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シラバス

情報処理科(夜間部) 2023年度入学生

科目名 ネットワーク&セキュリティ 作成日 2024/02/29
区分 必修 講義
開催時期 1年次 Ⅰ期 Ⅱ期
講義・演習駒数/週 2駒
実習・実験駒数/週 0駒
合計駒数/週 2駒
総時間数 80時間
総単位数 4単位
企業連携
授業の目的 ネットワーク&セキュリティの基本技術を習得することを目的とする。プログラマに必要とされる一層深い技術を身に付けるため、基本情報技術者の問題を使って習得していく。
到達目標 基本情報技術者試験で出題されるネットワーク及びセキュリティ技術について説明出来ること

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合 80% 20%  %  %  %  %  %  %
評価基準
①基本情報技術者試験で出題されるネットワーク技術について説明出来ること。 ②基本情報技術者試験で出題されるセキュリティ技術について説明出来ること。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 中本 俊也
テキスト・参考文献 基本情報技術者 試験対策テキストⅡ
実務経験有無  
ネットワークエンジニア及びシステム管理者として、企業のネットワーク構築・運用、セキュリティ対策に従事した実務経験がある。その経験から取得した知識とスキルを活かして、本科目のネットワーク&セキュリティに対する職業実践的な教育を行う  
関連科目 資格対策講座  履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 パソコンやスマートフォンはどのように外のネットワークと通信しているのか、実際に操作をして理解し説明出来る。 ネットワークはどのような要素で構成されているのかを知り、それぞれの役割や意味を説明出来る。  ・インターネットの仕組み(IPアドレス・ドメイン名・HTTP・URL) ・ネットワークの構成要素(LAN/WAN・NIC・ケーブル・モデム・TA) ・ネットワークトポロジ(バス型・スター型・リング型) 
【理解度確認】確認問題
2 ネットワーク接続装置の役割を知り、それぞれの役割や意味を説明出来る。 有線LAN・無線LANの通信規格を知り、それぞれの役割や特徴を説明出来る。  ・OSI基本参照モデルと各層の役割特徴 ・ネットワーク接続装置(リピータ・スイッチングハブ・ルータ・ゲートウェイ) ・有線LAN(イーサネット・LAN伝送規格) ・無線LAN(無線LAN伝送規格・Wi-Fi・ESSID・テザリング) 
【理解度確認】確認問題
3 通信プロトコルの必要性を知り、インターネットで利用されている代表的なプロトコルの役割を説明出来る。 情報セキュリティの基本的な概念と目的を理解し、情報セキュリティの代表的な脅威の種類と基本的な対処方法を説明出来る。   ・通信プロトコル(TCP/IP, HTTP, HTTPS, SMTP, POP, FTP, NTP, DHCP) ・人的脅威(漏洩・紛失・破損、ソーシャルエンジニアリング・内部不正・ワンクリック詐欺) ・技術的脅威(マルウェア・DoS・SQLインジェクション・XSS・パスワードクラック) 
【理解度確認】確認問題
4 情報セキュリティ対策として、人的・技術的・物理的セキュリティ対策の基本的な考え方を説明出来る。 セキュリティの脅威防止に用いられる技術的セキュリティ対策について理解し説明できる。  ・人的セキュリティ対策(情報セキュリティポリシ) ・技術的セキュリティ対策(認証技術・コンテンツフィルタ・アクセス制御・DMZ) ・物理的セキュリティ対策(生体認証・監視カメラ) ・MDM・電子透かし・ディジタルフォレンジックス・ペネトレーションテスト・ブロックチェーン・対タンパ性  
【理解度確認】確認問題
5 インターネットの基本的な仕組みとサービスの特徴を説明出来る。 モバイル通信の規格、クラウドコンピューティングの構成要素について説明できる。   ・IPアドレス(グローバルIPアドレス・プライベートIPアドレス) ・インターネットサービス(WWW・メール) ・インターネットの各種通信サービス(ISP・パケット通信・回線交換・モバイル通信・光通信など) ・モバイル通信規格(5G、MVNO、MNO、LPWA) ・クラウド技術(クラウドコンピューティング、エッジコンピューティング) ・各種通信サービス(SDN・ビーコン・テレマティクス)  
