Spade & Co.)設立後も、よりクオリティの高い作品づくりをめざして映画のVFXを中心に活躍している。

CG・映像について具体的には何を学ぶの?
CG・映像について具体的には何を学ぶの?
CG・映像に関する学習事項は多岐に渡ります。最初は3DCG制作ツール「Maya」の基本操作や2Dグラフィックスツール「Photoshop」「Illustrator」の使用方法などを学び、デッサン・造形・CGプログラミングの基礎についても併せて学習します。その後高度なCGソフトを駆使した映像制作を実践的に学び、最先端のデジタル映像表現や業界の第一線で活躍するためのスキルを習得します。3DCG制作ツール「3dsMax」やCG用立体造形ツール「ZBrush」の使用法、VFX(特殊視覚効果:3DCGを使って特殊な映像を制作し実写映像と合成する視覚効果)、モーションキャプチャ(人体に反射マーカーを設置し動きをリアルタイムでコンピュータに取り込むシステム)など高度な技術を学習し、CG映像の表現スキルを身につけます。卒業制作を行って作品を外部に公開する学校も多いです。
CG・映像を学ぶとどんな資格が取得できるの?
CG・映像を学ぶとどんな資格が取得できるの?
CG・映像を学ぶことで取得できる資格としては、情報関係の資格とデザイン関係の資格があります。前者の代表例としては、最も代表的な情報系の国家資格である「基本情報技術者」を取得することが可能です。高度IT人材の確保が急務となっている現在、こうした情報系の国家資格を取得しておくことは就職の際にも有利になります。また、民間資格ではありますが「CGクリエイター検定」「CGエンジニア検定」「マルチメディア検定」(いずれもCG-ARTS協会による検定)などを取得することができます。後者の代表例としては、「色彩検定」「カラーコーディネーター検定」などの民間資格を取得することができます。
CG関係の仕事の収入は?
CG関係の仕事の収入は?
一般企業にクリエイターやデザイナーとして就職した場合は、勤務先の企業や地域によって異なるものの300〜500万が平均的な年収となります。需要が増えている職業であるため技術や経験によっては好待遇で採用されることもあります。収入もピンからキリまでかなりの幅があります(トップレベルのCGデザイナーは年収1000万円以上稼ぐようです)。どれだけ高度なスキルを身に付けられるかがカギとなるのです。
コンピュータグラフィックス科と、CG映像制作科の違いって?
コンピュータグラフィックス科と、CG映像制作科の違いって?
「CG」を中心に学ぶか、「CG+VFX」を学ぶかが大きなポイントです。コンピュータグラフィックス科では、ハリウッドをはじめ、世界中のCGプロダクションで使われているオートデスク社製3DCG制作ソフト「Maya」をメインに、造形やデッサンなど、3DCG制作に必要な、技術と知識を専門的に学びます。卒業後は、映画に使われるCGや、テレビCM、ゲームソフトのオープニングムービーなどを制作するCGプロダクションや、ゲーム制作会社など、CGが利用されている様々な業界で活躍するCGクリエイターをめざします。

CG映像制作科では、最新の映像表現に必要なCG制作技術をはじめ、最先端のビジュアル表現に欠かすことのできないVFX(視覚効果)を切り口に、デジタル映像技術について学びます。卒業後は、映画やTVなどの映像業界で活躍するクリエイターをめざします。
大学卒業後の入学でも年齢的にCG業界への就職は可能?
大学卒業後の入学でも年齢的にCG業界への就職は可能?
高度なスキルと熱意があれば、企業としては大歓迎。CG・映像業界やゲーム業界では、制作に関するスキルはもちろん、クリエイターの人物評価も重視しているため、26歳~28歳位までであれば、年齢を問題にする企業はほとんどありません。反対に、年齢に応じた社会性があり、高いスキルと熱意を持つ人材であれば、企業としては大歓迎です。大学・短大を卒業(自主退学)、または、社会人経験者の多くはCG・映像制作の未経験者ですが、年齢の面からか非常に目的意識が高く、一所懸命に取り組まれる分、伸びる方が多いです。ただし、27歳位からはややハードルが高くなり、30歳を超えると即戦力となる高度なスキルや社会経験が必要になります。
テクニカルCGクリエイター(テクニカルディレクター)とは?
テクニカルCGクリエイター(テクニカルディレクター)とは?
