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台湾ゲームショウ 海外研修レポート【4日目・最終回】

研修4日目は、台北市内および近郊の見学を行いました。本日は台湾の歴史や文化、街の雰囲気を中心に回りました。

最初に訪れたのは国民革命忠烈祠です。衛兵交代式を見学しましたが、動きの正確さや緊張感のある所作が印象に残りました。日頃、ゲーム内でのキャラクターの動きや表現を扱う分野に関わっていることもあり、実際の人の動きを観察する良い機会になりました。

続いて、故宮博物院を見学しました。展示点数が非常に多く、すべてをじっくり見ることはできませんでしたが、造形や装飾の細かさには目を引かれるものが多くありました。
もっとも有名なモチーフが白菜(と豚の角煮・・・本日は展示がありませんでした)なのですが、なぜ、このモチーフなのだろう?と誰でも最初は思ってしまうかもしれません。
実はこの白菜は、超一級の工芸品で、鉱石の素材が掘り出されたままの色や形を活かして完成させています。また、白菜の白=清廉、白菜の緑=生命力、葉の重なり=家系や子孫繁栄、見えにくいですがキリギリスやイナゴも彫られていて、=多産・豊穣の象徴となっています。当時の最先端技術の結晶といえます。ものづくりという点においては、非常に参考にするべきところがあります。

また、象牙多層球と呼ばれる、球体状の形状が23層に重なっている象牙の彫刻を見ることができました。1つの象牙から削り出し、中を23層にするという凄い技術が発揮されています。もし、今、これを現代の最新技術を使用して作成するとしたら、3Dプリンターを使用するのが良いと思いました。当時の最新技術で作成されたものが、それとは別の現代の最新技術を使用して作ることができることを考えると、非常に趣のあるものだと想像することができました。

午後は十分へ移動し、ランタン上げを体験しました。途中から強い雨が降ってきてしまいましたが、それでもランタン上げを中止させずに済みました。
願い事をランタンに筆で書き、空へ放ちます。学生はゲーム会社への内定を願い事として書き込んだりしていました。ランタンが次々と空に上がっていく様子は印象的でした。

最後に九分を散策しました。坂道や細い路地、提灯の並ぶ風景は独特の雰囲気があり、ある映画の世界観の参考になったといわれています。その映画はスタジオジブリの「千と千尋の神隠し」で、確かにそれに似た世界観が感じられる街並みとなっていました。多くの観光客が訪れる理由がよく分かりました。写真撮影をしている人も多く、魅力のある場所でした。見学中、雨でずぶぬれになりながらも、学生はその世界観を楽しんでいました。
見学終了後は、宿泊しているホテルに帰り、4日目のプログラムは終了となりました。

明日は、松山空港から日本へ向かい、この研修は終了となります。
今回の海外研修を通して、学生たちは、台湾のゲーム事情だけでなく、文化や価値観に直接触れることができました。こうした体験のひとつひとつが、将来クリエイターとして活躍するための大きな糧になります。日本電子専門学校では、これからも学生の可能性を広げる学びと体験を大切にしていきます。

コンピュータグラフィックス科 岡野正信

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