1. コンピュータグラフィックス科
COMPUTER GRAPHICS

CG・映像

未体験の世界を表現する
CGデザイナーになる

コンピュータ
グラフィックス科

専門士称号付与文部科学省 職業実践専門課程 認定学科

1979年、日本初のCG専門教育を始めた本科は、約5,000名の卒業生の多くが、
CGデザイナーとして業界の第一線へ巣立っています。

その活躍の場はゲーム・アニメ・映画・CMなど多方面に及びます。
業界から常に厚い信頼を得ており、業界で活躍する卒業生を通じた太いパイプにより、
学科創設以来優良企業への就職実績を維持しています。

めざす職種

●CGデザイナー ●CGアニメーター ●ゲームCGデザイナー ●リガー ●キャラクターモデラー 

オムニバス・ジャパン/白組/デジタル・フロンティア/TONEPLUS/東映アニメーション/小学館ミュージック&デジタルエンタテイメント/バンダイナムコフィルムワークス/ぴえろ/オー・エル・エム・デジタル/グラフィニカ/サンジゲン/ニューロン・エイジ/神風動画/スクウェア・エニックス/カプコン/レベルファイブ/フロム・ソフトウェア/イマージュ/アークシステムワークス/アティック/アニマ/キャトルコール/GEMBA/CGCGスタジオ/ジェットスタジオ/D・A・G/デジタル・メディア・ラボ/A-1Pictures/ラピス/オレンジ/フレイム/サイバーコネクトツー/ModelingCafe/AnimationCafe/ポリゴン・ピクチュアズ/神央薬品/Glitz Visuals/Neiro/アバン/ボンズ/CygamesPictures/ニンテンドーピクチャーズ 他多数

●Maya ●Substance Painter ●ZBrush ●Mudbox ●Unity ●Unreal Engine

『ゼルダの伝説』『プリキュア』シリーズなど有名作品に卒業生が参加!

卒業生が、映画『プリキュア』シリーズや『GODZILLA』シリーズで監督を務め、『ゼルダの伝説』『モンスターハンター』『ウマ娘』『ファイナルファンタジー』シリーズや『鬼滅の刃』『ポケットモンスター』などの制作に参加しています。

CG・ゲーム・アニメ業界で活躍

1年次はCGの基礎を幅広く学び、2年次は「ゲームCG専攻」「CGアニメ専攻」に分かれます。専門分野について詳しく学び、「CGデザイナー」「CGアニメーター」「ゲームCGデザイナー」「キャラクターモデラー」などを目指します。

業界との接点が多く、産学連携授業などの企業協力が豊富

1979年、日本初のCG制作のスペシャリストを育成する職業教育を開始。これまで約5,000名の卒業生を、ゲーム、アニメ、映画、CMなど多方面に輩出。長年の実績により業界との接点が多く、企業との連携授業を実施する機会が豊富にあります。

「Maya」「Substance Painter」
「ZBrush」などのプロ仕様の機材を自由に使える

プロの環境同様の実習室が放課後も使い放題

映画、CM、ゲーム、アニメなどのCG制作に使用される3DCGソフト「Maya」をはじめ、卒業後の希望職種に合わせ、複雑なモデル制作を実現する「Mudbox」「ZBrush」はもちろん、次世代のペインティングツール「Substance Painter」含めプロ同様の環境は、放課後のオープン実習でも自由に使用することができます。

CGソフトと連携したゲームエンジン

「Maya」と「ZBrush」で制作したモデルデータを3Dプリントできる複数台の3Dプリンタや、話題のVRコンテンツを楽しめるヘッドマウントディスプレイも導入。専任教員の指導の下、自由に使用できるので作品制作やデータ検証もスムーズに行えます。

本校教員が執筆したオリジナルテキストをはじめ
CG業界のあらゆる職種に対応した教材

3DCG制作の基礎となるデッサン リアリティのある表現をするための観察力を養う

デジタル技術の修得はもちろん、3DCG制作には「デッサン」の能力も欠かせません。リアリティを高め、より躍動感のある表現を実現するために、デッサンで観察力を養います。

