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シラバス

アニメーション研究科 2023年度入学生

科目名 作品鑑賞 作成日 2025/03/21
区分 必修 講義
開催時期 3年次 後期
講義・演習駒数/週 2駒
実習・実験駒数/週 0駒
合計駒数/週 2駒
総時間数 60時間
総単位数 4単位
企業連携
授業の目的 様々なジャンルの映像を鑑賞し、演出法、映画文法を解説。監督、作家、クリエイター、制作の裏側の紹介。メディアリテラシーの観点から映像を作る側として情報を評価・識別する。
到達目標 様々なジャンルの映像作品を鑑賞し、見聞を広める。 作品から新たな発想や創意工夫で自分の作品制作の幅を広げる。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合  %  % 100%  %  %  %  %  %
評価基準
各作品の特徴やテーマ、演出意図を説明できる。 鑑賞した作品に対して自身の意見を述べることができる。 出席状況、レポート、授業態度。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 保志 佳子
テキスト・参考文献 作品DVD・BD映像、書籍、資料
実務経験有無  
アニメーション現場における作画の実務経験から、各作品・クリエイターの演出方法を解説する。  
関連科目    履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 映像作品を鑑賞しレポート出来る。  ・授業概要を資料を基に説明する。 ・「もののけ姫ができるまで」を鑑賞。 POINT:世界に誇るスタジオジブリ・宮崎駿のドキュメンタリーを鑑賞し、改めて作り手目線の意識づけをする。  
【理解度確認】レポートの提出
2 映像作品を鑑賞しレポート出来る。  フィジカルコメディーを中心に鑑賞し、ディズニー、そして日本のアニメに繋がる要素を感じる。 喜劇王チャールズ・チャップリン、Mrビーン(ローワン・アトキンソン)、ディズニー、手塚治虫作品などを紹介。 POINT:サイレントでの動きの魅力分析、鑑賞。のちに日本のアニメにも繋がっていく流れを感じる。  
【理解度確認】レポートの提出
3 映像作品を鑑賞しレポート出来る。  監督アンドリュー・スタントン『WALL・E』2008年 アメリカ  製作:ピクサー・アニメーション・スタジオ/97分+メイキング POINT:台詞がほとんどないキャラクター。動きによって性格や感情表現がされている。 
【理解度確認】レポートの提出
4 映像作品を鑑賞しレポート出来る。  攻殻機動隊GHOST IN THE SHELL/1995年/押井守/Production I.G/85分 POINT:押井守の紹介。攻殻シリーズも紹介。次講のマトリックスに影響を与えた作品。  
【理解度確認】レポート提出
5 映像作品を鑑賞しレポート出来る。  マトリックス/1999年/監督ラリー・ウォシャウスキー&アンディ・ウォシャウスキー/136分 POINT:1999年当時、従来のCGにはないワイヤーアクションやバレットタイムなどのVFXを融合した「映像革命」として話題となった。前講の攻殻機動隊との関連も紹介。 
【理解度確認】レポート提出
6 映像作品を鑑賞しレポート出来る。  アニマトリックス/2003年/オムニバス作品/STUDIO 4℃、マッドハウス他/102分 POINT:実写マトリックスを原点にし、CG含むアニメーションをそれぞれの監督が持ち味を生かし制作されたオムニバス作品。 4~6講を通して「オマージュ」や「インスパイア」の意味も考える。 
【理解度確認】レポート提出
7 映像作品を鑑賞しレポート出来る。  湯浅監督作品 『夜明け告げるルーのうた』(2017年)、『映像研に手を出すな!』(2020年) POINT:湯浅監督ならではの演出やflash工程なども紹介。第三の手法ともいわれるAdobeアニメ(flash)の魅力を感じる。 
【理解度確認】レポート提出
8 映像作品を鑑賞しレポート出来る。  アバター/2009年/アメリカ/監督ジェームズ・キャメロン/162分 POINT:世界興行収入1位である作品。映像美やモーションキャプチャーも紹介。  
【理解度確認】レポート提出
9 映像作品を鑑賞しレポート出来る。  庵野英明監督作品 シンゴジラ/2016/159分 POINT:特撮を鑑賞する。特撮も近年はCGがメインになっているがシンゴジラでは模型も活用したシーンもあり昔ながらの特撮も入れている。 前項のようにモーションキャプチャーも取り入れているので比較もする。  
【理解度確認】レポート提出
10 映像作品を鑑賞しレポート出来る。  新海誠監督作品 『彼女と彼女の猫』『ほしのこえ』『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』をオムニバスで紹介。 POINT:『君の名は』で日本映画での世界興行収入は第1位を記録し一躍有名になった新海監督の過去作品を紹介。 
【理解度確認】レポート提出
11 映像作品を鑑賞しレポート出来る。  今敏監督作品 『東京ゴッドファーザーズ』本篇+メイキング/2003年 POINT:リアリティある作画とアニメならではのアレンジが魅力。今敏作品の紹介やメイキングでの監督自ら演じている様子など作り手の拘りを感じる。 
【理解度確認】レポート提出
12 映像作品を鑑賞しレポート出来る。  セルルックアニメーション 「宝石の国」「蒼き鋼のアルペジオ」「BEASTARS」「じまじろう」など POINT:昨今の作品では欠かせないトゥーンレンダリングを用いた作品の紹介。 作画風に見える表現を知る。  
【理解度確認】レポート提出
13 映像作品を鑑賞しレポート出来る。  プロメア+メイキング/2019年/(111分+30分) POINT:アニメ会社の中でも特徴のある作風のTRIGGERの映画作品。作画や間のタイミングなど会社ならではの演出があることも学ぶ。また、CGと作画の合わせ方の魅力も感じる。  
【理解度確認】レポート提出
14 映像作品を鑑賞しレポート出来る。  ブラックユーモアをテーマに鑑賞する。 「ウサビッチ」『スーサイド・ショップ』(85分)他 POINT:倫理的に避けられるタブー(生死・差別・偏見・性的・政治など)についての風刺的な描写や、ネガティブ・グロテスクな部分も紹介。  
【理解度確認】レポート提出
15 映像作品を鑑賞しレポート出来る。  1~14講を振り返り、意図や目標を再確認する。 スパイダーマン: スパイダーバース/2019年/116分 POINT:CGがメインだがそれだけに捕らわれない斬新な映像表現(モノクロ、漫画風等)を紹介。  
【理解度確認】レポート提出・まとめフォーム記入