GAME PLANNING

ゲーム

新しいアイデアを世界に発信する
ゲームプランナーになる

ゲーム企画科

専門士称号付与文部科学省 職業実践専門課程 認定学科

斬新なゲームのアイデアには企画力が必要です。それをカタチにするにはプログラミングやデザイン技術も必要不可欠です。本科では、こうしたプログラミングやデザイン技術を兼ね備えた人材を育成します。プロによる講演・作品評価を数多く実施することで“売れるゲーム”を生み出せるゲームプランナーをめざします。

めざす職種

ゲームプランナー(ゲームデザイナー)/レベルデザイナー/プロジェクトマネージャー/テクニカルアーティスト など

アンビション/SNKプレイモア/カプコン/ScopeNext/フロム・ソフトウェア/ウィル/ヴァンガード/リベル・エンタテインメント/epics/キャメロット/ジーン/サクセス/エクスチェンジ/アルグラフ/Digital monkey/マトリックス/GAE/アルカディア・プロジェクト/エクスクラフト/イグニス/ネクスエンタテインメント/スタジオスリーエイト/ソリッドスフィア/ダイダロス/ナビオコンピュータ/メディア・ビジョン/プロトタイプ/エイティング/スタジオ斬/スタジオ雲雀/フレイマ/アッパーグラウンド/ラムダ・プランニング/ハ・ン・ド/プラチナエッグ/京楽ピクチャーズ./ゲームポット/シムス/ハイド/あまた/エッチアイシー/クルーズ/クリーク・アンド・リバー 他多数

ゲームをイチから作れるプランナーを育成

マーケティング、シナリオ、企画書作成、マネジメント、デザイン、プログラミングなどゲーム制作に必要な全ての技術をあわせ持つゲームプランナーを育成します。

年4回以上の外部評価の機会でプロレベルのプランニング能力を養う

ゲーム制作未経験者でもアイデアをすぐにゲームにできる環境を完備。制作したゲームを外部から評価される機会も多いので、自分の成長を実感しながらゲーム制作に取り組むことができます。

スクエニ、カプコンなどへ就職
ゲームプランナーを多数輩出

『マリオゴルフ』『マリオパーティー』『モンスターハンター』シリーズ『A3!』『ぼくとドラゴン』『アイドルマスター』など、有名ゲームの制作に多数の卒業生が参加。

新たなアイデアを生み出す企画演習室
コンピュータ実習室とあわせ充実の学習環境

制作現場のスピード感を体感できる企画演習室

企画演習室では6名のグループでクリエーションワークを実施。アイデアを形成する手法やオリジナルゲームの企画立案をもとにした仕様書の作成方法などを学びます。実際のゲーム会社と同じスピードで行うグループ制作で役割分担の必要性と効率性についても学びます。

プランナーに必要なスキルを
修得できるコンピュータ実習室

クリエーションワークを通して制作した仕様書をもとにプログラミング開発を行います。ゲームプログラムの構造やシナリオ技法、デザイン表現など、プランナーに必要なスキルを学びます。最終的にプログラミング、デザイン制作も含め、自分一人でオリジナルゲームが作れるようになります。

アイデアをすぐにゲームへ!短期間でゲームがつくれる学習スタイル

ゲームエンジンを使用した開発学習

業界で利用されている「Unity」を使用して、ゲーム開発を経験。オリジナル教材を使う事で、初心者でも安心して学習ができます。2Dと3D両方を学習していき、ゲームが作れるゲームプランナーを目指します。

現場仕様のソフトウェア

企画書や作品を表現する方法の知見を増やすために、「Photoshop」「Illustrator」「AfterEffects」「Premiere Pro」を活用して、インタラクティブコンテンツを制作。3DCGツールは「Maya」を使用し、3DCGの概念を学習します。

プログラミングを「Visual Studio」で段階的に学習

マイクロソフトからリリースされているソフトウェア開発ソフト「Visual Studio」を使用。ゲーム開発に必要なプログラミング言語の学習を通してゲームが作れるゲームプランナーをめざします。

