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シラバス

高度情報処理科 2024年度入学生

科目名 クラウドシステム 作成日 2024/04/05
区分 必修 講義/実習
開催時期 3年次 前期
講義・演習駒数/週 1駒
実習・実験駒数/週 2駒
合計駒数/週 3駒
総時間数 90時間
総単位数 4単位
企業連携
授業の目的 クラウド上で動作するシステムを実装できるようになる。 クラウドの概念や特徴、主要サービスを説明できる。
到達目標 クラウドを使って基本的なシステムを構築できる。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合 50%  %  % 40%  %  %  % 10%
評価基準
・クラウドの概念や特徴、主要サービスを説明出来ること。 ・クラウドを使って基本的なシステムを構築出来ること。 ・すべての必須課題をクリア出来ること。 ・課題の提出状況を④課題の加点対象とする。・指定資格の取得を①定期テストの加点対象とする。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 川井 義治/菅原 大翼
テキスト・参考文献 テキスト:PHP7+MariaDB/MySQLマスターブック 参考文献:Oracle Cloud Infrastructure徹底入門 Oracle Cloudの基本からインフラ設計・構築まで 参考文献:即戦力になるためのPHPシステムの教科書
実務経験有無  
IT企業において当該科目の実務経験がある。その経験から取得した知識とスキルを活かして、本科目の技術要素に対する職業実践的な教育を行う。  
関連科目 Web基礎、LinuxⅠ、LinuxⅡ  履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 ▼クラウドの概念とクラウドのセキュリティ クラウドの長所と利点を理解したうえでクラウドアーキテクチャの設計原理を説明出来る。クラウドでシステムを構築するうえでの責任範囲、システムを保護するための手法の仕組みと効果の違いを説明出来る。  クラウド、初期コスト、運用コスト、データセンター、デプロイ。ユーザーの責任範囲、サービス提供者の責任範囲、キーペア、APIキー、ユーザー、グループ、ロール、セキュリティグループ。Web Application Firewall(WAF)、脆弱性診断。 
【理解度確認】確認問題、実習課題
2 ▼コンピューティングサービス(1) IaaSであるクラウドでの仮想サーバーの仕組みを説明し、仮想サーバーを使ったシステムを構築出来る。クラウドのシステムで負荷分散をする役割とメリットを説明出来る。クラウドにおけるスケーリングのメリットを説明出来る。サーバーレスアーキテクチャのメリットと役割を説明出来る。コンテナ管理、仮想プライベートサーバー、バッチ処理実行を説明出来る。  仮想サーバー、インスタンスイメージ、プロビジョニング、インスタンスへのログイン、インスタンスの起動。 ブートストラップ、SSLターミネーション。サーバーレス、サポート言語、並行処理、リソース設定、他のサービスとの連携。HTML言語のみによるページを構築 
【理解度確認】確認問題、実習課題
3 ▼コンピューティングサービス(2) クラウド上のOSにサービスと言語環境を導入し、動作を確認出来る。  Webサービス(Apache HTTP Server)とPHP言語のパッケージを導入。 HTML言語で作成したページへCSSによる修飾を加えて設置。 
【理解度確認】確認問題、実習課題
4 ▼コンピューティングサービス(3) クラウドと連携して動作するクライアント用のJavaScriptの動作原理や特徴、基本文法を説明出来る。  HTML言語とCSSとJavaScript言語によるページを構築。 
【理解度確認】確認問題、実習課題
5 ▼コンピューティングサービス(4) クラウドと連携して動作するクライアント用言語のJavaScriptのWebブラウザと連携動作する原理や特徴を説明出来る。  HTML言語とCSSとJavaScript言語によるWebブラウザと連携するページをJavaScriptのライブラリであるjQueryを使って構築。 
