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シラバス

高度情報処理科 2022年度入学生

科目名 卒業制作Ⅰ 作成日 2024/04/05
区分 必修 実習
開催時期 3年次 前期
講義・演習駒数/週 0駒
実習・実験駒数/週 2駒
合計駒数/週 2駒
総時間数 60時間
総単位数 2単位
企業連携
授業の目的 実践的なシステム開発を行うことで、これまで学習した技術の活用方法について理解し、卒業後に即戦力となれるよう経験を身につける。
到達目標 チームで協力しながらシステムを設計し、発表とフィードバックを受けて改善する。 前期では、システムの企画と基本設計、モックアップの実装までを目標とする。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合  %  %  %  % 40%  % 20% 40%
評価基準
チームで企画したシステムの基本設計とモックアップの実装が出来ること。作品を完成させ、成果発表の準備と発表が出来ること。 1) 週次の進捗報告 2) 作品の完成度 3) 成果発表の内容 4) グループワークへの取り組み姿勢、これらに基づいて評価する。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 菅原 大翼、大宮 晃平、川井 義治
テキスト・参考文献 配布資料
実務経験有無  
システムエンジニアとして企画検討からシステム開発の一連の業務に従事した実務経験がある。 その経験から取得した知識とスキルを活かして、本科目に対する職業実践的な教育を行う。 
関連科目 履修したすべての科目と履修中の科目  履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 【企画・要求定義】 卒業制作のチームを決定する。 全体テーマを決定する。 テーマに基づいて、開発するシステムの企画概要を決定する。  システムの事例紹介。 全体テーマに基づいたシステム企画の検討。   テーマから連想されるサービスイメージの作成・分析   ブレインストーミング、KJ法、バタフライテスト 
【理解度確認】全体テーマ、システム企画案
2 【企画・要求定義】 市場で提供されているサービスやシステムを調査し、自チームの開発するシステムに優位性を持たせる。 実現に必要なシステムのターゲットユーザとシステム化の範囲を明確化する。  システムの企画、目的、メリット、必要性。現状の課題解決。 想定する顧客、利用者や利害関係者の分析。 業務の内容、既存業務の明確化。 
【理解度確認】システム企画案
3 【企画・要求定義】 システム企画を発表する。  企画発表に向けた資料作成。 企画の有意性、新規性。システムの提案と訴求力。 
【理解度確認】システム企画発表
4 【企画・要求定義】 システム企画を元に、システム設計書の「システムの目的」と「システムの概要」を作成する。  システムの目的。システムの概要。 
【理解度確認】システム設計書
5 【要件定義】 システム設計書の「主な機能」を作成する。 ペーパープロトタイプを作成し、システムの動作イメージを説明出来る。 ユースケース図を使って機能要件を明確に出来る。   システムに実装する主な機能。利用者と機能の関係。 ペーパープロトタイプの作成。 ユースケース図。ユースケースの粒度。ユースケース記述。 
【理解度確認】システム設計書・ペーパープロトタイプ
6 システム設計書の「動作環境」を作成する。 配置図を使ってシステムの構成を明確に出来る。  動作環境。システムの構成要素。 ハードウェア・ソフトウェア・ネットワークの構成要件、外部システム要件。 
【理解度確認】システム設計書
7 【基本設計】 システム設計書の「ユーザーインターフェイス」を作成する。 ステートマシン図を使って画面遷移図の作成が出来る。  主なユーザーインターフェイスの概要。 画面遷移図。ステートマシン図。画面、帳票、メール、出力ファイルの一覧。画面と出力物の洗い出し。 
【理解度確認】システム設計書
8 【基本設計】 システム設計書の「ユーザーインターフェイス」を作成する。 画面の基本レイアウトの作成が出来る。  主要画面の基本レイアウト、画面設計。 帳票、メール、出力ファイルの設計。基本レイアウトの作成。 
【理解度確認】システム設計書
9 【基本設計】 システム設計書の「ユーザーインターフェイス」を作成する。 プロトタイプ開発と各UIの設計が出来る。   プロトタイプ開発の目的。 プロトタイプの実装範囲。操作性の検証。 
【理解度確認】システム設計書・プロトタイプ
10 【基本設計】 システム設計書の「ユーザーインターフェイス」を作成する。 プロトタイプ開発と各UIの設計が出来る。  プロトタイプ開発の目的。 プロトタイプの実装範囲。操作性の検証。 
【理解度確認】システム設計書・プロトタイプ
11 【基本設計】 システム設計書の「ロバストネス分析」を作成する。 ロバストネス図を使って主要な構成要素の抽出が出来る。  ユースケースごとのロバストネス分析。 システム化する主要構成要素。バウンダリー、コントロール、エンティティの抽出。 
【理解度確認】システム設計書
12 【基本設計】 システム設計書の「ロバストネス分析」を作成する。 分析シーケンス図を使って構成要素の関係の抽出が出来る。  バストネス図とシーケンス図の関係。 バウンダリー、コントロール、エンティティ間の関係。 
【理解度確認】システム設計書
13 【基本設計】 システム設計書の「データ設計」を作成する。 ER図を使ってデータ構造の論理設計をする。  ロバストネス分析とデータ設計の関係。 抽出したエンティティに基づいたデータ構造の論理設計。ER図の記述。論理ER図と物理ER図。 
【理解度確認】システム設計書
14 【基本設計】 システム設計書の「データ設計」を作成する。 ER図のエンティティに基づいてテーブル定義を設計する。  エンティティとテーブルの関係。テーブル定義の項目。 物理名と論理名。テーブル定義の作成。 
【理解度確認】システム設計書
15 【中間発表】 プロトタイプを使って中間発表をする。   中間発表資料の準備及び実施 プロトタイプに対するフィードバック。システムとしての実現性、操作性。 
【理解度確認】システム設計書・プロトタイプ・中間発表