オープンソースシステム科ブログ

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2009年06月05日

カテゴリー: 学習

IT勉強会! まずは学内から


今ITエンジニアの間ではIT勉強会が大ブームです。
IT勉強会カレンダー」を見ると、
ものすごい量の勉強会が全国各地で行なわれています。

オープンソースシステム科の学生も
参加してみたいのですが、
なにせプロのエンジニアが集まる勉強会、
ちょっと敷居が高い感じ。
チャレンジする前にまずは
自分達でIT勉強会を運営してみよう。
(とかなんとか言いながら実はちゃっかり
 あちこちの勉強会に出没しちゃってます。)


というわけで今日は7号館のいつもの教室で
2年生竹村君による「PC自作講座」です。


DSCN1383U.jpg
(「IT」なのになんと古風な告知ポスター)


受講者ももちろんオープンソースシステム科の
学生だけ、かと思ったら、噂を聞きつけた
高度情報処理科の先生や学生も顔を出していました。

そう言えばつい最近何人かの1年生が
「PC組みたいです!」なんて言うので
2年生が秋葉原に連れて行って
パーツ選定のお手伝いをしていました。
その様子を見ていた後発組の1年生が
ちょうどむずむずしていたところです。
タイムリーな勉強会ですね。

竹村君は事前にプリントを用意し、
さらにノートPCの画面をプロジェクタに
映しながら説明していました。


DSCN1388_U.jpg
(画面には速度テストのグラフがたくさん)


IT_Study090525_001_U.jpg
(この資料は価値あり!)


それにしてもその内容の濃いこと!
PCパーツ選定のポイントはググれば
いろいろ出てきますが、
竹村君のチェックポイントは
ググってもなかなか出て来ない情報ばかり!
足で稼いだってやつですか。
え? 痛い目に遭って体で覚えた?
財布も直撃? そうですか・・・
ご愁傷さまです・・・・


DSCN1392_U.jpg


それにしても、BIOSに関する情報とか、
相性問題とかほんと参考になるなあ。
近いうちにまとめてこのページから
リンク張ってもらいましょう。
1年生のK君、この勉強会の後に
電源買いに行けば、燃やさずに済んだよね・・・

P1000657_U.jpg
(ほんとに焦げてる!
 よく見ると半田付けが・・・すごいことに・・・)


というわけでPC自作デビュー前の1年生たちは
「人柱」竹村先輩のおかげで
無駄な買い物をせずにすむわけです。ラッキー!
勉強会はお得です!
もう少し勉強したら今度は私たちが恩返しする番ですね。



さてさて私たち学生は実は既にこっそりと
外部のIT勉強会に出没しちゃっていたりするのですが、
今日は5月30日に行なわれた
Mozilla Party JP 10.0」の様子を
ちょっとだけレポートしてみます。


勉強会初参加の1年生I君にとっては
ちょっと難しかったようですが、
ライトニングトークは楽しく聞けたようです。

「先日、N先生が高橋メソッドの説明をしてくれたのもあって
 ライトニングトークは面白かったですし、とても参考になりました。
 今日は8人の方が深~いコンピュータの話から
 なぜかBBQの話まで色々発表をしていました。
 僕が興味を持ったのは内容もそうなんですが
 それぞれ違ったプレゼンの方法でした。
 プレゼンの方法ひとつで僕には分からなそうな内容の話でも
 面白いと思えたり、その逆もあったり…!
 あまり得意ではないですが僕もやってみたいと思いました。
 (一時的な気の迷いかもしれませんが)」

いいぞ!迷え! そして勢いでやってしまえ!


IMG_0079_U.jpg
(IT勉強会デビューの1年生S君とI君。
 緊張は・・・そんなにしてないか?)


懇親会ではチューター塚田君ががんばって
講演者にいろいろインタビューしてきたようです。


IMG_0137_U.jpg
(以前にインタビューさせていただいたよしおかひろたかさん
 N先生がすっかりお世話になりました。)


ではここで塚田君にバトンタッチ。


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塚田です!
Mozilla Party JPの懇親会に行ってきましたよー。
今日はその模様をお伝えします。


わたくし塚田は懇親会において、
まったくその場の流れで、恐るべき席に着きました。

よしおかさん| ̄|通訳の方
つかだ   |机|Asa Dotzler

というポジションです。
Asa Dotzlerさんは、Mozilla USAの方です。本場モンです。
塚田以外全員英語で会話するところから
乾杯が始まりました。
以下、その後の記録。