長年のCG教育経験に基づいたオリジナルテキスト

CG未経験者でもスムーズに学習が進められるよう、CG制作などの実習授業を中心に本校教員が作成したオリジナルテキストを使用。長年のCG教育経験にもとづいたわかりやすい解説で、理解を深めることができます。

豊富な教育ノウハウ・機材で豊かなCG制作スキルを修得

映画、ゲーム等のCG制作で使用される「Maya」。本校ではCG黎明期から導入し、豊富な教育ノウハウがあります。さらに「ZBrush」「Substance Painter」も併用することで、プロレベルのリアルなCG表現ができます。

「職業教育」と「キャリア教育」の バランスのとれた質の高いカリキュラム

「産学共同開発カリキュラム」の開発などによって、常に業界とチューニングできる最新のカリキュラムを更新しています。 また、専門性を効果的に身につけるために、年次を超えて発展科目や関連科目といった相関関係を明確にしたカリキュラム構成になっています。

2024年度 カリキュラム

※2024年度に予定しているカリキュラムです。

科 目 必修/選択 年次 時間数
専門基礎
検定対策Ⅰ 必修 1 30
検定対策Ⅱ 必修 1 30
検定対策Ⅲ 必修 2 30
プリプロダクションⅠ 必修 1 30
プリプロダクションⅡ 必修 2 30
プリプロダクションⅢ 必修 2 30
アニメーション講義Ⅰ 必修 1 30
アニメーション講義Ⅱ 必修 1 30
構造研究 必修 1 30
業界研究Ⅰ 必修 2 30
業界研究Ⅱ 必修 2 30
作品評価Ⅰ 必修 2 30
作品評価Ⅱ 必修 2 30
クリエイターズ法規 必修 2 30
CG技術
プログラミングA 必修 1 30(30)
プログラミングB 必修 1 30(30)
表現技法Ⅰ 必修 1 60(60)
表現技法Ⅱ 必修 1 30(30)
編集技法Ⅰ 必修 1 60(60)
編集技法Ⅱ 必修 1 30(30)
進級制作 必修 1 60
モーションキャプチャ 自由選択 2 30
科 目 必修/選択 年次 時間数
CG・デザイン
モデリングⅠ 必修 1 60(60)
モデリングⅡ 必修 1 30(30)
モーションⅠ 必修 1 30(30)
モーションⅡ 必修 1 30(30)
セットアップⅠ 必修 1 30(30)
セットアップⅡ 必修 1 30(30)
ポートフォリオⅠ 必修 1 30(30)
ポートフォリオⅡ 必修 2 30(30)
デザイン・造形
観察技法Ⅰ 必修 1 60
観察技法Ⅱ 必修 1 60
観察技法Ⅲ 必修 2 60
観察技法Ⅳ 必修 2 60
専攻分野 ゲームCG専攻
3DCG制作実習(G) 選択Ⅰ 2 180(180)
卒業制作(G) 選択Ⅰ 2 180(180)
専攻分野 CGアニメ専攻
3DCG制作実習(A) 選択Ⅱ 2 180(180)
卒業制作(A) 選択Ⅱ 2 180(180)
一般基礎
就職活動リテラシーⅠ 必修 1 30
就職活動リテラシーⅡ 必修 2 30
マーケティング 必修 2 30
ビジネススキル 必修 2 30
ホームルーム
ホームルーム 必修 1・2 120

※カリキュラム表の内容は一部変更になる場合があります。専攻分野は、ゲームCG専攻又はCGアニメ専攻のいずれかを選択します。
※授業時間数のうち、( )内は実習時間です。

