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シラバス

ゲーム制作研究科 2025年度入学生

科目名 ゲームCGデザインⅢ 作成日 2025/03/17
区分 必修 実習
開催時期 2年次 前期
講義・演習駒数/週 0駒
実習・実験駒数/週 2駒
合計駒数/週 2駒
総時間数 60時間
総単位数 2単位
企業連携
授業の目的 ・動作をアニメーションとして表現する技法を学ぶ。 ・動画編集ソフトウェア、グラフィックソフトウェアの操作を学ぶ。 ・アイディアや他作品からの分析結果を自身に蓄積する。
到達目標 ・動作をキャラクタのアニメーションとして制作し、コンテンツ制作に活かす事ができる。 ・モーショングラフィックスの映像制作を習得し、イメージに合わせた動きを付ける事ができる。 ・絵の切り替わるタイミングや音とのタイミングを模索し、テンポや視線の誘導を意識する事ができる。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合  %  %  % 70% 30%  %  %  %
評価基準
①課題の提出状況と担当教員による課題指示の完成度について評価。 ②グラフィックソフトウェアの特色や原理を説明できる事。 ③自身のアイディアに対するビジュアルを提示する事ができる。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 平 幸乃
テキスト・参考文献 ・学べるゲームCGデザインⅢ(オリジナルテキスト) ・配布資料
実務経験有無  
ゲームコンテンツのデザイン考案・グラフィック制作、DTP(広告)業界の提案・グラフィック制作、テレビ業界のCG制作、Web業界の企画立案・グラフィック制作に従事した実務経験がある。その経験から取得した知識とスキルを活かして、職業実践的な教育を行う。  
関連科目 ゲームCGデザインⅠ・Ⅱ  履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 ・グラフィックソフトウェアの特性を理解し、基本的な操作方法を習得する。 ・制作した動きの動画データを作成できる。  【実習内容のガイダンス】  ・授業の流れと評価方法について  ・アニメーション基礎の紹介 【Live2D Cubism Editor①】  ・Live2Dとは?  ・インターフェイスについて  ・1頭身キャラクタを制作して基本操作を覚えよう  ・レンダリングの方法 
【理解度確認】授業時間内で確認・アドバイスを行う。完成データ(.psd、.cmo3、.can3、mp4)を提出。
2 ・題材を客観的に観察する事ができる。 ・自分のアイディアをラフ画として描く事ができる。 ・人体の関節や可動域、バランスを意識したアタリを捉える事ができる。  【Live2D キャラクタ制作①】  ・自分自身の分析(スケッチ)をする  ・頭身、関節、可動域、バランスを考慮したキャラクタのラフ画   (線画ラフ)を描く 
【理解度確認】授業時間内で確認・アドバイスを行う。確認用データ(.jpg)を提出。
3 ・色彩が持つ心理効果を考慮した配色をする事ができる。  【Live2D キャラクタ制作②】  ・【キャラクタ制作①】のラフ画をAdobePhotoshopにインポートして   カラーラフを制作 
【理解度確認】授業時間内で確認・アドバイスを行う。確認用データ(.jpg)を提出。
4 ・形状や物の観察が反映されている線画を目指す。 ・タッチを活かした強弱のある線画を目指す。 ・身体の動きや表情を考慮したキャラクタを描く事ができる。  【Live2D キャラクタ制作③】  ・ラフ画からタッチを活かした線画を描き起こす 
【理解度確認】授業時間内で確認・アドバイスを行う。確認用データ(.jpg)を提出。
5 ・立体感、質感を意識したベースカラー、光と陰影と影を着色する事ができる。  【Live2D キャラクタ制作④】  ・ベースカラーと光と陰影と影の着色をする 
【理解度確認】授業時間内で確認・アドバイスを行う。確認用データ(.jpg)を提出。
6 ・視線誘導を考えた描き込みを目指す。 ・まとまりのあるグラフィックとして仕上げる事ができる。 ・目的に合わせたリソースを作成する事ができる。  【Live2D キャラクタ制作⑤】  ・質感や立体感を意識した描き込みを行う  ・制作しているキャラクタ全体感をまとめる  ・Live2D Cubism Editorに読み込む為のレイヤー、グループ構成を行う 
【理解度確認】授業時間内で確認・アドバイスを行う。完成データ(.psd、.jpg)を提出。
