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【産学連携授業】株式会社ミツエーリンクス 木達氏による特別セミナーを実施
去る4月15日(火)株式会社ミツエーリンクスの木達氏を講師に迎え、「Webアクセシビリティ」をテーマとした特別セミナーを実施しました。

このセミナーは、クリエイターが「誰のために、何を考えて、どのようにWebをつくるべきか」を深く理解することを目的として実施されました。社会に出る前に、技術だけでなくプロ視点の“ものづくりの姿勢”を学ぶ貴重な機会となりました。
今回の開催は、毎年卒業生が入社し活躍しているミツエーリンクスとのつながりから実現したもので、同社が主催するセミナーシリーズの第一弾として、他校に先がけて実施されました。
当日は業界のトップランナーから直接学べる、またとないチャンスとのこともあり、Webデザイン科の1・2年生約70名が参加しました。
今回のテーマである「Webアクセシビリティ」とは、年齢や障害の有無、利用する端末にかかわらず、すべての人が快適にWebを使えるようにするための考え方です。ユーザーが多様化する今の時代、Web制作に欠かせない重要な視点です。
セミナーは2部で構成され、1部では、「Webアクセシビリティとは何か」「なぜそれが重要なのか」といった基本的なテーマについて、実際の事例を交えながら紹介されました。見た目の美しさだけでなく、誰もが使いやすいデザインがなぜ必要なのか、学生たちは制作の根底にある考え方にじっくりと向き合いました。
グループディスカッションも行われ、「将来、自分たちはアクセシビリティにどう取り組んでいくか?」などのテーマに対し、学生同士でさまざまな意見を交わしました。
続く2部では、アクセシビリティがなぜ社会的に求められるものになっているのか、その背景にある法律や制度の動きについても取り上げられました。特に、2024年に改正された「障害者差別解消法」によって、企業にも合理的配慮が法的に求められるようになったことが紹介され、学生たちはクリエイターとして知っておくべき社会的責任や視点も学ぶことができました。
セミナーに参加した学生からは「もっと多くの人が使いやすいサイトを考えていきたい」など、前向きな感想が寄せられました。アクセシビリティへの理解を深めると同時に、学生たちにとって、視野を広げ、自身の制作に新たなヒントをもたらす良いきっかけとなりました。



当日の様子は、株式会社ミツエーリンクスの公式サイトにも掲載される予定です。セミナー開催の背景や、今後の取り組みについてはこちらの記事で紹介されていますので、ぜひあわせてご覧ください。
Webデザイン科では、業界と連携した実践的な授業や課外活動を通して、スキルだけでなく「考える力」や「伝える力」も育んでいます。
もっと詳しく知りたい方は、ぜひオープンキャンパス&体験入学にお越しください!
【関連サイト】
◆株式会社ミツエーリンクス 公式サイト
https://www.mitsue.co.jp/
◆Webデザイン科 学科紹介ページ
https://www.jec.ac.jp/course/mobile/aw/