時間割

コンピュータグラフィックス科の
時間割例

  •  
  • MON
  • TUE
  • WED
  • THU
  • FRI
1限目9:20~10:50 モデリングⅠ
(実習)
観察技法Ⅰ 表現技法Ⅰ
(実習)
モーションⅠ
(実習)
編集技法Ⅰ
(実習)
2限目11:00~12:30 モデリングⅠ
(実習)
観察技法Ⅰ 表現技法Ⅰ
(実習)
セットアップⅠ
(実習)
編集技法Ⅰ
(実習)
3限目13:30~15:00 構造研究 プリプロダクションⅠ 就職活動リテラシーⅠ 検定対策Ⅰ アニメーション講義Ⅰ
4限目15:10~16:40 ホームルーム エクステンション※ エクステンション※
  1限目9:20~10:50
MON モデリングⅠ
(実習)
TUE 観察技法Ⅰ
WED 表現技法Ⅰ
(実習)
THU モーションⅠ
(実習)
FRI 編集技法Ⅰ
(実習)
FRI
  2限目11:00~12:30
MON モデリングⅠ
(実習)
TUE 観察技法Ⅰ
WED 表現技法Ⅰ
(実習)
THU セットアップⅠ
(実習)
FRI 編集技法Ⅰ
(実習)
FRI
  3限目13:30~15:00
MON 構造研究
TUE プリプロダクションⅠ
WED 就職活動リテラシーⅠ
THU 検定対策Ⅰ
FRI アニメーション講義Ⅰ
FRI
  4限目15:10~16:40
MON
TUE
WED ホームルーム
THU エクステンション※
FRI エクステンション※
FRI

※この時間割は、変更になる場合があります。
※エクステンション(共通選択科目)は、月曜日から金曜日の4限目に実施。時間割や自分の希望に合わせて選択することができます。

岡野 正信 先生

映画、ゲーム、アニメをはじめ、幅広い業界で活躍できるCGクリエイターを育成するため、基礎から応用、さらに実践まで総合的に学習します。1年次はCGツールの使い方、CG制作に必要な考え方や技法のほか、より効率的なCG制作を実現するプログラミングや粘土による立体造形、デザイン画や絵コンテの描き方なども基礎から学びます。2年次は、得意分野や目標の業界に応じた専攻分野で学習内容を絞り、さらなるスキルアップを図ります。興味をもって努力をすれば、CG未経験でも大丈夫! 一緒にプロをめざしましょう。

INTERVIEW

高い基準で納得できる作品を 生み出し続けたい!

PROFILE
池田 真土惟さん
千葉黎明高校出身

Q今後、入学を考えている人へ

先生方は現場経験豊富なのでプロフェッショナルの視点からフィードバックをくださいます。僕にとって一番有意義だったコメントは「自己満足ではなく“他人に見せる”作品を作ること」。これは一貫して在学時の課題でした。課題と向き合い続けた結果、自分も成長できましたし、無事展示会でのスカウトで絵の技術と伸びしろを買ってもらえ、内定もいただきました。