「職業教育」と「キャリア教育」の
バランスのとれた質の高い
カリキュラム

「産学共同開発カリキュラム」の開発などによって、常に業界とチューニングできる最新のカリキュラムを更新しています。
また、専門性を効果的に身に着けるために、年次を超えて発展科目や関連科目といった相関関係を明確にした
カリキュラム構成になっています。

2024年度 カリキュラム

※2024年度に予定しているカリキュラムです。

科 目 必修/選択 年次 時間数
CG・デザイン
ゲームCGⅡ 必修 1 60(60)
ゲームCGⅢ 必修 2 60(60)
画像表現 必修 1 30(30)
デザイン表現Ⅰ 必修 1 30
デザイン表現Ⅱ 必修 2 30
メディア制作 必修 1 30(30)
ゲーム制作
アナログゲーム制作 必修 2 60(30)
ゲーム制作Ⅰ 必修 1 90(60)
ゲーム制作Ⅱ 必修 1 90(60)
ゲーム制作Ⅲ 必修 2 150(120)
ゲーム制作Ⅳ 必修 2 150(120)
ゲーム表現 必修 1 30(30)
資格対策
コミュニケーションリテラシー 必修 1 30
一般基礎
コンピュータリテラシー 必修 2 30(30)
就職活動リテラシー 必修 1 30
ビジネスプランⅠ 必修 2 30
ビジネスプランⅡ 必修 2 30
ホームルーム
ホームルーム 必修 1・2 120
科 目 必修/選択 年次 時間数
専門基礎
ゲームプレイ評価Ⅰ 必修 1 60
ゲームプレイ評価Ⅱ 必修 1 60
ディレクションワーク 必修 2 30
業界リサーチ 必修 2 30
ワークスプロダクション 必修 2 90(60)
インターフェイスデザイン 必修 2 30
クリエイティブプランニングⅠ 必修 2 30
クリエイティブプランニングⅡ 必修 2 30
企画
企画概論 必修 1 30
クリエーションワークⅠ 必修 1 60
クリエーションワークⅡ 必修 1 60
クリエーションワークⅢ 必修 2 60
企画書 必修 1 30(30)
企画・仕様Ⅰ 必修 1 30(30)
企画・仕様Ⅱ 必修 2 30(30)
ゲーム企画評価 必修 2 30
シナリオ技法 必修 1 30
プレゼンテーション 必修 1 30
CG・デザイン
ゲームCGⅠ 必修 1 60(60)

※カリキュラム表の内容は一部変更になる場合があります。
※授業時間数のうち、( )内は実習時間です。

時間割

ゲーム企画科の
時間割例

  •  
  • MON
  • TUE
  • WED
  • THU
  • FRI
1限目9:20~10:50 クリエーションワークⅠ ゲーム制作Ⅰ
(実習)
ゲームCGⅠ
(実習)
ゲームプレイ評価Ⅰ ホームルーム
2限目11:00~12:30 クリエーションワークⅠ ゲーム制作Ⅰ
(実習)
ゲームCGⅠ
(実習)
ゲームプレイ評価Ⅰ デザイン表現Ⅰ
3限目13:30~15:00 企画概論 ゲーム制作Ⅰ
(実習)
画像表現
(実習)
コンピュータリテラシー
(実習)
企画書
(実習)
4限目15:10~16:40   エクステンション※     エクステンション※
  1限目9:20~
10:50
2限目11:00~
12:30
3限目13:30~
15:00
4限目15:10~
16:40
MON クリエーションワークⅠ クリエーションワークⅠ 企画概論  
TUE ゲーム制作Ⅰ
(実習)
ゲーム制作Ⅰ
(実習)
ゲーム制作Ⅰ
(実習)
エクス
テンション
WED ゲームCGⅠ
(実習)
ゲームCGⅠ
(実習)
画像表現
(実習)
 
THU ゲームプレイ評価Ⅰ ゲームプレイ評価Ⅰ コンピュータリテラシー
(実習)
 
FRI ホームルーム デザイン表現Ⅰ 企画書
(実習)
エクス
テンション

※この時間割は、変更になる場合があります。
※エクステンション(共通選択科目)は、月曜日から金曜日の4限目に実施。時間割や自分の希望に合わせて選択することができます。