7 ・パーツ毎の可動域を考慮したリソースを制作する事ができる。 ・アートメッシュ(ベクタ)の操作方法を習得する。 ・表情の動きをパラメータに割り当てる事ができる。  【Live2D Cubism Editor②】  ・イラストの加工(インポート用のPSDデータに塗り足しをする)  ・イラストを動かす準備(Cubism EditorにPSDデータをインポートする)  ・表情を作る(アートメッシュとパラメータの作成) 
【理解度確認】授業時間内で確認・アドバイスを行う。確認用データ(.psd、.cmo3)を提出。
8 ・コンピューターグラフィックスにおける親子関係の仕組みを理解する。 ・デフォーマの操作方法を習得する。 ・身体の動きをパラメータに割り当てる事ができる。  【Live2D Cubism Editor③】  ・親子関係とは?  ・身体の動きを作る(ワープデフォーマ・回転デフォーマ)  ・身体のパラメータを作成 
【理解度確認】授業時間内で確認・アドバイスを行う。確認用データ(.psd、.cmo3)を提出。
9 ・平面のイラストを立体的に捉える事ができる。 ・顔の角度にパラメータを割り当てる事ができる。  【Live2D Cubism④】  ・顔のX軸とY軸(平面のイラストに対して立体感を付ける)  ・顔の角度に対してパラメータを作成 
【理解度確認】授業時間内で確認・アドバイスを行う。確認用データ(.psd、.cmo3)を提出。
10 ・アニメーションを制作する為の操作方法を習得する。 ・日常的な動きに対して『アニメーション基礎』の要素を取り入れた動きを付ける事ができる。  【Live2D Cubism Editor⑤】  ・アニメーションの作成(アニメーションワークスペースの操作方法)  ・キャラクタにモーションパターンを制作する(誇張表現・副次アクション)  ・モデリングデータの調整  ・レンダリングした動画データの作成 
【理解度確認】授業時間内で確認・アドバイスを行う。完成したデータ(.psd、.cmo3、.can3、.mp4)を提出。
11 ・グラフィックソフトウェアの特性を理解し、基本的な操作方法を習得する。 ・レンダリングの基本操作を習得する。  【モーショングラフィックス作例紹介①】 【Adobe AfterEffects①】  ・インターフェイスについて(レイヤーの仕組み)  ・コンポジションの新規作成  ・キーフレームの設定  ・テキストを用いたタイポモーション(トランスフォームの操作方法)  ・レンダーキューからレンダリングをする(.avi)  ・Adobe Media Encoderを使用したレンダリング(.mp4) 
【理解度確認】授業時間内で確認・アドバイスを行う。完成データ(.mp4)を提出。
12 ・動画制作におけるシェイプの使い方を理解する。 ・動画の速度やタイミングの変更をする事ができる。   【モーショングラフィックス作例紹介②】 【Adobe AfterEffects②】  ・シェイプを用いたモーショングラフィックス(シェイプレイヤー)  ・キーフレーム補助(イージーイーズ・イージーイーズイン・イージーイーズアウト)  ・グラフエディターによる速度の変更  ・シェイプツール  ・マスク 
【理解度確認】授業時間内で確認・アドバイスを行う。完成データ(.mp4)を提出。
13 ・AfterEffectsと連携するグラフィックソフトウェアを理解する。 ・奥行きのある空間に対してオブジェクトを配置する事ができる。 ・カメラのアングルを考える事ができる。  【モーショングラフィックス作例紹介③】 【Adobe AfterEffects③】  ・奥行き(Z軸)のあるアニメーション(3Dレイヤー・カメラとライトの配置)  ・Adobe Illsutrator(.ai)のデータからシェイプを作成 
【理解度確認】授業時間内で確認・アドバイスを行う。途中経過のデータ(.mp4)を提出。
14 ・AfterEffectsへインポートする事ができるデータを理解する。 ・キーフレームをエクスプレッション(JavaScript)で制御する事ができる。  【モーショングラフィックス作例紹介④】 【Adobe AfterEffects④】  ・エフェクトの基本操作(グリッチでモーショングラフィックスの制作)  ・Adobe Photoshopで作成したラスタ画像のインポート  ・プリコンポーズ  ・エクスプレッション(*Time) 
【理解度確認】授業時間内で確認・アドバイスを行う。完成データ(.mp4)を提出。
15 ・情報に基づいたインフォグラフィックを制作する事ができる。  【モーショングラフィックス作例紹介⑤】 【Adobe AfterEffects⑤】  ・自身の情報をインフォグラフィックとして制作  ・エクスプレッション(Math.Floor( ))  ・エクスプレッション(LoopOut( ))  ・キーフレーム速度の設定 
【理解度確認】授業時間内で確認・アドバイスを行う。完成データ(.mp4)を提出。