CG・映像について具体的には何を学ぶの?
CG・映像について具体的には何を学ぶの?
CG・映像に関する学習事項は多岐に渡ります。最初は3DCG制作ツール「Maya」の基本操作や2Dグラフィックスツール「Photoshop」「Illustrator」の使用方法などを学び、デッサン・造形・CGプログラミングの基礎についても併せて学習します。その後高度なCGソフトを駆使した映像制作を実践的に学び、最先端のデジタル映像表現や業界の第一線で活躍するためのスキルを習得します。3DCG制作ツール「3dsMax」やCG用立体造形ツール「ZBrush」の使用法、VFX(特殊視覚効果:3DCGを使って特殊な映像を制作し実写映像と合成する視覚効果)、モーションキャプチャ(人体に反射マーカーを設置し動きをリアルタイムでコンピュータに取り込むシステム)など高度な技術を学習し、CG映像の表現スキルを身につけます。卒業制作を行って作品を外部に公開する学校も多いです。
CG・映像を学ぶとどんな資格が取得できるの?
CG・映像を学ぶとどんな資格が取得できるの?
CG・映像を学ぶことで取得できる資格としては、情報関係の資格とデザイン関係の資格があります。前者の代表例としては、最も代表的な情報系の国家資格である「基本情報技術者」を取得することが可能です。高度IT人材の確保が急務となっている現在、こうした情報系の国家資格を取得しておくことは就職の際にも有利になります。また、民間資格ではありますが「CGクリエイター検定」「CGエンジニア検定」「マルチメディア検定」(いずれもCG-ARTS協会による検定)などを取得することができます。後者の代表例としては、「色彩検定」「カラーコーディネーター検定」などの民間資格を取得することができます。
CG関係の仕事の収入は?
CG関係の仕事の収入は?
一般企業にクリエイターやデザイナーとして就職した場合は、勤務先の企業や地域によって異なるものの300〜500万が平均的な年収となります。需要が増えている職業であるため技術や経験によっては好待遇で採用されることもあります。収入もピンからキリまでかなりの幅があります(トップレベルのCGデザイナーは年収1000万円以上稼ぐようです)。どれだけ高度なスキルを身に付けられるかがカギとなるのです。
コンピュータグラフィックス科と、CG映像制作科の違いって?
コンピュータグラフィックス科と、CG映像制作科の違いって?
「CG」を中心に学ぶか、「CG+VFX」を学ぶかが大きなポイントです。コンピュータグラフィックス科では、ハリウッドをはじめ、世界中のCGプロダクションで使われているオートデスク社製3DCG制作ソフト「Maya」をメインに、造形やデッサンなど、3DCG制作に必要な、技術と知識を専門的に学びます。卒業後は、映画に使われるCGや、テレビCM、ゲームソフトのオープニングムービーなどを制作するCGプロダクションや、ゲーム制作会社など、CGが利用されている様々な業界で活躍するCGクリエイターをめざします。

CG映像制作科では、最新の映像表現に必要なCG制作技術をはじめ、最先端のビジュアル表現に欠かすことのできないVFX(視覚効果)を切り口に、デジタル映像技術について学びます。卒業後は、映画やTVなどの映像業界で活躍するクリエイターをめざします。
大学卒業後の入学でも年齢的にCG業界への就職は可能?
大学卒業後の入学でも年齢的にCG業界への就職は可能?
高度なスキルと熱意があれば、企業としては大歓迎。CG・映像業界やゲーム業界では、制作に関するスキルはもちろん、クリエイターの人物評価も重視しているため、26歳~28歳位までであれば、年齢を問題にする企業はほとんどありません。反対に、年齢に応じた社会性があり、高いスキルと熱意を持つ人材であれば、企業としては大歓迎です。大学・短大を卒業(自主退学)、または、社会人経験者の多くはCG・映像制作の未経験者ですが、年齢の面からか非常に目的意識が高く、一所懸命に取り組まれる分、伸びる方が多いです。ただし、27歳位からはややハードルが高くなり、30歳を超えると即戦力となる高度なスキルや社会経験が必要になります。
テクニカルCGクリエイター(テクニカルディレクター)とは?
テクニカルCGクリエイター(テクニカルディレクター)とは?
テクニカルCGクリエイターとは、CG(コンピュータグラフィックス)映像などのアート領域と、それを表現するためのエンジニアリング技術を結ぶ、特殊な役割をもつ人です。CG制作の現場で生み出される作品は、デザイナーが考える映像表現と、デザイナーが使うアプリケーションソフトやプラグイン(アプリケーションの機能を拡張するソフトウェア)などによって支えられています。テクニカルCGクリエイターは、CGデザイナーとCGプログラマよりもさらに高度な技術力と知識をもち、両方の力を引き出すディレクター的な役割をもつクリエイターです。世界のCG業界で不足している人材なので、やりがいのある職種です。
CG・映像業界では、どんな企業に就職していますか?
CG・映像業界では、どんな企業に就職していますか?
CG・映像業界においては、国内はもちろん海外でも活躍している卒業生がいらっしゃいます。
白組、オムニバス・ジャパン、東映アニメーション、MARK、jitto、Spade&Co、テレビ朝日クリエイト、カプコン、スクウェア・エニックスなど著名企業から少数精鋭のプロフェッショナル集団企業などに卒業生がクリエイターとして就職しています。