伊藤 靖彦 先生

ゲームプランナー(ゲームデザイナー)には幅広い知識が求められるため、プランニングだけではなく、プロデュース、ディレクション、プログラミング、CG制作などの技術的なことまで学びます。2年間で6回行われる作品制作発表会では、学生同士がそれぞれの企画を評価し合った結果をランキング形式で発表。こうした自分の成長を客観的に把握できるチャレンジの場を経験しながら、ゲーム会社でプロとして働く準備をしていきます。ゲーム作りを学ぶと、作るほうが楽しいと実感できます。本気でゲームを作りたい人の挑戦を待っています。

INTERVIEW

夢を叶えるための
最短ルートです!

PROFILE
石田 舞さん
埼玉県立浦和商業高校出身
内定先/株式会社Scope Next

Q日本電子を選んだ理由は?

大好きなゲームがあり、その制作会社で働くのが夢でした。日本電子から多くの卒業生が就職していることがわかり、ここで学ぶのが一番の近道だと思って入学を決めました。

Qゲーム企画科で学んで、良かったと思うことは?

予想をはるかに上回るおもしろい授業がいっぱいで、毎日楽しく学んで成長できました。東京ゲームショウで3万人にゲーム配信をした経験は、とても貴重な一生の宝物です!

Q今後、入学を考えている人へのメッセージ

日本電子で学び、先生方にサポートしていただいたおかげで憧れの仕事に就くことができました。ゲーム業界は実力があれば活躍できるので、さらに上を目指して頑張ります!

ゲームについて学ぶとどんな資格が取得できるの?
ゲームについて学ぶとどんな資格が取得できるの?
ゲームについて学ぶことで取得できる資格としては、情報関係の資格が多いです。例えば、最も代表的な情報系の国家資格である「基本情報技術者」は多くの学生が取得しています。より高度な国家資格である「応用情報技術者」を取得する人もいます。高度IT人材の確保が急務となっている現在、こうした情報系の国家資格を取得しておくことは就職の際にも有利になります。その他、情報・プログラミング・デザインのスキルを活かして「CGクリエイター検定」「CGエンジニア検定」「WEBデザイナー検定」「情報検定」などの公的資格を取得することができます。さらに、「C言語プログラミング能力認定」などの民間資格を取得することも可能です。
ただし、「情報」「CG」「Web」と名の付く資格は民間資格まで含めると多岐に渡るため、それぞれの資格の重要性や社会的信頼性を見極める必要があります。
ゲームについて具体的には何を学ぶの?
ゲームについて具体的には何を学ぶの?
ゲームには様々な構成要素があるため、学習事項も多岐に渡ります。
代表的な学習事項はプログラミング言語。コンピュータに命令を出すための人工言語のことです。C言語やJavaといったプログラミング言語の基礎から応用まで学び、ハイレベルなゲームプログラム制作の知識・技術を習得します。ゲーム業界で活躍するために不可欠なスキルであるため、いずれの学校でもプログラミングスキルの習得を目的とした実習・演習はメインとなります。

また、ゲームキャラクターやステージ背景デザインを自在に表現するためのグラフィック・デザインも重要な学習事項です。デッサン、色彩構成、空間・構図などの基礎からコンピュータCGソフトウェアの使い方まで幅広く学び、最終的には現場で即戦力となる高度な3DCGスキルを習得することを目指します。そして、新作ゲームをできるだけ多くの人に手に取ってもらうための企画やマーケティングも学習する必要があります。ゲームの企画立案、制作チームのマネジメント、マーケティングについて学習し、ゲームプランナーとして必要となるゲームに関する知識・技術を身に付けていきます。上記の学習事項が難しいと感じる人は多いかもしれませんが、「パソコンに詳しくないと授業についていけないのかな?」と心配する必要はありません。ゲーム業界の第一線で実績を積んだプロの先生が直接指導してくれる学校が多いので、こうしたスキルは入学後に段階を追って身につけていくことができます。また、「ゲームプログラム」「ゲームグラフィック」「ゲームプランナー」などコースや専攻が分かれているのが一般的なので、こうしたスキルを一人で全て完璧に習得しなければならない訳ではありません。求められるのは、ゲームについて幅広く学んでスキルを身に付けようとする姿勢です。
ゲーム業界に求められる人材とは?
ゲーム業界に求められる人材とは?
このページをご覧のあなた、「ゲームが好きならゲーム業界に就職できる」と安直に考えていませんか。もちろんプログラミング言語やデザインについての知識があることは重要ですが、単にゲームに詳しいだけではゲーム業界で活躍することはできません。例えば任天堂は、採用ページのQ&Aの中で「ゲームに詳しくなくても選考に不利ということはありません。ただし、ゲームがなぜこれほど世界中の人たちに受け入れられてきたのか、ということに関心を持っていただきたいです。」というメッセージを発しています。

