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シラバス

電気工学科 2024年度入学生

科目名 電気電子計測 作成日 2024/03/20
区分 必修 講義
開催時期 1年次 通年
講義・演習駒数/週 1駒
実習・実験駒数/週 0駒
合計駒数/週 1駒
総時間数 60時間
総単位数 4単位
企業連携
授業の目的 第三種電気主任技術者試験の理論科目を中心に、関連する問題に対する考え方を身に付ける。また、電気基礎実験で学ぶ計測理論の内容を確認する。
到達目標 第三種電気主任技術者試験の理論科目において出題される電気電子計測に関する問題を解くことが出来る。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合 70% 30%  %  %  %  %  %  %
評価基準
① 内部抵抗を考慮した誤差率を計算することが出来ること。 ② 交流ブリッジやダブルブリッジ回路に関する計算が出来ること。 ③ 交流ベクトルから電力測定値の計算が出来ること。 ④ 波形の平均値や実効値に関する計算が出来ること。 ⑤ 多重レンジの測定器の設計に関する計算が出来ること。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 山路 哲平
テキスト・参考文献  
実務経験有無  
  
関連科目 電気回路・電気磁気学・電気基礎実験  履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 前期授業で扱った回路について、計算することが出来る。  直流回路で使われるオームの法則の使い方を復習する。また、分流や分圧などの基本的な法則を確認する。 
【理解度確認】演習問題
2 絶縁抵抗測定について、分電盤での点検方法を説明出来る。  分電盤図の読み方や、それにつながる負荷設備の構造を踏まえて、絶縁抵抗試験による測定範囲と不良個所の推定方法を確認する。また、高圧回路の漏れ電流測定方法も学ぶ。 
【理解度確認】演習問題
3 直流ブリッジ回路の計算が出来る。 ケルビンダブルブリッジについて、計算により原理を説明出来る。  直流ブリッジ回路の計算方法を復習する。その後、ケルビンダブルブリッジ回路について、機器の概要や回路の計算方法を確認する。 
【理解度確認】演習問題
4 機器の構造と内部抵抗について説明出来る。 測定値と真値から誤差を求めることが出来る。 内部抵抗による測定値の誤差を求めることが出来る。  計測機器の測定原理や構造を復習し、内部抵抗の存在について学ぶ。また、測定値と真値の関係より誤差率を求める方法を確認する。その後、内部抵抗と測定値の誤差率の関係を求める方法を学ぶ。 
【理解度確認】演習問題
5 電圧降下法に関連して、接続方法による誤差を計算出来る。  電圧降下法を用いた抵抗測定をもとに、接続方法による誤差率の計算方法を学ぶ。 
【理解度確認】演習問題
6 直流電位差計の測定原理や電気の流れ方を理解出来る。  ブリッジ回路の平衡条件と合わせて、零位法により電圧測定する直流電位差計について学ぶ。合わせて直流及び交流電源の内部抵抗について確認する。 
【理解度確認】演習問題
7 ここまでの内容を理解出来る。  ここまでの内容を復習する。 
【理解度確認】演習問題
8 微分及び積分の計算が出来る。  平均値や実効値の基本となる数学の計算方法を学ぶ。 
【理解度確認】演習問題
9 波形に応じた平均値や実効値の計算が出来る。  正弦波、矩形波、三角波の概要を確認し、前回確認した積分計算を利用して平均値と実効値を求める方法を学ぶ。 
【理解度確認】演習問題
10 波形率と波高率の計算が出来る。 測定器の動作原理による指示値の種類を説明出来る。  平均値と実効値から、波形率と波高率を求める方法を学ぶ。また、測定原理と測定値(指示値)の種類を確認する。 
【理解度確認】演習問題
11 複素数により交流回路を計算することが出来る。  単相交流回路について、複素数を用いた計算方法を確認する。 
【理解度確認】演習問題
12 交流ブリッジ回路の平衡条件を求めることが出来る。  交流ブリッジ回路を複素数で計算し、平衡条件を導出する方法を学ぶ。また、平衡条件から零位法により未知抵抗やリアクタンスを求める方法を学ぶ。 
【理解度確認】演習問題
13 単相交流ベクトルの表記と電力の関係を計算出来る。 三相交流をベクトル表記することが出来る。  単相及び三相交流回路について、電圧と電流をベクトル表記し電力を計算する方法を学ぶ。 
【理解度確認】演習問題
14 二電力計法により電力を計算出来る。  三相ベクトルから電力計での測定値を解析し、二電力計法の原理を学ぶ。 
【理解度確認】演習問題
15 今まで学習した内容の演習問題を何も参照せず、解くことが出来る。  今まで学習した各項目のポイントを振り返りながら演習問題を解く。 
【理解度確認】演習問題