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シラバス

ゲーム制作研究科 2022年度入学生

科目名 デッサンⅠ 作成日 2022/04/09
区分 必修 演習
開催時期 1年次 前期
講義・演習駒数/週 1駒
実習・実験駒数/週 0駒
合計駒数/週 1駒
総時間数 30時間
総単位数 2単位
企業連携
授業の目的 描画手法の基本を身につけ表現することの楽しさを学ぶ。 表現のための見る力を授業を通じて学び、その意識づけを目指す。 身に着けたデッサン力や構成力をデジタル表現のためのスキルアップに生かす。 講評会を自己研鑽に生かす。
到達目標 正しい形、材質、立体感、空間を表現するための感覚(3Dから2Dへ)や思考を持つことが出来る。 何事にも興味を持ち、楽しんで「知る」ことに対する意識が持てる。 様々な形や素材を正しく把握し、自分の手で描くことが出来る。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合  %  %  %  % 70%  %  % 30%
評価基準
①デッサンを実施する際における特徴や学ぶべきポイントや工夫度について理解している。 ②課題提出は全デッサン課題の80%以上あること。 ③出席率は最低80%以上あること。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 菊池 由紀・小椋 芳子
テキスト・参考文献 参考作品の提示・随時資料を配布。
実務経験有無  
小椋 芳子 デザイナーとして大手企業にてコンテンツ開発・アートワークを担当 ここ数年は人材育成の為、講師としてフランスの若者へも指導を実施。 デッサン関連の書籍など執筆を行っている。 
関連科目 デッサンⅡ  履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 ガイダンス  シラバスの説明を通じ学習内容を知ることが出来る。 基礎制作①  用具の使い方を知ることが出来る。        実際に描くための技法を知ることが出来る。      授業に向かう心得と、なぜデッサンに取り組むのか、その必要性を学ぶ。 画材の使い方を学ぶ。実際に使用し、画材の特徴を知る。 ①用具の使い方を学ぶ。鉛筆の種類と使い方、練り消しゴムの使い方を学び実践する。 ②シェイディングとハッチング デッサン技法基礎。 表現に必要な鉛筆のタッチの種類や濃度コントロールの方法を学び実践する。 
【理解度確認】成果物の提出
2 基礎制作②  幾何形体を描く  球体・立方体・楕円など単純な幾何形体をモチーフとして、観察することと描き方の基本を知ることが出来る。 反射光について知る。  幾何形体(球体)を描く。 ①前回の学習内容の復習。返却された作品で確認。 ②描く際のポイント(形、質感、立体感)や構図について学び実際に描いてゆく。 ③反射光についての投影実験で、陰影について学ぶ。 
【理解度確認】制作終了時講評会を実施する。
3 基礎制作②  幾何形体を描く  課題の継続。 より正確な表現が出来るように各自が意識を持ち妥協せず取り組むことが出来る。   幾何形体(球体)を描く。 ①前回学習内容の復習。 ②完成を目指し、制作の継続。 ③描きこみに厚みをつけて行く。学んだタッチや消し方の解説を受けながら表現してゆく。 ④構図や空間を持つことへの意識をしっかり持つ。台への意識と描画処理が出来るようにする。 
【理解度確認】制作終了時講評会を実施する。
4 基礎制作②  幾何形体を描く 球体講評会  講評を受けることが技術向上のために必要なことであることを学ぶことが出来る。 基礎制作③  幾何形体を描く 立方体の描き方を学ぶことが出来る。    ①講評会を体験する。個人に対する評価を経験する。教員からのアドバイスを受け、次の課題に取り組む準備を行う。他者の成果を見ることが自分へ還元できることを見つける機会となることを知る。 幾何形体(立方体)を描く。 ②次のステップのための情報を得る。パースについて演習を通じで理解が出来るようにする。 
【理解度確認】講評会で作品への評価とアドバイスを行う。他者の作品を見ることで自らの課題を見つける。
5 基礎制作③  幾何形体を描く  課題の継続。 視点とパースについて学ぶことが出来る。  幾何形体(立方体)を描く ①前回の学習内容の復習(パースについての演習実施) ②モチーフを見ている位置と画面への描画投影について学ぶ。視点を変えることにより生じる不具合についての解説を聞き、描くときのポジショニングの大切さを知る。 ③見えていない部分への意識を持つことの重要さを知る。 
