1. トップ
  2. 学校紹介
  3. 情報公開
  4. 学科情報
  5. シラバス - 科目一覧

シラバス

アニメーション科 2023年度入学生

科目名 原画・レイアウトⅠ 作成日 2023/04/02
区分 必修 講義/演習
開催時期 1年次 後期
講義・演習駒数/週 1駒
実習・実験駒数/週 0駒
合計駒数/週 1駒
総時間数 30時間
総単位数 2単位
企業連携
授業の目的 授業用絵コンテ、美術設定、キャラクター設定を使用し、コンテの読み取り方、レイアウト書式を学習。キャラクター作画、背景との約束事、カメラワーク、前後のカットとの関係性、オプチカル処理等レイアウトの描き方を実践から学ぶ。
到達目標 キャラクター設定、美術設定を使用し、絵コンテから指定Cutのレイアウトを作成出来る。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合  %  %  % 100%  %  %  %  %
評価基準
毎回提出された課題を評価し、理解度を判断する。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 藤田 亜耶乃
テキスト・参考文献 オリジナルテキスト
実務経験有無  
TV・劇場用アニメーションの制作にアニメーターとして多数参加。 
関連科目 レイアウト作法Ⅱ、原画作法、動画ⅠB  履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 絵コンテ、レイアウトの用紙フォーマットを説明出来る。 【事前テスト】のレイアウトから原画を描き提出できる。  『絵コンテ、レイアウト読解①』 授業ガイダンス、レイアウト・原画作業における原図の解説・事前テストの実施。 レイアウトに関しての理解度を確認する。  
【理解度確認】課題提出
2 絵コンテ指定カットの作成に必要な、アングル、サイズ、透視図法の設定が出来る。【起立】のレイアウトから原画を描き・詰め指示、止めの入ったコマ打ちのタイムシートを記入する事が出来る。  『絵コンテ、レイアウト読解②』 コンテの読み方を学習アングルの持つ意味、カメラの概念を学び、レンズの種類と見え方の復習を行う。 授業用絵コンテの各カットに対し、EL、VPを設定する指定Cutのレイアウト作成を行います。【起立】課題の実施。放物線の形と作画における詰め方を課題を通じて学習する。 
【理解度確認】課題提出
3 影の指定方法とレイアウト作業時におけるレイヤー分けの方法を説明出来る。 【垂直ジャンプ】のレイアウトからラフ原画を描くことが出来る。  『アクション①』 万有引力の法則と重力加速度の解説から落下、上昇にともなう物体の移動を、作画の詰め方に置き換える。慣性の法則のレクチャーからアニメ作画における残し(フォロースルー)を実践する。  
【理解度確認】課題提出
4 【垂直ジャンプ】のラフ原画から原画を描き・詰め指示、複雑なコマ打ちのタイムシートを記入する事が出来る。  『アクション①』 アニメ作画における詰め方・指示の書き方のレクチャーを行う。アニメ作画における予備動作(アンティシペーション)の応用と・つぶし・のばしを解説。  
【理解度確認】課題提出
5 【目パチ・口パク】のレイアウトを完成させ、タイムシートを記入することができる。  『セリフ』 セリフと口パクの規則性、失敗例からポイントのレクチャーを行なう。キャラクター設定から特徴を探す。ポイントの捕らえ方をレクチャーする。 線合成・面合成の解説。  
【理解度確認】課題提出
6 【目パチ・口パク】のレイアウトから原画を完成させ、タイムシートを記入することができる。  『セリフ』 レイアウトから必要になる原画を割り出してセルワークの設計を行なう。特殊効果があるときの指示方法のレクチャーを行なう。  
【理解度確認】課題提出
7 【杭を打つ】のレイアウトからラフ原画を描くことが出来る。  『アクション①』 【杭を打つ】課題実施。重たいハンマーを持ちあげる動作、振り下ろす動作から作画における重さの表現方法を学習する。参考資料、作品の上映から解説し、重さの表現で重要なアクション、リアクション、ポージングとタイミングを学ぶ。  
【理解度確認】課題提出
8 【杭を打つ】のラフ原画から原画を描き・詰め指示、複雑なコマ打ちのタイムシートを記入する事が出来る。  『アクション②』 【杭を打つ】課題実施。重たいハンマーを持ちあげる動作、振り下ろす動作から作画における重さの表現方法を学習する。ブレの原画、タイムシートのランダム打ちを学習し、課題を完成させる。  
【理解度確認】課題提出
9 【壁をよじ登る】のレイアウトからラフ原画を描くことが出来る。  『アクション③』 動きの段取りやアクションライン、人体の動かし方の複合課題。登る動きに必要な要素を開設。背景とのかかわり、BOOK・組・準組線の入ったレイアウトからラフ原画の作成を行う。 
【理解度確認】課題提出
10 【壁をよじ登る】のラフ原画から原画を描き・詰め指示、タイムシートを記入する事が出来る。BOOKの処理、クミ線・準クミ線の処理を説明出来る。  『アクション④』 アニメ制作におけるレイヤー構造を背景との約束毎、指定Cutのレイアウ作成から『BOOK処理』『クミ線・準クミ線処理』『セル指定』の書き方を学ぶ。 
【理解度確認】課題提出
11 【重いものを移動させる】のレイアウトからラフ原画を描くことが出来る。 中間試験として目標の課題を提出出来る。   『アクション⑤』 重さの表現方法の応用とセルワークについて中間確認試験を行う。 
【理解度確認】課題提出
12 マッチCut3原則を説明出来る。 【扉を開けて入室する人物】のレイアウトからラフ原画を作成できる   『前後のCutとの関連性①』 Cutのつなぎ方について講義、マッチCutの原則を学習し、板付き芝居、人物の出入り、演出に合わせたキャラクターのレイアウトを指定Cutのレイアウト作成から学ぶ。 
【理解度確認】課題提出
13 ACつなぎの原則を説明し、指定Cutのレイアウトが描ける。 【扉を開けて入室する人物】のラフ原画から原画を描き・詰め指示、タイムシートを記入する事が出来る。  『前後のCutとの関連性②』 Cutのつなぎ方について講義、ACつなぎの原則を学習し、Cut頭、Cut尻の演出に合わせたキャラクターのレイアウトを指定Cutのレイアウト作成から学ぶ。 
【理解度確認】課題提出
14 演出意図に応じたオプチカル処理指定をレイアウト用紙に記入出来る。 【オプチカル処理】のレイアウトからラフ原画を作成で出来る。  『オプチカル処理と編集技法①』 アニメ演出におけるオプチカル処理(『透過光』『入射光』『Wラシ・スーパー』)と編集技法の効果を学習し、指定Cutのレイアウト作成からオプチカル処理の基本的な記入の仕方を学ぶ。 
【理解度確認】課題提出
15 演出意図に応じたオプチカル処理指定をレイアウト用紙に記入出来る。 【オプチカル処理】のラフ原画から原画を描き・詰め指示、タイムシートを記入する事が出来る。  『オプチカル処理と編集技法②』 アニメ演出におけるオプチカル処理(『透過光』『入射光』『Wラシ・スーパー』)と編集技法の効果を学習し、指定Cutのレイアウト作成からオプチカル処理の課題を作成する。 
【理解度確認】課題提出