テクニカルCGクリエイターとは、CG(コンピュータグラフィックス)映像などのアート領域と、それを表現するためのエンジニアリング技術を結ぶ、特殊な役割をもつ人です。CG制作の現場で生み出される作品は、デザイナーが考える映像表現と、デザイナーが使うアプリケーションソフトやプラグイン(アプリケーションの機能を拡張するソフトウェア)などによって支えられています。テクニカルCGクリエイターは、CGデザイナーとCGプログラマよりもさらに高度な技術力と知識をもち、両方の力を引き出すディレクター的な役割をもつクリエイターです。世界のCG業界で不足している人材なので、やりがいのある職種です。
CG・映像業界では、どんな企業に就職していますか?
CG・映像業界では、どんな企業に就職していますか?
CG・映像業界においては、国内はもちろん海外でも活躍している卒業生がいらっしゃいます。
白組、オムニバス・ジャパン、東映アニメーション、MARK、jitto、Spade&Co、テレビ朝日クリエイト、カプコン、スクウェア・エニックスなど著名企業から少数精鋭のプロフェッショナル集団企業などに卒業生がクリエイターとして就職しています。

各学科ごとの内定企業先は、学科の詳細ページ内に掲載されています。
ご興味のある学科の詳細ページをご確認ください。

・コンピュータグラフィックス科(https://www.jec.ac.jp/course/cg/ad/)
・CG映像制作科(https://www.jec.ac.jp/course/cg/av/)
・コンピュータグラフィックス研究科(https://www.jec.ac.jp/course/cg/au/)

また、全学科の内定実績については、「主な就職先」ページ(https://www.jec.ac.jp/employment/job/)に掲載されています。ぜひご覧ください。
CGオペレーターとは?
CGオペレーターとは?
CGオペレーターとは、CG(コンピュータグラフィックス)制作ソフトを利用してCG制作を行う人です。CGデザイナーが起こしたイメージボード、絵コンテなどを基に、キャラクターの動きや表情を描いたり、キャラクターのパターン作成をすることもあります。
CGスーパーバイザーとは?
CGスーパーバイザーとは?
CGスーパーバイザーとは、プロデューサーやディレクター、スタッフに対して、様々なアドバイスをする人です。限られた予算とスケジュールの中で、クオリティを落とさずに制作するためには、専門的な知識や技術、制作ノウハウが必要です。そのため、経験豊富なCG(コンピュータグラフィックス)クリエイターが、スーパーバイザーとしてプロジェクトに参加し、プロデューサーやディレクターたちと作品のテイストなどを共有し、実現するための方法や手順を考え、アーティストに伝える監督としての役割もあります。
CGデザイナーとは?
CGデザイナーとは?
CGデザイナーとは、パソコン上で専用のアプリケーションソフトを使用し、CG(コンピュータグラフィックス)を実際に作り出していく人です。映画、映像、ゲーム、テレビ、CM、ウェブサイト、広告などの幅広い業界で活躍できる職種です。パソコンやソフトの操作スキルはもちろん、CGを作る上での基本的なデザインやデッサンの知識は必須です。また、クライアントの要望にもとづき、作品イメージを作ることもあるため、各業種・分野の基本的な知識も持ち、個性、発想力、色彩感覚、表現力を活かすことが必要です。
VFXクリエイター(コンポジッター)とは?
VFXクリエイター(コンポジッター)とは?
VFX※クリエイター(コンポジッター)とは、CGはもちろん実写とCGの“合成”をメインに制作を行う人です。CG(コンピュータグラフィックス)制作の技術やソフトの操作スキルはもちろん、実写とCGを合成したときに、違和感を感じないようなテクニックが必要となります。その表現方法は発想力や技術の応用により生み出されるため、クリエイターのセンスが色濃く出てきます。日頃から多くの映像作品を観て、表現方法やセンスを磨き、発想力を高めておくことが必要です。※VFX(Visual Effects/ビジュアルエフェクト)=「特殊視覚効果」・・・撮影が不可能な爆発シーンや、現実に存在しない生命体や建築物などをCGで作成し、実写映像と合成すること。
クリエイティブディレクターとは?
クリエイティブディレクターとは?
クリエイティブディレクターとは、プロジェクトの企画から制作過程の指揮を執る責任者です。デザインの方向性を決定し、多くのデザイナーを取りまとめていきます。クライアントの要望をふまえながら、デザイナーの意見も取り入れ、よい作品を作るという強い意識が必要です。豊富な知識と経験はもちろんですが、プレゼンテーションなど人を説得できる技術も重要となります。
リギングアーティスト(リガー)とは?