各学科ごとの内定企業先は、学科の詳細ページ内に掲載されています。
ご興味のある学科の詳細ページをご確認ください。

・コンピュータグラフィックス科(https://www.jec.ac.jp/course/cg/ad/)
・CG映像制作科(https://www.jec.ac.jp/course/cg/av/)
・コンピュータグラフィックス研究科(https://www.jec.ac.jp/course/cg/au/)

また、全学科の内定実績については、「主な就職先」ページ(https://www.jec.ac.jp/employment/job/)に掲載されています。ぜひご覧ください。
CGオペレーターとは?
CGオペレーターとは?
CGオペレーターとは、CG(コンピュータグラフィックス)制作ソフトを利用してCG制作を行う人です。CGデザイナーが起こしたイメージボード、絵コンテなどを基に、キャラクターの動きや表情を描いたり、キャラクターのパターン作成をすることもあります。
CGスーパーバイザーとは?
CGスーパーバイザーとは?
CGスーパーバイザーとは、プロデューサーやディレクター、スタッフに対して、様々なアドバイスをする人です。限られた予算とスケジュールの中で、クオリティを落とさずに制作するためには、専門的な知識や技術、制作ノウハウが必要です。そのため、経験豊富なCG(コンピュータグラフィックス)クリエイターが、スーパーバイザーとしてプロジェクトに参加し、プロデューサーやディレクターたちと作品のテイストなどを共有し、実現するための方法や手順を考え、アーティストに伝える監督としての役割もあります。
CGデザイナーとは?
CGデザイナーとは?
CGデザイナーとは、パソコン上で専用のアプリケーションソフトを使用し、CG(コンピュータグラフィックス)を実際に作り出していく人です。映画、映像、ゲーム、テレビ、CM、ウェブサイト、広告などの幅広い業界で活躍できる職種です。パソコンやソフトの操作スキルはもちろん、CGを作る上での基本的なデザインやデッサンの知識は必須です。また、クライアントの要望にもとづき、作品イメージを作ることもあるため、各業種・分野の基本的な知識も持ち、個性、発想力、色彩感覚、表現力を活かすことが必要です。
VFXクリエイター(コンポジッター)とは?
VFXクリエイター(コンポジッター)とは?
VFX※クリエイター(コンポジッター)とは、CGはもちろん実写とCGの“合成”をメインに制作を行う人です。CG(コンピュータグラフィックス)制作の技術やソフトの操作スキルはもちろん、実写とCGを合成したときに、違和感を感じないようなテクニックが必要となります。その表現方法は発想力や技術の応用により生み出されるため、クリエイターのセンスが色濃く出てきます。日頃から多くの映像作品を観て、表現方法やセンスを磨き、発想力を高めておくことが必要です。※VFX(Visual Effects/ビジュアルエフェクト)=「特殊視覚効果」・・・撮影が不可能な爆発シーンや、現実に存在しない生命体や建築物などをCGで作成し、実写映像と合成すること。
クリエイティブディレクターとは?
クリエイティブディレクターとは?
クリエイティブディレクターとは、プロジェクトの企画から制作過程の指揮を執る責任者です。デザインの方向性を決定し、多くのデザイナーを取りまとめていきます。クライアントの要望をふまえながら、デザイナーの意見も取り入れ、よい作品を作るという強い意識が必要です。豊富な知識と経験はもちろんですが、プレゼンテーションなど人を説得できる技術も重要となります。
リギングアーティスト(リガー)とは?
リギングアーティスト(リガー)とは?
リギングアーティストとはアニメーションをつけるための設定(セットアップ)を行う人です。CG(コンピュータグラフィックス)で制作したキャラクターにアニメーションをつける仕事なので、人間や動物の解剖学的造詣、メカや機械構造の知識などが求められます。CGアニメーターがコントローラーを使って直接動かす場合もあります。
マットぺインターとは?
マットぺインターとは?
マットぺインターとは、映画の背景をCG(コンピュータグラフィックス)で仕上げ、奥行きのある映像に見せる人です。映画制作の現場では昔からある職種で、近年はCGを使って表現されるようになりました。3DCGのモデルを使い、カメラの視点まで考えて表現することで、背景に奥行きや立体感を生み出します。
3DCGデザイナーとは?
3DCGデザイナーとは?
3DCGデザイナーとは2DCGデザイナーの作成したデザインを基に、実際にキャラクターなどを3DCG化する人です。2DCGデザイナーが描いたデザインなどを立体化するため、空間に対する認識力、想像力が必要です。色や質感を出すためのテクスチャを描く作業も行うため、その技術やデザインセンスも要求されます。モデラーとも呼ばれています。
2DCGデザイナー(2Dグラフィッカー)とは?
2DCGデザイナー(2Dグラフィッカー)とは?
2DCGデザイナーとはプロジェクトの企画書にもとづき、そのゲームや映像作品の世界観、キャラクター、背景などを線画やカラーでビジュアル化する人です。その作品のビジュアルイメージを決める重要な職種です。ゲームや映像だけでなく、一般の人の目につくパッケージや広告などにも使用されるため、斬新かつ魅力的なデザインが求められます。
CG・映像について学ぶ意味とは?
CG・映像について学ぶ意味とは?
CG映像制作の分野に進んで仕事を続けていくためには「独自の発想力や表現力」が必要だと一般的に言われています。確かに、優れた映像・デザインを生み出せるかどうかは個々人の才能や偶然性にある程度左右されます。しかし、いくら発想力が豊かでもその発想を作品という形にすることができなければ意味がありません。独自の発想を作品として具現化するためにも、最先端の映像技術を使いこなせることが求められます。CG・映像について学ぶことの意味は、高度な映像技術の理解・習得にあると言っても過言ではないでしょう。

