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シラバス

グラフィックデザイン科 2023年度入学生

科目名 DTP概論Ⅱ 作成日 2023/02/10
区分 必修 講義
開催時期 2年次 後期
講義・演習駒数/週 1駒
実習・実験駒数/週 0駒
合計駒数/週 1駒
総時間数 30時間
総単位数 2単位
企業連携
授業の目的 グラフィックデザインを学ぶ上で紙媒体を中心としたDTPや印刷に関わる要素の基礎知識と品質を左右する技術及び関連知識を学ぶ。加えてダウンサイジングによりデザイン・印刷の現場では多くの制作環境が存在し、トラブルや問題の対応を迫られる場面も少なくない。 そうしたDTP全般の対応能力を身につけるために、主要のソフトをはじめ、ワークフロー、OSなど、問題を起こさないための標準的な構成と仕様及び一般的な対策方法を修得する。
到達目標 印刷物制作の効率的ワークフローをもとに、正しいデータ作成と入稿のための裏づけとなる知識と、品質に影響を与える環境及び技術的要素を理解する。併せて良いデザインのための文字、色、写真、図版などの基本的な構成やしくみ,構造等を理解する。 加えて、トラブルを生じない主要のアプリケーションソフトの基本と制作方法、ワークフローに沿った制作手法(レガシー環境と最新環境)、未学習の機能と制作の方法を学ぶ。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合 50% 30%  %  %  %  %  % 20%
評価基準
①割付け計算が出来ること。 ②品質計算が出来ること。 ③デザインアプリケーションの高度な処理方法が出来ること。 ④データチェックとトラブルの無いデータ入稿が出来ること。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 野尻 研一
テキスト・参考文献 オリジナル教材
実務経験有無  
DTPの黎明期から企業や学校等での教育・仕事として取り組む。制作業務の中で実践してきた実データの仕様に関して講義を展開する。DTP関連著書多数。 
関連科目 DTP概論Ⅰ  履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 レイアウトに必要な文字組の計算が出来る。  組版設計1 各種割り付け計算。 
【理解度確認】小テスト
2 レイアウトに必要な文字組の計算が出来る。  組版設計2 各種割り付け計算。 
【理解度確認】小テスト
3 レイアウトに必要な文字組の計算が出来る。  組版設計3 各種割り付け計算。 
【理解度確認】小テスト
4 品質に関わる各種計算が出来る。  品質に関わるデータづくり1(品質計算1) 倍率と解像度、通信速度度、データ容量(色深度とバイト容量)。 
【理解度確認】小テスト
5 品質に関わる各種計算が出来る。  品質に関わるデータづくり2(品質計算2) 倍率と解像度、通信速度度、データ容量(色深度とバイト容量)。 
【理解度確認】小テスト
6 品質に関わる各種計算が出来る。  品質に関わるデータづくり2(品質計算3) 網点と線数(解像度、階調数、線数、画像容量)。  
【理解度確認】ポイント復習
7 ワークフロー全般におけるトラブル事例とその対策が出来る。  一般的なワークフローとレガシーワークフロー・制作に必要な基本情報・入稿データのチェック。・プレンテキストとRTF・メール添付容量と転送サービス・ZIPの扱い・他。標準化と効率化と汎用性、正確性と反復作業。 
【理解度確認】ポイント復習
8 Adobe Illustratorにおけるトラブル事例とその対策が出来る。  Illustrator関連1 環境設定・ファイルフォーマット・ツールの誤使用による問題・カラーモードの問題・アウトライン文字とヒント情報・環境にないフォント・オーバプリンとトラッピング処理・孤立点や不要なパス・パスの量・拡大縮小と線幅・透明処理・画像解像度・他。 
【理解度確認】ポイント復習
9 Adobe Illustratorにおけるトラブル事例とその対策が出来る。  Illustrator関連2 リンクと埋め込み・下絵など非表示レイヤーの扱い・テンプレートレイヤの扱い・スポットカラーと特色とDCS・特色とプロセスの掛け合わせ・トンボとトリムマーク・他。 
【理解度確認】ポイント復習
10 Adobe Photoshopにおけるトラブル事例とその対策が出来る。  Photoshop関連1 環境設定・ファイルフォーマット・Photoshopのカラーマネージメント・データを開くときの注意・保管解像度による劣化・塗り足し画像・他。 
【理解度確認】ポイント復習
11 Adobe Photoshopにおけるトラブル事例とその対策が出来る。  Photoshop関連2 劣化の少ないレタッチの手順・レタッチ方法の徹底・ダブルトーンと2色、3色刷り・特色・1色刷り(1bitデータの作成)・他。 
【理解度確認】ポイント復習
12 Adobe InDesignにおけるトラブル事例とその対策が出来る。  InDesign関連1 環境設定・ファイルフォーマット・プリフライト・問題箇所の対応・パッケージ方法・他。 
【理解度確認】ポイント復習
13 Adobe InDesignにおけるトラブル事例とその対策が出来る。  InDesign関連2 IllustratoとPhoshopとの関係・リンクと埋め込み・画像のリサイズ・変形パレットと変倍・スウォッチと分版・透明と分割解像度・オーバープリントとトラップ処理・他。 
【理解度確認】ポイント復習
14 入稿データにおけるチェック方法とトラブル事例とその対策が出来る。  Acrobat関連1 Acrobatによる入稿データチェック、PDF/X入稿。  
【理解度確認】ポイント復習
15 知識の理解度を確認し分からなかったことが出来る。  試験対策問題にて自学習、質疑応答。 
【理解度確認】試験対策総復習