では、どのような人がゲーム業界に求められているのでしょうか。
いずれの企業にも共通するキーワードは、「創意工夫」「独創性」「チャレンジ精神」「チームワーク(協働できる力)」です。娯楽としてのゲームは“以前と同じ”では価値がなくなってしまうため、新しくユニークな挑戦を絶えず継続しゲーム業界を前進させられるような人材が求められているのです。そして、新しくユニークな挑戦を絶えず継続していくためには様々な人が知恵を出し合い協力していくことが不可欠になります。

ゲーム制作に関して独力でできることには限界があるのです。もしこのページを見ているあなたがゲーム業界への就職を本気で考えているのであれば、まず一度ゲーム会社の採用ページにアクセスして日常の仕事ぶりや会社からのメッセージを見てみてください。きっとゲーム業界に対する見方が広がることでしょう。
ゲーム業界以外への就職は?
ゲーム業界以外への就職は?
在学中に身に付けたスキルを活かせる業界はゲーム業界に留まりません。グラフィックやデッサンの基礎を学んでおくと映画・映像業界で働くこともできます。ゲーム以外のエンターテインメントにも役立てられる汎用性の高いスキルだと言えるでしょう。さらに、高度なプログラミング技術を習得しておくとIT系の分野でも即戦力として活躍できます。IT産業、特にソフトウェア業界が進路の大きなターゲットとなる他、教育・健康・医療福祉産業もITスキルを役立てられるフィールドとなります。

卒業生はコンピュータのスキルやCGデザインのセンス、企画・マーケティング能力を活かして様々な業界に参入しています。すなわち、「ゲームについて学んだことを活かしてゲーム業界へ」という発想に囚われない就職の道も開かれているのです。
2DCGデザイナー(2Dグラフィッカー)とは?
2DCGデザイナー(2Dグラフィッカー)とは?
2DCGデザイナーとはプロジェクトの企画書にもとづき、そのゲームや映像作品の世界観、キャラクター、背景などを線画やカラーでビジュアル化する人です。その作品のビジュアルイメージを決める重要な職種です。ゲームや映像だけでなく、一般の人の目につくパッケージや広告などにも使用されるため、斬新かつ魅力的なデザインが求められます。
ゲーム業界では、どんな企業に就職していますか?
ゲーム業界では、どんな企業に就職していますか?
ゲーム業界においては、国内はもちろん海外でも活躍している卒業生がいらっしゃいます。
任天堂、バンダイナムコスタジオ、カプコン、スクウェア・エニックス、コナミデジタルエンタテインメント、セガ、Cygamesなど著名企業から少数精鋭のプロフェッショナル集団企業などに卒業生がゲームクリエイターとして活躍しています。

各学科ごとの内定企業先は、学科の詳細ページ内に掲載されています。
ご興味のある学科の詳細ページをご確認ください。

・ゲーム制作研究科(https://www.jec.ac.jp/course/game/cu)
・ゲーム制作科(https://www.jec.ac.jp/course/game/ci)
・ゲーム企画科(https://www.jec.ac.jp/course/game/cr)

