授業計画 |
回数 |
学習目標 |
学習項目 |
1 |
更新系DMLである、データの挿入、更新、削除が出来る。 |
データの挿入、更新、削除を行うための、INSERT文、UPDATE文、DELETE文の構文を学習し、演習を通じて各文を実行する。 |
【理解度確認】演習課題 |
2 |
トランザクションとは何かがわかり、トランザクションの管理が出来る。 |
一連の関連のある操作をまとめて行うトランザクションの意味を学習する。また、トランザクションを管理するCOMMITおよびROLLBACK、SAVEPOINTについて学習する。 |
【理解度確認】小テスト、演習課題 |
3 |
データベースオブジェクトの種類、スキーマの概念を理解し、表が作成出来る。 |
オラクルにおけるスキーマの概念がわかり、スキーマオブジェクトとは何かがわかる。また、基本的な表の作成のためのCREATE TABLE文や使用するデータ型を学習する。 |
【理解度確認】演習課題 |
4 |
基本的なデータ型を理解し、適切なデータ型を持つ表を定義出来る。 |
文字型ではCHAR型とVARCHAR2型の特徴の違い、数値型ではNUMBER型の表現方法、日付型ではDATE型の特徴を中心に、Oracleデータベースで扱うデータ型を理解し、表を定義する演習を行う。 |
【理解度確認】演習課題 |
5 |
エンティティ整合性制約の種類、制約の付け方、列制約構文と表制約構文について理解し、制約のある表を作成出来る。 |
PRIMARY KEY、UNIQUE、CHECK、NOT NULL などのエンティティ整合性制約の種類、効果および定義のための列制約構文と表制約構文を学習し、列制約構文を中心に表定義の実習を行う。
エンティティ整合性制約のある表定義の総合演習を行う。 |
【理解度確認】演習課題、総合演習 |
6 |
参照整合性制約の意味がわかり、列制約構文および表制約構文で表を作成出来る。 |
表データに依存関係がある場合に、その依存関係を保証するための制約が参照整合性制約であることを理解する。参照整合性制約の列制約構文、表制約構文を記述の仕方を学習する。
エンティティ整合性制約および参照整合性制約のある表定義の総合演習を行う。 |
【理解度確認】小テスト、総合演習 |
7 |
ビューの役割を理解し、ビューの作成、削除、変更が出来る。 |
ビューの実体はSELECT文であり、「問合せの単純化」「列データの加工」のために作成することを学習する。CREATE VIEW文、DROP VIEW文、CREATE OR REPLACE VIEW文、CREATE FORCE VIEW文を学習する。 |
【理解度確認】演習課題 |
8 |
索引の特徴、必要性、索引を定義するガイドラインがわかり、索引を定義出来る。 |
索引の目的、索引がない場合は線形探索であり、索引を使用した場合は二分探索であることを理解し、索引の効果を学習する。また、索引をつける際のガイドラインを確認する。CREATE INDEX文の書き方がわかる。 |
【理解度確認】小テスト、演習課題 |
9 |
データベース設計において段階を経てデータモデルを作成する意義がわかり、データモデルの種類を説明出来る。 |
概念データモデル、論理データモデル、物理データモデルのそれぞれの特徴および関連性について、代表的なデータモデルを紹介しながら解説する。また、練習問題を解きながら理解を確実にする。 |
【理解度確認】練習問題 |
10 |
データモデル作成におけるER図の活用法がわかり、ER図を作成出来る。 |
Webショッピングサイトの設計を例にエンティティの抽出を行い、その関連を考えながらER図を作成する模擬演習を通じて理解を深める。 |
【理解度確認】小テスト、練習問題、演習 |
11 |
正規化の学習に先立ち、完全関数従属、部分関数従属、推移的関数従属という概念を獲得出来る。 |
第二正規化、第三正規化の段階において大切な概念となる関数従属性について理解し、練習問題を解きながら関数従属の種類の見分け方を学習する。 |
【理解度確認】練習問題 |
12 |
正規化の必要性、非正規形、第一正規形、第二正規形、第三正規形のそれぞれの特徴を説明出来る。 |
なぜ正規化が必要なのか、非正規形のデメリットと正規形のメリットについて学習する。非正規形の特徴、第一正規化~第三正規化のそれぞれの段階で着目する観点、それぞれの段階を見分けるポイントについて学習する。 |
【理解度確認】練習問題 |
13 |
第一正規化、第二正規化、第三正規化に関する練習問題を解くことで、各段階の特徴をさらに確実に説明出来る。 |
それぞれの段階の特徴をドリル形式で学習し、さらに情報処理技術者試験の過去問などを解きながら、正規化の各段階について理解を深める。 |
【理解度確認】練習問題 |
14 |
総合演習を通じて実際に第三正規化まで正規化が出来る。 |
会計管理システムの伝票を例に、第一正規形~第三正規形への正規化の演習を行い、テーブルの論理設計を行う。 |
【理解度確認】小テスト、総合演習 |
15 |
総合テストによって理解を確実なものにする。 |
これまでの学習内容の総合テストを実施する。 |
【理解度確認】総合テスト |