あなたも最先端の映像技術を学んで、次世代のCG制作を担ってみませんか。
CG・映像の学びを活かした仕事って?
CG・映像の学びを活かした仕事って?
CG・映像の学びを活かした仕事は多岐に渡り、卒業後はCGクリエイターやCGデザイナー(2D・3D)、CGプログラマ、VFXクリエイター、デジタル映像クリエイター、イラストレーターなど、様々な形で映像制作に携わることができます。CGは幅広い分野で利用されており、アニメやテレビ、映画・映像系の制作会社など多くの企業が採用募集をしています。さらに今後も様々な分野へ進出していくことが予想され、需要は増加し続ける傾向が強いと言えます。CG技術の進歩によりCGクリエイターやCGデザイナーにはより重要な役割が求められるようになってきており、仕事量も増加傾向にあります。興味を持った人は、CGクリエイターやCGデザイナーなどの職業についてさらに詳しく調べてみてください。
CG・映像を学ぶとは?
CG・映像を学ぶとは?
あなたは普段の生活の中でどの程度映像に接しているでしょうか。自分の日常生活をイメージしてください。テレビ番組をよく見る人、アニメが大好きな人、頻繁に映画を見に行く人、YouTubeなどの動画サイトを愛用している人、など映像との関わり方は人それぞれだと思います。近年は映像技術も進歩しており、映画館で3D映画を見たり3D機能搭載のゲームで遊んだりする中で「よく分からないけど3D技術ってすごいな」という感想を持った人もいるかもしれません。「テレビや映画はほとんど見ないかな…」という人も、CMや電車内ビジョン広告、スクリーン広告など無意識のうちに映像に接していることに気付くでしょう。

