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シラバス

ネットワークセキュリティ科(夜間部) 2023年度入学生

科目名 サーバ構築Ⅰ 作成日 2024/04/05
区分 必修 講義/実習
開催時期 2年次 Ⅰ期 Ⅱ期
講義・演習駒数/週 1駒
実習・実験駒数/週 1駒
合計駒数/週 2駒
総時間数 80時間
総単位数 3単位
企業連携
授業の目的 サーバ構築に必要な、管理者として使用するLinuxの各種コマンドと管理機能、トラブルシューティングに必要な確認方法などを学ぶことでサーバ管理に必要な基礎知識を身につける。
到達目標 サーバ管理に欠かせない自動化管理であるシェルスクリプトやトラブルシューティングができることでLPIC Level2 相当な知識を得ることで一人でサーバ構築、管理ができることを目標にする

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合 40%  % 20% 40%  %  %  %  %
評価基準
実習課題提出、定期試験などを総合的に評価する。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 申 載雄
テキスト・参考文献 オリジナル教材、実習プリント
実務経験有無  
  
関連科目 LinuxⅠ、LinuxⅡ、サーバ構築Ⅱ  履修前提 LinuxⅠ、LinuxⅡを履修していること  

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 ガイダンスを行うことで、実習環境を理解し、説明できる。   与えられた実習室の自分専用マシンに、必要なユーザ作成とネットワーク設定を行い、今後の実習がどのように進行するかガイダンスをする。 
【理解度確認】実習レポートの確認
2 シェルスクリプトの作成方法と実行方法が説明出来る。 シェルスクリプトの入出力を行う方法が説明できる。  シェルスクリプトの3種類の実行方法を演習し、何が違うのかを学ぶ。そして、シェルスクリプトへの入力と出力のやり方を演習する。 echo、read 
【理解度確認】実習レポートの確認
3 シェルスクリプトの変数とは何かが説明できる。  1年次勉強したシェル変数の作成法とBASHで使用できる特集な変数を学ぶ。 また、演算子と計算のやり方を演習する。 expr、$0、$1、…、$#、$@、$*、$?など 
【理解度確認】実習レポートの確認
4 シェルスクリプトの制御文である繰り返しが説明出来る。   シェルスクリプトの制御文の1つであるFOR文を用いて、同じ作業を繰り返し行うことを簡単に処理する演習をする。 for文 
【理解度確認】実習レポートの確認
5 シェルスクリプトの制御文であるパターンを利用した条件分岐が説明出来る。   シェルスクリプトの制御文の1つであるCASE文を用いて、メニューなどが簡単に処理できる演習をする。 case文、select文 
【理解度確認】実習レポートの確認
6 より複雑な条件を表現する方法を利用して条件分岐が表現できる。  シェルスクリプトの制御文の1つであるTEST文を用いてIF文を記述することで条件分岐のためのより複雑な条件を利用したIF文の演習を行う。 if文、test文 
【理解度確認】小テスト
7 繰り返しの数が決まってないときの繰り返し方法や無限ループの作成関して説明できる。  繰り返しの数鵜が決まってない場合、FOR文ではスクリプトの記述が複雑になる。そのためtest文を利用して繰り返しを行うWHILE文の演習と無限ループの作成・利用・終了条件などを学ぶ。 while文、break、continue 
【理解度確認】実習レポートの確認
8 実機試験:今までの総復習のための課題を作成する。  今までの演習を総合的に使用したファイル管理用のスクリプトと複雑な計算を行う課題を中間試験の代わりに実機試験として行う。 
【理解度確認】実習レポートの確認
9 サーバ構築のために必要なインストール方法が説明できる。  構築しようとしたサービスがインストールされていなかった場合、それをインストールする演習をする。 yumコマンドによるインストールとソースをコンパイルしてインストールする方法を演習する。 
【理解度確認】実習レポートの確認
10 サーバでサービスを制御(起動、停止、再起動など)することの説明ができる  サーバを構築するためにはそのサービスを制御する必要がある。そのためのsystemdの役割とsystemctlコマンドの演習を行う。 systemd、systemctl 
【理解度確認】実習レポートの確認
11 サーバでトラブルが生じたときの確認のためローグを調べる方法が説明できる  サーバでトラブルが生じたとき、まずログを調べるので、ローグ収集を行うsystemd-journald.serviceの役割とそのログを出力するjournalctl コマンドの使用法を演習する。 systemd-journald.service、journalctl 
【理解度確認】実習レポートの確認
12 ログの分類と見方が説明できる。  systemd-journald.serviceによって収集されたログはrsyslogによって分類・記録されるのでrsyslogの仕組みとログファイルの管理法などを演習する。 rsyslog、/var/log/ 
【理解度確認】実習レポートの確認
13 自動化タスクとスケジューリング管理が説明できる。   サーバの点検やバックアップなどはスケジュールを決めて定期的に行う。そのため、Linuxでは自動化タスクがあり、atdデモンとcrondデモンによって管理される。実習ではatコマンドとcrontabコマンドを演習する。 
【理解度確認】実習レポートの確認
14 サービスを受けるクライアントを確認する仕組みが説明できる。  サーバサービスに接続するには認証が必要で、LINUXではPAMシステムが代行している。そのPAMシステムの構造と設定方法を演習する。 /etc/pam.d/ 
【理解度確認】実習レポートの確認
15 今までの内容を総まとめし期末テストを行う。  まとめと試験  
【理解度確認】期末テスト