リギングアーティスト(リガー)とは?
リギングアーティストとはアニメーションをつけるための設定(セットアップ)を行う人です。CG(コンピュータグラフィックス)で制作したキャラクターにアニメーションをつける仕事なので、人間や動物の解剖学的造詣、メカや機械構造の知識などが求められます。CGアニメーターがコントローラーを使って直接動かす場合もあります。
マットぺインターとは?
マットぺインターとは?
マットぺインターとは、映画の背景をCG(コンピュータグラフィックス)で仕上げ、奥行きのある映像に見せる人です。映画制作の現場では昔からある職種で、近年はCGを使って表現されるようになりました。3DCGのモデルを使い、カメラの視点まで考えて表現することで、背景に奥行きや立体感を生み出します。
3DCGデザイナーとは?
3DCGデザイナーとは?
3DCGデザイナーとは2DCGデザイナーの作成したデザインを基に、実際にキャラクターなどを3DCG化する人です。2DCGデザイナーが描いたデザインなどを立体化するため、空間に対する認識力、想像力が必要です。色や質感を出すためのテクスチャを描く作業も行うため、その技術やデザインセンスも要求されます。モデラーとも呼ばれています。
2DCGデザイナー(2Dグラフィッカー)とは?
2DCGデザイナー(2Dグラフィッカー)とは?
2DCGデザイナーとはプロジェクトの企画書にもとづき、そのゲームや映像作品の世界観、キャラクター、背景などを線画やカラーでビジュアル化する人です。その作品のビジュアルイメージを決める重要な職種です。ゲームや映像だけでなく、一般の人の目につくパッケージや広告などにも使用されるため、斬新かつ魅力的なデザインが求められます。
キャラクターデザイナーとは?
キャラクターデザイナーとは?
キャラクターデザイナーとは、ゲームの企画をカタチにするために、登場するキャラクターをデザインする人です。ゲームの世界観に合わせた人物キャラクター、アイテム、インターフェースなど、幅広いデザインが求められるため、高い画力を身につける必要があります。
プログラマとは?
プログラマとは?
「プログラム言語」を用いてコンピュータープログラムを組み、様々なシステムやソフトウェアを作る仕事です。各業種でよく使われる複数のプログラミング言語を修得していることが必要です。
(1)インターネットやLANでの動作を前提とするネットワーク系
・Web系プログラマ(Webコンテンツ系プログラマ)・XMLプログラマ・オープンソースプログラマ
(2)映像(映画、TV、CMなど)やゲームソフト、音楽などのエンターテイメント系
・CGプログラマ・ゲームプログラマ・マニピュレータ&サウンドプログラマ
(3)アプリケーションソフトなどの実用ツール系
・アプリケーション系プログラマ・Javaプログラマ
(4)販売管理ソフトや会計ソフト、商品管理データベースなどの業務システム系
・システムエンジニア系・アプリケーション系プログラマ・Javaプログラマ
(5)家電、携帯電話、プリンタ、デジカメ、ロボットなど、製品の中で動作する組み込み系
・組込みプログラマ(リアルタイムプログラマ)
CG・映像について学ぶ意味とは?
CG・映像について学ぶ意味とは?
CG映像制作の分野に進んで仕事を続けていくためには「独自の発想力や表現力」が必要だと一般的に言われています。確かに、優れた映像・デザインを生み出せるかどうかは個々人の才能や偶然性にある程度左右されます。しかし、いくら発想力が豊かでもその発想を作品という形にすることができなければ意味がありません。独自の発想を作品として具現化するためにも、最先端の映像技術を使いこなせることが求められます。CG・映像について学ぶことの意味は、高度な映像技術の理解・習得にあると言っても過言ではないでしょう。

あなたも最先端の映像技術を学んで、次世代のCG制作を担ってみませんか。
CG・映像の学びを活かした仕事って?
CG・映像の学びを活かした仕事って?