このように日常に溢れている映像ですが、「一体どのように作られているだろう?」「どんな高度な技術が使われているのだろう?」と思ったことはありませんか。CG(コンピューターグラフィック)という言葉は聞いたことがあると思いますが、「最新のCG技術とはどのようなものであり、どのように映像作成に活用されているのか」と言われると、あまりピンとこない人が多いのではないでしょうか。実習を通じてこうした技術を具体的に学んでいくのがCG・映像の学科です。
CG技術について詳しくなくても大丈夫?
CG技術について詳しくなくても大丈夫?
上記の学習事項を見て、「面白そう」と思った人もいれば「イメージと違って結構難しそう」と感じた人もいるでしょう。ですが、「CG技術について全然知らないし、授業についていけないかも…」と心配する必要はありません。CG・映像業界の第一線で活躍しているプロの先生が直接指導してくれる学校が多いので、こうしたスキルは入学後に段階を追って身に付けていくことができます。求められるのは、CG・映像について幅広く学んでスキルを習得しようとする姿勢です。CG・映像は技術的な進歩のスピードが非常に速い分野なので、貪欲にスキルの習得に取り組んでいく向上心と熱意が求められると言えます。CGスキルに加えてデッサンや造形・色彩などのデザイン能力を総合的に身に付けることで、就職の際に強みをアピールすることができます。
コンピュータグラフィックス科と、コンピュータグラフィックス研究科の違いって?
コンピュータグラフィックス科と、コンピュータグラフィックス研究科の違いって?
「CGクリエイター」をめざすか、「CGエンジニア」をめざすか。2年制学科のコンピュータグラフィックス科では、卒業後の仕事としてCGクリエイターをめざしますが、3年制のコンピュータグラフィックス研究科では、CGクリエイターだけでなく、CGエンジニアもめざすことができます。CGエンジニアは、新しいCG表現を可能にするCGツールやシステム開発をはじめ、コンピュータゲームなどで使われる群集シミュレーション、リアルタイムCGなど、最先端のCG映像制作に欠かせません。また、コンピュータグラフィックス研究科では希望者を対象に海外研修を実施。世界有数のCGスタジオ見学や、現地でCGクリエイターやCGエンジニアとして活躍する、本校卒業生とのワークショップなどを通して、世界最高峰のCG技術を体感できる機会が数多くあります。
テクスチャデザイナーとは?
テクスチャデザイナーとは?
テクスチャデザイナーとは、専用ソフトで作られたばかりの何も色がついていないCGに、質感や色などをつけていく仕事をする人です。テクスチャと呼ばれる質感などを描いた絵を、モデラーが作成したCGにつけていきます。そのため、協調性や世界観を統一するための配慮なども必要です。また、黙々と作業することが多いため集中力や忍耐力が必要です。
ディレクターとは?
ディレクターとは?
ディレクターとは、さまざまな現場で専門技術に関する部門についての責任者です。さまざまな業界・業種があるため、具体的な職務内容は異なりますが、その分野に関する専門知識をもち、適切な判断のもと、デザイナーやプログラマーなど現場のクリエイターたちに指示を出します。作品を制作するスケジュールの管理なども行います。
CGエンジニア(CGプログラマ)とは?
CGエンジニア(CGプログラマ)とは?
CGプログラマとは、CG(コンピュータグラフィックス)制作に必要なアプリケーションソフトやツールを開発する人です。CG制作や映像表現のためのソフトウェアそのものの開発や、プラグインと呼ばれる機能拡張ツールなどのプログラムを作り、CG映像をより豊かにする表現ができるようにする職種です。そのため、CGを使った映像表現をどのように見せたいのか、しっかり理解しておく必要があります。
CGコンセプトアーティストとは?
CGコンセプトアーティストとは?
