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シラバス

電気工学科 2025年度入学生

科目名 電気電子計測 作成日 2025/03/15
区分 必修 講義
開催時期 1年次 通年
講義・演習駒数/週 1駒
実習・実験駒数/週 0駒
合計駒数/週 1駒
総時間数 60時間
総単位数 4単位
企業連携
授業の目的 第三種電気主任技術者試験の理論科目を中心に、関連する問題に対する考え方を身に付ける。また、電気基礎実験で学ぶ計測理論の内容を確認する。
到達目標 第三種電気主任技術者試験の理論科目において出題される電気電子計測に関する問題を解くことが出来る。

評価項目 ①定期テスト ②小テスト ③レポート ④課題 ⑤作品 ⑥ポートフォリオ ⑦成果発表 ⑧その他
割合 70% 30%  %  %  %  %  %  %
評価基準
① 内部抵抗を考慮した誤差率を計算することが出来ること。 ② 交流ブリッジやダブルブリッジ回路に関する計算が出来ること。 ③ 交流ベクトルから電力測定値の計算が出来ること。 ④ 波形の平均値や実効値に関する計算が出来ること。
※上記に示した評価項目の割合(%)を基準に、総合評価点を算出して成績評価を行う。
※出席率が80%未満の場合は、評価対象としない。

担当教員 山路 哲平
テキスト・参考文献  
実務経験有無  
  
関連科目 電気回路・電気磁気学・電気基礎実験  履修前提   

授業計画

回数 学習目標 学習項目
1 直流ブリッジ回路の計算が出来る。 抵抗値の大きさを正しく読むことが出来る。   直流ブリッジ回路の計算方法を復習する。また、カラーコードの読み方を確認し、抵抗値の大きさをカラーコードから読み取る方法を演習形式で習得する。 
【理解度確認】演習問題
2 電圧降下法の考え方について説明出来る。  電圧降下法による抵抗測定について、回路構成及び回路ごとの特徴を、数式を用いて学習する。 
【理解度確認】演習問題
3 電線の構造と抵抗値の関係について説明出来る。 導体温度と抵抗値の関係について説明出来る。 ケルビンダブルブリッジについて、計算により原理を説明出来る。  導体の構造や材質による抵抗値の導出方法を確認する。加えて、導体や不導体の温度と抵抗値の関係性について学ぶ。また、ケルビンダブルブリッジ回路について、機器の概要や回路の計算方法を確認する。 
【理解度確認】演習問題
4 蓄電池の構造と内部抵抗について説明出来る。 直流電位差計の計測原理について説明出来る。  鉛蓄電池の構造や原理と、等価回路の関係について学習する。その上で電池の起電力を正確に測定する方法として、直流電位差計の測定方法を学ぶ。 
【理解度確認】演習問題
5 絶縁抵抗測定の概要と方法を説明出来る。 接地抵抗測定の概要と方法を説明出来る。  配電用の低圧回路の構成、使用電圧等を確認する。その後、絶縁抵抗測定について測定方法や関連する法律について学ぶ。また、接地抵抗測定について、接地の意義や測定方法、関連する法律について学ぶ。 
【理解度確認】演習問題
6 絶縁耐力試験の概要を説明出来る。  高圧受変電設備で行われる絶縁耐力試験の方法及び関連する法律について学ぶ。 
【理解度確認】演習問題
7 機器の構造と内部抵抗について説明出来る。 電圧降下法に関連して、接続方法による誤差を計算出来る。  計測機器の測定原理や構造を復習し、内部抵抗の存在について学ぶ。また、電圧降下法の測定回路において、各部の電圧や電流の考え方から、接続方法による誤差率の計算方法を学ぶ。 
【理解度確認】演習問題
8 電圧降下法に関連して、接続方法による誤差を計算出来る。  前回に続き、電圧降下法による測定誤差の導出方法を学ぶ。 
【理解度確認】演習問題
9 複素数により交流回路を計算することが出来る。 交流ブリッジ回路の平衡条件を求めることが出来る。  単相交流回路について、複素数を用いた計算方法を確認する。その上で、交流ブリッジ回路を複素数で計算し、平衡条件を導出する方法を学ぶ。また、平衡条件から零位法により未知抵抗やリアクタンスを求める方法を学ぶ。 
【理解度確認】演習問題
10 単相交流ベクトルの表記と電力の関係を計算出来る。  電力計の構造から、単相交流回路における電圧、電流ベクトルと、電力計の指示値の関係について、ベクトル図を用いながら学ぶ。 
【理解度確認】演習問題
11 三相交流をベクトル表記することが出来る。  三相交流回路について、線間電圧と相電圧の関係をベクトル図で確認する。その上で、各種負荷に対する電圧と電流の関係をベクトル図で表現する方法を学ぶ。 
【理解度確認】演習問題
12 二電力計法により電力を計算出来る。  三相交流回路のベクトル図から電力計での測定値を計算し、二電力計法の原理を学ぶ。 
【理解度確認】演習問題
13 波形に応じた平均値や実効値の計算が出来る。 測定器の動作原理による指示値の種類を説明出来る。  測定原理の種類を復習した上で、各々の測定値(指示値)の種類を確認する。また、正弦波、矩形波、三角波の概要を確認し、平均値と実効値の計算方法を学ぶ。 
【理解度確認】演習問題
14 波形を関数で表すことが出来る。 積分の計算が出来る。  主に三角波のグラフについて、関数表現の方法を学ぶ。また、不定積分及び定積分の計算方法を確認し、グラフの面積を積分計算で求める方法を学ぶ。 
【理解度確認】演習問題
15 波形率と波高率の計算が出来る。  各種波形の平均値と実効値の計算方法及び、波形率と波高率を求める方法を学ぶ。 
【理解度確認】演習問題