また、全学科の内定実績については、「主な就職先」ページ(https://www.jec.ac.jp/employment/job/)に掲載されています。ぜひご覧ください。
ゲームシナリオライターとは?
ゲームシナリオライターとは?
ゲームシナリオライターとは、作品全体の流れとなるシナリオを作る人です。ゲームの流れとなるシナリオを書く仕事以外に、ゲームのマニュアル制作やゲーム雑誌に掲載する広告用の記事を書くこともあります。作家的な能力やストーリーを作るうえでのネタの調査、その結果を分析する能力も必要です。
ゲームプランナー(ゲームデザイナー)とは?
ゲームプランナー(ゲームデザイナー)とは?
ゲームプランナー(ゲームデザイナー)とは、ゲームを面白くするためのアイデアなどを提案し、ゲーム自体の企画を行う人です。近年、ゲーム機やスマートフォンでもゲームができるため、数多くのゲームソフトが発売されています。ゲームプランナーは、より魅力的なゲームを作るためにとても重要な職種で、斬新なアイデアと常に人を驚かせる発想力が必要です。考案した企画を開発担当チームに伝えなくてはならないため、プレゼンテーション能力も必要となります。またゲームのレベル設定なども担当します。
ゲームプロデューサーとは?
ゲームプロデューサーとは?
ゲーム制作において全体的な統括と予算管理・配分など、全責任を担う重要な仕事です。ゲームソフトの企画・立案から、工程管理・予算管理、スタッフ管理などゲーム制作を統括します。そのためプログラミング、グラフィック、サウンドなどゲーム制作全般の知識が幅広く必要となります。さらに独創的なアイデアも必要となります。
ゲームについての学びを活かした仕事って?
ゲームについての学びを活かした仕事って?
「ゲームについて学んだことを活かした仕事」と聞いて最初に思い浮かぶのは、ゲーム業界への就職でしょう。ゲームについて学んだ学生が全員任天堂やセガ、カプコンといった有名企業に就職する訳ではありませんが、システムエンジニア・イラストレーター・キャラクターデザイナー・ゲームデザイナー・ゲームクリエイター・シナリオライターなど様々な形でゲーム制作に携わっています。在学中にゲーム全体を自分で制作した経験を活かし、プロデューサーやディレクターとして活躍している人も数多くいます。一つのゲーム作品を作り上げていくチームは様々な人から構成されており、身に付けたスキルをゲーム業界の中でどのように活かすかは人それぞれです。

例えば任天堂は、「理工系の場合はその専門知識を問う試験があり、デザイン系・サウンド系の場合は作品選考があります。制作企画系の場合は、創作活動の経験を具体的に説明するシートを提出いただきます。」と採用ページで明記しており、採用において求められるスキルが人によって異なることが分かります。
ゲームについて学ぶ意味とは?
ゲームについて学ぶ意味とは?
ゲームと一口に言っても、その中には様々な要素があります。ゲームを構成するプログラム、ゲーム中に登場するキャラクター、ゲームを彩るグラフィック、ゲームを盛り上げるサウンド(BGM)、ゲームの骨格となるシナリオ。これらの要素を組み合わせることで、初めて一つのゲーム作品が完成するのです。したがって、面白いゲームの制作に一歩でも近づくためにゲームの構成要素を理解することがゲームについて学ぶ意味だと言えるでしょう。
単にゲームをやるのが好きなだけに留まらずゲームへの思い入れや探究心を強く持っている人ほど、魅力を感じられると思います。既成のゲームをやるだけでは満足できないあなた。次世代のゲームについて探究してみたいあなた。ゲームの未来を担ってみたいあなた。より夢中になれるゲーム作りを目指してみませんか?
ゲームを学ぶとは?
ゲームを学ぶとは?
ゲームに夢中になったことがある人は多いのではないでしょうか。「親にねだってゲームを買ってもらった」「途中で行き詰って攻略本や攻略サイトを見た」「ゲームに夢中になりすぎて取り上げられた」「やり込み要素が多いゲームに今も熱中している」など、ゲームに対する思いは人それぞれだと思います。既成のゲームをやるだけでは飽き足らず、自分でゲームを制作したことがある人も中にはいるかもしれません。
では、ゲームは一体どのように作られているのでしょうか。また、人を夢中にさせるゲームとはどのようなものでしょうか。「どのようにすれば面白いゲームを作ることができるのか」というのは誰もが気になる点ですが、ゲームについて学ぶことでその本質に迫ることができます。
ゲーム業界は今どのような状況にある?
ゲーム業界は今どのような状況にある?
近年のゲーム業界は家庭向けゲーム機市場とスマートフォン向けゲーム市場の二つに大別されますが、両者は異なる様相を呈しています。家庭用ゲーム機は近年不振が続いています。2000年代後半に大ヒットした「Wii」や「ニンテンドーDS」などのゲーム機が一定水準まで普及し、それ以降は業績が低迷しています。各社は「Wii U」「Newニンテンドー3DS」「プレイステーション4」など新製品を相次いで投入していますが、スマホ向けゲーム市場の拡大に押され不振を脱却できていません。一方、スマホ(タブレット)向けゲームは近年急成長を遂げています。アプリをダウンロードすれば遊べるという手軽さもあり、パズル型RPGゲーム『パズル&ドラゴンズ』の爆発的普及以降若年層を中心に利用者が拡大しています。

