1. トップ
  2. 学校紹介
  3. 情報公開
  4. 学科情報
  5. シラバス - 科目一覧

シラバス

高度情報処理科 2022年度入学生

科目名 品質管理 作成日 2023/03/31
区分 必修 講義/演習
開催時期 2年次 前期
講義・演習駒数/週 1駒
実習・実験駒数/週 0駒
合計駒数/週 1駒
総時間数 30時間
総単位数 2単位
企業連携
授業の目的 ソフトウェア品質に関する基礎知識、およびソフトウェアテスト設計に関する基本スキルを身に付ける。
到達目標 ソフトウェア開発において、品質目標を定め、適切なソフトウェアテストを計画し実施することが出来る。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合 40%  %  % 60%  %  %  %  %
評価基準
ソフトウェアテストにおける基礎知識を習得し、基本的なテスト設計が実施できること。 ・出席率、講義内の演習で提出した課題対応結果の内容、最終回に実施する理解度確認試験により評価する。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 鈴木 佑介
テキスト・参考文献 プリント教材(株式会社SHIFT作成教材)
実務経験有無  
・各種システムの開発とテスト、および運用スキームの構築とその改善に至る業務を主導した経験を持つ。 ・ソフトウェアテストについて、プロジェクト現場における戦略~計画、分析~設計、実装~監視~品質分析に至る実務経験を活かして実践的な教育を行う。 
関連科目    履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 「IT業界/ソフトウェアテストについて」 世界のIT業界における日本の強み、およびソフトウェアテストの重要性を説明出来る  ・世界のIT業界における日本の位置づけ、およびソフトウェア開発におけるQAエンジニアの役割、ソフトウェアテストの重要性を学ぶ。 ・IT業界、開発プロジェクト等々について、疑問に思っていることを書き出す。(→次週以降、数回に分けて講師が回答) 
【理解度確認】口頭確認
2 「テストの実行体験【Before】」 ソフトウェアの欠陥を多く検出する方法について、現時点における自分自身の考えを説明することが出来る  ・ソフトウェアの品質管理について学ぶ前にテスト実行を体験してみる。 ・これにより、現時点における自分自身のバグ検出能力を認識し、且つどうすれば多くのバグを検出できたのかを考える。 
【理解度確認】授業内演習
3 「品質とは何か」 ソフトウェアの品質特性について説明することが出来る  ・良い品質/悪い品質を考える。 ・品質を確認するためのポイントを洗い出し、品質特性別に整理する。 ・業界/役割によって、求める品質が異なることを学ぶ。 
【理解度確認】授業内演習
4 「品質を検証する工程とテストプロセス」 品質を検証する工程と各工程におけるテストプロセスの概要について説明出来る  ・一連のテスト工程と各テスト工程内で実施するテストプロセスについて考える。 ・テスト設計前に実施すること、テスト実行前に実施することを洗い出す。 
【理解度確認】授業内演習
5 「テスト設計プロセス」 テスト設計において実施するプロセスについて説明することが出来る  ・テスト設計のインプットとアウトプットを整理する。 ・テスト設計のプロセス全体を理解する。 ・テスト設計のウォーミングアップを行う。 
【理解度確認】授業内演習
6 「テスト設計…テスト対象範囲の設定」 漏れのないテスト対象範囲の設定が出来る  ・テスト対象範囲の設定方法を学ぶ。 ・テスト対象の画面項目/機能項目に対して、必要十分なテスト範囲設定を実践してみる。 
【理解度確認】授業内演習
7 「テスト設計…テスト観点の紐づけ」 テスト観点とは何か、どんな利点があるのかを説明することが出来る  ・テスト観点とは何か、どういう利点があるのかを学ぶ。 ・日常生活(ケーキ作り)を題材にテスト観点の作成を体験してみる。 
【理解度確認】授業内演習
8 「テスト設計…確認項目と期待値の設定」 確認する項目とテストした結果の期待値を設定することが出来る  ・確認項目と期待値の設定方法を学ぶ。 ・テスト観点の紐づけ、確認項目と期待値の設定を実践してみる。 
【理解度確認】授業内演習
9 「テスト設計…パターン表の作成#1」 因子/水準、および基本的なテスト技法について説明することが出来る  ・因子/水準の洗出しと漏れのない組み合わせ設定を実践してみる。 ・間違えやすい伝え方があることを体験した上で、基本的なテスト技法(同値分割、境界値分析)を学ぶ。 
【理解度確認】授業内演習
10 「テスト設計…パターン表の作成#2」 単純な(少ないパターン数となる)例題について、因⼦/⽔準とそれらの組み合わせパターンに対する期待値を正しく設定することが出来る  ・テスト技法のエッセンスを復習する。 ・単純な例題に対して、テストケース(パターン表)を作成する。 
【理解度確認】授業内演習
11 「テスト設計…パターン表の作成#3」 少し複雑な(パターン数が多くなる)例題について、因⼦/⽔準とそれらの組み合わせパターンに対する期待値を正しく設定することが出来る  ・前回のテストケースに実⾏条件を増やし、テストケースを追加してみる。 ・パターン数の効果的な削減⽅法について学ぶ。 
【理解度確認】授業内演習
12 「テストの実⾏体験【After】」 第2回で実施したテスト実⾏時よりも多くのバグを検出することが出来る  ・「テスト実⾏体験【Before】」にて洗い出した教訓をリマインドする。 ・合わせて、授業で学んだことを活かして、テスト実⾏を再度実践してみる。 
【理解度確認】授業内演習
13 「テスト自動化入門」 テストを⾃動化する⽬的を説明すること、および簡単なWeb画⾯テストを自動化することが出来る  ・テストを自動化する目的やメリットを学ぶ。 ・⾃動化専⽤ツールを使⽤して、Web画⾯のテストを⾃動化してみる。 
【理解度確認】授業内演習
14 「仕様書インスペクション」 インスペクションの効果と技法について説明することが出来る  ・各々のレビュー技法について、概要を学ぶ。 ・インスペクションの効果と技法を学ぶ。 ・実際に仕様書のインスペクションを実践してみる。 
【理解度確認】授業内演習
15 「理解度確認試験」 本講座で学んだ内容の各々について、自分自身の理解度がどのレベルかを認識することが出来る  ・本講座全体について復讐する。 ・本講座で学んだことの理解度を確認する試験を受ける。 ・本講座のアンケートに答え、講義内容の改善に役立てる。 
【理解度確認】試験