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シラバス

ネットワークセキュリティ科 2024年度入学生

科目名 Cloudデザイン 作成日 2025/09/19
区分 必修 講義/実習
開催時期 2年次 後期
講義・演習駒数/週 1駒
実習・実験駒数/週 1駒
合計駒数/週 2駒
総時間数 60時間
総単位数 3単位
企業連携
授業の目的 ネットワークを経由してコンピュータリソースや各種サービスを利用するクラウドコンピューティングについて理解することを目的とする。
到達目標 クラウドコンピューティングの仕組みについて説明が出来る。 さくらクラウド、AWSの概要説明が出来る。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合  % 30%  % 30%  %  % 40%  %
評価基準
1.クラウドサービスとオンプレミスにおけるメリット・デメリットについて説明できる。 2.AWSクラウドプラクティショナーの問題に答えられる。 3.演習を通し、自らネットワーク構築やトラブルシューティング、セキュリティ設定ができる。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 さくらインターネット社(さくらクラウド)/ 成田 一斗(AWS)/ 姜 怜和
テキスト・参考文献 さくらクラウドオリジナル AWSオリジナル
実務経験有無  
AWSを用いたインフラ構築および運用の実務経験があり、クラウド移行プロジェクトでは要件定義から運用設計まで一貫して担当、これらの企業での実務経験を活かし、本科目では理論にとどまらず、現場で求められる実践的な技術や知識を指導することが可能です。 
関連科目 TCP/IP、CCNA、Linux、サーバ構築、データベース  履修前提 特になし 

