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シラバス

ゲーム企画科 2023年度入学生

科目名 シナリオ技法 作成日 2023/04/03
区分 必修 講義
開催時期 2年次 後期
講義・演習駒数/週 1駒
実習・実験駒数/週 0駒
合計駒数/週 1駒
総時間数 30時間
総単位数 2単位
企業連携
授業の目的 ゲームプランナーとして社会人として必要な言葉によるコミュケーション能力を高める。
到達目標 文章の基本とシナリオの基本を学び、ショートシナリオを作成出来るようにする。企画書、ポートフォリオなど、業務にかかわる様々な文章が適切に書ける。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合  %  %  % 90%  %  %  % 10%
評価基準
・文章の核となる、何を書くかに対する「着想力」 ・相手に伝わりやすいような組み立てをする「構成力」 ・丁寧で読みやすい文章として書き切る「記述力」 ・授業取り組みへの「積極性」「自主性」
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 栃澤 桂司
テキスト・参考文献 授業中に参考資料提示
実務経験有無  
コピーライター歴30余年、現役のコピーライター/クリエイティブディレクターとして、グラフィック、映像、Webの広告制作業務に従事。実務経験を100%投入して死角なしのノウハウを学生に伝授する。  
関連科目    履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 「作文に対する意識を変える」 作文に対する苦手意識を低減させる。   ・言葉によるコミュケーションの概論、ならびに、講義内容に関するオリエンテーション。 ・「What to say」と「How to say」の学習体系の意図を認識させる。  
【理解度確認】関連課題を与えて作文実習。添削し講評の後に返却。
2 何を書くか① 「書くべきテーマを決める」 与件や情報から書くべきテーマとコンセプトを導けるようになる。  ・テーマやコンセプトの発見と明確化の重要性について理解する。 ・Why?と自問すること。考えることによって自分の考えが立ち上げる。 
【理解度確認】 関連課題を与えて作文実習。添削し講評の後に返却。
3 何を書くか② 「順序立てする」 文章作成時時に、いきなり書き出さず、メモ等に考えをまとめて整理する習慣づけをさせる。作文実習時に実践させる。   ・作文で陥りやすい点がいきなり書くクセ。伝えることの序列や優先順位を決めることを覚える。 ・作文=起承転結だけでではないことを理解する。小論文の定型などを紹介。 
【理解度確認】関連課題を与えて作文実習。添削し講評の後に返却。
4 何を書くか③「発想する」 発想の原点に自分がいることを認識させ、作文に反映させる   ・アイデアにオリジナリティを持たせることの重要性を理解する。  ・アイデアとは借り物ではなく、それぞれの人に中に眠っているものである認識をもつ。 
【理解度確認】関連課題を与えて作文実習。添削し講評の後に返却。
5 何を書くか④「材料がなければ料理はできない」 情報収集や取材の重要性、必要性を説明できる。   ・生きた情報が説得力のあるコンテンツ作りのためのポイントであることを理解する。   ・取材や情報収集の心構えなど実践的なノウハウを紹介する。 
【理解度確認】 関連課題を与えて作文実習。添削し講評の後に返却。
6 どう書くか① 「6W1Hとロジックツリー」 コミュニケーションの基本原則を理解し6W1Hの意味を説明できる。  ・誰に向かって何を伝えるか。文章を書くにあたっての基本ルールを理解する。     ・webや広告、小論文や自己紹介でも6W1Hを意識することの重要性を理解する。 
【理解度確認】 関連課題を与えて作文実習。添削し講評の後に返却。
7 どう書くか② 「主観と客観について」 文章を綴る上で大切な主観と客観、事実と意見の違いを理解し、作文に反映させる。  ・どこまでが事実でどこからが意見なのかを意識して書く必要性を認識する。   ・主客の混在は、文章のみならず、webや広告、企画書においてNGであることを理解する。 
【理解度確認】関連課題を与えて作文実習。添削し講評の後に返却。
8 どう書くか③「事実に語らせる」 形容詞や副詞ではなく、事実が何よりも説得力があることを体験する。  ・数字やデータ、利用者の声などを利用することによる説得力の違いを事例を引いて解説。     ・事実を利用すると理解度が上がることを理解する。 
【理解度確認】 関連課題を与えて作文実習。添削し講評の後に返却。
9 どう書くか④「キャッチフレーズを書いてみる」 人目を惹きつける短文の書き方のポイントを取得する。  ・キャッチフレーズの種類、言葉遣い、文の長短、フォーカスすべきポイントの発見など。  ・キャッチフレーズを学んで、小見出しやタイトルなど短文を書けるようにする。  
【理解度確認】関連課題を与えて作文実習。添削し講評の後に返却。
10 どう書くか⑤「文章に流れをつくる」 すらすらと読める文章を書くテクニックを理解し、作文に反映させる。  ・適正文字数、体言止め、接続詞、文章のダイエットの仕方について。   ・頭の中で読み上げる習慣づけ。見様見まねの必要性、たくさんの良質な文章を読む習慣づけをさせる。  
【理解度確認】関連課題を与えて作文実習。添削し講評の後に返却。
11 どう書くか⑥「説得力のある文章の基本」 原因と結果がわかる論理的な文章構成について理解し、作文に反映する。  ・英語の合理性を例にとり、結論から述べる手法を理解する。 ・AなぜならBといった完結でわかりやすい記述の典型を理解する。 
【理解度確認】関連課題を与えて作文実習。添削し講評の後に返却。
12 どう書くか⑦「ツカミとシメ」 読んでもらう、印象に残すための文章の書き出しと締め方を実例で見て、作文実習に反映する。 シナリオ制作演習① 構想を書く  ・webサイトや印刷物において読んでもらうための文章の組み立て方を実例で見せる。 ・相手を本文に引き込む書き出し、読後感がある文章の綴り方を実際に書いてみる。 ・シナリオ制作の源流で最も大事な構想をまとめる。 
【理解度確認】関連課題を与えて作文実習。添削し講評の後に返却。
13 どう書くか⑧「文体で変わる印象」   だ・である調、ですます調による印象の違いを実例で理解し、作文で書き分けする。 シナリオ制作演習② シノプシスを書く  ・である、ですます調による印象の違いついて理解する。      ・文語と口語の違いについて。そこに生じる受け手と発信側の距離や親密度を理解する。 ・シナリオの前段階であるシノプシス役割を知り、完結にまとめる方法を理解する。 
【理解度確認】関連課題を与えて作文実習。添削し講評の後に返却。
14 どう書くか⑨「すぐに役立つテクニック」  仕上げ段階として、読んでもらえる文章作りの小技を紹介し、作文実習に応用する。 シナリオ制作演習③ シナリオを書く  ・形容詞や副詞をなるべく避ける。直喩や暗喩、換喩を効果的に用いる。 ・時間の流れや場面、話題の変換を起こせる接続詞のマジックを理解する。 ・誰もが共有できる読みやすいシナリオフォーマットを理解する。 
【理解度確認】関連課題を与えて作文実習。添削し講評の後に返却。
15 どう書くか⑩「実践で活かすために」 これまでの授業の振り返りと総括。ライティングのポイントを他者に説明できる。 シナリオ制作演習④ シナリオを書く  ・テクニックよりも自分の意見を研ぎ澄まし、それを端的に正直に伝える書き手の心得を振り返りを通して再認識させる。 ・ストーリーの一部をフォーマットに乗っ取って記述する。 
【理解度確認】関連課題を与えて作文実習。添削し講評の後に返却。