【理解度確認】確認問題、実習課題
6 ▼コンピューティングサービス(5) クラウド上で利用するPHP言語の動作原理や特徴、基本文法を説明出来る。  HTML言語とCSSとPHP言語によるページを構築。 
【理解度確認】確認問題、実習課題
7 ▼コンピューティングサービス(6) クラウド上で利用するPHP言語でApache HTTP Serverと連携動作する原理や特徴を説明出来る。  HTML言語とCSSとPHP言語によるサーバと連携するページを構築。 
【理解度確認】確認問題、実習課題
8 ▼クラウドのストレージサービス クラウドストレージサービスの種類の違いと役割を説明できる。 ストレージのセキュリティや可用性を考慮して設定できる。 クライアントからサーバへデータファイルの転送が出来る。  ブロックストレージ、レプリケート、スループットの最適化、スナップショット、ボリュームの暗号化。パケット、Access Control List(ACL)。複数インスタンスからのマウント、大容量データの転送。JavaScript言語とPHP言語を連携させてクライアントからサーバへファイルをアップロード。 
【理解度確認】確認問題、実習課題
9 ▼クラウドのネットワークサービス システムを構築するためのプライベートネットワークをクラウド上に構築出来る。 クラウドを利用したコンテンツ配信ネットワークの仕組みを理解し、設定出来る。 クラウド上に構築したネットワークで利用するためのDNSの仕組みを理解し、負荷分散を考慮した設定が出来る。  プライベートネットワーク環境、CIDR、サブネット、ゲートウェイ、ルーティングテーブル。 DNS、ルーティング、エイリアスレコード。 
【理解度確認】確認問題、実習課題
10 ▼クラウドのデータベースサービス(1) PaaSとして提供されているクラウド上でのリレーショナルデータベース環境を構築するメリットを理解し、クラウドでの最適化を考慮して構築出来る。  Autonomousのリレーショナルデータベース(Oracle DB)とsqlplusとSQL Developerの利用。 
【理解度確認】確認問題、実習課題
11 ▼クラウドのデータベースサービス(2) クラウド上で利用するPHP言語からリレーショナルデータベースへの接続の仕組みを理解し、設定できる。  PHP言語のPDO(PHP Data Objects)拡張モジュールを利用してリレーショナルデータベースへOCI(Oracle Instant Client)接続し、PHP言語とリレーショナルデーターベース(Oracle DBと)の連携。 
【理解度確認】確認問題、実習課題
12 ▼クラウドのデータベースサービス(3) クライアント上のJavaScript言語からクラウド上で利用するPHP言語を経由してクラウドのリレーショナルデータベースを利用する仕組みを理解し、利用できる。  Json形式を活用してJavaScript言語とPHP言語でのデータを連携。 
【理解度確認】確認問題、実習課題
13 ▼クラウドのデータベースサービス(4) クライアント上のJavaScript言語とサーバー上のPHP言語とリレーショナルデータベースを組み合わせた簡単なシステムが構築出来る。  JavaScript言語とPHP言語とリレーショナルデータベースを複数組み合わせてシステムとなるような連携 
【理解度確認】確認問題、実習課題
14 ▼クラウドの管理サービス、クラウドの主な利用料金と支払い方法 クラウドの各種管理ツールの役割を理解し、適切な管理ツールを目的に応じて使分けることが出来る。 クラウドサービスの利用料金のメリットを理解し、利用金額の想定と請求の最適化をすることが出来る。 メールの送信。  インスタンスのモニタリング、メトリクス、エージェント、ログの収集、ログのフィルタリング。 固定費と変動費、課金単位、料金モデル、請求の確認、請求の通知。 Bootstrapライブラリを利用したレスポンシブなインターフェースの構築。 既存のメール(GmailやYahoo)のサービスを利用したメール送信。 
【理解度確認】確認問題、実習課題
15 これまでに学習した内容の確認が出来る。  まとめ演習  いままで学習した内容を使った簡単なWebシステムの制作 
【理解度確認】確認問題、実習課題、期末試験