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 [さくらクラウド]  授業全体の流れ、クラウド検定の学習方法 [AWS] AWS Academy Cloud Foundationsの準備  [さくらクラウド]  クラウドコンピューティングの定義、種類、特徴などクラウド基礎を学習する。 [AWS] AWF ACFのコース概要の説明を受け、AWS トレーニングポータルのアカウントを作成する。 AWSを利用するメリットについて説明を受け、Cloud Adoption Frameworkについて学習する。 
【理解度確認】演習
2 [さくらクラウド] Linuxのインストールから基本コマンドの操作 [AWS] クラウドの利用コスト、 AWSグローバルインフラストラクチャ  [さくらクラウド]  さくらのクラウドを使い、Linuxのインストールから基本コマンドの操作を学習する。 [AWS] クラウドの利用料金について說明を受け、オンプレミスとクラウドの場合のコストを比較検討する。 AWSのインフラについて説明を受け、グローバルインフラストラクチャについて学習する。  
【理解度確認】演習
3 [さくらクラウド]  基本コマンドの操作(ファイル操作、パーミッションなど) [AWS] コンピュータの基本的なアーキテクチャ、AWSのコンピューティングサービス、 コンピュータストレージの種類と特徴、AWSのストレージサービス   [さくらクラウド] さくらのクラウドを使い、Linuxのインストールから基本コマンドの操作を学習する。 [AWS] CPUやメモリ、ストレージなど、サーバコンピュータの基本構成について学習する。 Amazon Elastic Compute Cloud、AWS Lambda、Elastic Beanstalkについて学習する。 HDD、SSDなどコンピュータストレージの種類と特徴について学習する。 Amazon Elastic Block Store、Simple Storage Service、 Elastic File System、 Glacierについて学習する。  
【理解度確認】演習
4 [さくらクラウド]  サーバとスイッチ、ルータ+スイッチ [AWS] ネットワークアーキテクチャとTCP/IP、Amazon Virtual Private Cloud、データベースの構造、 AWSのデータベースサービス   [さくらクラウド]  ・クラウドの利用事例や構成例について学習する。 ・さくらのクラウドを使い、実際にクラウドリソースに触れ、自らクラウドを活用できる導線を敷く。 [AWS] コンピュータネットワークの基礎と、プロトコルスタック、TCP/IPの各種プロトコルについて学習する。 Amazon Virtual Private Cloudについて学習し、VPCを構築してWebサーバを立ち上げてみる。 RDBやNoSQLなどデータベースの種類と特徴について学習する。 Amazon Relational Database Service、 DynamoDB、Redshift、Auroraについて学習する。  
【理解度確認】演習
5 [さくらクラウド]  VPCルータ(ルータとFW) [AWS] ネットワークの負荷分散、 AWSの負荷分散やスケーリング  [さくらクラウド]  ・クラウドの利用事例や構成例について学習する。 ・さくらのクラウドを使い、実際にクラウドリソースに触れ、自らクラウドを活用できる導線を敷く。 [AWS] ネットワークの負荷分散の考え方と、主な手法を学習する。 AWSの負荷分散及びスケーリング、モニタリングについて学習する。  
【理解度確認】演習
6 [さくらクラウド]  ロードバランサ [AWS] サーバに必要なセキュリティ、クラウドのセキュリティとAWSの責任共有モデル  [さくらクラウド]  ・クラウドの利用事例や構成例について学習する。 ・さくらのクラウドを使い、実際にクラウドリソースに触れ、自らクラウドを活用できる導線を敷く。 [AWS] 情報セキュリティの基本的な考え方と、サーバに必要なセキュリティについて学習する。 クラウドにおけるセキュリティの考え方と、AWS責任共有モデルについて学習する。  
【理解度確認】演習
7 [さくらクラウド]  DBアライアンス [AWS] サーバにおけるユーザアカウント、AWS Identity and Access Management、AWSのベストプラクティス、AWSのセキュリティに関する各種サービス  [さくらクラウド]  ・クラウドの利用事例や構成例について学習する。 ・さくらのクラウドを使い、実際にクラウドリソースに触れ、自らクラウドを活用できる導線を敷く。 [AWS] サーバにログインするためのユーザアカウント、パスワードの設定について学習する。 AWS Identity and Access Managementとその設定について学習する。 AWS Well-Architected フレームワークのセキュリティについて、ベストプラクティスを確認する。 AWS Trusted Advisor、AWS CloudTrail、AWS Configについて学習する。  
【理解度確認】演習
8 [さくらクラウド]  ウェブアクセラレータ(CDN) [AWS] クラウドアーキテクチャ、Well-Architected フレームワーク、AWSの料金請求とサポートプラン  [さくらクラウド]  ・クラウドの利用事例や構成例について学習する。 ・さくらのクラウドを使い、実際にクラウドリソースに触れ、自らクラウドを活用できる導線を敷く。 [AWS] AWS Well-Architected フレームワークの設計原則について学習し、信頼性と高可用性について学習する。 例として、クラウドへのデータセンターの移行について学習する。AWSの料金請求について学習し、AWS Organizations、Cost Explorerについて学習する。AWS テクニカルサポートのプランとコストの概要について学習する。 理解度確認のための小テストを行う。  
【理解度確認】演習
9 [さくらクラウド]  バックアップと監視、オートスケール [AWS] コンフィグレーションとデプロイメント①  [さくらクラウド]  ・クラウドの利用事例や構成例について学習する。 ・さくらのクラウドを使い、実際にクラウドリソースに触れ、自らクラウドを活用できる導線を敷く。 [AWS] システム要件分析を行い、システムを展開するための計画を立てる。 システムをテストするための計画を立て、適切な計画であるかを判断する。また、仮想ネットワークを展開する際の、サイジング、サブネッティング、並びにルーティングの基本を学習する。 
【理解度確認】演習
10 [さくらクラウド]  セキュリティトレンド、10大脅威、脆弱性など [AWS] コンフィグレーションとデプロイメント②  [さくらクラウド]  ・クラウドの利用事例や構成例について学習する。 ・さくらのクラウドを使い、実際にクラウドリソースに触れ、自らクラウドを活用できる導線を敷く。 [AWS] 仮想ネットワーク展開のために必要なCPUとメモリサイジングの分析、また、ストレージ、ネットワーク、コンピュートの特性分析、インフラストラクチャを拡張する際に必要な要素の特定について学習する。  
【理解度確認】演習
11 [さくらクラウド]  Webアプリケーション基盤構築 [AWS] クラウドのセキュリティ  [さくらクラウド]  ・クラウドの利用事例や構成例について学習する。 ・さくらのクラウドを使い、実際にクラウドリソースに触れ、自らクラウドを活用できる導線を敷く。 [AWS] クラウドインフラストラクチャのためのセキュリティ設定とコンプライアンスコントロールの適用、セキュリティテンプレートに従い適切なアクセスコントロールリストの適用、暗号化やファイアウォールの実装、適用について学習する。  
【理解度確認】演習
12 [さくらクラウド]  コンテナとDockerの特徴 [AWS] クラウドのメンテナンス  [さくらクラウド]  ・クラウドの利用事例や構成例について学習する。 ・さくらのクラウドを使い、実際にクラウドリソースに触れ、自らクラウドを活用できる導線を敷く。 [AWS] パッチ適用の方法、自動化ツールの適用、バックアップ、災害復旧方法、事業継続方法、メンテナンス自動化方法について学習する。  
【理解度確認】演習
13 [さくらクラウド] アプリケーション開発とビジネスの展開 [AWS] クラウドのマネジメント  [さくらクラウド] アプリケーションの開発だけでなく、ビジネス展開していくための考え方について学習する。 [AWS] 指標定義の分析、リソース配分の決定、リソースのプロビジョニングやデプロビジョニングのタイミング決定、アカウント管理、ベースライン、サービスレベルアグリーメントなどについて学習する。  
【理解度確認】練習問題
14 [さくらクラウド]  グループワーク(学習全体総括) [AWS] クラウドのトラブルシューティング①  [さくらクラウド] さくらのクラウド検定の事前対策講座および授業全体の振り返り [AWS] キャパシティ、オーケストレーション、接続性、セキュリティにおけるトラブルシューティングについて学習する。 
【理解度確認】練習問題
15 [さくらクラウド] グループワーク(学習全体総括) [AWS] クラウドのトラブルシューティング②  [さくらクラウド]  授業全体の学習内容について、グループワークを行い発表 [AWS] トラブルシューティング手法を学習する。 理解度確認のための小テストを行う。 
【理解度確認】クループワーク発表