■ 第一部 ~ V.S. Asa Dotzler ~

よ「He is a student, very very active !!」(He=塚田)
A 「Oh, student ! Have you attending ever "Mozilla-Gumi-Party" ?
  How many time ?」
塚「初めてです!At first of my attending of Mozilla-Gumi-Party!」
通「It's first of my attending of ......(塚田の適当英語を通訳してくれている)」

みたいな感じで、乾杯直後から、
よしおかさんとAsa氏と塚田という鼎談が始まりました。

まず、最初はMr.Asaとの会話がメインに展開。

A「君は、どんなふうにMozillaに関わってるんだい??」

塚「ユーザであり、個人的にエクステンション開発に
  触れてみたことがあります!」

A「Wow!!どんな機能なの??」

塚「リンクフィルタと言って、Webページ上にあるリンクを
  条件でフィルタリングするという機能です。
  もとは学校の友達(=オープンソースシステム科のT君!)
  が作ったやつですけど」

A「へぇぇぇ~。君は、私より技術があるね笑」

塚「えええ??!! そ、そうなんですか??」

A「いや、そうだよ。私の役目は、
  Mozillaのソフトウェアのプログラミングではなく、
  色々な場所でマーケティングをしたり、広めたり、
  色々な国のユーザの意見を聞くことなんだよ。
  今日、同時通訳でもじら組パーティの講演を聴いていたけど、
  正直言って技術的には
  よくわからないことがあったよ笑」

塚「そうなんですか。色々な国のマーケティングということだけど、
  そのなかで日本のコミュニティやユーザの特長って何ですか?」

A「それは、なんと言っても歴史と規模だね。
  Mozilla自体が動き出したのが11年前なのに、
  日本のもじら組はすでに10年の歴史がある。
  10年前といえば、Mozillaなんて”暗黒時代”だ。
  たとえば、アルゼンチン、ブラジルといった
  南アメリカの国をまわったけど、
  そういった国ではせいぜいコミュニティの歴史は4,5年だし、
  まだまだマイノリティなんだよ。
  日本は歴史の面でも規模の面でも、群を抜いている。」

■ 第二部 ~ V.S.よしおかさん ~

塚「よしおかさん、まぁどうぞ」(と言ってビールを注ぐ)

よ「どうも、いつもよく来てくれてありがとう」

塚「こちらこそ、毎回勉強になってます。
  今日、本番中にも質問したんですが、

  IMG_0063_U.jpg

  よしおかさんや瀧田さん(Mozilla Japan理事長)が
  学生に対するアプローチをもっと積極的にしていこう
  ということですので、
  学生たちにはどういう風に動いてほしいですか?
  こういう考えを持ってほしいとか。
  さきほど、会場では『メッセージはいっぱいあります』
  とおっしゃってたんで、
  僕を学生代表だと思って、ぜひ思いのたけをお願いします!」

よ「それはやっぱり、色んな場所に行ってみる、顔を出すことだね。
  それも、自主的に。
  というのは、すでに世の中には
  色々な『技術者への入り口』があるわけですよ。
  横浜Linux User Group(YLUG)だったり、
  色々な世界規模のMLやコミュニティだったり。
  そういう『入り口』を見つけたときに、
  自分から飛び込んでいくような気持ちが欲しい。」

塚「たしかに、いくら目前に『ハッカーになるチャンス』があっても、
  そこに食いつくかどうかはその人次第ですよね。
  そういえば以前、YLUGに中学生が
  自主参加したりしてましたよね。」

よ「そうそう。それって、大人が『やれ!』って言うものでも、
  先生が強制するものでもないはずでしょ?
  自分が『やりたい!!』って強く感じるからこそ、
  その世界に突進していく。
  それがモチベーションだよね。
  僕や瀧田さんにできるのは、
  そういう場所や機会を用意して『入り口』を示すところまでなんですよ、
  どう頑張っても。モチベーションは他人からはもらえない。」

塚「そうなんですよね!まさに今、僕は自分が
  『もっとこの世界に入り込みたい』と思ったからこそ
  今日もじら組パーティに参加したし、
  そして今この懇親会に参加できているんだと思います。」

よ「そうだよね。これはさ、別にOSSやコンピュータに限った話じゃない、
  例えば英語でも、必要だと感じるから覚えるんだよ。まったく一緒。
  別に××VAとか行ってもいいよ?
  いいけどさ、大事なのは自分の気持ち。」