スマホ向けゲームはゲーム市場の7割のシェアを占めるとの試算もあり今後も普及が続くと予想されていますが、ゲーム業界はトレンドの変化が早いのも特徴です。普及する時は爆発的に普及する一方で飽きられるのも早く、業績も急上昇と急降下が交錯する傾向にあります。また、スマホ向けゲームは参入企業も多く厳しい競争環境となっています。こうした傾向から、ユーザーを飽きさせない工夫をすると同時に新たなサービスや付加価値を継続的に投入することが求められます。

なお、ゲーム業界ではスマホ以外にも実況動画やバーチャルリアリティなど新しい動きが現れており、ゲームのジャンルも多様になっています。今後の動向のさらなる変化から目が離せません。
ディレクターとは?
ディレクターとは?
ディレクターとは、さまざまな現場で専門技術に関する部門についての責任者です。さまざまな業界・業種があるため、具体的な職務内容は異なりますが、その分野に関する専門知識をもち、適切な判断のもと、デザイナーやプログラマーなど現場のクリエイターたちに指示を出します。作品を制作するスケジュールの管理なども行います。
ゲームCGデザイナー(ゲームグラフィッカー)とは?
ゲームCGデザイナー(ゲームグラフィッカー)とは?
ゲームCGデザイナー(ゲームグラフィッカー)とは、ゲーム中の人や背景など、すべてのグラフィックを描く仕事です。かつては2Dデザイナーが多く活躍していましたが、3DのCG(コンピュータグラフィックス)デザイナーはセンスとともに専門技術が必須です。オリジナルのデザインを手がけることもありますが、イラストレーターやキャラクターデザイナーから渡された原画をもとに描く場合もあります。
ゲームクリエイターとは?
ゲームクリエイターとは?
ゲームクリエイターとは、ゲームソフトの開発・制作の一連の作業を担当する人です。ゲームクリエイターには、プロデューサー、ディレクター、プランナー、シナリオライター、デザイナー、プログラマー、サウンドクリエイターなど、さまざまな職種が含まれています。各職種に沿った知識や技術が必要です。また、長期間にわたるチーム制作のプロジェクトが多いため、コミュニケーション能力が必要です。
ゲームディレクターとは?
ゲームディレクターとは?
ゲームディレクターとは、ゲーム全体の企画から人員の配分やスケジュールの調整、進行管理、プロモーションなどの全般にかかわる統括責任者です。ゲーム制作における多岐にわたる実務を担う中核となる存在です。開発チームのまとめ役であったり、アドバイザー的な役割であったりします。さまざまな面で最終的な判断をくだしたり、進行を管理したり、スタッフに仕様を伝えるなど、スタッフとのコミュニケーションをとることも重要な仕事です。
ゲームプログラマとは?
ゲームプログラマとは?
ゲームプログラマとは、専用のプログラム言語を駆使して、企画書や仕様書に基づいて、ゲームを実際に構成(プログラミング)する人です。ゲームの操作やキャラクターの動きなど、さまざまなところでプログラムが使用されています。そのプログラムを作るのがゲームプログラマです。プログラミングの知識はもちろん、シナリオ、サウンド、グラフィックなどの要素を効果的にうまく生かす総合的視野が必要です。プログラミングのスペシャリストとして応用力と高度なスキルも必要となります。

3年制ゲーム制作研究科
2年制ゲーム制作科
2年制ゲーム企画科