CG・映像の学びを活かした仕事は多岐に渡り、卒業後はCGクリエイターやCGデザイナー(2D・3D)、CGプログラマ、VFXクリエイター、デジタル映像クリエイター、イラストレーターなど、様々な形で映像制作に携わることができます。CGは幅広い分野で利用されており、アニメやテレビ、映画・映像系の制作会社など多くの企業が採用募集をしています。さらに今後も様々な分野へ進出していくことが予想され、需要は増加し続ける傾向が強いと言えます。CG技術の進歩によりCGクリエイターやCGデザイナーにはより重要な役割が求められるようになってきており、仕事量も増加傾向にあります。興味を持った人は、CGクリエイターやCGデザイナーなどの職業についてさらに詳しく調べてみてください。
CG・映像を学ぶとは?
CG・映像を学ぶとは?
あなたは普段の生活の中でどの程度映像に接しているでしょうか。自分の日常生活をイメージしてください。テレビ番組をよく見る人、アニメが大好きな人、頻繁に映画を見に行く人、YouTubeなどの動画サイトを愛用している人、など映像との関わり方は人それぞれだと思います。近年は映像技術も進歩しており、映画館で3D映画を見たり3D機能搭載のゲームで遊んだりする中で「よく分からないけど3D技術ってすごいな」という感想を持った人もいるかもしれません。「テレビや映画はほとんど見ないかな…」という人も、CMや電車内ビジョン広告、スクリーン広告など無意識のうちに映像に接していることに気付くでしょう。

このように日常に溢れている映像ですが、「一体どのように作られているだろう?」「どんな高度な技術が使われているのだろう?」と思ったことはありませんか。CG(コンピューターグラフィック)という言葉は聞いたことがあると思いますが、「最新のCG技術とはどのようなものであり、どのように映像作成に活用されているのか」と言われると、あまりピンとこない人が多いのではないでしょうか。実習を通じてこうした技術を具体的に学んでいくのがCG・映像の学科です。
CG技術について詳しくなくても大丈夫?
CG技術について詳しくなくても大丈夫?
上記の学習事項を見て、「面白そう」と思った人もいれば「イメージと違って結構難しそう」と感じた人もいるでしょう。ですが、「CG技術について全然知らないし、授業についていけないかも…」と心配する必要はありません。CG・映像業界の第一線で活躍しているプロの先生が直接指導してくれる学校が多いので、こうしたスキルは入学後に段階を追って身に付けていくことができます。求められるのは、CG・映像について幅広く学んでスキルを習得しようとする姿勢です。CG・映像は技術的な進歩のスピードが非常に速い分野なので、貪欲にスキルの習得に取り組んでいく向上心と熱意が求められると言えます。CGスキルに加えてデッサンや造形・色彩などのデザイン能力を総合的に身に付けることで、就職の際に強みをアピールすることができます。
コンピュータグラフィックス科と、コンピュータグラフィックス研究科の違いって?
コンピュータグラフィックス科と、コンピュータグラフィックス研究科の違いって?
「CGクリエイター」をめざすか、「CGエンジニア」をめざすか。2年制学科のコンピュータグラフィックス科では、卒業後の仕事としてCGクリエイターをめざしますが、3年制のコンピュータグラフィックス研究科では、CGクリエイターだけでなく、CGエンジニアもめざすことができます。CGエンジニアは、新しいCG表現を可能にするCGツールやシステム開発をはじめ、コンピュータゲームなどで使われる群集シミュレーション、リアルタイムCGなど、最先端のCG映像制作に欠かせません。また、コンピュータグラフィックス研究科では希望者を対象に海外研修を実施。世界有数のCGスタジオ見学や、現地でCGクリエイターやCGエンジニアとして活躍する、本校卒業生とのワークショップなどを通して、世界最高峰のCG技術を体感できる機会が数多くあります。
テクスチャデザイナーとは?
テクスチャデザイナーとは?
テクスチャデザイナーとは、専用ソフトで作られたばかりの何も色がついていないCGに、質感や色などをつけていく仕事をする人です。テクスチャと呼ばれる質感などを描いた絵を、モデラーが作成したCGにつけていきます。そのため、協調性や世界観を統一するための配慮なども必要です。また、黙々と作業することが多いため集中力や忍耐力が必要です。
ディレクターとは?
ディレクターとは?
ディレクターとは、さまざまな現場で専門技術に関する部門についての責任者です。さまざまな業界・業種があるため、具体的な職務内容は異なりますが、その分野に関する専門知識をもち、適切な判断のもと、デザイナーやプログラマーなど現場のクリエイターたちに指示を出します。作品を制作するスケジュールの管理なども行います。
CGエンジニア(CGプログラマ)とは?