【理解度確認】制作終了時講評会を実施する。
6 基礎制作③  幾何形体を描く  中間講評を受け、形の修正を主として見直しより完成度をあげる意識を持つことが出来る。 課題の継続。 より正確な表現が出来るように各自が意識を持ち妥協せず取り組むことが出来る。面と光源と陰影について学ぶことが出来る。  幾何形体(立方体)を描く ①中間講評で指摘されたことや、他者の作品を見て得たものを生かし修正して制作に取り組む。 ②球体には無かった「面」と「陰影」を意識し、どのようなタッチを使えばよいかを考える。 ③より立体感を意識出来るようにする。 
【理解度確認】中間講評を行う。制作終了時講評会を実施する。
7 基礎制作③  幾何形体を描く   課題の継続。 完成を目指し取り組むことが出来る。  幾何形体(立方体)を描く ①前回の学習内容の復習。各面の明るさ表現の修正を行う。 ②面の意識と台とのつながりに気を付けながら完成させる。  
【理解度確認】制作終了時講評会を実施する。
8 基礎制作②  幾何形体を描く 立方体講評会 講評を受けることが技術向上のために必要なことであることを学ぶことが出来る。 基礎制作③  幾何形体を描く 楕円の描き方を学ぶことが出来る。  ①講評会を通じて解説を受けた内容を受け止め、次の課題の制作に生かすための意識を持てるようにする。 幾何形体(楕円)を描く ②楕円についての解説を聞き知る。世の中の楕円を見つける。楕円の描き方を演習する。 
【理解度確認】講評会で作品への評価とアドバイスを行う。他者の作品を見ることで自らの課題を見つける。
9 基礎制作③  幾何形体を描く  紙コップをモチーフとして正確な形を捉えることを学ぶことが出来る。  幾何形体(楕円)を描く ①前回の学習内容の復習(楕円についての演習実施) ②モチーフと自分の視点、位置の確認、今までの学習内容を生かしながら描くことに取り組む。 ③正しい楕円が描けているか。パースの認識は出来ているかを確認する。 
【理解度確認】制作終了時講評会を実施する。
10 基礎制作③  幾何形体を描く  中間講評を受け、形の修正を主として見直すことで完成度をあげる意識を持つことが出来る。 課題の継続。 曲面でありながら、直線表現が必要なモチーフを描くことを学ぶことが出来る。  幾何形体(楕円)を描く ①中間講評で指摘されたことや、他者の作品を見て得たものを生かし修正して制作に取り組む。 ②球体とは異なる曲面に対する表現が出来るようにする。直線を使いながら曲面表現をすることに取り組む。 
【理解度確認】中間講評を行う。制作終了時講評会を実施する。
11 基礎制作③  幾何形体を描く  課題の継続。 完成を目指し取り組むことが出来る。  幾何形体(楕円)を描く ①前回の学習内容の復習 ②モチーフと自分の視点、位置の確認、今までの学習内容を生かしながら描くことに取り組む。 ③完成を目指す。 
【理解度確認】制作終了時講評会を実施する。
12 基礎制作②  幾何形体を描く 楕円講評会  応用制作①  ガラスのコップを描く。 基礎を踏まえた上での応用課題についての説明と技法について理解することが出来る。材質感の表現が出来る。   ①講評会を通じて解説を受けた楕円の正確性や曲面の表現などの内容を受け止め、次の課題の制作に生かすための意識を持てるようにする。  ガラスのコップを描く ①楕円の復習を含む、正しい形を描くことに取り組む。 ②初めての素材についての観察をし、描画手法の研究を行うことで表現へとつなげる。 
【理解度確認】講評会で作品への評価とアドバイスを行う。他者の作品を見ることで自らの課題を見つける。
13 応用制作①  ガラスのコップを描く。 課題の継続。 正確に形をとることが出来る。質感を把握し表現出来る。  ガラスのコップを描く ①楕円の復習を含む、正しい形を描くことに取り組む。 ②観察により得た情報を整理し表現することに取り組む。 
【理解度確認】制作終了時講評会を実施する。
14 応用制作①  ガラスのコップを描く 課題の継続。 ガラスの特徴をとらえ、的確に表現することが出来る。   ガラスのコップを描く ①中間講評で指摘されたことや、他者の作品を見て得たものを生かし修正して制作に取り組む。 ②ガラスの表現のポイントである透明感の表現方法を学ぶ。 
【理解度確認】中間講評を行う。制作終了時講評会を実施する。
15 応用制作①  ガラスのコップを描く 課題の継続と完成。 形や質感、特徴をとらえ完成度の高い作品を制作できる。  ガラスのコップを描く ①前回の学習内容の復習。 ②完成を目指し、最終的な修正とリアリティある表現に取り組む。  
【理解度確認】制作終了時講評会を実施する。