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【現地レポート】技能五輪アジア大会2025 ダブル受賞しました!

3Dデジタルゲームアート職種で銅メダル!
グラフィックデザイン職種で敢闘賞!ダブル受賞しました!

台北で開催された「技能五輪アジア大会2025」。
本学コンピュータグラフィックス科から3Dデジタルゲームアート職種に参加した加藤木さんが銅メダルを!グラフィックデザイン科からグラフィックデザイン職種に参加した知念さんが敢闘賞を受賞しました!

Day0〜Day3の長い戦いを終えた今、両名の挑戦と成長を振り返りながら、大会全体の総括をお届けします。

国際大会ならではの緊張と熱気

会場にはアジア各国から選手が集まり、ブースごとに真剣な表情で作業に向かう姿が並びました。言葉は違えど、「技能で競い合う」という共通の目標が生む独特の一体感があり、学生たちはその雰囲気に飲まれないよう集中して制作に取り組みました。

■ グラフィックデザイン職種:表現力とデジタルスキルを競うの3日間

写真:1日目課題(左)、2日目課題(真ん中)、3日目課題(右)

グラフィックデザイン職種の知念さんは、与えられた課題の趣旨を正確に読み取り、限られた制時間の中で膨大な情報を整理し、レイアウトと色彩を構築し、プレゼンボードとしてまとめるといった一連のプロセスを3日間でやり切りました。

競技は、1日目が「エディトリアル」、2日目が「パッケージデザイン」、3日目が「ポスターとデジタルサイネージ広告」と毎日異なる課題に取り組みました。

国際基準の審査に対応するため、コンセプトの一貫性と視認性の高さが求められる競技。
知念さんは、日本で積み重ねてきたデザイン基礎力を発揮し、落ち着いた表現で作品を仕上げました。

「海外の選手は発想が早く、迷いが少ない印象でした。その中で、ミスなく自分の強みをどれだけ表現できるかが勝負でした。」と振り返りました。

■ 3Dデジタルゲームアート職種:技術と芸術力の総合競技

3Dデジタルゲームアート職種の加藤木さんは、モデリング、テクスチャリング、ライティング、最終レンダリングと、ゲームアート制作の一連の流れを長丁場で競いました。

国際大会特有のPC環境や照明の違いなど、細かな調整が必要となる場面もありましたが、最後まで粘り強く作業を積み上げました。

「時間との戦いで気が抜けない3日間でした。もっと技術を磨きたいと思える、貴重な刺激をもらいました。」と語ってくれました。

■ 3日間を走り抜けた後に見えたもの

ホッとした表情の2人

大会を通して印象的だったのは、“2人の表情が日に日に変わっていくこと” でした。初日は緊張で固かった顔も、Day2には戦う表情になり、最終提出後は達成感と安堵の入り混じった表情に。

競技中は言葉を交わす時間も少ないものの、移動の合間には互いの状況を共有し励まし合う姿があり、同じ学校の仲間としての強い絆を感じさせました。

■ 海外選手との交流がもたらした気づき

国籍を超えた交流も、国際大会ならではの魅力のひとつ。
作品の見せ合いや、使用しているソフト、制作のコツなどを語り合う姿も見られ、“表現への姿勢は世界共通”であることを実感できた一幕でした。技術やトレンドだけでなく、制作に向かう姿勢そのものが大きな刺激となり、次のステップへとつながる経験になりました。

■ この挑戦は、次の世代へのメッセージ

今回の挑戦は、出場した2名だけの成果ではありません。
日々の授業で磨いてきた基礎力、教員のサポート、そして学科全体で積み上げてきた学習環境があってこそ成し得た挑戦です。

この経験は、次に技能五輪を目指す学生たちにとって、「国際舞台で戦うことは決して遠い夢ではない」という大きな励ましになります。

■ 最後に

出場した2名は、技術だけでなく、精神面でも大きく成長した3日間でした。
これからの学びや制作活動に、この経験が必ず活かされていくことでしょう。

本学は、これからも学生たちの挑戦を全力で支援していきます。
応援してくださった皆さま、誠にありがとうございました。

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