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シラバス

高度情報処理科 2024年度入学生

科目名 システム開発技術 作成日 2024/03/13
区分 必修 講義
開催時期 1年次 前期
講義・演習駒数/週 3駒
実習・実験駒数/週 0駒
合計駒数/週 3駒
総時間数 90時間
総単位数 6単位
企業連携
授業の目的 基本情報技術者試験の出題範囲のうち、データベース、ネットワーク、情報セキュリティ、開発技術において合格点を取得する。
到達目標 基本情報技術者試験の出題範囲のうち、データベース、ネットワーク、情報セキュリティ、開発技術において合格点を取得出来る。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合 60% 20%  %  %  %  %  % 20%
評価基準
授業で学習した基本情報技術者試験において授業で学習した範囲に該当する出題を正答できること。 ・資格(基本情報技術者試験以上)の取得を成績評価の加点対象とする。 ・授業態度・出席状況も評価対象とする。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 糠盛 創
テキスト・参考文献 『ニュースペックテキスト「基本情報技術者」』 『試験対策テキストⅡ[システムの利用と開発編]』
実務経験有無  
IT企業において当該科目の実務経験がある。その経験から取得した知識とスキルを活かして、本科目に対する職業実践的な教育を行う。 
関連科目 ベーステクノロジ、ITストラテジ&ITマネジメント、資格対策Ⅰ・Ⅱ  履修前提 なし 

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 ▼データベース データベースの基礎的な役割と仕組みを理解し、説明出来る。E-R図を読み解いて説明出来る。  データベースの目的、3層スキーマアーキテクチャ、関係データベース、キーバリューストア。E-R図の基礎、E-R図と関係データベース、連関エンティティ。 
【理解度確認】問題演習
2 正規化の種類と違いを理解し、説明出来る。関係演算と集合演算の種類と違いを理解し、説明出来る。  関数従属、非正規形、第1正規形、第2正規形、第3正規形、正規化の利点と欠点。関係演算、集合演算。 
【理解度確認】問題演習
3 SQL(1)基本的なSELECT文の構文を理解し、実行結果を想定出来る。SQL(2)グループ集計・副問合せの構文を理解し、実行結果を想定出来る。DBMSの特徴的な機能を理解し、説明出来る。  SELECT文の基本、ORDER BY、DISTINCT、表の結合。GROUP BY、HAVING、副問合せ、IN/NOT IN、EXISTS/NOT EXISTS、相関副問合せ。ACID、2相コミットメント制御、同時実行制御、デッドロック、障害回復、チェックポイント、ストアドプロシージャ。 
【理解度確認】問題演習
4 ▼ネットワーク OSI基本参照モデルを理解し、各層の役割を説明出来る。通信技術の媒体や方式の種類、伝送時間、誤り制御について説明と計算が出来る。  OSI基本参照モデル(物理層~アプリケーション層)、プロトコル。通信回線の媒体、通信方式、伝送時間の計算、誤り制御。 
【理解度確認】問題演習
5 ネットワーク形態の違いとネットワークの種類の違いについて説明出来る。アクセス制御手順(データリンク層)の仕組みを説明出来る。  ネットワークの形態、イーサネット、無線LAN、ハブ、モバイル通信。CSMA/CD、CSMA/CA。 
【理解度確認】問題演習
6 IP(ネットワーク層)とサブネットマスクの仕組みを理解し、値の計算を出来る。ルーティング(ネットワーク層)の仕組みを理解し、説明出来る。  IPパケット、IPアドレスの体系、サブネットマスク値、サブネット分割、特殊な用途のIPアドレス、DHCP、アドレス変換技術。ルータ、ルーティングの仕組み、ルーティング方式、ルーティングプロトコル、IPパケット、イーサネットフレーム、LAN間接続装置、SDN。 
【理解度確認】問題演習
7 TCP(トランスポート層)とアプリケーションプロトコル(アプリケーション層)の仕組みを理解し、説明出来る。  TCP、UDP、ポート番号、アプリケーションプロトコル、DNS、電子メール。 
【理解度確認】問題演習
8 ▼中間試験 中間試験問を通じて、これまで学習してきた内容の確認が出来る。  ここまでの学習項目。 
【理解度確認】問題演習、中間試験
9 ▼セキュリティ 情報セキュリティと暗号技術の役割と機能を理解し、説明出来る。暗号方式の種類と、それぞれの特徴と仕組みを説明出来る。  情報セキュリティ、情報セキュリティ活動を行う組織、暗号技術、鍵の危殆化。共通鍵暗号方式、公開鍵暗号方式、ハイブリッド暗号方式。 
【理解度確認】問題演習
10 エンティティ認証技術の種類と、それぞれの特徴と仕組みを説明出来る。メッセージ認証とデジタル署名の特徴と仕組みを説明出来る。  パスワード認証、チャンレンジレスポンス認証、バイオメトリクス認証、FIDO、ICカード認証、多要素認証、多段階認証、CAPTCHA、シングルサインオン、メッセージダイジェスト関数、デジタル署名、公開鍵証明書、認証局。 
【理解度確認】問題演習
11 ファイアウォールの種類と、それぞれの役割の違いと仕組みを説明出来る。マルウェアとさまざまな攻撃について、種類の特徴と違いを説明出来る。  ファイアウォール、パケットフィルタリング、アプリケーションゲートウェイ、WAF、IDS、IPS、ペネトレーションテスト、ファジング、VPN、SSH、送信ドメイン認証、攻撃者の種類と動機、不正のトライアングル、マルウェア、ウイルス対策ソフトウェア、攻撃の種類。 
【理解度確認】問題演習
12 セキュリティ分野の科目B試験の具体的な問題例を解答出来る。  科目B試験(セキュリティ)対策、セキュリティに関する具体的な事例問題。 
【理解度確認】問題演習
13 ▼システム開発技術 システムの開発プロセスと開発モデルについて、それぞれの種類と特徴、違いを説明出来る。  ソフトウェアライフサイクル、共通フレーム、ウォーターフォール/スパイラル/プロトタイプモデル、アジャイル開発、リバースエンジニアリング/リエンジニアリング、プロセス中心設計、データフロー図(DFD)、プロセスフロー図、データ中心設計。 
【理解度確認】問題演習
14 オブジェクト指向の主要な考え方を説明出来る。モジュール分割の技法の種類と違いを説明し、分割の妥当性を評価できる。システム開発におけるテストの段階や技法について説明し、テストの妥当性を評価出来る。  オブジェクト指向、クラス間の関係、インヘリタンス(継承)、オーバライド、ポリモフィズム、UML、STS分割、TR分割、モジュール強度/結合度、単体/統合/システム/運用/退行テスト、ブラックボックス/ホワイトボックステスト、信頼度成長曲線。 
【理解度確認】問題演習
15 ▼期末試験 期末試験問を通じて、これまで学習してきた内容の確認が出来る。  ここまでの学習項目。 
【理解度確認】問題演習、期末試験