CGエンジニア(CGプログラマ)とは?
CGプログラマとは、CG(コンピュータグラフィックス)制作に必要なアプリケーションソフトやツールを開発する人です。CG制作や映像表現のためのソフトウェアそのものの開発や、プラグインと呼ばれる機能拡張ツールなどのプログラムを作り、CG映像をより豊かにする表現ができるようにする職種です。そのため、CGを使った映像表現をどのように見せたいのか、しっかり理解しておく必要があります。
CGコンセプトアーティストとは?
CGコンセプトアーティストとは?
CG(コンピュータグラフィックス)コンセプトアーティストとは、作品の世界観をカタチにするために考え、イメージを描いていく仕事です。映画、ゲーム、アニメなどの作品を作る際に必要となる作品の世界観やキャラクター、プロップ(小道具)などのイメージを、監督やディレクターの目指す方向性を表現するためにイラストやCGで描き表現します。コンセプトアーティストが手がけたグラフィックをもとに、現場のデザイナーたちが本編のデザインを造形していきます。
CGテクニカルディレクターとは?
CGテクニカルディレクターとは?
CGテクニカルディレクターとは、CG(コンピュータグラフィックス)制作における技術部門の責任者です。物語(シナリオ)を読み、CG制作時に使われるであろうデジタル技術を想定し、作品ごとにワークフロー(制作工程)を組み立て、一貫した工程管理を行ないます。クリエイティブディレクターのような全体的なディレクションは行いませんが、テクニカルな部分において制作チームの指揮をとるため、CG制作技術に関しての深い知識が必要です。
CGプロダクションマネージャーとは?
CGプロダクションマネージャーとは?
CGプロダクションマネージャー(通称プロマネ・PM)とは、プロジェクトの進行管理を中心に、様々な業務をこなし、CG制作の全体を統括する人です。企画から制作まで、プロジェクトの全体を通じて制作現場を統括する人です。企業によっては、納品まで担当することもあります。細かい要望やさまざまなトラブルを処理していくため、その業務は多岐にわたります。人と関わることが多い職種でもあり、コミュニケーション能力があるプロダクションマネージャーの需要が高まっています。
エフェクトデザイナーとは?
エフェクトデザイナーとは?
エフェクトデザイナーとは、爆発の炎や火花、煙などのエフェクト(特殊効果)を映像に反映させる人です。さまざまなシーンで使用されるエフェクトは映像の魅力を最大限に発揮できるエフェクトをかけるため、映像のセンスが必要となります。
モデラーとは?
モデラーとは?
モデラーとは、デザイナーなどが描いたキャラクターや物を、実際にCG(コンピュータグラフィックス)化していく人です。専用のソフトを使用し、立体感のある3Dにしていく仕事を行います。通常の絵画とは違い、立体的なモデルを作成しなくてはならないため、空間に対する認識力、想像力や高度なデッサン力が必要です。3DCGデザイナーともよばれています
モーションデザイナーとは?
モーションデザイナーとは?
モーションデザイナーとは、ゲームやCG(コンピュータグラフィックス)のキャラクターに「動き」をつける仕事をする人です。キャラクターデザイナーなどが描いたキャラクターに、専用のソフトを使用して“モーション(動作・動き)”をつける仕事をします。人や動物などの生物はもちろん、さまざまな物の動きを熟知する必要があります。
CGクリエイターとは?
CGクリエイターとは?
CGクリエイターとは、CG(コンピュータグラフィックス)制作の一連の作業を担当する人です。または、CG制作に携わるすべての職種の総称でもあります。CG自体の制作はもちろん、撮影後のVFXの作業など、CG制作を行う上での一連の作業を担当します。ワークフロー(制作工程)を熟知し、限られた期間の中でクオリティの高いCGを作成するための高度な技術と能力が必要となります。
プロジェクトマネージャー・PMとは?
プロジェクトマネージャー・PMとは?
プロジェクトマネージャー(PM)は期日までに成果物を完成させる人です。
必要な人材、資材、費用を計画してチームを結成し、プロジェクトの終了までを管理するのがプロジェクトマネージャーの仕事です。
近年、ITシステム開発プロジェクトは、業務要件の高度化、IT技術の高度化、複雑化、マルチベンダー化などによって、幅広い知識が求められています。このため、プロジェクトマネージャ(PM)の役割は益々重要となり、スポンサー、ユーザの期待は大きくなってきています。