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シラバス

電気工学科 2024年度入学生

科目名 電気応用Ⅱ 作成日 2024/03/25
区分 必修 講義
開催時期 2年次 前期
講義・演習駒数/週 1駒
実習・実験駒数/週 0駒
合計駒数/週 1駒
総時間数 30時間
総単位数 2単位
企業連携
授業の目的 電気加熱及び熱力学分野の各種法則や、関連する理論を学習する。
到達目標 第三種電気主任技術者「機械」科目における、電気加熱分野の概要と計算方法、並びにエネルギー管理士熱分野で必要となる熱力学の基礎についての問題を解くことが出来る。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合 60% 20%  %  %  %  %  % 20%
評価基準
① 熱量と温度についての計算が出来ること。 ② 物体の移動と電動機出力についての計算が出来ること。 ③ 熱力学第一法則により、気体の状態についても問題を解くことが出来ること。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 角田 隆樹
テキスト・参考文献  
実務経験有無  
  
関連科目 電気応用実験・電気応用Ⅰ   履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 ・熱量計算に使う単位を理解出来る。 ・エネルギーを表す様々な単位を理解出来る。   熱計算の基本となる温度の表現について学習する。また、エネルギーを表現する単位を学び、単位変換の方法を演習を通して習得する。  
【理解度確認】問題演習
2 ・比熱と温度上昇の関係を理解出来る。   物体における比熱の概念を学び、温度上昇に要する熱量の計算方法を学習する。  
【理解度確認】問題演習
3 ・物質の三態と相変化に伴う熱量計算を理解出来る。   物質の三態の概要と、変化に伴う熱量の変化を理解し、計算方法を学習する。  
【理解度確認】問題演習
4 ・熱回路の計算方法が理解出来る。  発生した熱が移動する手段として電導、対流、放射について学ぶ。また、伝熱について熱回路オームの法則により熱流を学習する。 
【理解度確認】問題演習
5 ・ここまでの内容を理解出来る。  基本的な問題と応用問題に挑戦し、ここまでの内容を復習する。 
【理解度確認】問題演習
6 ・各種電気加熱方式を理解出来る。  各種加熱方式の名前と原理、概要、利用方法について学習する。 
【理解度確認】問題演習
7 ・換気や復水による排熱計算を理解出来る。  電気室における換気のように、排熱により移動するにより熱エネルギーの計算方法を学習する。 
【理解度確認】問題演習
8 ・空調設備の概要を理解出来る。 ・電気冷却について理解出来る。  空気調和設備で使用される機器及びそれを利用した電気冷却方法のプロセスを学習する。 
【理解度確認】問題演習
9 ・電気冷却について理解出来る。  電気冷却により移動できる熱エネルギーを、冷凍サイクルにより計算する方法を学ぶ。また、ペルチェ素子を用いた冷却方法と特徴についても学習する。  
【理解度確認】問題演習
10 ・運動とエネルギーの関係について理解出来る。 ・電動機の必要動力を計算出来る。  力学的な運動とエネルギー及び仕事率の関係を学習する。加えて、物体を動かすために必要な電動機出力の計算方法を学ぶ。 
【理解度確認】問題演習
11 ・原子の構造を理解出来る。 ・物質量(mol)の概念を理解出来る。  原子の構造や周期表を確認し、質量数やモル数と質量の関係を理解する。 
【理解度確認】問題演習
12 ・ボイルシャルルの法則の概要を理解出来る。 ・気体の状態方程式の概要を理解出来る。  理想気体におけるボイルの法則、シャルルの法則、ボイル・シャルルの法則の考え方を学ぶ。また、気体の状態方程式による質量や体積の導出方法を学ぶ。  
【理解度確認】問題演習
13 ・気体の内部エネルギーの導出方法を理解出来る。 ・熱力学第一法則の概要を理解出来る。  単原子分子の運動と気体圧力の関係により、気体の内部エネルギーを導出する方法を学ぶ。関連して力積と運動量の考え方を復習する。また、熱力学第一法則による仕事、熱移動、内部エネルギーの関係を学ぶ。 
【理解度確認】問題演習
14 ・モル比熱の意味を理解出来る。 ・定圧モル比熱と定積モル比熱の概要を理解出来る。  比熱の概念を復習し、モル比熱の意味を確認する。また熱力学第一法則と合わせて、定圧モル比熱と定積モル比熱の関係を導出する方法を学ぶ。  
【理解度確認】問題演習
15 ・これまでやった問題を解くことが出来る。  授業中に行った演習問題を復習し、これまでの内容を確認する。 
【理解度確認】問題演習