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日本電子専門学校韓国独自説明会2023(2023.9.16)

2023.9.16に韓国ソウル市で授業を行いました。イベントの様子をご紹介します。

左から師井(コンピュータグラフィックス科)、kim dayonさん(コンピュータグラフィックス研究科卒業生)、浅井先生(CG映像制作科)

今回のイベントは「日本電子専門学校韓国独自説明会」。このイベントは、いわばオープンキャンパスの出前です。本校への入学に興味がある方が、韓国国内に居ながら本校への留学のイメージを持てるようにサポートするのが目的で、参加者は、教師・スタッフとの直接的な対話を通して学校のことを知り、体験授業を受けることもできます。
私は、体験授業を行う教員スタッフとして参加しました。
 今回の参加者は2019年に続いて2回目ですが、それ以降コロナ禍により実施できず4年ぶりの訪韓でした。

久しぶりの韓国と街の様子
今回は、ソウル市の中でも特に発展が目覚ましい江南地区での開催です。空港から会場に着くと、周囲はたくさんの個性的な大型ビルがあり、どこにいても視界のあちこちに個性的な巨大アート作品が見える!というのが第一印象でした。これは韓国政府による1995年の文化芸術振興法の改正の結果で、大きなビルを建てる際には建築費の一定の割合の費用を美術作品設置等にあてることが義務化されているからです。江南地区は近年、特に経済的に発展している街として有名ですが、その法律以降に建築された新しいビルの多い地区は、町全体がさながらアート展示会場のような雰囲気に感じました。

会場は、コエックスモールという大きなモールの中のイベントホールで、あいにく雨模様も関係なく、明るく気持ちよい環境で実施できました。

CG・VFX分野の授業の様子(第1部)
私が担当した体験授業では、①CGがどんな技術かを理解する②留学のリアルな体験を聴く、ということを目標に75分の講義とデモを行いました。
 同行したCG映像制作科の浅井先生に頼もしいサポートをしていただきました。加えて現地では金多英(キム・ダヨン)さん(コンピュータグラフィックス研究科2019年度卒業生)にも、授業前日の準備から合流していただき、慣れない環境ながらも、楽しいチームワークで授業を進めることができました。

授業の第一部では、まず、3学科の共通点や違いを理解するために、3学科の学生作品ダイジェスト映像を鑑賞した後で、進級制作の制作プロセスを例に、CG映像がどのようにできるのかについて理解しました。

日本語が全くできない方の参加もあり丁寧な通訳が必要でしたが、卒業生の金さんがCG制作者としての理解と経験も踏まえて素晴らしい通訳をしてくださり、とても興味を持って熱心に聞いてくださっている様子に触れ、授業をしている私も楽しい気持ちになりました。

また、体験デモとして、進級制作のMayaのデータを使って、キャラクターの顔の表情を変える体験を行いました。やってみたい人!という呼びかけに元気に挙手があり、操作のサポートを受けながら楽しい表情が完成しました。

完成した表情モデルはその場でライトとカメラワークを調整してレンダリングし、授業の最後にスマートフォンの待ち受け画像として、授業の参加者みなさんへの記念のおみやげになりました。
 今回の教材制作にあたり、制作過程のデータを快く提供してくださったCG科1年生の塚本愛美さんにもとても感謝です!

CG・VFX分野の授業の様子(第2部)
 授業の後半は、卒業生の金さんに、韓国のVFXアーティストとしてのお仕事の様子と、日本電子専門学校での留学経験について、たくさんの映像や写真を添えてお話頂きました。

金さんは、2019年度のコンピュータグラフィックス研究科の卒業生で、卒業後は韓国屈指のプロダクションであるVA StudioのFXアーティストとして活躍して3年目です。制作に関わった映像作品の素材から、炎の効果を加えたり、大きな建物が破壊されるシミュレーションなど、CGならではの迫力のある例とともに現在のお仕事の様子を紹介してくださいました。
 また、たくさんの写真を使って、留学の準備から就職活動まで、日本電子専門学校での楽しく濃厚な留学生活をご紹介くださいました。
 TokyoDOMEでのスポーツフェスティバル、合同企業説明会、友達との楽しいスナップなどの楽しい写真を、参加者が熱心に見つめてうなずいているのが印象的でした。
 実は、彼女は、卒業前の2019年10月・前回の同イベントに在校生(通訳サポート)としても参加していただいたことがあります。
その時にも「私の夢は、VFXアーティストとして活躍すること」と紹介していましたが、夢をかなえて再会し、素晴らしいご協力を頂きけたことに、胸がいっぱいになりました。

番外編
今回のイベントは、船山校長をはじめ、本校の入試や情報発信をしてくださる広報部のみなさん、情報経営イノベーション大学・ほかの学科の先生方と協力により成り立つイベントです。普段の授業では、あまりお話する時間がない、他部署の先生方や他学科の先生・学生といろいろなことを協力したり、韓国で迎えてくださる韓国事務所の先生方と再会し日本と韓国の様子について情報交換したりをすることができ、とても勉強になります。特に日本からサポートで渡航し通訳ほかたくさんのことをサポートしてくださった韓国留学生のみなさんの活躍は、授業前夜の壮行会での参鶏湯のおいしさと同じくらい!感動しました。

日本電子専門学校と韓国との素敵な関係を実感できた出張となりました。

(コンピュータグラフィックス科 師井聡子)

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