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- 2025/11/18
- コンピュータグラフィックス科
特別授業 第2回 株式会社ポリゴン・ピクチュアズ 背景モデリングチームリーダー 梅垣幸治先生
1年次後期授業「進級制作」に、株式会社ポリゴン・ピクチュアズ 背景モデリングチームリーダー 梅垣幸治先生に、再度、お越しいただきました。(※梅垣先生は、本校コンピュータグラフィックス科の卒業生で、本科の非常勤講師もされていました。)


前回(10月)、梅垣先生にいただいたコメントをもとに、学生は作品をがんばってブラッシュアップしました。そして、前回から大きくクオリティアップした作品を梅垣先生に選んでいただき、「ブラッシュアップ賞」として、学科から、表彰を行いました。
単に、クオリティが高い作品が「ブラッシュアップ賞」なのではなく、前回の梅垣先生のコメントを反映させて、前回の提出時から、より大きく成長し改良された作品が「ブラッシュアップ賞」です。
※1年生全体の学園祭静止画作品の記事については、以下のリンクからご覧いただけます。
日専祭 コンピュータグラフィックス科 1年生 静止画作品)
前回の講評から、大きく改良があった6作品「ブラッシュアップ賞」

キャラクターの背景を思い切ってなくし、新たなキャラクターを追加して絵としての情報量を増やしました。前回の作品から大幅にクオリティが上がりました。

キャラクターの険しい表情に着目できるように、人間が大きく映るよう構図を変えました。また、砲弾にブラーをかけて魅力的な絵になりました。

前回の作品は、草木と地面との境界が、はっきりと見えていて不自然でしたが、今回の作品は、草木と地面との間が自然になじむように修正されました。また、背景の大木とキャラクターとの位置関係を修正して、キャラクターがこの絵の主人公として目立つようになりました。

セルルックの質感がよくなりました。バックライトのような光が当たり、輪郭線が追加され、陰影もついてキャラクターが立体的になりました。表情もかわいくなりました。

キャラクターの修正が素晴らしくよくなりました。洋服のしわなどが加わり、より細部が描かれています。輪郭線も追加されました。

より明るくライティングされ、質感がよくなりました。背景にボケが入ることによって、よりミニチュアのような小さな世界観が表現されています。また、帽子やスカート、髪などに、風を感じる要素が追加され、ストーリーを感じる魅力ある絵に変わりました。
今回の授業では、学生作品へのコメント以外にも、学生のどのような意識で作品制作をするべきか、学生時代に優先的に覚えるべきことなど、学生にとって有意義なお話もいただきました。
また、梅垣先生が日本電子専門学校の学生時代にどのような学生だったのか、梅垣先生自身の学生時代の作品を見せていただきながら、伝えていただきました。
学生たちは、CG業界で活躍する先輩の話に感銘を受け、今後の制作や就活に向けて意識を高めることができました。
梅垣先生、ありがとうございました。
コンピュータグラフィックス科 岡野正信