塚「はい、僕もさっきMr.Asaと話をしながら、英語を覚えたくなりました。」

よ「英語話せるようになろうぜぇ~?(←この口調、口癖っぽいです)
  カタコトでもいい、ほんとに変わるよ!
  『この人と話がしたい、こういうところに自分も加わりたい』
  と思うからこそ身につけられるんだよ。」

塚「うーん、本当に、Mr.Asaとのひとときは、今までの人生で一番
  『なんで自分英語話せないんだよ!』と思った20分間でした。
  絶対、在学中に英語話せるようになります。」

よ「うん、そういう気持ちだよね、必要なのは。」

塚「それに、僕は今学校でIT勉強会プロジェクトを担当していて、
  今日も後輩を連れてきたりしているんですが、
  これはある意味よしおかさんや瀧田さんが
  『入り口』を示しているのと似ているんじゃないかな、
  と思います。」

よ「ああ、そうだね。だから、最近色んなイベントに
  後輩を連れてきてくれていてありがたいな~~、
  と思っていますよ。
  そういう風に、なんらかの『気づき』があって、
  あとはうまくそれが循環して、継続していくようになるといい。」

塚「そうですね。ちょうど今、なんとか学校内で
  そういう風になる仕組みやサイクルを作れないかと思ってるところで。
  だからもう、学生という身分を生かして、
  言わばよしおかさんの考えを
  学校内で体現するような働きがしたいんですよ」

よ「ぜひその過程や情報をブログとかで記録していってほしいね。
  そうするとさ、同じようなプロセスを踏もうとしてる人で、
  困る人って絶対いるわけよ。
  すると、そういう記録があると助かるんだよね。」

塚「ああ、まさにオープンソーススピリッツですねぇ」

よ「そう、オープンソースと同じ。」

よ「で、そういう風に、自分から道を探していくような学生がいいんだよね。
  そういうところに積極的に参加しちゃうその姿こそ、
  その人自身が現れてる。
  最近の就職活動とか採用活動とか、
  企業側も学生側もはっきりいって建前ばっかりじゃん!!
  こないだ『エンジニアの未来サミット』でも話したけど、
  たとえば宮川(達彦)さんがさ、会社に入るとき、
  自分が書いたC言語のプログラムを全てメールで送って、
  そうしたら社長から『うちの会社に来ないか』
  って声がかかったわけだよ。
  もう最っ高にすがすがしい話だよね。」

塚「おおぉーーーー。そうですねぇ。
  現代の『建前』就職活動をまさに最近まで体験していた
  技術者志望の身としては、ものすごいすがすがしさを感じます。
  よしおかさんがそのエピソードにすがすがしさを感じたのと同じように、
  僕の場合、学校でOracleを勉強している過程でMiracle Linuxを知って、
  そしてよしおかさんの『生涯一プログラマ宣言』を読んで
  衝撃を受けたんですよ。
  『この人、すっごいなぁ・・・!!!』って。」

よ「うん、まぁ、かっこつけすぎちゃったよね!」

塚「笑 いやいや、かっこいいんですよ!
  以前インタビューさせていただいたN先生も惚れてますよ??」

よ「なーんかブログってたまにかっこつけちゃうんだよねぇー」

塚「ところで僕、今後こういう勉強会やイベントの懇親会などで
  よしおかさんにお会いする機会が増えると思うので、
  そういうところでよしおかさんに、学校での活動を報告しますよ!
  『最近こういう後輩が増えたー』とか。」

よ「あ、それはいいね!ぜひお願いします。」

IMG_0157_U.jpg
(奇跡の2ショット!)


というわけで、一学生である私に対して非常に真正面からお話しをしていただきました。

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実は塚田君のレポートは第三部、第四部と続いて、
もじら組組長との会話なども報告してくれたのですが、
今日はここまで。

いやあ、塚田先輩、すごいっす。
普通学生ならビビりますよ。
自分たちもはやくこんなすごいプログラマの方から
顔を覚えてもらえるよう、しつこく勉強会に参加します!

なんか急に世界が広がったような気がする。
よしおかさんの考え方は僕たちを本当に勇気付けてくれる。
実際の就職活動は厳しいだろうし、建前だって必要なんだろう。
でもよしおかさんのおっしゃる「すがすがしさ」は
ちゃんとわかるようになっておきたいし、
ずっとわかるようにしておきたい。


さあ、まずは自分たちの勉強会を成功させるぞ!
そしていつかは外部の勉強会で発表する側に・・・
あ、考えただけで心臓がドキドキしてきた。
え、なんで隣りの先生まで血圧が上がるんですか?
本当に発表したら先生倒れちゃうんじゃないの?