- ビジネスを学ぶとは?
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「ビジネスを学ぶ」と聞いてあなたはどういうイメージを持つでしょうか。「会社で働く時に役立ちそう」「何となく重要そう」「就職に有利かも」「“コミュニケーション能力”を鍛えたりするのかな」「そもそもビジネスって専門学校で学ぶものなの?」など色々あると思いますが、「よく分からない」という人が大半なのではないでしょうか。
会社で仕事をするうえで必要となるスキルは数多くあります。Officeソフトの使い方、会計の知識、商法や会社法の知識、市場調査の方法、など多岐にわたります。上述したようなスキルは業界を問わず必要になります。こうした会社で求められる基礎的なスキルを幅広く習得することがビジネスの学びの核となります。
- ビジネスを学ぶと何か良いことがあるの?
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「エクセル男子」や「パワポ部長」のCMで話題になったMOS試験(Microsoft Office Specialist)に注目が集まっていることからも分かるように、ビジネススキルの習得に対する世の中の関心は近年高まりつつあります。しかし、こうしたスキルを高校までの間に学習する機会は極めて限られているのが現状です。高校や大学でビジネスにほとんど触れてこなかった人達は、入社した後にビジネススキルの習得に努めるのです。
したがって、専門学校で幅広いビジネススキルを身に付けておくことは、就職で他の人より一歩優位に立てるということを意味します。早期のビジネススキル習得は「会社で働くための最低限の装備を手に入れる」ことに他ならないのです。
「会社で働くための準備をしておきたい」「ビジネス系の資格を取得してスキルアップしたい」というあなた、専門学校でビジネスを学んで幅広いビジネススキルを身に付けてみませんか。
- ビジネスについて具体的には何を学ぶの?
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前述の通りビジネスについて学ぶ内容は多岐に渡ります。
学習事項の中で中心となるのが、IT情報活用技術です。Officeの基本操作、Webページの作成方法について学んだうえで、SNSのビジネス利用についても学習します。
また、ビジネス知識やビジネスライセンスの学習も重要です。市場調査の方法や簿記、経営学の基礎、情報セキュリティ管理、世界経済の動向、ビジネスに関連する法務知識、秘書技能の習得、外国語コミュニケーションなど多彩な事項を学んでいきます。
そして、就職活動を意識したキャリアデザインの授業も行われます。就職試験として行われるSPI試験の対策や企業研究方法の学習、コミュニケーション技法の習得を行います。最先端のビジネスについて現場の方に話を伺ったり企業見学に行ったりすることもあります。
以上のような内容を横断的に学習することで、資格を取得しながらスキルアップし会社で役立つ人材になることができます。入学時にビジネスに関する知識がほとんどなくても、積極的に勉強に取り組むことで幅広いスキルを身につけることができます。
- ビジネスを学ぶとどんな資格が取得できるの?
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ビジネスを学ぶことで取得できる資格は枚挙に暇がありません。例えばIT系では、「ITパスポート」という国家資格を多くの人が取得しています。これは「ITに関する基礎知識を習得していることを証明する」ものであり、就職活動の際にもアピール可能です。
他にも、パソコンスキルを証明するためのMOS(Microsoft Office Specialist)試験や文部科学省後援のビジネス系検定(秘書検定・ビジネス文書検定・ビジネス実務マナー検定・サービス接遇検定)、ビジネス能力検定(B検)ジョブパスなどの資格を取得も可能です。さらに、ビジネススキルに関連する資格として簿記能力検定、情報検定(J検)などの資格を取得することも可能です。こうした資格を複数取得することによって、会社の事務作業に必要なスキルを幅広く有していることが認められるでしょう。
- ビジネスの学びを活かした仕事って?
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ビジネスについて学ぶ中で身に付けるスキルは、どのような業界に就職する際にも活かすことができます。IT系企業に就職する人は確かに多いですが、IT・Web・会計・経営などをバランスよく学ぶと同時に他者と協働して課題解決に取り組む課題解決力を養っておくことで、IT系企業に限らず営業事務などで活躍できます。ビジネスの学びとは、つまるところ「社会人として身に付けておきたい知識」を学ぶことだと言えるでしょう。そのうえで、「ITに強い」「外国語が得意」など他の人に差をつけられるような強みがあれば、専門学校で学んだビジネススキルを活かせるフィールドもぐっと広がることでしょう。
ビジネススキルはあらゆる業界で活用可能であるからこそ、在学中に自分の進む道をしっかりと見極めていくことがとりわけ重要になると言えます。