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シラバス

グラフィックデザイン科 2025年度入学生

科目名 エディトリアルデザインB 作成日 2025/04/05
区分 必修 実習
開催時期 2年次 前期
講義・演習駒数/週 0駒
実習・実験駒数/週 1駒
合計駒数/週 1駒
総時間数 30時間
総単位数 1単位
企業連携
授業の目的 雑誌の企画制作を通して、Indesignのスキル、読みやすい文字組みやレイアウト、魅力的な紙面デザインを学ぶだけでなく、編集・取材・文章力と言ったデザイン以外の仕事について関心を得ることを目指す。 ①InDesignの充実した機能を使い、実習を通して文字組版に対する知識を深めることを目指す。 ②様々な書体があることを知り、それらを適切に使用出来るようになることを目指す。 ③雑誌がどのようにして企画から刊行までにいたるかの実際の流れを知り、一部を体験することで理解を深めることを目指す。 ④チーム制作による制作計画を通してフォーマットの重要性を学び、一つの冊子の中で統一感を持たせる技術の習得を目指す。
到達目標 ①紙面構成・ページ構成にこだわり、編集的なデザイン力の向上を目指す。 ②文字や組版に対しては課題を通して細部へのこだわりを持つようになる。 ③統一感やユーザー思考を意識して、書体やカラーの選定出来るようになる。 ④企画力、編集力、連携力、プレゼン力の強化。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合  %  %  %  % 70%  %  % 30%
評価基準
成果物やプレゼン内容から編集作業における緻密さ、文字組版、書体へのこだわりを評価。 チーム内での役割や貢献度などを評価。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 佐藤 輝幸 野尻 研一
テキスト・参考文献 オリジナル教材
実務経験有無  
佐藤 輝幸 グラフィックデザイナーとして、10年以上の経験を持ち、カタログ、広告全般を主に手掛け、ディレクター経験も豊富。 野尻 研一 DTPの黎明期から企業や学校等での教育・仕事として取り組む。制作業務の中で実践してきた実データの仕様に関して講義を展開する。DTP関連著書多数。  
関連科目 ブックデザイン  履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 雑誌と書籍の違いなどを理解した上で、多方向の企画案を作れるようになる。  授業ガイダンス・チーム分け・既存雑誌調査 課題内容やチーム分けの説明。持ち寄った既存の雑誌を確認しながら、それぞれチーム内での役割や方針を決める。 
【理解度確認】目視での各チームの会議内容の確認。
2 チームで企画内容を固め、紙面設計の計画が出来るようになる。 企画書・台割・サムネイルが作れるようになる。  企画・テーマ決定 各チームで企画会議をし、ターゲットやコンセプトを固める。 ページごとの計画を立て、台割に落とし込む。 
【理解度確認】企画書・台割・サムネイルの提出。
3 執筆を前提としたリサーチが出来るようになる。 最終的なイメージを想定した原寸ラフが作れるようになる。  情報収集・執筆・原寸ラフレイアウト 決まったテーマに沿った情報をリサーチし、執筆を始める。 紙面のイメージを原寸ラフに落とし込む。 
【理解度確認】原寸ラフレイアウトの提出。
4 マージン・級数・段の設定など、チームの企画に適した組版ページの設計が出来るようになる。  縦組み組版ページの制作 親ページを設定し、チーム間でフォーマットを統一する。 
【理解度確認】途中経過の報告、提出。
5 記事の内容や紙面のデザインに合わせたフォント選びが出来るようになる。文字スタイル・段落スタイルの効果的な運用が出来るようになる。  縦組み組版ページの制作・フォントの選び方講座 使用フォントやカラーを決定し、文字スタイル・段落スタイルを作成・共有する。 
【理解度確認】途中経過の報告、提出。
6 記事の内容や文章量、画像のバランスなど考慮したレイアウト調整が出来るようになる。  縦組み組版ページの制作 執筆した記事を流し込み、画像の配置し、文字組みと合わせてレイアウトを調整する。 
【理解度確認】途中経過の報告、提出。
7 見出しやキャッチコピーなど、見せ方にこだわった文字組み制作が出来るようになる。  縦組み組版ページの制作・カーニング講座 見出しやキャッチコピーなどの文字組みを調整する。 
【理解度確認】途中経過の報告、提出。
8 企画に沿って雑誌全体のデザインを仕上げ、細部にこだわった紙面作りが出来るようになる。  縦組み組版ページの調整、完成 チーム内で紙面の統一性を確認しながら、縦組みページを各自完成させる。 
【理解度確認】途中経過の報告、提出。
9 企画に沿って雑誌全体のデザインを仕上げ、細部にこだわった紙面作りが出来るようになる。  各ページ紙面の制作 組版ページ以外のページの作成。 横組のページや、広告ページなどページの役割を考慮して制作する。 
【理解度確認】途中経過の報告、提出。
10 企画に沿って雑誌全体のデザインを仕上げ、細部にこだわった紙面作りが出来るようになる。  各ページ紙面の制作 組版ページ以外のページの作成。 コラムや広告、企画ページ、イラスト、写真などの工夫で紙面を盛り上げる。 
【理解度確認】途中経過の報告、提出。
11 雑誌の表紙、裏表紙の役割を理解し、中面の内容や販売計画なども考慮に入れたビジュアルを作れるようになる。  表紙、裏表紙のデザイン 中面の内容から表紙や裏表紙のデザイン、タイトルロゴなどをチームで相談し制作。 
【理解度確認】データ提出による確認。
12 細部をチェックし、適切な修正やブラッシュアップが出来るようになる。 他人の紙面を確認し、基本的な校正が出来るようになる。  校正・修正・データ完成 プリントアウトした紙面を校正。チーム内の成果物と他チームの成果物をチェックし、修正してデータを完成させる。 
【理解度確認】校正の様子を確認。
13 制作データを適切にプリントアウト・冊子化し、面付けや製本の知識を身につけ、冊子をデータだけではなく実物として完成出来るようになる。  印刷・仮製本 完成したデータを面付けしてプリントアウト。中綴じ、三方裁ち落としして製本する。 
【理解度確認】成果物の提出を確認。
14 制作した雑誌の企画に沿って、こだわった部分やメンバーの役割などをプレゼンテーションでアピール出来るようになる。  プレゼンテーション・講師による講評 企画内容、こだわった点、苦労した点、チーム内での役割など発表する。 
【理解度確認】プレゼンテーションの講評。
15 講評を参考に適切な修正対応が出来るようになる。 展示会用に細部にまで配慮した成果物やPOPが作れるようになる。 実案件と同じような完成データのまとめ方を習得する。  ブラッシュアップ・データ提出・展示用POP作成・振り返りレポート・アンケート提出 講評結果をもとに修正し、再度製本を行い展示会用に成果物を完成させる。素材などすべての制作データを収集し、PDFなど含めてデータ提出。これまでの雑誌制作を通してレポートやアンケートをまとめる。 
【理解度確認】提出データ、成果物、レポートの確認。