CG(コンピュータグラフィックス)コンセプトアーティストとは、作品の世界観をカタチにするために考え、イメージを描いていく仕事です。映画、ゲーム、アニメなどの作品を作る際に必要となる作品の世界観やキャラクター、プロップ(小道具)などのイメージを、監督やディレクターの目指す方向性を表現するためにイラストやCGで描き表現します。コンセプトアーティストが手がけたグラフィックをもとに、現場のデザイナーたちが本編のデザインを造形していきます。
CGテクニカルディレクターとは?
CGテクニカルディレクターとは?
CGテクニカルディレクターとは、CG(コンピュータグラフィックス)制作における技術部門の責任者です。物語(シナリオ)を読み、CG制作時に使われるであろうデジタル技術を想定し、作品ごとにワークフロー(制作工程)を組み立て、一貫した工程管理を行ないます。クリエイティブディレクターのような全体的なディレクションは行いませんが、テクニカルな部分において制作チームの指揮をとるため、CG制作技術に関しての深い知識が必要です。
CGプロダクションマネージャーとは?
CGプロダクションマネージャーとは?
CGプロダクションマネージャー(通称プロマネ・PM)とは、プロジェクトの進行管理を中心に、様々な業務をこなし、CG制作の全体を統括する人です。企画から制作まで、プロジェクトの全体を通じて制作現場を統括する人です。企業によっては、納品まで担当することもあります。細かい要望やさまざまなトラブルを処理していくため、その業務は多岐にわたります。人と関わることが多い職種でもあり、コミュニケーション能力があるプロダクションマネージャーの需要が高まっています。
エフェクトデザイナーとは?
エフェクトデザイナーとは?
エフェクトデザイナーとは、爆発の炎や火花、煙などのエフェクト(特殊効果)を映像に反映させる人です。さまざまなシーンで使用されるエフェクトは映像の魅力を最大限に発揮できるエフェクトをかけるため、映像のセンスが必要となります。
モデラーとは?
モデラーとは?
モデラーとは、デザイナーなどが描いたキャラクターや物を、実際にCG(コンピュータグラフィックス)化していく人です。専用のソフトを使用し、立体感のある3Dにしていく仕事を行います。通常の絵画とは違い、立体的なモデルを作成しなくてはならないため、空間に対する認識力、想像力や高度なデッサン力が必要です。3DCGデザイナーともよばれています
アートディレクターとは?
アートディレクターとは?
アートディレクターとは、コンセプトにもとづき、デザイナーやカメラマンなどに指示をだし、ビジュアルイメージを作る責任者です。略してADとも呼ばれています。広告や商品のコンセプトをもとに、打ち出すイメージを提案し、そのアイデアをデザイナーやカメラマンに伝え、ビジュアルイメージを作っていきます。雑誌や広告などの印刷物に関する広告業界と、映像業界のどちらにも職種があり、いずれも豊富な経験が必要です。
モーションデザイナーとは?
モーションデザイナーとは?
モーションデザイナーとは、ゲームやCG(コンピュータグラフィックス)のキャラクターに「動き」をつける仕事をする人です。キャラクターデザイナーなどが描いたキャラクターに、専用のソフトを使用して“モーション(動作・動き)”をつける仕事をします。人や動物などの生物はもちろん、さまざまな物の動きを熟知する必要があります。
CGクリエイターとは?
CGクリエイターとは?
CGクリエイターとは、CG(コンピュータグラフィックス)制作の一連の作業を担当する人です。または、CG制作に携わるすべての職種の総称でもあります。CG自体の制作はもちろん、撮影後のVFXの作業など、CG制作を行う上での一連の作業を担当します。ワークフロー(制作工程)を熟知し、限られた期間の中でクオリティの高いCGを作成するための高度な技術と能力が必要となります。

2年制コンピュータグラフィックス科CGアニメ専攻/ゲームCG専攻
2年制CG映像制作科
3年制コンピュータ
グラフィックス研究科