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シラバス

電気工学科 2024年度入学生

科目名 電子回路Ⅰ 作成日 2024/03/11
区分 必修 講義
開催時期 1年次 後期
講義・演習駒数/週 1駒
実習・実験駒数/週 0駒
合計駒数/週 1駒
総時間数 30時間
総単位数 2単位
企業連携
授業の目的 半導体の基礎、電子回路の基本的な素子とそれらを利用した回路について学習する。 増幅回路、発信回路、変復調回路、パルス回路、電源回路等についても学習する。
到達目標 電験三種、工事担任者の筆記試験で出題される 電子回路の問題が解ける

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合 60%  %  % 30%  %  %  % 10%
評価基準
①半導体とは何か、i,p,n型それぞれの違いを説明出来る。 ②半導体デバイス(ダイオード、BJT、FET)それぞれの構造や特性を説明出来る。 ③BJTを用いた各種増幅回路の特徴と動作の説明、回路計算が出来る。 ※授業内で提出指示のあった課題が全て受領になっていない場合成績評価対象外とする。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 角田 隆樹
テキスト・参考文献 わかりやすい電子回路
実務経験有無  
  
関連科目 電気回路Ⅰ・Ⅱ、電気基礎実験、電気応用実験、電子工学   履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 ・電子回路の概要を理解し、用途について説明出来る。 ・導体、半導体、絶縁材料の各種特徴を説明出来る。   電気回路と電子回路を比較し、どんなところで電子回路が使われているのかを考える。 また、導体、半導体、絶縁体の違いと特性を学習し、電子の流れのイメージをつかむ。  
【理解度確認】 
2 ・回路の各素子の役割を説明出来る。 ・オームの法則、キルヒホッフの法則により回路方程式を立てることが出来る。   抵抗、コンデンサ、コイルなどの各素子の電子回路における役割を学ぶ。 直流回路のオームの法則による計算や、キルヒホッフの法則による回路方程式の立て方を学ぶ。  
【理解度確認】 
3 ・i・p・n型半導体及びダイオードの構造を説明出来る。 ・ダイオード回路の直流成分の計算が出来る。   半導体デバイスの基本であるP型、N型と接触、接合の意味を学ぶ。 ダイオードを含む回路の動作を学習し、直流回路の電流計算の解説を受ける。  
【理解度確認】 
4 ・バイポーラトランジスタの動作を説明出来る。 ・トランジスタ回路の直流成分の計算が出来る。   バイポーラトランジスタの動作原理及び諸特性について学習し、hパラメータや負荷線を用いた直流成分の計算の解説を受ける。 
【理解度確認】 
5 ・交流信号の増幅について説明出来る。 ・トランジスタ回路を簡易等価回路に変換出来る。   交流信号の増幅についての概要を学ぶ。 さらにバイポーラトランジスタの交流信号増幅回路の簡易等価回路の描き方を学習し、等価回路変換の解説を受ける。  
【理解度確認】 
6 ・1~5までの授業内容について問題演習を行う。   1~5までの授業内容について、復習を兼ねて問題演習を行う。  
【理解度確認】 
7 ・マッチングの概念について説明出来る。 ・重ね合わせの理を用いた回路計算が出来る。   インピーダンスマッチングについて学習する。 増幅回路における計算で用いる重ねの理について解説を受ける。  
【理解度確認】 
8 ・トランジスタ増幅回路の直流成分が計算出来る。  バイポーラトランジスタの増幅回路の基本構造を学習し、直流成分計算の解説を受ける。 
【理解度確認】 
9 ・トランジスタ増幅回路の交流成分が計算出来る。 ・重ね合わせの理により、トランジスタ増幅回路の動きが総合的に説明出来る。   バイポーラトランジスタの増幅回路の交流成分計算の解説を受ける。 重ね合わせの理により、直流成分と交流成分の加算による総合的なトランジスタ増幅回路の動きを確認する。  
【理解度確認】 
10 ・トランジスタの基本的な構成の増幅回路計算が出来る。   バイポーラトランジスタの増幅回路について、総合的な演習を行う。  
【理解度確認】 
11 ・トランジスタ増幅回路の増幅度と利得の計算が出来る。  増幅度と利得について学習し、バイポーラトランジスタ回路の増幅度と利得の計算演習を行う。 
【理解度確認】 
12 ・トランジスタ回路の特性の改善方法について説明出来る。   バイポーラトランジスタの熱暴走とその抑え方及び増幅回路の消費電力の抑え方利得の上げ方、マッチングの取り方などについて学習する。  
【理解度確認】 
13 ・バイアス回路及び接地方式について説明出来る。 ・トランジスタ回路の結合について説明出来る。   バイポーラトランジスタ回路のバイアス回路、接地方式の種類とそれぞれの特性について学習する。 また、回路の結合方法についても学習する。  
【理解度確認】 
14 ・FETの種類と特性について説明出来る。  J-FETとMOS-FETの構造と特徴及び、MOS-FETのエンハンスメント型とデプレッション型の動作特性について学習し、負荷線を用いた電流計算の解説を受ける。  
【理解度確認】 
15 ・トランジスタを用いた増幅回路の計算が出来る。   4~13までに学習したトランジスタの増幅回路について、復習を兼ねて問題演習を行う。  
【理解度確認】