【理解度確認】確認問題
6 情報セキュリティマネジメントと個人情報保護の目的や基本的な考え方を説明出来る。 セキュリティの脅威防止に用いられる暗号化技術の活用を説明出来る。また、認証の必要性と脅威を防止するために、どのような認証技術が利用されているか説明出来る  ・リスクマネジメント ・情報セキュリティマネジメント(機密性・完全性・可用性) ・個人情報保護 ・共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式 ・ディジタル署名 ・認証局(CA)  
【理解度確認】確認問題
7 ネットワークに実装するセキュリティ対策について理解し説明出来る。 情報セキュリティに関する組織や機関の役割について理解し説明出来る。  ・通信データの盗聴・不正接続を防ぐ技術(SSL/TLS, VPN, SSH) ・ネットワーク・セキュリティ技術(ファイアウォール・パケットフィルタリング・DMZ・検疫ネットワーク・NAT) ・情報セキュリティ機関(情報セキュリティ委員会・CSIRT・SOC・J-CSIP・J-CRAT) ・サイバー保険 
【理解度確認】確認問題
8 ネットワークアーキテクチャの基本的な考え方、構成を説明出来る。また、OSI基本参照モデル及びTCP/IPプロトコルの果たす基本的な役割を説明出来る。 ネットワークで利用される回線の種類や通信方式を説明出来る。また、データリンク層レベルのプロトコルの基本的な役割・機能を説明出来る。   ・OSI基本参照モデルと各層の役割特徴 ・TCP/IPアーキテクチャ ・物理層・データリンク層の特徴 ・Ethernet(CSMA/CDとMACアドレス) ・無線LAN(CSMA/CA) 
【理解度確認】確認問題
9 IPの基本的な役割、機能を説明出来る。 TCPとUDPの基本的な役割、機能を理解し、インターネットで利用されるWebや電子メールの仕組みを説明出来る。   ・IPアドレス(クラス・サブネットマスク・CIDR・ネットワークアドレス・ブロードキャストアドレス・IPv4・IPv6) ・ルーティング・NAT ・TCPとUDP、ポート番号、コネクション ・アプリケーション層の各プロトコルの特徴(HTTP、FTP、MIME、POP3、DHCP、DNS、IMAP、SSH、SMTP、SNMP...など)、DNSによる名前解決、HTTPの仕組み  
【理解度確認】確認問題
10 セキュリティの脅威防止に用いられる暗号化技術の活用を説明出来る。また、認証の必要性と脅威を防止するために、どのような認証技術が利用されているか説明出来る  ・共通鍵暗号方式、公開鍵暗号方式 ・ハイブリッド暗号、ハッシュ関数、鍵管理技術、公開鍵基盤 ・認証技術(デジタル署名・メッセージ認証)・利用者確認(ワンタイムパスワード)、生体認証 
【理解度確認】確認問題
11 ネットワークに実装するセキュリティ対策について理解し説明出来る  ・通信データの盗聴・不正接続を防ぐ技術(IPsec, SSL, TLS, SSH) ・認証技術(SMTP-AUTH,Oauth) ・ネットワーク・セキュリティ技術(ファイアウォール・パケットフィルタリング・IDS・NAT)  
【理解度確認】確認問題
12 基本情報技術者試験のネットワーク分野の午後問題で60%以上正解することが出来る  ・基本情報技術者試験の午後問題演習(ネットワーク分野) 
【理解度確認】確認問題
13 基本情報技術者試験のセキュリティ分野の午後問題で60%以上正解することが出来る  ・基本情報技術者試験の午後問題演習(セキュリティ分野) 
【理解度確認】確認問題
14 基本情報技術者試験のセキュリティ分野の午後問題で60%以上正解することが出来る  ・基本情報技術者試験の午後問題演習(セキュリティ分野) 
【理解度確認】確認問題
15 これまで学習したネットワーク・セキュリティ分野のまとめが出来る。  ・期末試験に向けてネットワーク・セキュリティ分野に関する総合復習を行う。 
【理解度確認】確認問題