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授業紹介授業紹介「インタラクティブデザイン2」

新入生の皆さんこんにちは。今回は「インタラクティブデザイン」という授業を紹介します。グラフィックデザイン業界ではポスターやパッケージなどの紙媒体のみならず、Webやアプリのデザインなど双方向のコミュニケーションツールのデザインまで領域が拡張されています。

今回ご紹介する「インタラクティブデザイン」の授業では、こうした双方向のコミュニケーションを前提とし、デジタル技術も含む様々な手法で「新しい体験のデザイン」を考え、作品を制作します。

日本電子専門学校のグラフィックデザイン科では、2年間の学習期間全体を通して、インタラクティブメディアに関する技術や知識を学ぶ授業が用意されています。Webデザイン、UXUIデザイン、デジタルサイネージ、インタラクティブデザイン、電子書籍制作などについて広く学ぶことができます。

その中でも、2年生前期に設定されている「インタラクティブデザイン」は週2コマ、15回設定されており、作品の企画から制作、外部会場での展示まで行うボリュームたっぷりな授業となります。

この授業を受講した学生たちの中には、「卒業制作よりも大変だった!」という感想を残す学生も多くいます。

では、昨年度この授業で制作した作品を中心に、「新しい体験のデザイン」をどのように学んでいくのかについて紹介していきます。

アイデア!idea!アイデア!とにかく沢山のアイデアを考える

この授業では、まずアイデアを沢山考えることの大切さについて学びます。具体的には、グループで学生同士が1つのテーマについて沢山のアイデアを考えるというトレーニングをします。これを「ブレインストーミング」と言います。そしてこのアイデア発想のトレーニングと合わせて、先生が世界中の「面白い発想によって制作されたコミュニケーションデザイン」の事例を紹介してくださいます。これらの「体験」と「インプット」によって、アイデアの出し方を学んでいきます。

 

写真左:先生の講義資料  写真右:沢山の広告の事例を紹介する平野北斗先生

東京の街で体験型広告にリアルに触れる!

「新しい体験のデザイン」についてのエクササイズが終わると、いよいよ作品制作に向けて動き出します。この授業の目指すゴールは、自ら「新しい体験のデザイン」を考えて、外部展示会場にご来場したお客さんに楽しんでもらえる作品を作ることです。

そのため、今社会ではどんなデザインが支持されているのか、東京の街歩きをしながら「現在進行形」のデザイン作品を肌で感じ理解します。

 

写真左:渋谷のデザインショップでリサーチする学生たち   写真右:パナソニックセンターを見学する学生たち

  

写真左・中・右 パナソニックセンター、リスーピアでインタラクティブデザインを体験する学生たち

つくって→試して→考える!ひたすら作る。クリエイティブ道場

新しい体験のデザインのためのエクササイズとリサーチが終わると、いよいよ企画を考える段階に入ります。

もっとも、つらい、試行錯誤が繰り替えされるクリエイティブ修行のフェーズに突入します。

考えて、考えて、考え尽くしても面白いと思えるアイデアが出ない!というスパイラルにはまってしまう学生も...。

しかし、平野先生やその他の先生たちが学生の企画をヒアリングして、一緒に企画についてのアイデアを考え指導してくれるので、この授業が終わる頃になると先生との信頼関係が強くなります。時には授業が終わっても1〜2時間居残りをして相談に乗ってもらう学生もいます。

そして、企画の形が見え始めると、「じゃあ、アイデアを目に見えるように作ってみよう!」という指示されます。

これまでパソコンとプリンターで作品を制作してきた学生たちですから、実材料を使った立体的な作品づくりは結構大変です。

  

写真:新しい体験を手にとって確かめられるように、モックアップ(試作品)として制作します

つくっては、修正して、またつくる。

授業の中盤はひたすらモックアップづくりの繰り返しです。

授業中に先生に試作品を見てもらい、「もっとこうした方が良くなる」というアドバイスをもらい、翌週までに作品をブラッシュアップして、またアドバイスをもらいます。

こうして何回か試作品を作り続けると完成形が見えてきます。

  

写真:完成形が見え始めてきた頃の作品

クラスの友だちに体験してもらって確認する

作品が7〜8割完成した段階で作品をクラスの友だちに使ってみてもらいます。

お友だちをユーザーや鑑賞者に見立てて、作品の楽しみ方がわかるかどうかテストしてみるのです。

  

 

そして、友だちからもらった改善点のコメントを元に「また!」作り直しをします。

  

写真:作品の最終調整をする学生たち

多くの方に作品を体験してもらう。クリエイターとして発表の場に立つ学び。

こうして、試作品を繰り返し、繰り返し制作して完成した作品を外部会場にて展示します。

完成作品と展示会場の様子をぜひご覧ください。

  

写真左:新しいアンケート投票システムのデザイン、写真中:五感に触れる、写真右:カードゲーム「ツナブン」

 

写真:展示会場と制作した学生たち

 

写真:展示会場には連日沢山の来場者があり、手にとって作品を楽しんでくださいます。

いかがでしたでしょうか。

インタラクティブデザインの授業は、何もないところからアイデアを生み出し、インタラクティブな作品を制作します。

今回ご紹介したように、アイデアを目に見える形にしながら、繰り返し、繰り返し作品をブラッシュアップしていきます。

根気強さと「いい作品にしたい」という想いがあってこそ、なんとか作品を完成させられるという、このインタラクティブデザインの授業課題。

大変な授業でもありますが、その分、思い出に強く残る授業になること間違いなしです。そして、授業の前と後ではものづくりに対する姿勢やマインドがガラッと変わり、クリエイターとしての成長します。

2年生の皆さんは、もう間も無くこの授業がスタートします!どんな作品を作りたいかアイデアを考えてみるのも楽しいですね。

1年生の皆さんは、来年のちょうど今頃この授業を受けている姿を想像しながら、まずはグラフィックデザインの基礎をしっかりと学んでいきましょう。

次回の学科ブログの更新は2020年5月29日です。パッケージデザインの授業についてご紹介します。

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