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シラバス

Webデザイン科 2025年度入学生

科目名 情報デザインⅠ 作成日 2025/03/17
区分 必修 講義/演習
開催時期 1年次 後期
講義・演習駒数/週 2駒
実習・実験駒数/週 1駒
合計駒数/週 3駒
総時間数 90時間
総単位数 5単位
企業連携
授業の目的 デザイン思考の考え方に基づき、ユーザーの共感、問題の定義づけと解決意図の明確化、プロトタイピングによる試行錯誤等を通し、新しい価値提案を体験的に学ぶ。前例のない課題や未知の問題に対して最適な解決を図るための思考法を学生自らが体験を通して主体的に学ぶ。
到達目標 デザイン思考のフレームを理解し、ユーザー中心設計の考え方をUXUI設計に生かせるようになる。 チームメンバー同士でのコミュニケーションに積極的に参加できるようになる。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合  %  %  % 20% 50%  % 30%  %
評価基準
①デザイン思考のプロセスを主体的に体験出来る。 ②ユーザー中心の視点でWebやアプリの提案が出来る。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 井上順子
テキスト・参考文献 オリジナルテキスト
実務経験有無  
小学校教員 企業を対象としたデザイン思考ワークショップを担当 デザイン思考 上級ファシリテーター  
関連科目 色彩演習、写真撮影・映像演出技法、UI・UX実習、Webライティング技法、イラストレーション、情報デザインⅡ   履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 半期の学習内容について理解する。   ガイダンス:人間中心設計とユーザーエクスペリエンスデザインについて解説する デザイン思考ワークショップ①  
【理解度確認】リフレクションシートの確認
2 デザイン思考ワークショップを通してデザイン思考を体験する。   デザイン思考ワークショップ② ユーザー観察での気づきを元にデザイン案を改良し、ペルソナ・シナリオ法を用いて企画案を明確化し、プレゼンテーションを行う  
【理解度確認】ワークショップのリフレクションシート
3 デザイン思考マインドセットを体験し次回から生かせるようになる  デザイン思考①デザイン思考の基礎 デザイン思考とは何か:歴史と背景 デザイン思考の5つのステップ(共感・問題定義・発想・プロトタイプ・テスト) Webデザインにおけるデザイン思考の重要性 授業の進め方とプロジェクト概要の説明 【ワーク】アイスブレイク:デザイン思考マインドセットを養うミニエクササイズ 
【理解度確認】振り返りレポート
4 インタビューの設計ができるようになる  デザイン思考②共感 - ユーザーリサーチ基礎 ユーザー中心設計の考え方 質的調査と量的調査の違い ユーザーインタビューとフィールド調査の方法 ペルソナ作成の基礎 【ワーク】インタビュー計画の立案とペアインタビュー演習 
【理解度確認】振り返りレポート
5 ペルソナを作成できる  デザイン思考③共感 - ユーザー理解と洞察 ユーザージャーニーマップの作成方法 エンパシーマップによる理解の深化 行動観察とシャドーイング 【ワーク】調査データからのペルソナ作成とユーザージャーニーマップ作成 
【理解度確認】ワークシートの提出
6 HowMightWe手法を活用して、問題が定義できるようになる  デザイン思考④問題定義 - 課題の発見と明確化 問題発見の手法(How Might We質問、Point of View) 情報の整理と分析方法、インサイトの抽出と課題の優先順位付け 【ワーク】調査データからの問題定義ワークショップ 
【理解度確認】ワークシートの提出
7 ユーザーの体験フローを可視化できる  デザイン思考⑤問題定義 - 情報設計と構造化 情報アーキテクチャの基本 サイトマップとユーザーフロー カードソーティング手法 【ワーク】情報構造の可視化とユーザーフローの作成 
【理解度確認】ワークシートの提出
8 グループで協同的にアイデアを検討し、コンセプトの視点を発見する  デザイン思考⑥発想 - アイデア創出の技法 ブレインストーミングの基本ルール、発散的思考と収束的思考 アイデア創出の様々な手法(マインドマップ、SCAMPER法など) 【ワーク】グループでのアイデア創出セッション 
【理解度確認】ワークシートの提出
9 ムードボードを完成させる  デザイン思考⑦発想 - 視覚化とコンセプト開発 デザインコンセプトの作り方、ムードボードとスタイルタイル ワイヤーフレームの基礎 【ワーク】アイデアのビジュアル化とコンセプト提案 
【理解度確認】ワークシートの提出
10 企画発表ができる  デザイン思考⑧中間プレゼンテーション これまでのプロセス(共感・問題定義・発想)の成果発表 教員からのレビューとフィードバック、次のステップに向けた方向性の確認 【ワーク】プレゼンテーション 
【理解度確認】プレゼン資料
11 ペーパープロトタイピングを完成させる  デザイン思考⑨プロトタイプ(低忠実度プロトタイピング) プロトタイプの種類と目的 ペーパープロトタイピングの手法、デジタルワイヤーフレームツールの紹介 【ワーク】紙とデジタルツールを使った低忠実度プロトタイプの作成 
【理解度確認】ワークシートの提出
12 Figmaを活用したプロトタイピングができる  デザイン思考(10)プロトタイプ(高忠実度プロトタイピング) Figma(インタラクティブプロトタイプ)の作成 【ワーク】高忠実度プロトタイプの作成と改良 
【理解度確認】成果物の進捗確認
13 ユーザビリティテストを通じて改良点を見つける  デザイン思考(11)ユーザビリティテスト ユーザビリティテストの計画と実施方法、タスク設計とシナリオ作成 【ワーク】プロトタイプを使ったユーザビリティテストの実施 
【理解度確認】ワークシートの提出
14 作品を完成できる  デザイン思考(12)評価と改善 テスト結果の分析と解釈、ユーザーフィードバックの活用方法 【ワーク】テスト結果に基づくプロトタイプの改良 
【理解度確認】作品の進捗確認
15 15回の学習を振り返り、デザイン思考の5つのステップを説明できる。  デザイン思考(13)最終プレゼンテーションと振り返り 最終成果物の発表 デザイン思考プロセス全体の振り返り 【ワーク】相互評価と自己評価、学びの共有 
【理解度確認】